ゲーム画面が「切れる」「カクつく」のはなぜ?
PCゲームをプレイしていて、こんな経験はありませんか?
- 画面が横に切れて見える(画面が2つに分断される)
- 動きがカクカクして滑らかじゃない
- 操作してから反応するまでに遅れがある
これらの問題は、GPUの描画速度とモニターの表示速度がズレていることが原因です。
G-SYNC(ジーシンク)は、NVIDIAが開発した、この問題を解決するための技術です。
この記事では、G-SYNCの仕組み、種類、使い方、FreeSyncとの違いまで、初心者の方にもわかりやすく解説します。
G-SYNCとは何か
G-SYNCの定義
G-SYNC(ジーシンク)とは、NVIDIAが開発した可変リフレッシュレート(VRR)技術のことです。
簡単に言うと、GPUとモニターの表示タイミングを同期させて、画面のティアリング(切れ目)やスタッター(カクつき)を解消する技術です。
G-SYNCが解決する問題
PCゲームでは、以下の3つの問題がよく起こります。
問題1:スクリーンティアリング(画面の切れ目)
ティアリング(Tearing)とは、画面が横に切れて見える現象です。
原因:
GPUが新しいフレーム(画像)を作成する速度と、モニターが画面を更新する速度がズレているため、画面の途中から新しいフレームが表示されてしまいます。
例:
- 画面の上半分は古いフレーム
- 画面の下半分は新しいフレーム
- 結果:画面が横に切れて見える
問題2:スタッター(カクつき)
スタッター(Stutter)とは、画面がカクカクして見える現象です。
原因:
GPUの描画速度が、モニターのリフレッシュレートに追いつかないとき、次のフレームの表示を待つために、同じ画面が繰り返し表示されます。
例:
- GPUが45fpsで描画している
- モニターは60Hzで更新している
- 結果:画面がカクカクして見える
問題3:入力遅延(インプットラグ)
入力遅延とは、キーボードやマウスで操作してから、画面に反映されるまでの遅れです。
原因:
V-Sync(後述)などの従来の同期技術では、フレームの表示を待つために、遅延が発生します。
G-SYNCの役割
G-SYNCは、これらの問題をすべて解決します。
G-SYNCの働き:
- GPUが新しいフレームを準備したタイミングで、モニターを更新
- モニターのリフレッシュレートを、GPUの描画速度に合わせて動的に変更
- 結果:ティアリングもスタッターもなく、滑らかで遅延の少ない映像
G-SYNCの仕組み
従来の問題:固定リフレッシュレート
従来のモニターは、固定リフレッシュレートで動作していました。
固定リフレッシュレートとは:
- モニターが画面を更新する頻度が固定されている
- 例:60Hzのモニターは、1秒間に60回画面を更新
問題:
GPUの描画速度は、ゲームのシーンによって変動します。
- 簡単なシーン:100fps
- 複雑なシーン:45fps
しかし、モニターは常に60Hzで更新するため、GPUの描画速度とズレが生じます。
V-Syncの問題
V-Sync(Vertical Sync:垂直同期)は、ティアリングを防ぐための従来の技術でした。
V-Syncの仕組み:
- GPUの描画速度を、モニターのリフレッシュレートに制限
- 例:60Hzのモニターなら、GPUを60fpsに制限
V-Syncの問題点:
- 性能の無駄:
- GPUが100fps出せても、60fpsに制限される
- 高性能なGPUを活かせない
- スタッターが発生:
- fpsが59fpsに下がると、30fpsに落ちる
- 画面がカクカクする
- 入力遅延が増える:
- フレームを待つために、遅延が発生
- 操作の反応が遅くなる
G-SYNCの解決方法:可変リフレッシュレート(VRR)
G-SYNCは、可変リフレッシュレート(VRR:Variable Refresh Rate)技術を使用します。
VRRの仕組み:
- GPUが新しいフレームを準備
- ゲームのシーンに応じて、描画速度は変動(例:45fps、70fps、100fps)
- G-SYNCモジュールが検知
- モニター内のG-SYNCモジュールが、GPUの描画速度を検知
- モニターのリフレッシュレートを調整
- GPUの描画速度に合わせて、モニターのリフレッシュレートを動的に変更
- 例:GPUが70fpsなら、モニターも70Hzに調整
- フレームができたらすぐに表示
- 待ち時間がないため、遅延が少ない
結果:
- ティアリングが発生しない(画面が切れない)
- スタッターが発生しない(カクつかない)
- 入力遅延が少ない(操作の反応が速い)
LFC(Low Framerate Compensation)
