GeForceの最適化機能を使いこなす!ゲーム設定を自動調整する方法と注意点

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PCゲームの設定画面を開いて、「グラフィック設定って、どれをどう変えればいいの?」と困った経験はありませんか?

解像度、テクスチャ品質、影の設定、アンチエイリアシング…専門用語ばかりで、初心者には何がなんだか分かりませんよね。GeForce Experience(または新しいNVIDIA App)の「最適化」機能を使えば、こうした面倒な設定を自動でやってくれます。

この記事では、GeForceの最適化機能の使い方から、いつ使うべきか、注意点まで詳しく解説していきます。

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GeForceの最適化機能とは?

GeForce Experienceの最適化機能は、あなたのPCスペックに合わせて、自動的にゲームのグラフィック設定を調整してくれる便利な機能です。

NVIDIAが世界中で実施している何千ものテストデータと、クラウド上のデータベースを活用して、あなたのPC構成に最も適した設定を提案してくれます。

主な特徴

  • ワンクリックで設定完了
  • PC構成を自動分析して最適な設定を提案
  • 画質とフレームレートのバランスを自動調整
  • 対応ゲームは400タイトル以上

NVIDIAの調査によると、PCゲーマーの約82%は、ゲーム側のグラフィック設定を変更せずにそのままプレイしているそうです。この機能は、そんな「設定が分からない」という多くの人のために作られました。

最適化機能の基本的な使い方

それでは、実際に最適化機能を使ってみましょう。手順はとても簡単です。

GeForce Experienceを起動

タスクトレイにあるGeForce Experienceのアイコンをクリックするか、スタートメニューから起動します。

新しいNVIDIA Appを使っている場合も、基本的な操作は同じです。

ゲームタブを開く

上部のメニューから「ゲーム」タブをクリックしてください。

PCにインストールされているゲームのうち、GeForce Experienceが対応しているタイトルが一覧で表示されます。対応していないゲームは表示されません。

最適化したいゲームを選ぶ

ゲームのサムネイルをクリックすると、詳細画面が開きます。

ここには、現在の設定と推奨される最適な設定が並んで表示されています。黄緑色で表示されている項目が、最適化ボタンを押すと変更される設定です。

最適化ボタンをクリック

画面右上にある「最適化」ボタンをクリックするだけです。

たったこれだけで、ゲームのグラフィック設定が自動的に調整されます。初めて使う場合は、ゲームを一度起動してから最適化する必要がある場合もあります。

設定の適用後、すぐにゲームを起動して確認できます。「起動」ボタンも用意されているので、設定の効果をすぐに試せます。

カスタム設定で微調整する

「最適化」機能は便利ですが、自分の好みに合わせて調整したい時もありますよね。

カスタム設定を使えば、パフォーマンスと画質のバランスを自分で調整できます。

設定アイコンをクリック

ゲームの詳細画面で、「最適化」ボタンの横にある歯車アイコンをクリックします。

カスタム設定画面が開きます。

スライダーで調整

画面には「パフォーマンス」と「品質」の間にスライダーが表示されています。

スライダーを左に動かすと、フレームレート(FPS)を優先した設定になります。画質は少し下がりますが、ゲームがより滑らかに動くようになります。

逆に右に動かすと、画質を優先した設定になります。美しいグラフィックを楽しめますが、フレームレートが下がる可能性があります。

真ん中が「最適」で、バランスの取れた設定です。

解像度の設定

解像度とディスプレイモード(フルスクリーン、ウィンドウなど)も変更できます。

モニターの解像度に合わせて設定しましょう。4Kモニターなら3840×2160、一般的なフルHDモニターなら1920×1080が基本です。

適用する

調整が終わったら「適用」ボタンをクリックして設定を保存します。

変更した設定は即座にゲームに反映されます。

最適化のターゲットフレームレート

GeForce Experienceの最適化は、デフォルトで平均40FPS以上を目標に設定されます。

これは、ゲームの最も負荷が高い場面でも快適にプレイできるように考えられた数値です。

フレームレートの目安

30FPS以下だと、多くの人がカクつきを感じます。

40〜60FPSなら、ほとんどのゲームで快適にプレイできるレベルです。

60FPS以上あれば、非常に滑らかな動きを体験できます。特にアクションゲームやレースゲームでは高フレームレートが重要です。

ゲームのジャンルによって、最適なフレームレートは異なります。RPGやアドベンチャーゲームなら30〜40FPSでも十分ですが、FPSゲームや格闘ゲームでは60FPS以上が求められます。

