GeForce イメージスケーリング(NIS)とは?設定方法とFPS向上のテクニック

プログラミング・IT

PCゲームをプレイしていて、こんな悩みはありませんか?

「FPSが低くてカクカクする」
「高画質設定だと重すぎる」
「グラボを買い替えるお金がない」
「DLSS非対応のゲームで困っている」

そんな時に役立つのが、NVIDIA GeForce イメージスケーリング(NVIDIA Image Scaling / NIS)です。

この機能を使えば、古いグラフィックカード(GTX 900シリーズ以降)でも、画質をあまり落とさずにFPSを大幅に向上させることができます。APEX LegendsやValorantなら30〜40 FPSの向上も可能です!

この記事では、GeForce イメージスケーリングの仕組みから具体的な設定方法、最適な使い方まで、初心者にもわかりやすく解説します。


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  1. GeForce イメージスケーリング(NIS)とは?
    1. 一言で言うと
    2. テレビの超解像度技術と同じ
    3. なぜFPSが上がるの?
  2. DLSSやFSRとの違い
    1. DLSS(Deep Learning Super Sampling)との違い
    2. FSR(FidelityFX Super Resolution)との違い
    3. 比較表
  3. 対応環境
    1. 対応GPU
    2. 必要なドライバー
    3. 対応API・ゲーム
  4. GeForce イメージスケーリングの設定方法
  5. 【方法1】NVIDIAコントロールパネルで設定
    1. ステップ1: ドライバーを最新にする
    2. ステップ2: NVIDIAコントロールパネルを開く
    3. ステップ3: イメージスケーリングを有効にする
    4. ステップ4: パソコンを再起動(推奨)
    5. ステップ5: ゲーム内で解像度を下げる
    6. ステップ6: 動作確認
  6. 【方法2】GeForce Experienceで設定
    1. ステップ1: GeForce Experienceを開く
    2. ステップ2: 設定を開く
    3. ステップ3: イメージスケーリングを有効にする
    4. ステップ4: ゲームごとに最適化(任意)
    5. ステップ5: ゲーム内で確認
  7. シャープネスをゲーム中に調整する方法
    1. 手順
  8. ゲーム別の推奨設定
    1. APEX Legends
    2. Valorant
    3. Fortnite
    4. Battlefield 2042
    5. マインクラフト
  9. トラブルシューティング
    1. 問題1: NISインジケーターが表示されない
    2. 問題2: NISが青色で表示される
    3. 問題3: ゲームがウィンドウモードになってしまう
    4. 問題4: GeForce Experienceにイメージスケーリングの項目がない
    5. 問題5: 解像度選択肢にNIS用の解像度が表示されない
    6. 問題6: ウルトラワイドモニターで黒帯が出る
    7. 問題7: リフレッシュレートが60Hzになってしまう
  10. 最適な設定の見つけ方
    1. ステップ1: ベンチマークを取る
    2. ステップ2: NISをオンにして測定
    3. ステップ3: 解像度を調整
    4. ステップ4: シャープネスを調整
  11. パフォーマンス比較
    1. フルHD(1920×1080)モニターの場合
    2. 4K(3840×2160)モニターの場合
  12. よくある質問
    1. Q1: DLSSとNISは同時に使える?
    2. Q2: すべてのゲームで効果がある?
    3. Q3: 画質の劣化はどれくらい?
    4. Q4: ノートPCでも使える?
    5. Q5: フルスクリーンモードじゃないとダメ?
    6. Q6: VRゲームでも使える?
    7. Q7: 録画・配信時の解像度は?
  13. NIS使用時の注意点
    1. 1. フルスクリーンモード必須
    2. 2. アンチエイリアシングとの相性
    3. 3. HDR対応
    4. 4. 色フォーマットの制限
    5. 5. 複数GPU構成
  14. まとめ

GeForce イメージスケーリング(NIS)とは?

一言で言うと

低い解像度でゲームをレンダリング(描画)して、それを高解像度にアップスケール(拡大)する技術です。

テレビの超解像度技術と同じ

テレビで地デジ放送(フルHDより低い解像度)を見る時、テレビが自動的にフルHDや4Kにアップスケールしてくれますよね?GeForce イメージスケーリングは、それと同じことをゲーム画面で行います。

:

  • ゲーム内で1632×918(低解像度)で描画
  • GPUが自動的に1920×1080(フルHD)にアップスケール
  • シャープネス処理で画質の劣化を最小限に抑える
  • 結果: 高画質を保ちながらFPSが向上

なぜFPSが上がるの?