LFC(Low Framerate Compensation:低フレームレート補償)は、フレームレートが低いときの技術です。
LFCの仕組み:
フレームレートがモニターの最小可変リフレッシュレートを下回る場合(例:30fps以下)、同じフレームを複数回表示することで、実質的にVRRの範囲を維持します。
例:
- モニターの可変範囲:48Hz〜144Hz
- GPUが30fpsを出力
- LFCが作動:30fpsのフレームを2回表示し、実質60Hzで動作
- 結果:ちらつきやスタッターを軽減
G-SYNCの種類
G-SYNCには、いくつかの種類があります。
1. G-SYNC(ハードウェアモジュール搭載)
初期のG-SYNCで、モニター内部にNVIDIA製の専用モジュールを搭載しています。
特徴:
- 高品質:
- 画質や動作範囲の一貫性が高い
- 可変オーバードライブ機能
- その他の画像調整機能
- 広い可変リフレッシュレート範囲:
- 最小30Hzから最大240Hzまで(モニターによる)
- 低遅延:
- フレームができたらすぐに表示
- ULMB(Ultra Low Motion Blur)対応:
- バックライトストロービングにより、モーションブラーを軽減
デメリット:
- 高価:
- 専用モジュールのコストがかかる
- G-SYNC Compatible よりも高額
適している人:
- 最高の品質を求める人
- プロレベルのゲーマー
- 予算に余裕がある人
2. G-SYNC Compatible(G-SYNC互換)
VESA Adaptive-Sync(DisplayPortの可変リフレッシュ規格)を利用し、NVIDIAが動作確認・認証したモニターです。
特徴:
- 専用モジュール不要:
- FreeSyncモニターをベースにしている
- コストが安い
- 幅広い選択肢:
- 多くのモニターが対応
- NVIDIAの認証:
- NVIDIAが動作確認し、品質を保証
デメリット:
- 品質はモニターによる:
- G-SYNCモジュール搭載機ほどの一貫性はない
- 可変オーバードライブがない場合も
適している人:
- コストを抑えたい人
- NVIDIAのGPUを使っている人
- 十分な品質が得られれば良い人
3. G-SYNC Ultimate(G-SYNC HDR)
G-SYNCモジュールに加えて、HDR機能を組み合わせた上位仕様です。
特徴:
- HDR対応:
- 高輝度(元々は1,000nit以上、現在はVESA HDR400=400nit以上)
- 広色域(DCI-P3色域)
- ローカルディミング(部分的な明るさ調整)
- 最高の画質:
- より鮮やかな色
- より深いコントラスト
- よりリアルな明るさ
デメリット:
- 非常に高価:
- 最上位のモニター
- 価格が高額
適している人:
- 最高の画質を求める人
- HDRゲームを楽しみたい人
- 予算に制限がない人
4. G-SYNC Pulsar(2024年発表)
2024年のCESで発表された、最新のG-SYNC技術です。
特徴:
- アダプティブオーバードライブ:
- ピクセルの色の移行速度を動的に調整
- モーションブラーとゴーストを軽減
- パルス変調:
- バックライトパルスをインテリジェントに制御
- ちらつきを排除
- VRRとストロボ技術の統合:
- 可変リフレッシュレートと、バックライトストロボ技術を融合
- モーションブラーを大幅に軽減
適している人:
- 最新技術を試したい人
- 競技レベルのゲーマー
- モーションの明瞭さを重視する人
G-SYNCの種類まとめ表
| 種類 | 専用モジュール | HDR | 価格 | 品質 | 適している人 |
|---|---|---|---|---|---|
| G-SYNC | 必要 | なし | 高 | 非常に高い | 品質重視 |
| G-SYNC Compatible | 不要 | なし | 中〜低 | モニターによる | コスト重視 |
| G-SYNC Ultimate | 必要 | あり | 非常に高 | 最高 | 最高品質を求める |
| G-SYNC Pulsar | 必要 | あり | 非常に高 | 最高 | 最新技術を求める |
FreeSyncとの違い
G-SYNCの競合技術として、AMD社が開発したFreeSyncがあります。
FreeSyncとは
FreeSyncは、AMDが開発した可変リフレッシュレート技術です。
特徴:
- VESA Adaptive-Sync規格を採用
- オープンスタンダード(誰でも使える)
- 専用モジュール不要
- 無料でライセンス可能
G-SYNCとFreeSyncの違い
