FxSound(エフエックスサウンド)は、Windows PCの音質を向上させる無料のオーディオエンハンサーソフトです。
こんな悩みを解決:
- PCの音がこもって聞こえる
- ノートPCのスピーカーの音が小さい・薄い
- 安いヘッドホンの音質をもっと良くしたい
- YouTubeやSpotifyの音を高音質化したい
- ゲームの臨場感を高めたい
インストールするだけで、どんなアプリの音でも自動的に改善してくれる優れものです。
この記事では、FxSoundの機能、使い方、設定方法まで、初心者にも分かりやすく解説していきます。
FxSoundの基本情報

名称の歴史
FxSoundは、もともとDFX Audio Enhancerという名前で20年以上販売されていた有料ソフトでした。
歴史の流れ:
DFX Audio Enhancer(有料)
↓
FxSound Premium(有料)
↓
FxSound Pro(サブスク)
↓
FxSound(完全無料化)← 現在
2023年に完全無料化され、オープンソースソフトウェアとして公開されています。
開発理念
FxSoundのミッション:
「高品質な音響は、高価な機材を買える人だけのものではなく、すべての人がアクセスできるべきだ」
この理念のもと、現在はユーザーの寄付で開発が継続されています。
基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ソフト名 | FxSound |
| 旧名称 | DFX Audio Enhancer |
| 対応OS | Windows 11/10/8/7/Vista |
| 価格 | 完全無料 |
| ライセンス | オープンソース |
| 開発元 | FxSound LLC |
| 公式サイト | https://www.fxsound.com/ |
| ファイルサイズ | 約50MB |
| 日本語対応 | あり |
FxSoundでできること – 5つの主要機能
FxSoundには、音質を劇的に改善する5つの主要機能があります。
1. 音質向上(Fidelity)
圧縮音源の復元:
MP3やストリーミング音源は、ファイルサイズを小さくするために音の情報が削られています。FxSoundはこの失われた高音域の倍音を復元し、クリアで厚みのあるサウンドに変換します。
効果:
- 音がクリアになる
- 細かい音が聞き取りやすくなる
- 音に厚みが出る
2. 3Dサラウンド(Ambience)
仮想サラウンド効果:
普通のステレオスピーカーやヘッドホンでも、まるで音に包まれているような立体的な音響効果を生み出します。
効果:
- 音の広がりが感じられる
- 空間的な奥行きが出る
- 臨場感が増す
3. 音量ブースター(Dynamic Gain)
ダイナミックボリューム増幅:
音を単純に大きくするのではなく、歪みを抑えながら最大2倍の音量まで増幅できます。
効果:
- 小さい音がはっきり聞こえる
- セリフが聞き取りやすくなる
- ノートPCの小さいスピーカーでも十分な音量
4. 低音ブースター(HyperBass)
低音域の強化:
スピーカーの能力を超えることなく、低音を豊かにします。
効果:
- 迫力のある低音
- 音楽の重厚感が増す
- 映画やゲームの臨場感向上
5. 音声明瞭化(Clarity)
人の声の強調:
音楽や効果音の中でも、人の声だけをクリアにします。
効果:
- 映画のセリフが聞き取りやすい
- オンライン会議の音声がクリア
- 文字起こし作業が楽になる
ダウンロードとインストール
ダウンロード方法
公式サイトからのダウンロード:
- 公式サイトにアクセス
- https://www.fxsound.com/
- 「Download」ボタンをクリック
- セットアップファイル(fxsound_setup.exe)がダウンロードされる
Microsoft Storeからのダウンロード:
Microsoft Storeで「FxSound」を検索してインストールすることもできます。
インストール手順
非常に簡単:
- ダウンロードした「fxsound_setup.exe」をダブルクリック
- ユーザーアカウント制御で「はい」をクリック
- 自動的にインストールが完了(選択画面なし)
- デスクトップにショートカットが作成される
所要時間:約30秒〜1分
基本的な使い方 – 初心者向けガイド
起動と初期設定
1. ソフトを起動:
デスクトップのショートカットをダブルクリック
2. 日本語化:
初回起動時は英語表示ですが、簡単に日本語化できます。
手順:
- 画面右上の「⚙」(設定)アイコンをクリック
- 「Language」の右側にあるボタンを数回クリック
- 「日本語」を選択
- 設定画面を閉じる
3. 再生デバイスの選択:
画面右上のプルダウンメニューから、音を出したいデバイス(スピーカーやヘッドホン)を選択します。
設定完了!