グラフィックカードは、ピクセル数が少ないほど楽に描画できます。

通常(1920×1080):

  • 約207万ピクセルを毎フレーム処理
  • グラボへの負荷が高い
  • FPS: 60

NIS使用時(1632×918にダウンスケール):

  • 約150万ピクセルを毎フレーム処理(28%削減)
  • グラボへの負荷が低い
  • FPS: 100(約40 FPS向上)

DLSSやFSRとの違い

GeForce イメージスケーリング(NIS)と、よく比較される他の技術との違いを見てみましょう。

DLSS(Deep Learning Super Sampling)との違い

DLSS:

  • 対応GPU: RTX 20シリーズ以降のみ
  • 仕組み: AIがディープラーニングで学習した高解像度画像データを使ってアップスケール
  • 専用ハードウェア: Tensorコアが必要
  • ゲーム対応: ゲーム側の対応が必要
  • 画質: 最高品質
  • パフォーマンス: 最も高い

GeForce イメージスケーリング(NIS):

  • 対応GPU: GTX 900シリーズ以降(GTX 745/750/750 Tiも含む)
  • 仕組み: 空間アップスケーリング(1フレームのみ使用)
  • 専用ハードウェア: 不要
  • ゲーム対応: 不要(ドライバーレベルで動作)
  • 画質: 良好(DLSSには劣る)
  • パフォーマンス: 高い

まとめ:

  • DLSSは最高品質だがRTXカードとゲーム対応が必要
  • NISは画質はやや劣るが、どんなGTX/RTXカードでも、どんなゲームでも使える

FSR(FidelityFX Super Resolution)との違い

FSR(AMD):

  • 対応GPU: AMD Radeonシリーズ、一部NVIDIA GPU
  • 仕組み: 空間アップスケーリング(NISと似ている)
  • ゲーム対応: ゲーム側の対応が必要(またはMod使用)
  • 画質: NISと同等

GeForce イメージスケーリング(NIS):

  • 対応GPU: NVIDIA GeForceシリーズ
  • 仕組み: 空間アップスケーリング
  • ゲーム対応: 不要(ドライバーレベルで動作)
  • 画質: FSRと同等

まとめ:

  • 技術的にはFSRとNISは似ている
  • NISの最大の利点は「ゲーム側の対応不要」

比較表

機能DLSSFSRNIS
対応GPURTX 20/30/40シリーズAMD/一部NVIDIAGTX 900以降、RTX全て
専用ハードウェア必要(Tensorコア)不要不要
ゲーム対応必要必要不要
画質最高良好良好
パフォーマンス最高高い高い
設定の簡単さゲーム内で設定ゲーム内で設定ドライバーで一括設定

対応環境

対応GPU

GeForce GTXシリーズ:

  • GTX 900シリーズ(GTX 950、960、970、980など)
  • GTX 10シリーズ(GTX 1050、1060、1070、1080など)
  • GTX 16シリーズ(GTX 1650、1660など)
  • GTX 745、750、750 Ti(Maxwell世代)

GeForce RTXシリーズ:

  • RTX 20シリーズ(RTX 2060、2070、2080など)
  • RTX 30シリーズ(RTX 3060、3070、3080、3090など)
  • RTX 40シリーズ(RTX 4060、4070、4080、4090など)

つまり: 2014年以降のほぼすべてのNVIDIA GPU

必要なドライバー

GeForce Game Ready Driver 496.76以降

最新版を推奨します。

対応API・ゲーム

対応API:

  • DirectX 9
  • DirectX 10
  • DirectX 11
  • DirectX 12
  • Vulkan
  • OpenGL

対応ゲーム:

  • 事実上すべてのPCゲーム
  • ゲーム側の対応は不要

GeForce イメージスケーリングの設定方法

設定方法は2つあります。どちらでも結果は同じです。


【方法1】NVIDIAコントロールパネルで設定

この方法は、すべてのゲームに一括で適用したい場合に便利です。

ステップ1: ドライバーを最新にする

  1. NVIDIA公式サイトにアクセス: https://www.nvidia.com/ja-jp/geforce/drivers/
  2. 自分のGPUを選択
  3. 「Game Ready ドライバー」をダウンロード
  4. インストール