| 項目 | G-SYNC | FreeSync |
|---|---|---|
| 開発元 | NVIDIA | AMD |
| 専用モジュール | 必要(G-SYNCモジュール搭載機) | 不要 |
| 技術 | プロプライエタリ(独自規格) | オープンスタンダード |
| ライセンス | 有料 | 無料 |
| 価格 | 高い(モジュールコスト) | 安い |
| 品質の一貫性 | 高い(NVIDIAの厳格な認証) | モニターによる |
| 可変リフレッシュレート範囲 | 広い | モニターによる |
| 可変オーバードライブ | あり | 限定的 |
| GPU互換性 | NVIDIA GPU専用 | AMD GPU + NVIDIA GPU(G-SYNC Compatible) |
| 対応モニター数 | 少ない | 多い |
互換性の歴史
2019年の転機:
2019年、NVIDIAは重要な発表をしました。
- NVIDIA GPUで、FreeSync(VESA Adaptive-Sync)をサポート
- 「G-SYNC Compatible」として認証
理由:
2017年に発表されたHDMI 2.1規格に、VRR(Variable Refresh Rate)技術が組み込まれました。このVRRは、FreeSyncと同じVESA Adaptive-Syncをベースにしていました。
HDMI 2.1が普及する流れの中で、NVIDIAも独自規格を貫くことができず、FreeSyncに対応しました。
現在:
- NVIDIA GPUで、FreeSyncモニター(G-SYNC Compatible認証済み)が使える
- AMD GPUでは、G-SYNCモニターは使えない
どちらを選ぶべきか?
選択の基準:
1. GPUで選ぶ
- NVIDIA GPUを使っている:G-SYNC または G-SYNC Compatible
- AMD GPUを使っている:FreeSync
2. 予算で選ぶ
- 予算に余裕がある:G-SYNC(高品質)
- コストを抑えたい:G-SYNC Compatible または FreeSync
3. 品質で選ぶ
- 最高の品質を求める:G-SYNC または G-SYNC Ultimate
- 十分な品質で良い:G-SYNC Compatible または FreeSync
4. 実用性で選ぶ
実際のゲームプレイでは、G-SYNCとFreeSync(G-SYNC Compatible)の違いは、ほとんど感じられません。ブラインドテストでは、多くのユーザーが違いを識別できないことが報告されています。
おすすめ:
- NVIDIA GPU + 予算に余裕がある:G-SYNC
- NVIDIA GPU + コスト重視:G-SYNC Compatible
- AMD GPU:FreeSync
G-SYNCを使うための必要環境
必要なもの
G-SYNCを使うには、以下の3つが必要です。
1. G-SYNC対応モニター
G-SYNC モジュール搭載モニター、またはG-SYNC Compatible認証モニターが必要です。
確認方法:
- NVIDIAの公式サイトで、対応モニターのリストを確認
- モニターの製品ページで「G-SYNC」または「G-SYNC Compatible」の記載を確認
2. NVIDIA GPU(グラフィックスカード)
対応GPU:
- G-SYNCモジュール搭載モニター用:
- NVIDIA GeForce GTX 650 Ti BOOST 以上
- Kepler クラス以降のQuadro GPU
- G-SYNC Compatible モニター用:
- NVIDIA Pascal クラスのGPU以降(GTX 10シリーズ以降)
例:
- GeForce GTX 1060以降
- GeForce RTX 20シリーズ以降
- GeForce RTX 30シリーズ
- GeForce RTX 40シリーズ
3. 適切な接続方式
DisplayPort接続が推奨されます。
- DisplayPort:
- G-SYNCの主流の接続方式
- すべてのG-SYNC機能が使える
- HDMI:
- HDMI 2.1以降で、一部のモニターで対応
- モニターとGPUの両方が対応している必要がある
対応OS
- G-SYNCモジュール搭載モニター:
- Windows 7以降
- G-SYNC Compatible モニター:
- Windows 10以降
G-SYNCの設定方法
設定手順
G-SYNCを有効にするには、以下の手順を実行します。
ステップ1:モニターを接続
- G-SYNC対応モニターを、NVIDIAのGPUに接続
- DisplayPortケーブルを使用(推奨)