最適化機能を使わない方が良いケース

便利な最適化機能ですが、すべての状況で使うべきとは限りません。

以下のようなケースでは、手動で設定した方が良い結果が得られることがあります。

競技性の高いゲーム

ApexレジェンズやVALORANT、フォートナイトなどのeスポーツタイトルでは要注意です。

これらのゲームでは、画質よりもフレームレートと入力遅延の最小化が最優先されます。競技プレイヤーは、意図的に設定を「低」まで下げて、フレームレートを極限まで高めています。

最適化機能を使うと、設定が「高」や「最高」に引き上げられてしまい、フレームレートが下がる可能性があります。勝敗に直結するので、手動で低設定にするのがおすすめです。

ハイエンドPC使用者

RTX 4080やRTX 4090のような最新のハイエンドGPUを使っている場合、最適化の設定が保守的すぎることがあります。

あなたのPCならもっと高い設定でも十分動くのに、控えめな設定を提案されることも。この場合は、スライダーを「品質」側に動かすか、手動でさらに設定を上げてみましょう。

特定の設定をカスタマイズしたい場合

視野角(FOV)、モーションブラー、フィルムグレインなど、プレイしやすさに関わる設定を自分で調整している場合も注意が必要です。

最適化を実行すると、こうした設定が初期値に戻されてしまうことがあります。せっかくカスタマイズした設定が上書きされるので、最適化は使わない方が良いでしょう。

DSR機能の注意点

GeForce Experienceの最適化では、DSR(Dynamic Super Resolution)という機能が適用されることがあります。

DSRは、モニターの解像度よりも高い解像度でゲームをレンダリングし、それを縮小して表示する技術です。画質は向上しますが、その分GPUへの負荷が大きくなります。

DSRが適用されているか確認する方法

カスタム設定画面で、解像度を確認してください。

モニターのネイティブ解像度(例:1920×1080)よりも高い解像度(例:2560×1440)が設定されていたら、DSRが有効になっています。

DSRを無効にする

フレームレートを優先したい場合は、解像度をモニターのネイティブ解像度に戻しましょう。

これだけで、パフォーマンスが大幅に向上することがあります。

冷却性能との関係

最適化機能は、理論上最適な設定を提案しますが、個々のPCの冷却性能までは考慮していません。

高い設定で長時間プレイすると、PCの温度が上がりすぎてサーマルスロットリング(熱による性能低下)が発生することがあります。

温度に注意

GPUの温度が80〜85度を超える場合は、設定を少し下げることを検討しましょう。

特にノートPCや小型PCの場合、冷却能力に限界があるため、最適化の設定がそのまま最適とは限りません。

MSI AfterburnerやHWiNFOなどのツールを使えば、GPUの温度を監視できます。

自動最適化の設定

新しいゲームをインストールするたびに最適化するのは面倒ですよね。

自動最適化を有効にすれば、新しくインストールされたゲームを自動的に最適化してくれます。

設定方法

GeForce ExperienceまたはNVIDIA Appの設定を開きます。

「ゲーム」の項目から「最適な設定を推奨」または「ゲームやクリエイティブなアプリケーションを最適化」にチェックを入れます。

これで、対応ゲームがインストールされると自動的に最適化が適用されます。

自動最適化をオフにする

自分で設定を管理したい場合は、このチェックを外しましょう。

特に競技性の高いゲームをプレイする人は、自動最適化をオフにすることをおすすめします。

最適化が適用されない時の対処法

「設定を取得できませんでした」というエラーが出たり、最適化ボタンが押せないことがあります。

こんな時の対処法をいくつか紹介します。

ゲームを一度起動する

初めてプレイするゲームの場合、最適化する前に一度起動する必要があることがあります。

ゲームを起動してキャラクター作成や初期セットアップを完了させてから、再度最適化を試してみましょう。

GeForce Experienceを再起動

アプリを一度完全に終了してから、再起動してみます。

タスクトレイのアイコンを右クリックして「終了」を選び、再度起動してください。