ステップ2: NVIDIAコントロールパネルを開く

  1. デスクトップの何もないところで右クリック
  2. 「NVIDIAコントロールパネル」をクリック

Windows 11の場合:

  1. 右クリック
  2. 「その他のオプションを表示」
  3. 「NVIDIAコントロールパネル」

ステップ3: イメージスケーリングを有効にする

  1. 左側メニューから「3D設定の管理」をクリック
  2. 「グローバル設定」タブを選択
  3. 下にスクロールして「イメージ スケーリング」を探す
  4. 「オン」を選択
  5. 「鮮鋭化」スライダーを調整(推奨: 50%)
  • 左(0%): ボケやすい
  • 右(100%): シャープだが過度になる場合も
  1. 「オーバーレイ インジケーター」にチェック(推奨)
  • ゲーム画面左上に「NIS」と表示されるようになる
  • 緑色 = スケーリング有効
  • 青色 = シャープネスのみ
  1. 「適用」をクリック

ステップ4: パソコンを再起動(推奨)

設定を確実に反映させるため、再起動をおすすめします。

ステップ5: ゲーム内で解像度を下げる

  1. ゲームを起動
  2. 設定 → ビデオ/グラフィック設定
  3. 「フルスクリーンモード」を選択(重要)
  • ウィンドウモードやボーダーレスウィンドウでは動作しません
  1. 解像度を変更

NISで追加される解像度(フルHD/1920×1080の場合):

  • 1920×1080 (100%) ← 元の解像度
  • 1728×972 (90%)
  • 1632×918 (85%)
  • 1536×864 (80%)
  • 1362×768 (71%)
  • 1280×720 (67%)
  1. お好みの解像度を選択(推奨: 85%)

ステップ6: 動作確認

ゲーム画面の左上に「NIS」と緑色で表示されていれば成功です。


【方法2】GeForce Experienceで設定

この方法は、GeForce Experienceを使っている人向けです。

ステップ1: GeForce Experienceを開く

  1. タスクバーの通知領域(右下)にあるGeForce Experienceアイコンをダブルクリック
  2. またはWindowsの検索で「GeForce Experience」と入力して起動

ステップ2: 設定を開く

  1. 右上の歯車アイコン(設定)をクリック
  2. 「全般」タブを選択

ステップ3: イメージスケーリングを有効にする

  1. 下にスクロールして「イメージ スケーリング」を探す
  2. トグルスイッチを「オン」(緑色)にする
  3. レンダリング解像度を選択(推奨: 85%)
  4. 鮮鋭化スライダーを調整(推奨: 50%)

ステップ4: ゲームごとに最適化(任意)

方法A: 一括最適化

設定を変更すると、画面下部に緑色のメッセージが表示されます。
「最適化」をクリックすると、すべてのゲームに一括適用されます。

注意: 個別設定がすべて上書きされるので注意。

方法B: 個別最適化

  1. 「ホーム」タブに移動
  2. 設定したいゲームを選択
  3. 「最適化」をクリック

ステップ5: ゲーム内で確認

ゲームを起動して、画面左上に「NIS」と緑色で表示されていればOKです。


シャープネスをゲーム中に調整する方法

ゲームをプレイ中に、リアルタイムでシャープネスを調整できます。

手順

  1. ゲームをプレイ中に Alt + F3 を押す
  2. GeForce Experienceのオーバーレイが表示される
  3. 「イメージ スケーリング」タブを選択
  4. スライダーでシャープネスを調整
  5. リアルタイムで画面に反映される
  6. 好みの設定になったら閉じる

推奨値:

  • 25〜50%: バランスが良い
  • 0〜25%: ボケやすいが自然
  • 50〜100%: シャープだが過度になる場合も

ゲーム別の推奨設定

APEX Legends

推奨解像度: 85%(1632×918)

期待できるFPS向上:

  • GTX 1060: 約40 FPS向上(80 FPS → 120 FPS)
  • GTX 1650: 約35 FPS向上
  • RTX 2060: 約30 FPS向上

設定:

  • ビデオ設定: すべて低
  • 視野角: 最大(110)
  • フルスクリーンモード必須

Valorant

推奨解像度: 85%(1632×918)

期待できるFPS向上:

  • GTX 1060: 約30 FPS向上
  • GTX 1650: 約25 FPS向上

設定:

  • すべて低設定
  • フルスクリーンモード

Fortnite

推奨解像度: 80%(1536×864)

設定:

  • パフォーマンスモード使用
  • 低〜中設定

Battlefield 2042

推奨解像度: 85%(1632×918)

注意: DLSSが使える場合はDLSSを優先

マインクラフト

推奨解像度: 90%(1728×972)

シェーダーを使う場合は85%


トラブルシューティング

問題1: NISインジケーターが表示されない

原因:

  • フルスクリーンモードになっていない
  • オーバーレイインジケーターがオフ

解決方法:

  1. ゲーム内設定で「フルスクリーン」を選択
  2. NVIDIAコントロールパネルで「オーバーレイ インジケーター」にチェック

問題2: NISが青色で表示される

意味: シャープネスのみ有効で、スケーリングは行われていません。

原因:

  • ゲーム内解像度がモニターのネイティブ解像度と同じ

解決方法:

  • ゲーム内解像度を下げる(85%など)

問題3: ゲームがウィンドウモードになってしまう

原因:
一部のゲームは解像度を変更するとウィンドウモードになります。

解決方法:
再度フルスクリーンモードに変更する。

問題4: GeForce Experienceにイメージスケーリングの項目がない

原因:

  • GeForce Experienceのバージョンが古い
  • ドライバーが古い

解決方法:

  1. GeForce Experienceを最新版にアップデート
  2. GeForce Game Ready Driverを最新版にアップデート

問題5: 解像度選択肢にNIS用の解像度が表示されない

原因:

  • 設定後に再起動していない
  • 一部のゲームは非対応

解決方法:

  1. パソコンを再起動
  2. それでもダメな場合、NVIDIAコントロールパネルで手動で解像度を変更

問題6: ウルトラワイドモニターで黒帯が出る

原因:
NISが16:9にアップスケールしてから21:9に変換している。

解決方法:
現時点では完全な解決方法はありません。ドライバーの更新を待つ。

問題7: リフレッシュレートが60Hzになってしまう

原因:
一部の設定の組み合わせで発生する既知の問題。

解決方法:

  1. NVIDIAコントロールパネル →「解像度の変更」
  2. リフレッシュレートを手動で設定し直す

最適な設定の見つけ方

ステップ1: ベンチマークを取る

NISをオフにした状態で、ゲームのベンチマーク機能またはFPSカウンターでFPSを測定。

ステップ2: NISをオンにして測定

  1. NISをオンにする
  2. 解像度を85%に設定
  3. 再度FPSを測定

ステップ3: 解像度を調整

目標FPSに達しない場合:

  • 解像度を80% → 71% → 67%と下げていく

画質が気になる場合:

  • 解像度を90%に上げる
  • シャープネスを上げる

ステップ4: シャープネスを調整

  1. Alt+F3でオーバーレイを開く
  2. シャープネススライダーを調整
  3. 自然に見える値を探す

おすすめの調整方法:

  • まず50%に設定
  • ボケが気になるなら上げる
  • 過剰にシャープなら下げる

パフォーマンス比較

フルHD(1920×1080)モニターの場合

通常設定:

  • 解像度: 1920×1080(100%)
  • FPS: 60

NIS 90%:

  • 解像度: 1728×972
  • FPS向上: 約10〜15%(66〜69 FPS)
  • 画質: ほぼ劣化なし

NIS 85%(推奨):

  • 解像度: 1632×918
  • FPS向上: 約20〜30%(72〜78 FPS)
  • 画質: わずかに劣化(プレイには影響なし)

NIS 80%:

  • 解像度: 1536×864
  • FPS向上: 約30〜40%(78〜84 FPS)
  • 画質: やや劣化(気になる人もいる)

NIS 67%:

  • 解像度: 1280×720
  • FPS向上: 約50〜70%(90〜102 FPS)
  • 画質: 明らかに劣化(競技性重視なら許容範囲)

4K(3840×2160)モニターの場合

NIS 85%:

  • 解像度: 3264×1836
  • FPS向上: 約25〜35%
  • 画質: ほとんど劣化なし(4Kは元が高解像度なので)

よくある質問

Q1: DLSSとNISは同時に使える?

A: いいえ、同時には使えません。

RTX GPUを持っている場合:

  • DLSS対応ゲーム → DLSSを使う(画質が良い)
  • DLSS非対応ゲーム → NISを使う

GeForce Experienceは、DLSS対応ゲームでは自動的にDLSSを優先します。

Q2: すべてのゲームで効果がある?