これだけで、PCの音が自動的に改善されます。
プリセットの使い方
FxSoundには、用途別のプリセットが20種類以上用意されています。
プリセットの選択:
画面左上のプルダウンメニューをクリックして、好みのプリセットを選択します。
主要なプリセット:
| プリセット名 | 用途 |
|---|---|
| Default | 標準(フラット) |
| Music | 音楽全般 |
| Gaming | ゲーム |
| Movie | 映画 |
| TV | テレビ番組 |
| Streaming Video | YouTube、Netflixなど |
| Voice Clarity | 音声明瞭化(会議、文字起こし) |
| Bass Boost | 低音強化 |
| Volume Boost | 音量増幅 |
| Pop | ポップミュージック |
| Rock | ロック |
| Jazz | ジャズ |
| Classical | クラシック |
| Hip Hop | ヒップホップ |
| Electronic | エレクトロニックミュージック |
おすすめの使い分け:
YouTube視聴 → Streaming Video
Spotify → Music
Netflix → Movie
Zoom会議 → Voice Clarity
FPSゲーム → Gaming
ON/OFFの切り替え
効果の確認:
画面右上のピンク色のボタンをクリックすると、FxSoundのON/OFFを切り替えられます。
比較方法:
- 音楽を再生しながらOFFにする
- ONに戻す
- 音の違いを実感!
多くの人が「明らかに音が良くなった」と驚きます。
詳細設定 – カスタマイズ方法
イコライザーの調整
画面中央には9バンドイコライザー(最新版では20バンドまで拡張可能)が表示されています。
イコライザーの見方:
左側(低音) ← → 右側(高音)
各バンドの役割:
| 周波数帯 | 役割 |
|---|---|
| 32Hz – 64Hz | 超低音(ドスン、ズンズン) |
| 125Hz – 250Hz | 低音(ベース、バスドラム) |
| 500Hz – 1kHz | 中音(ボーカル、ギター) |
| 2kHz – 4kHz | 中高音(明瞭さ、存在感) |
| 8kHz – 16kHz | 高音(シンバル、空気感) |
調整方法:
各バンドのスライダーを上下にドラッグして調整します。
基本的な調整例:
低音を強化したい:
125Hz と 250Hz を +3dB 程度上げる
ボーカルをクリアに:
1kHz と 2kHz を +2dB 程度上げる
250Hz を -2dB 程度下げる(こもりを軽減)
高音をキラキラさせたい:
8kHz と 16kHz を +3dB 程度上げる
エフェクトの調整
画面右側には、5つのエフェクトの強度を調整するスライダーがあります。
エフェクト一覧:
| エフェクト | 説明 | 調整範囲 |
|---|---|---|
| Fidelity | 音質向上 | 0-100% |
| Ambience | サラウンド効果 | 0-100% |
| Dynamic Gain | 音量ブースト | 0-100% |
| HyperBass | 低音ブースト | 0-100% |
| Clarity | 音声明瞭化 | 0-100% |
推奨設定:
音楽鑑賞:
Fidelity: 70%
Ambience: 50%
Dynamic Gain: 30%
HyperBass: 60%
Clarity: 0%
映画視聴:
Fidelity: 60%
Ambience: 80%
Dynamic Gain: 50%
HyperBass: 70%
Clarity: 40%
ゲーム:
Fidelity: 50%
Ambience: 70%
Dynamic Gain: 40%
HyperBass: 80%
Clarity: 30%
オンライン会議:
Fidelity: 30%
Ambience: 0%
Dynamic Gain: 60%
HyperBass: 0%
Clarity: 100%
カスタムプリセットの保存
自分で調整した設定は、プリセットとして保存できます。
保存方法:
- 画面左下のハンバーガーメニュー(≡)をクリック
- 「Save new preset」を選択
- プリセット名を入力
- 「Save」をクリック
保存したプリセットは、プリセットリストに追加されます。
設定とオプション
設定画面
画面右上の「⚙」(設定)アイコンをクリックすると、詳細設定ができます。
主要な設定項目:
| 設定項目 | 説明 |
|---|---|
| Language | 言語設定(日本語対応) |
| Theme | ライトモード/ダークモード |
| Auto-switch devices | 新しいデバイス接続時に自動切替 |
| Start with Windows | Windows起動時に自動起動 |
| Minimize to tray | 閉じたときにシステムトレイに最小化 |
おすすめ設定:
✓ Start with Windows(常に音質改善したい場合)
✓ Minimize to tray(邪魔にならないように)
□ Auto-switch devices(誤動作防止のため無効推奨)
システムトレイからの操作
FxSoundを最小化すると、タスクトレイに格納されます。
