GeForce(ジーフォース)のグラフィックカードを使っているのに、画面がチカチカとちらついて困っていませんか。ゲーム中に突然画面が点滅したり、ブラウザを開いただけで画面が乱れたりすると、本当にストレスですよね。
「グラボが壊れたのかも…」と不安になる気持ち、よく分かります。
でも安心してください。画面のちらつきは、多くの場合、設定の変更やドライバーの調整で解決できるんです。この記事では、GeForceグラフィックカードで発生する画面ちらつきの原因と、具体的な解決方法を分かりやすく解説していきます。
実際に効果があった対処法を順番に試していけば、きっとあなたの問題も解決できるはずです。
- GeForce画面ちらつきの主な症状
- 画面ちらつきの主な原因
- 【解決策1】G-Sync機能をオフにする
- 【解決策2】グラフィックドライバーを更新または巻き戻す
- 【解決策3】GeForce Experienceのオーバーレイを無効化
- 【解決策4】リフレッシュレートを調整する
- 【解決策5】マルチプレーンオーバーレイ(MPO)を無効化
- 【解決策6】電源管理モードをパフォーマンス最大化に変更
- 【解決策7】NVIDIAのカラー設定を使用する
- 【解決策8】ケーブルと接続を確認する
- ブラウザ使用時のちらつき対策
- マルチディスプレイ環境での特別な対処法
- ShadowPlay録画時のちらつき対策
- それでも治らない場合の最終手段
- ハードウェア故障の可能性もある?
- 予防策:ちらつきを防ぐための日常的な対策
- よくある質問
- まとめ:ちらつきは必ず解決できる
GeForce画面ちらつきの主な症状

まずは、どんな症状が出ているか確認しましょう。
画面のちらつきには、いくつかのパターンがあります。
黒画面の点滅
画面が一瞬真っ黒になって、すぐに戻る現象です。数秒おきに繰り返すこともあれば、不規則に発生することもあります。
画面全体の明滅
画面全体が明るくなったり暗くなったりを繰り返す状態。まるで蛍光灯が切れかけているような感じですね。
部分的なちらつき
画面の一部分(例えば左側だけ)がチラチラする症状。特にマルチディスプレイ環境で発生しやすいです。
色のおかしさを伴うちらつき
ちらつきと同時に、色が変になったり、画面にノイズが走ったりする場合もあります。
あなたの症状はどれに当てはまりますか。症状によって効果的な対処法が変わってくるので、しっかり確認しておきましょう。
画面ちらつきの主な原因
なぜGeForceで画面がちらつくのか、主な原因を見ていきます。
原因1: ドライバーの不具合
NVIDIAのグラフィックドライバーは定期的に更新されますが、特定のバージョンに不具合が含まれていることがあります。実際、過去には555.85や536.67などのバージョンで大規模なちらつき問題が報告されました。
原因2: G-Sync機能との相性問題
G-Sync(ジーシンク)は、画面のカクつきを防ぐ便利な機能ですが、一部の環境では逆にちらつきの原因になってしまうことがあります。
原因3: リフレッシュレートの不一致
モニターが対応している最大リフレッシュレート(画面の更新頻度)と、実際に設定されているリフレッシュレートがずれていると、ちらつきが発生します。
原因4: GeForce Experienceのオーバーレイ機能
インスタントリプレイなどのオーバーレイ機能が、特定のゲームや環境でちらつきを引き起こすケースがあります。
原因5: マルチプレーンオーバーレイ(MPO)の問題
Windows 10/11に搭載されているMPO機能が、GeForceドライバーと相性が悪く、ちらつきを引き起こすことがあるんです。
原因6: 電源管理モードの設定
省電力モードになっていると、GPU(グラフィックス処理装置)が必要な時に十分な電力を得られず、ちらつきの原因になります。
原因7: ケーブルや接続の問題
DisplayPortケーブルやHDMIケーブルの不良、接続の緩みも、ちらつきを引き起こす要因の一つです。
原因8: モニターとの相性
特定のモニターとGeForceの組み合わせで、相性問題が発生することもあります。
原因が分かれば対処もしやすくなりますよね。次は具体的な解決方法を見ていきましょう。
【解決策1】G-Sync機能をオフにする
まず試してほしいのが、G-Sync機能のオフです。この方法は多くのユーザーに効果があったと報告されています。
手順:
- デスクトップの何もない場所を右クリック
- 「NVIDIAコントロールパネル」を選択
- 左側のメニューから「ディスプレイ」→「G-SYNCの設定」をクリック
- 「G-SYNCを有効化」のチェックを外す
- 「適用」ボタンをクリック
これで完了です。ゲームを起動して、ちらつきが改善されたか確認してみてください。
注意点:
G-Syncを無効にすると、ゲーム画面がカクカクしたり、画面が裂けたように見える「ティアリング」という現象が起きる可能性があります。ちらつきは治ったけど別の問題が出た場合は、次の解決策を試しましょう。
【解決策2】グラフィックドライバーを更新または巻き戻す
ドライバーの問題が原因の場合、最新版への更新、または安定版への巻き戻しが有効です。
最新ドライバーに更新する方法
- GeForce Experienceを起動
- 左上の「ドライバー」タブをクリック
- 「更新プログラムの確認」をクリック
- 利用可能な更新があれば「ダウンロード」ボタンをクリック
- ダウンロード完了後「エクスプレスインストール」または「カスタムインストール」を選択
通常は「エクスプレスインストール」でOKです。
古いドライバーに巻き戻す方法
最新ドライバーで問題が出ている場合は、以前の安定版に戻すのも一つの手です。
- DDU(Display Driver Uninstaller)という専用ツールをダウンロード
- セーフモードでWindowsを起動
- DDUを使って現在のドライバーを完全に削除
- 通常モードで再起動
- NVIDIA公式サイトから古いバージョンのドライバーをダウンロード
- インストールを実行
ただし、この方法は少し上級者向けです。不安な方は、まず他の解決策を試してみることをおすすめします。
【解決策3】GeForce Experienceのオーバーレイを無効化
インスタントリプレイやオーバーレイ機能が原因の場合、これを無効にすることで改善します。
手順:
- GeForce Experienceを起動
- 右上の歯車マーク(設定)をクリック
- 「全般」タブを開く
- 「ゲーム内のオーバーレイ」のスイッチをオフにする
または、オーバーレイは残してインスタントリプレイだけを無効にする方法もあります。
- Alt + Zキーを押してオーバーレイを開く
- 歯車マーク(設定)をクリック
- 「録画」タブを開く
- 「インスタントリプレイ」をオフにする
特に2024年5月のドライバー(バージョン555.85)では、インスタントリプレイを有効にしているとフルスクリーンゲームでちらつきが発生する不具合が報告されていました。
【解決策4】リフレッシュレートを調整する
モニターとの設定のずれが原因の場合、リフレッシュレートの調整が効果的です。
Windowsの設定から変更:
- デスクトップを右クリック→「ディスプレイ設定」
- 下にスクロールして「ディスプレイの詳細設定」をクリック
- 「リフレッシュレート」のドロップダウンメニューを開く
- モニターが対応している最大値を選択(通常は60Hz、144Hz、240Hzなど)
NVIDIAコントロールパネルから変更:
- デスクトップを右クリック→「NVIDIAコントロールパネル」
- 「ディスプレイ」→「解像度の変更」を選択
- 「リフレッシュレート」を確認し、適切な値に設定
ちょっとしたコツとして、モニターの最大リフレッシュレートが59.95Hzなのに60Hzに設定されているとちらつくことがあります。そんな時は、カスタム解像度を作成して59Hzに設定すると改善することがあるんです。
カスタム解像度の作成方法:
- NVIDIAコントロールパネルを開く
- 「ディスプレイ」→「解像度の変更」
- 「カスタマイズ」ボタンをクリック
- 「カスタム解像度の作成」を選択
- リフレッシュレートを「59」に変更
- 「テスト」→「はい」で確定
【解決策5】マルチプレーンオーバーレイ(MPO)を無効化
ChromeやMicrosoft Edgeでちらつきが発生する場合、MPOの無効化が効果的です。
NVIDIAが公式に提供しているレジストリファイルを使う方法があります。
手順:
- NVIDIA公式サポートサイトからmpo_disable.regをダウンロード
- ダウンロードしたファイルをダブルクリック
- 「はい」をクリックしてレジストリに追加
- PCを再起動
これでMPOが無効になり、ブラウザのちらつきが改善されるはずです。
もしこれでも改善しない場合は、mpo_restore.regを実行してMPOを再度有効に戻し、次の解決策を試してみてください。
【解決策6】電源管理モードをパフォーマンス最大化に変更

省電力モードが原因でちらつく場合は、電源設定を変更しましょう。
手順:
- NVIDIAコントロールパネルを開く
- 「3D設定」→「3D設定の管理」を選択
- 「グローバル設定」タブを開く
- 「電源管理モード」を探す
- ドロップダウンから「パフォーマンス最大化を優先」を選択
- 「適用」をクリック
これにより、GPUが常に十分な電力を得られるようになり、ちらつきが改善されることがあります。
ただし、消費電力は増えるので、ノートPCの場合はバッテリー持続時間が短くなる可能性があることは覚えておいてくださいね。
【解決策7】NVIDIAのカラー設定を使用する
一部のゲーム(FF14など)で発生するちらつきには、この方法が効果的です。
手順:
- NVIDIAコントロールパネルを開く
- 「ディスプレイ」→「解像度の変更」を選択
- 画面下部の「NVIDIAのカラー設定を使用」を選択
- 「適用」をクリック
- PCを再起動
これはディスプレイのカラー設定をNVIDIA側で管理するようにする設定です。意外とこれだけで治ることもあるんですよね。
【解決策8】ケーブルと接続を確認する
ソフトウェアの問題ではなく、物理的な接続が原因の場合もあります。
チェックポイント:
- ケーブルの接続を確認
DisplayPortケーブルやHDMIケーブルがしっかり挿さっているか確認しましょう。一度抜いて挿し直すだけで改善することもあります。 - 別のケーブルを試す
ケーブル自体が劣化している可能性があります。可能なら別のケーブルに交換してみてください。特に安価なケーブルは品質にバラつきがあるので要注意です。 - 別のポートを使う
グラフィックカードに複数のDisplayPort/HDMIポートがある場合、別のポートに接続してみましょう。特定のポートだけに問題があることもあります。 - ケーブルの規格を確認
高リフレッシュレート(144Hz以上)のモニターを使っている場合、ケーブルが対応していない可能性があります。DisplayPort 1.4やHDMI 2.0以上の規格のケーブルを使っているか確認してください。
ブラウザ使用時のちらつき対策
ChromeやEdgeなどのブラウザでちらつきが起きる場合、ブラウザ側の設定も見直してみましょう。
ハードウェアアクセラレーションを無効にする:
Google Chromeの場合
- 右上の「︙」メニューをクリック
- 「設定」を選択
- 左側の「システム」をクリック
- 「ハードウェア アクセラレーションが使用可能な場合は使用する」をオフ
- ブラウザを再起動
Microsoft Edgeの場合
- 右上の「…」メニューをクリック
- 「設定」を選択
- 「システムとパフォーマンス」をクリック
- 「使用可能な場合はハードウェア アクセラレータを使用する」をオフ
- ブラウザを再起動
ハードウェアアクセラレーションを無効にすると、動画再生がやや重くなる可能性がありますが、ちらつきは改善されるはずです。
マルチディスプレイ環境での特別な対処法
複数のモニターを使っている場合、特有のちらつき問題が発生することがあります。
セカンドモニターだけがちらつく場合:
- メインモニターとセカンドモニターのリフレッシュレートを同じ値に揃える
- セカンドモニターのケーブルを別の種類に変えてみる(HDMIからDisplayPortへ、など)
- 両方のモニターを同じ解像度に設定してみる
ゲーム中にセカンドモニターがちらつく場合:
- NVIDIAコントロールパネルで「電源管理モード」を「パフォーマンス最大化を優先」に変更
- ゲームをフルスクリーンではなくボーダレスウィンドウモードでプレイする
マルチディスプレイは便利ですが、設定が複雑になりがちですよね。一つずつ確認していけば、きっと原因が見つかります。
ShadowPlay録画時のちらつき対策
GeForce Experienceで録画中にちらつきが発生する場合は、録画設定を変更してみましょう。
デスクトップキャプチャをオフにする:
- Alt + Zキーでオーバーレイを開く
- 歯車マーク(設定)をクリック
- 「プライバシー管理」を選択
- 「デスクトップ キャプチャ」をオフにする
ただし、この設定をオフにすると、GeForce Experienceに対応していないゲームは録画できなくなります。
応急処置:
録画を開始する前に、Windowsキー + Dで全てのウィンドウを最小化してから、録画したいゲームだけを全画面で開くと、ちらつきを回避できることがあります。
それでも治らない場合の最終手段
ここまでの方法を試してもちらつきが改善しない場合、以下の方法を検討してください。
クリーンインストールを実行:
- DDU(Display Driver Uninstaller)を使って現在のドライバーを完全削除
- GeForce Experienceもアンインストール
- PCを再起動
- 公式サイトから最新のドライバーとGeForce Experienceをダウンロード
- 新規インストールを実行
Windowsの完全性チェック:
- スタートメニューを右クリック
- 「Windows PowerShell(管理者)」または「コマンドプロンプト(管理者)」を選択
- 以下のコマンドを実行
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
- 完了したらPCを再起動
BIOSでResizable BARを有効化:
一部の環境では、Resizable BAR機能を有効にすることでちらつきが改善されたという報告もあります。ただし、BIOS設定は慎重に行ってくださいね。
ハードウェア故障の可能性もある?