ユーザー設定ファイルを削除

設定ファイルが破損している場合、削除すると改善することがあります。

以下の場所にある設定ファイルを削除してみましょう(事前にバックアップ推奨)。

C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Local\NVIDIA Corporation\GeForce Experience

タスクマネージャーでGeForce Experience関連のプロセスをすべて終了してから、このフォルダ内のファイルを削除します。

ファイアウォールの設定を確認

セキュリティソフトやWindowsファイアウォールがGeForce Experienceをブロックしている可能性があります。

Windowsの設定から「Windows Defender ファイアウォール」→「ファイアウォールを介したアプリの許可」で、GeForce Experienceにチェックが入っているか確認してください。

ドライバーを再インストール

グラフィックドライバーに問題がある場合もあります。

GeForce Experienceから最新ドライバーをダウンロードして、「カスタムインストール」を選び、「クリーンインストールを実行する」にチェックを入れてインストールしましょう。

元の設定に戻す方法

最適化を試してみたけど、やっぱり元に戻したいという場合も安心してください。

ゲームの詳細画面に「元に戻す」または「REVERT」ボタンがあります。

このボタンをクリックすれば、最適化を適用する前の設定に戻せます。ただし、それより前の設定には戻せないので注意してください。

完全に自分で管理したい場合は、ゲーム内の設定画面から手動で調整しましょう。最適化を適用すると、ゲーム内での設定変更が反映されないことがあるので、その場合は最適化を使わないようにします。

最適化の実際の効果

実際のところ、最適化機能はどれくらい効果があるのでしょうか?

ある検証では、RTX 4070 TiとRyzen 7 7800X3Dの構成で「Alan Wake 2」を最適化したところ、手動設定の72FPSから80FPS以上に向上したという結果が出ています。

「Cyberpunk 2077」でも、手動の95FPSから101FPSへ改善し、スライダーをパフォーマンス寄りに調整することで130FPSまで向上しました。

つまり、最適化機能は確かに効果があります。ただし、その効果はゲームやPC構成によって異なります。

最適化を活用するコツ

最適化機能を上手に使うためのポイントをまとめました。

まずは試してみる

設定が分からないなら、とりあえず最適化を適用してみましょう。

その後、実際にゲームをプレイして、フレームレートや画質に満足できるか確認します。

カスタム設定を活用

最適化した後、スライダーを動かして微調整するのがおすすめです。

パフォーマンス寄りにするか、品質寄りにするか、自分の好みを見つけましょう。

ゲームジャンルで使い分け

RPGやアドベンチャーなら最適化機能をそのまま使っても問題ありません。

FPSや格闘ゲームなど競技性の高いゲームでは、手動で低設定にする方が良いです。

定期的に見直す

ドライバーが更新されたり、ゲームがアップデートされると、最適な設定が変わることがあります。

大きなアップデート後は、再度最適化を試してみましょう。

まとめ:最適化機能を賢く使おう

GeForce Experienceの最適化機能は、グラフィック設定に詳しくない人にとって、とても便利なツールです。

ワンクリックで設定が完了し、PCのスペックに合わせた適切な設定を提案してくれます。初心者の方は、まずこの機能を使ってみることをおすすめします。

ただし、すべてのケースで完璧というわけではありません。競技性の高いゲームではフレームレート優先の手動設定が必要ですし、ハイエンドPCならさらに高い設定でも動く可能性があります。

最適化機能を出発点として、そこから自分の好みに合わせて微調整していくのが、一番賢い使い方だと言えるでしょう。カスタム設定のスライダーを活用して、あなたにとって最高のゲーム体験を見つけてください。

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