A: ほとんどのゲームで効果があります。

効果が大きいゲーム:

  • GPU負荷が高いゲーム
  • 競技性の高いゲーム(APEX、Valorant)
  • オープンワールドゲーム

効果が小さいゲーム:

  • 軽量なゲーム(すでに高FPSが出ている場合)
  • CPU律速のゲーム

Q3: 画質の劣化はどれくらい?

A: 解像度とシャープネス設定によります。

85%の場合:

  • 静止画: わずかに劣化を感じる
  • プレイ中: ほとんど気にならない

67%の場合:

  • 静止画: 明らかに劣化
  • プレイ中: 動いていればそこまで気にならない

Q4: ノートPCでも使える?

A: はい、使えます。

ただし注意点があります:

  • 外部モニター使用時: 内蔵ディスプレイを無効にする必要がある場合がある
  • Optimus構成: ディスクリートGPU(NVIDIA GPU)モードに切り替える

Q5: フルスクリーンモードじゃないとダメ?

A: 基本的にはフルスクリーンモードが必要です。

回避方法:
デスクトップの解像度自体を下げる:

  1. NVIDIAコントロールパネル →「解像度の変更」
  2. 低い解像度を選択
  3. ゲームを起動

ただし、デスクトップも低解像度になるのでおすすめしません。

Q6: VRゲームでも使える?

A: いいえ、現時点ではVRゲームには対応していません。

モニター出力のみ対応です。

Q7: 録画・配信時の解像度は?

A: アップスケール前の低解像度で録画されます。

:

  • ゲーム内: 1632×918(NIS 85%)
  • 画面表示: 1920×1080
  • 録画: 1632×918(低解像度)

解決方法:

  • OBS Studioなどの配信ソフトで「ゲームキャプチャ」ではなく「画面キャプチャ」を使う
  • ただしパフォーマンスに影響する可能性あり

NIS使用時の注意点

1. フルスクリーンモード必須

ボーダーレスウィンドウやウィンドウモードでは動作しません。

2. アンチエイリアシングとの相性

NISのシャープネス処理は、アンチエイリアシング(AA)の効果を打ち消す場合があります。

対処法:

  • シャープネスを下げる(25〜50%)
  • TAA(テンポラルAA)を使う

3. HDR対応

対応GPU:

  • Turing(RTX 20シリーズ)以降: HDR対応
  • Pascal(GTX 10シリーズ)以前: HDR非対応

Maxwell(GTX 900シリーズ)でHDRは使えません。

4. 色フォーマットの制限

一部の色フォーマットでは動作しません:

  • YUV 420: Pre-Ampere(RTX 30シリーズより前)では非対応
  • YUV 422: Pre-Pascal(GTX 10シリーズより前)では非対応

通常はRGB出力なので問題ありません。

5. 複数GPU構成

SLI/CrossFireには対応していません。


まとめ

GeForce イメージスケーリング(NIS)について解説しました。

重要ポイント:

NISとは:

  • 低解像度でレンダリングして高解像度にアップスケールする技術
  • FPSを向上させながら画質の劣化を最小限に抑える

対応GPU:

  • GTX 900シリーズ以降
  • RTX全シリーズ
  • ドライバー496.76以降が必要

設定方法:

  • NVIDIAコントロールパネル →「3D設定の管理」→「イメージ スケーリング」をオン
  • またはGeForce Experienceで設定

推奨設定:

  • 解像度: 85%(1632×918 for フルHD)
  • シャープネス: 50%
  • オーバーレイインジケーター: オン

フルスクリーンモード必須

他の技術との違い:

  • DLSS: 画質最高だがRTXカードとゲーム対応が必要
  • FSR: 似ているがゲーム対応が必要
  • NIS: どんなゲームでも使えるのが最大の利点

期待できる効果:

  • APEX Legends: 30〜40 FPS向上
  • Valorant: 25〜30 FPS向上
  • 一般的なゲーム: 20〜40% FPS向上

注意点:

  • 録画・配信時は低解像度で録画される
  • VRゲームは非対応
  • ウルトラワイドモニターで問題が出る場合がある

使い分け:

  • RTX GPU + DLSS対応ゲーム → DLSS
  • GTX GPU または DLSS非対応ゲーム → NIS
  • 最新RTX GPU + 最新ゲーム → DLSSが最優先

NISは、古いグラフィックカードでも最新ゲームを快適にプレイできる素晴らしい技術です。無料で使えるので、ぜひ試してみてください!

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