ゲームの名シーンを保存したい時、あなたのコメントも一緒に残せたら最高ですよね。
GeForce Experience(または新しいNVIDIA App)のインスタントリプレイ機能を使えば、ゲーム画面と一緒に自分の声も簡単に録音できます。でも初めて使う時は、「マイクの設定ってどこ?」「声が入らないんだけど…」と迷ってしまうことも。
この記事では、GeForceのクリップ機能で自分の声をしっかり録音する方法を、基本設定からトラブル解決まで丁寧に解説していきます。
GeForceのクリップ機能とは?

GeForceのクリップ機能は、「インスタントリプレイ」とも呼ばれています。
この機能は、あなたがゲームをプレイしている間、常に直前の数分間を自動で記録し続けてくれるんです。すごいプレイができた時に、専用のキー(デフォルトでは「Alt + F10」)を押すだけで、その瞬間を動画として保存できます。
主な特徴
- プレイ中は常にバックグラウンドで録画
- ゲーム音と自分の声を同時に録音可能
- ショートカットキー一つで簡単保存
- NVIDIA製グラフィックボード搭載PCなら無料で使える
わざわざ録画開始ボタンを押さなくても、あとから「今のシーン保存したい!」と思った時に残せるのが最大の魅力です。
基本設定:マイクをオンにする手順
それでは、実際にマイク音声を録音するための設定方法を見ていきましょう。
オーバーレイを開く
ゲーム中に「Alt + Z」キーを同時に押してください。画面にGeForce Experienceのオーバーレイメニューが表示されます。
マイクアイコンを探す
オーバーレイの右側に、マイクのアイコンが表示されているはずです。このアイコンをクリックすると、3つのオプションが出てきます。
録音モードを選ぶ
- オン:常にマイク音声を録音します
- オフ:マイク音声を録音しません(ゲーム音のみ)
- プッシュ・ツー・トーク:特定のキーを押している間だけマイクがオンになります
自分の声を入れたい場合は「オン」を選択しましょう。実況プレイ向けの動画を作りたいなら「オン」、キルクリップなど声なしで残したいなら「オフ」が便利です。
プッシュ・ツー・トークは、「ここだけコメントしたい」という時に便利な機能です。キーを押した時だけマイクが有効になるので、余計な生活音が入りません。
詳細設定でマイクをカスタマイズ
より細かくマイク設定を調整したい場合は、設定画面を開きましょう。
設定画面を開く
マイクアイコンをクリックした後、ドロップダウンメニューの中にある「設定」を選択します。
マイクソースを選択
「マイク」の項目から、使用するマイクデバイスを選んでください。
複数のマイクがPCに接続されている場合は、ここで正しいデバイスを選ぶことが重要です。ヘッドセットのマイク、スタンドマイク、ウェブカメラ内蔵マイクなど、実際に使いたいものを選択しましょう。
音量を調整
「マイク」のボリュームスライダーで、自分の声の音量を調整できます。
ゲーム音とのバランスを考えて設定しましょう。マイクの音量が小さすぎると声が聞こえにくく、大きすぎるとゲーム音が聞こえなくなります。実際に短いクリップを保存して確認するのがおすすめです。
システム音声の音量
「システム音声」のスライダーでは、ゲーム音やPC音の録音音量を調整します。
両方のバランスを取ることで、聞きやすい動画を作れます。
設定を保存
調整が終わったら、必ず「保存」ボタンをクリックしてください。保存しないと設定が反映されません。
オーディオトラックを分離する設定
GeForce Experienceには、ゲーム音と自分の声を別々のトラックとして録音する機能もあります。
分離するメリット
動画編集ソフトで後から調整しやすくなるのが最大のメリットです。
例えば、「ゲーム音はそのままで自分の声だけ大きくしたい」「この部分だけ自分の声を削除したい」といった編集が簡単にできます。YouTubeなどに投稿する動画を作る予定なら、この設定がおすすめです。
設定方法
マイクアイコンの「設定」から、「両方のトラックを分離する」にチェックを入れます。
この設定をオンにすると、録画ファイルにはゲーム音と自分の声が別々のオーディオトラックとして記録されます。動画編集ソフトで開いた時に、それぞれを個別に調整できるようになります。
NVIDIA Broadcastでノイズを除去
マイクで録音する時、キーボードのタイピング音やマウスのクリック音が気になりませんか?