トレイアイコンの右クリックメニュー:
- プリセットの選択
- 再生デバイスの選択
- オンにする/オフにする
- 設定
- 終了
キーボードショートカット
便利なショートカット:
| キー | 機能 |
|---|---|
| Ctrl + Shift + Space | ON/OFF切り替え |
| Ctrl + Shift + ↑ | プリセット次へ |
| Ctrl + Shift + ↓ | プリセット前へ |
対応環境と動作要件
対応OS
Windows専用ソフト:
- Windows 11
- Windows 10
- Windows 8/8.1
- Windows 7
- Windows Vista
残念ながら:
- macOSには非対応
- Linuxには非対応
(Mac用には「Audirvana」など別のソフトがあります)
対応アプリケーション
すべてのアプリの音を改善:
FxSoundはシステムレベルで動作するため、どんなアプリの音でも自動的に処理されます。
対応例:
- ブラウザ(Chrome、Firefox、Edge)
- 音楽プレーヤー(Spotify、iTunes、foobar2000)
- 動画プレーヤー(VLC、Windows Media Player)
- 動画配信(YouTube、Netflix、Amazon Prime)
- ゲーム(Steam、Epic Games)
- 通話・会議(Zoom、Teams、Discord)
設定不要:
アプリごとの設定は不要で、FxSoundを起動しておくだけでOKです。
動作環境
必要スペック:
| 項目 | 要件 |
|---|---|
| CPU | 特になし(現代のPCなら問題なし) |
| メモリ | 100MB程度 |
| ストレージ | 50MB |
| サウンドカード | 標準のオーディオデバイス |
軽量ソフト:
FxSoundは非常に軽量で、常駐させてもほとんどCPUやメモリを消費しません。
他のイコライザーソフトとの比較
Equalizer APO vs FxSound
| 項目 | FxSound | Equalizer APO |
|---|---|---|
| 操作性 | 簡単(初心者向け) | 複雑(上級者向け) |
| プリセット | 豊富 | 自作が必要 |
| イコライザー | 9〜20バンド | 無制限 |
| 特殊効果 | あり(サラウンド、低音強化など) | なし(イコライザーのみ) |
| GUIの美しさ | きれい | シンプル(Peace GUIが必要) |
| 日本語 | あり | あり |
おすすめの使い分け:
初心者・手軽に音質改善 → FxSound
細かい調整をしたい上級者 → Equalizer APO
Boom 3D vs FxSound
| 項目 | FxSound | Boom 3D |
|---|---|---|
| 価格 | 無料 | 有料(約$40) |
| 3Dサラウンド | あり | あり(高品質) |
| OS | Windows | Windows + Mac |
| イコライザー | 9〜20バンド | 31バンド |
| プリセット | 20種類以上 | 30種類以上 |
おすすめの使い分け:
無料で十分な機能 → FxSound
より高品質・Macも使う → Boom 3D
よくある質問(FAQ)
Q1: 本当に無料なの?
A: はい、完全無料です。
以前は有料でしたが、2023年に完全無料化されました。機能制限も広告もありません。
ただし、開発を支援したい場合は寄付ができます。
Q2: 音質は本当に良くなる?
A: はい、ほとんどの人が効果を実感します。
特に以下のケースで効果大:
- 安価なスピーカーやヘッドホン
- ノートPCの内蔵スピーカー
- 圧縮音源(MP3、ストリーミング)
ただし、すでに高級オーディオ機器を使っている場合は、効果が控えめな場合もあります。
Q3: 音が歪んだりしない?
A: 適切に設定すれば歪みません。
注意点:
- イコライザーを上げすぎると歪む可能性あり
- 音割れする場合は、各エフェクトの強度を下げる
Q4: どのプリセットが一番いい?
A: 用途と好みによります。
おすすめの探し方:
- まず用途に合ったプリセット(Music、Movie、Gamingなど)を試す
- 複数のプリセットを切り替えて比較
- 気に入ったものをベースにカスタマイズ
Q5: ゲームで使える?
A: はい、問題なく使えます。
特にFPSゲームでは、足音がクリアに聞こえると評判です。
おすすめ設定:
- プリセット「Gaming」を選択
- Clarity を50-70%に設定
Q6: CPUやメモリを食う?
A: いいえ、非常に軽量です。
実測値:
- CPU使用率:1%未満
- メモリ使用量:100-130MB程度
常駐させても、他のアプリに影響はほぼありません。
Q7: アンインストール方法は?
A: Windowsの標準機能でアンインストールできます。
手順:
- 設定 → アプリ → インストールされているアプリ
- 「FxSound」を見つける
- 「アンインストール」をクリック
Q8: ハイレゾ音源にも効果ある?
A: 効果はありますが、効果の程度は限定的です。
ハイレゾ音源は既に高品質なため、圧縮音源ほどの劇的な改善は感じにくいかもしれません。
Q9: Bluetoothイヤホンでも使える?