ソフトウェアの対策をすべて試しても改善しない場合、ハードウェアの故障も考えられます。
グラフィックカードの故障のサイン:
- 画面にアーティファクト(変な模様やノイズ)が出る
- ゲーム中に頻繁にクラッシュする
- 温度が異常に高い(80℃以上が続く)
- ファンから異音がする
こういった症状が出ている場合は、グラフィックカード自体に問題がある可能性があります。保証期間内なら、メーカーに問い合わせてみることをおすすめします。
また、電源ユニットの容量不足や劣化も、ちらつきの原因になることがあります。特に高性能なグラフィックカードを使っている場合は、十分な電力を供給できる電源ユニット(最低でも650W以上)が必要です。
予防策:ちらつきを防ぐための日常的な対策
一度治っても、また発生したら困りますよね。日頃から以下のことを心がけると、トラブルを予防できます。
定期的なドライバー更新:
GeForce Experienceで定期的にドライバーをチェックして、安定版がリリースされたら更新しましょう。ただし、ゲーム直前の更新は避けた方が無難です。
設定のバックアップ:
NVIDIAコントロールパネルの設定をメモやスクリーンショットで記録しておくと、問題が起きたときに元に戻しやすくなります。
ケーブルの定期点検:
数ヶ月に一度、ケーブルの接続を確認し、ホコリを掃除しましょう。意外とこれだけでトラブルを防げることもあります。
温度管理:
グラフィックカードの温度が高すぎると、様々な問題が発生します。PCケース内の通気を良くし、定期的にファンの掃除をすることも大切です。
よくある質問
Q1: 急にちらつきが始まったのですが、何が原因ですか?
A: Windowsアップデートやドライバーの自動更新が原因のことが多いです。最近更新したものがないか確認し、ドライバーを前のバージョンに戻してみてください。
Q2: 特定のゲームでだけちらつくのですが?
A: そのゲームがG-Syncやフルスクリーン表示と相性が悪い可能性があります。ボーダレスウィンドウモードに変更するか、G-Syncを無効にしてみてください。
Q3: ちらつきの頻度が増えてきました。故障でしょうか?
A: 必ずしも故障とは限りません。まずはクリーンインストールを試してください。それでも悪化する場合は、ハードウェアの問題も考えられます。
Q4: 新しいモニターに買い替えたらちらつくようになりました
A: 新しいモニターとグラフィックカードの設定が合っていない可能性が高いです。リフレッシュレートと解像度を確認し、モニターの推奨設定に合わせてください。
Q5: 解決策を試したら別の問題が出ました。どうすれば?
A: 設定を元に戻してから、別の解決策を試しましょう。一度に複数の設定を変更すると、どれが原因か分からなくなってしまいます。
まとめ:ちらつきは必ず解決できる
GeForceグラフィックカードの画面ちらつき問題について、原因と8つの解決策を解説しました。
重要なポイントをおさらいしましょう:
- まずはG-Syncをオフにしてみる(最も効果が高い)
- ドライバーの更新または巻き戻しを試す
- GeForce Experienceのオーバーレイを無効化
- リフレッシュレートを適切に設定
- MPOを無効化してブラウザのちらつきに対処
- 電源管理モードをパフォーマンス優先に
- NVIDIAのカラー設定を使用
- ケーブルと接続を物理的に確認
ちらつきの原因は環境によって様々ですが、これらの方法を順番に試していけば、必ず改善への道が見つかります。一つの方法で解決しなくても、諦めずに次の方法を試してみてくださいね。
最も効果が高いのはG-Syncの無効化と、ドライバーの巻き戻しです。まずはこの2つから試してみることをおすすめします。
快適なゲーミング環境を取り戻して、ストレスなくPCライフを楽しみましょう!


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