NVIDIA Broadcastという機能を使えば、こうした環境音やノイズを自動で除去してくれます。
NVIDIA Broadcastとは
AI技術を使って、あなたの声以外の音をリアルタイムで消してくれる機能です。
キーボード音、マウスクリック音、PC冷却ファンの音、エアコンの音など、ゲーム実況の邪魔になる音を効果的に取り除いてくれます。
使い方
GeForce Experienceのマイク設定で、マイクソースを「マイク(NVIDIA Broadcast)」に変更するだけです。
これで自動的にノイズ除去が適用されます。ただし、この機能を使うにはNVIDIA Broadcastアプリのインストールが必要です。
NVIDIA Broadcastは、NVIDIA公式サイトから無料でダウンロードできます。RTX20シリーズ以降のグラフィックボードがあれば利用可能です。
インスタントリプレイでクリップを保存する
マイクの設定ができたら、実際にクリップを保存してみましょう。
インスタントリプレイを有効にする
「Alt + Z」でオーバーレイを開き、「インスタントリプレイ」のボタンがオンになっていることを確認します。
オフになっている場合は、ボタンをクリックしてオンにしてください。
クリップを保存
ゲーム中に保存したいシーンがあったら、「Alt + F10」キーを同時に押します。
これだけで、直前の決められた時間(デフォルトは5分間)の映像が自動的に保存されます。画面に「保存しました」という通知が表示されれば成功です。
録画時間の変更
インスタントリプレイで保存される時間は、設定から変更できます。
「Alt + Z」→「設定」→「録画」から、「インスタントリプレイ」の項目で時間を調整しましょう。最大20分まで設定可能です。ただし、時間を長くするとストレージの使用量も増えます。
保存したクリップの確認方法
録画したクリップはどこに保存されているのでしょうか?
ギャラリーから確認
「Alt + Z」でオーバーレイを開き、「ギャラリー」をクリックします。
ここに保存されたすべてのクリップが表示されます。サムネイルをクリックすれば、その場で再生して内容を確認できます。
ファイルの保存場所
デフォルトでは、以下の場所に保存されています。
C:\Users\(ユーザー名)\Videos\(ゲーム名)
保存先を変更したい場合は、「設定」→「録画」から「一時ファイル」の項目で変更できます。SSDの容量が少ない場合は、別のドライブに変更するのもおすすめです。
よくあるトラブルと解決方法
マイクの音が入らない、設定がうまくいかないといった問題の解決方法をまとめました。
マイクの音が録音されない
マイクソースを確認
GeForce Experienceのマイク設定で、正しいマイクデバイスが選択されているか確認しましょう。
Windows側でマイクとして認識されているデバイスと、GeForce Experience側の設定が一致している必要があります。
マイクの音量をチェック
マイクのボリュームが0%になっていないか確認してください。
スライダーをドラッグして、50%〜100%の範囲に設定しましょう。
Windowsのマイク設定を確認
Windowsの「設定」→「システム」→「サウンド」から、マイクの入力レベルを確認します。
マイクがミュートになっていないか、音量が適切か確認しましょう。マイクのテスト機能を使って、実際に音を拾えているかチェックできます。
音が小さすぎる・大きすぎる
音量バランスを調整
マイクとシステム音声のボリュームスライダーを調整して、バランスを取りましょう。
一般的には、マイク60〜80%、システム音声80〜100%くらいが聞きやすいバランスです。ただし使用するマイクやゲームによって最適な設定は変わります。
Windowsのマイクレベルを変更
Windowsのサウンド設定から、マイクのプロパティを開き、「レベル」タブでマイクブーストを調整できます。
マイクの入力が弱い場合は、ここで音量を上げられます。
雑音やノイズが入る
NVIDIA Broadcastを使う
前述したNVIDIA Broadcastを有効にすると、多くのノイズ問題が解決します。
AIが自動的にノイズを除去してくれるので、クリアな音声で録音できます。
マイクの位置を調整
マイクがキーボードやマウスに近すぎると、操作音を拾いやすくなります。
可能であれば、マイクスタンドを使ってマイクの位置を調整しましょう。口元から10〜20cm程度の距離が理想的です。
マイクの品質を見直す
安価なマイクだと、どうしてもノイズが入りやすくなります。
本格的にゲーム実況をしたい場合は、ゲーミングヘッドセットや専用のマイクへの投資も検討しましょう。
録画ファイルにゲーム音しか入っていない
マイクがオフになっていないか確認
「Alt + Z」でオーバーレイを開き、マイクアイコンが「オン」になっているか確認します。
「オフ」や「プッシュ・ツー・トーク」になっている場合は、クリップにマイク音声が入りません。
GeForce Experienceを再起動
設定を変更した後、GeForce Experienceを一度終了して再起動すると解決することがあります。
タスクトレイのアイコンを右クリックして「終了」を選び、再度起動してみましょう。
GeForce Experienceを再インストール
上記の方法で解決しない場合、アプリを再インストールすると改善することがあります。
アンインストール後、NVIDIA公式サイトから最新版をダウンロードしてインストールしてください。
まとめ:クリップと一緒に声も残そう
GeForce Experienceのクリップ機能で自分の声を録音する方法を解説してきました。
基本的な手順は、「Alt + Z」でオーバーレイを開き、マイクアイコンを「オン」にするだけ。あとは「Alt + F10」を押せば、ゲーム音と自分の声が一緒に保存されます。
より高品質な録音をしたいなら、マイクソースの選択、音量バランスの調整、NVIDIA Broadcastによるノイズ除去も試してみてください。オーディオトラックの分離設定を使えば、後から編集もしやすくなります。
最初は設定に戸惑うかもしれませんが、一度セットアップすれば、あとは何も考えずにクリップを保存できます。あなたのベストプレイと一緒に、そのときの感動や驚きの声も記録して、思い出として残しましょう。

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