A: はい、使えます。
ただし、Bluetooth自体の遅延や音質劣化には対処できません。
Q10: 複数のPCで使える?
A: はい、インストール台数に制限はありません。
無料ソフトなので、何台でも自由にインストールできます。
トラブルシューティング
音が出ない
チェック項目:
- FxSoundがONになっているか確認
- 画面右上のボタンがピンク色か確認
- 正しい再生デバイスを選択しているか確認
- 画面右上のプルダウンメニューを確認
- Windowsの音量設定を確認
- タスクバーのスピーカーアイコンから音量を確認
- ソフトを再起動
- FxSoundを一度終了して再起動
音が割れる・歪む
対策:
- エフェクトの強度を下げる
- 各エフェクトを50%以下に設定
- イコライザーを調整
- 上げすぎたバンドを元に戻す
- 音量を下げる
- Windows全体の音量を下げる
新しいデバイスに自動で切り替わってしまう
対策:
設定で「新しく接続された出力デバイスに自動的に切り替える」のチェックを外す。
ソフトが起動しない
対策:
- 再インストール
- 一度アンインストールしてから再インストール
- Windowsを再起動
- PCを再起動してから起動
- 管理者権限で実行
- アイコンを右クリック → 管理者として実行
実際の使用例
例1: 音楽鑑賞
ユーザー:大学生
環境:
- ノートPC
- 2,000円の安価なヘッドホン
- Spotify(無料プラン)
設定:
- プリセット「Music」
- HyperBass: 70%
- Fidelity: 80%
感想:
「安物ヘッドホンの音質が明らかに良くなった。低音が聞こえるようになって、音楽を聴くのが楽しくなった」
例2: 映画視聴
ユーザー:会社員
環境:
- デスクトップPC
- 普通のPCスピーカー
- Netflix
設定:
- プリセット「Movie」
- Clarity: 60%(セリフ強調)
- Ambience: 80%(臨場感)
感想:
「セリフが小さくて聞き取れないことが多かったけど、FxSoundを使ったら劇的に改善。音量を上げなくてもクリアに聞こえる」
例3: ゲーム
ユーザー:ゲーマー
環境:
- ゲーミングPC
- ゲーミングヘッドセット
- Apex Legends、Valorant
設定:
- プリセット「Gaming」
- Clarity: 70%(足音強調)
- Ambience: 50%(位置把握)
感想:
「足音がはっきり聞こえるようになって、敵の位置が分かりやすくなった。FPS必須ソフト」
例4: オンライン会議
ユーザー:リモートワーカー
環境:
- ノートPC
- 内蔵スピーカー
- Zoom、Teams
設定:
- プリセット「Voice Clarity」
- Clarity: 100%
- Dynamic Gain: 60%
感想:
「相手の声が小さくて聞き取りづらかったのが解消。会議のストレスが減った」
まとめ – FxSoundの魅力
FxSoundについて、詳しく解説してきました。
FxSoundのメリット
1. 完全無料
- 機能制限なし
- 広告なし
- 無制限に使える
2. 簡単操作
- インストールするだけで効果あり
- プリセット選択だけでOK
- 初心者でも使いやすい
3. 効果が実感できる
- 音質が明らかに向上
- 音量が大きくなる
- 低音が豊かになる
4. どんなアプリでも有効
- システムレベルで動作
- 個別設定不要
- すべての音を改善
5. 軽量
- CPUやメモリをほとんど使わない
- 常駐させても問題なし
FxSoundのデメリット
1. Windows専用
- MacやLinuxでは使えない
2. 調整が難しい場合も
- 上級者には物足りないかも
- より細かい調整はEqualizer APOが良い
3. ハイエンド機器では効果が限定的
- すでに高級オーディオ機器を使っている場合
- 効果が控えめな可能性
こんな人におすすめ
FxSoundがぴったりな人:
✓ PCの音質を手軽に改善したい
✓ 安いスピーカーやヘッドホンを使っている
✓ ノートPCの音が小さくて困っている
✓ YouTubeやSpotifyをよく聴く
✓ ゲームで足音を聞き取りたい
✓ オンライン会議で相手の声が聞き取りにくい
✓ 無料で高機能なソフトが欲しい
最後に
FxSoundは、「誰でも簡単に、無料で、PCの音質を劇的に改善できる」素晴らしいソフトウェアです。
インストールして、プリセットを選ぶだけ。たったこれだけで、あなたのPCの音が生まれ変わります。
まずは試してみてください:
- 公式サイトからダウンロード(https://www.fxsound.com/)
- インストール(30秒)
- プリセット選択
- 音の違いを実感!
完全無料なので、試して損はありません。きっと、「なんでもっと早く使わなかったんだろう」と思うはずです!

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