- モニターの電源を入れる
ステップ2:最新ドライバのインストール
- NVIDIAの公式サイトから、最新のGeForce Experienceをダウンロード
- GeForce Experienceをインストール
- GeForce Experienceを起動
- 「ドライバー」タブから、最新ドライバをダウンロード・インストール
- PCを再起動
ステップ3:NVIDIAコントロールパネルでG-SYNCを有効化
- デスクトップを右クリック
- 「NVIDIAコントロールパネル」を選択
- 「ディスプレイ」→「G-SYNCの設定」を開く
- G-SYNCを有効にする
- 「G-SYNC/G-SYNC対応を有効にする」にチェックを入れる
- 対象ディスプレイを選択
- 「選択したディスプレイモデルの設定を有効にする」にチェック
- 接続されているG-SYNC対応モニターを選択
- モードを選択
- 「全画面モード」:全画面ゲームのみでG-SYNCを有効
- 「全画面モードとウィンドウモード」:ウィンドウモードでもG-SYNCを有効(推奨)
- 「適用」をクリック
ステップ4:モニターテクノロジの設定を確認
- NVIDIAコントロールパネルで、「3D設定の管理」を開く
- 「モニターテクノロジ」が「G-SYNC/G-SYNC対応」に設定されていることを確認
- 設定されていない場合は、変更して「適用」
ステップ5:動作確認
- G-SYNCが動作しているか確認
- ゲームを起動
- 画面のティアリングやカクつきがないか確認
- G-SYNCインジケーターを有効にする(オプション)
- 一部のモニターには、G-SYNCが動作しているときに表示されるインジケーター機能がある
- モニターの設定メニューで確認
トラブルシューティング
G-SYNCが動作しない場合:
- 接続を確認
- DisplayPortケーブルで接続されているか
- ケーブルが正しく挿入されているか
- モニターがプライマリディスプレイに設定されているか
- NVIDIAコントロールパネルで確認
- 「ディスプレイ」→「複数のディスプレイの設定」
- ドライバを再インストール
- 最新のNVIDIAドライバをインストール
- モニターのファームウェアを更新
- メーカーのウェブサイトで、最新のファームウェアを確認
G-SYNCのメリット
メリット1:ティアリングの解消
画面が横に切れる現象(ティアリング)が完全になくなります。
メリット2:スタッターの解消
画面のカクつき(スタッター)が軽減され、滑らかな映像になります。
メリット3:低遅延
V-Syncのような待ち時間がないため、入力遅延が少なく、操作の反応が速くなります。
メリット4:幅広いフレームレートに対応
GPUの性能をフルに活用できます。
- 30fps〜240fpsまで、どのフレームレートでも滑らかに表示
- 高性能なGPUの能力を無駄にしない
メリット5:ゲーム体験の向上
- 競技レベルのゲームで有利
- FPSゲームで、敵を正確に狙える
- レーシングゲームで、滑らかな映像
- アクションゲームで、快適な操作感
G-SYNCのデメリット
デメリット1:価格が高い
G-SYNCモジュール搭載モニターは、FreeSyncモニターよりも高価です。
- G-SYNCモジュールのコスト
- G-SYNC Compatible モニターなら、比較的安価
デメリット2:対応モニターが限られる
FreeSyncと比べて、対応モニターの選択肢が少ないです。
デメリット3:NVIDIA GPU専用
AMD GPUでは使えません。
- NVIDIA GPUを持っていることが前提
- GPUを買い替える場合、G-SYNCモニターを活かすにはNVIDIA GPU が必要
デメリット4:一部の設定が無効になる
G-SYNCを有効にすると、NVIDIAコントロールパネルの一部の設定が無効になります。
- 影響を受ける設定を確認してから使用する
よくある質問
Q: G-SYNCは、すべてのゲームで効果がありますか?
A: はい、G-SYNCは、ほぼすべてのゲームで効果があります。特に、フレームレートが変動しやすいゲーム(オープンワールド、FPS、レーシングゲームなど)で効果が顕著です。
Q: G-SYNCを使うと、フレームレートが上がりますか?
A: いいえ、G-SYNCはフレームレートを上げる技術ではありません。G-SYNCは、GPUが出力するフレームレートを、モニターが滑らかに表示するための技術です。フレームレートを上げるには、GPUのアップグレードや、ゲーム設定の調整が必要です。
Q: G-SYNC Compatibleは、G-SYNCと比べて性能が劣りますか?
A: G-SYNC Compatibleは、NVIDIAが動作確認したモニターなので、基本的な機能は問題なく動作します。ただし、G-SYNCモジュール搭載機ほどの一貫性や、可変オーバードライブなどの高度な機能はない場合があります。実際のゲームプレイでは、ほとんどのユーザーが違いを感じられないレベルです。
Q: FreeSyncモニターをNVIDIA GPUで使えますか?
A: はい、NVIDIAのPascal クラスのGPU以降(GTX 10シリーズ以降)であれば、FreeSyncモニターでG-SYNC Compatible機能を使えます。ただし、NVIDIAが認証したモニターでない場合、品質は保証されません。
Q: G-SYNCとULMB(Ultra Low Motion Blur)は同時に使えますか?
A: いいえ、G-SYNCとULMBは、基本的に同時に使用できません。ULMBは、バックライトストロービング技術で、固定リフレッシュレートで動作します。ただし、G-SYNC Pulsarでは、VRRとストロボ技術を融合させています。
Q: G-SYNCは、ノートPCでも使えますか?
A: はい、NVIDIA GPUを搭載したノートPCで、外部モニター(G-SYNC対応)に接続すれば使用できます。ノートPC本体の画面では、G-SYNCは使えません(一部のゲーミングノートPCを除く)。
Q: G-SYNCは、HDMIでも使えますか?
A: G-SYNCは、主にDisplayPortで動作しますが、HDMI 2.1以降で対応するモニターも増えています。ただし、モニターとGPUの両方がHDMI経由のG-SYNCに対応している必要があります。DisplayPort接続が推奨されます。
Q: G-SYNCは、どのくらいのフレームレート範囲で動作しますか?
A: モニターによって異なりますが、一般的には30Hz〜240Hzの範囲で動作します。LFC(低フレームレート補償)機能により、30Hz以下のフレームレートでも動作するモニターもあります。
Q: G-SYNCを使うと、バッテリーの消費が増えますか?
A: デスクトップPCでは問題ありませんが、ノートPCでは、「全画面モードとウィンドウモード」の両方でG-SYNCを有効にすると、バッテリー消費が増える可能性があります。バッテリー駆動時は、「全画面モードのみ」に設定することをおすすめします。
まとめ
G-SYNCについて、重要なポイントをまとめます。
G-SYNCとは:
- NVIDIAが開発した可変リフレッシュレート(VRR)技術
- GPUとモニターの表示タイミングを同期させる
- ティアリング、スタッター、入力遅延を解消
G-SYNCの仕組み:
- GPUの描画速度に合わせて、モニターのリフレッシュレートを動的に調整
- フレームができたらすぐに表示
- 滑らかで遅延の少ない映像を実現
G-SYNCの種類:
- G-SYNC:専用モジュール搭載、高品質、高価
- G-SYNC Compatible:専用モジュール不要、コスト重視、品質はモニターによる
- G-SYNC Ultimate:HDR対応、最高品質、非常に高価
- G-SYNC Pulsar:最新技術、モーションブラー軽減、非常に高価
FreeSyncとの違い:
- G-SYNC:NVIDIA独自規格、専用モジュール、高品質、高価
- FreeSync:オープンスタンダード、専用モジュール不要、安価、品質はモニターによる
- 2019年以降:NVIDIA GPUでFreeSyncモニター(G-SYNC Compatible)が使える
必要な環境:
- G-SYNC対応モニター
- NVIDIA GPU(GTX 650 Ti BOOST以降、G-SYNC Compatibleは GTX 10シリーズ以降)
- DisplayPort接続(推奨)
メリット:
- ティアリング・スタッターの解消
- 低遅延
- 幅広いフレームレート対応
- ゲーム体験の向上
デメリット:
- 価格が高い(G-SYNCモジュール搭載機)
- 対応モニターが限られる
- NVIDIA GPU専用
選択の基準:
- NVIDIA GPU + 予算に余裕:G-SYNC
- NVIDIA GPU + コスト重視:G-SYNC Compatible
- AMD GPU:FreeSync
- 実用性:G-SYNC Compatible で十分(実際の違いは少ない)
重要なポイント:
G-SYNCは、PCゲームの体験を劇的に向上させる技術です。特に、競技レベルのゲーマーや、滑らかな映像を求める人には、非常に有効です。
価格やGPUの互換性を考慮し、自分に合ったG-SYNCモニターを選びましょう。G-SYNC Compatibleであれば、比較的安価で、十分な品質が得られます。
この記事が、あなたのG-SYNC選びの参考になれば幸いです。快適なゲームライフを楽しんでください!


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