フレッツ・セッションプラスとは?セッション追加の仕組みと料金を解説

プログラミング・IT

フレッツ光を使っていると「セッションが足りない」「もっと接続先を増やしたい」という場面が出てくることがあります。
そんなときに役立つのが、NTTが提供するオプションサービス「フレッツ・セッションプラス」です。
この記事では、セッションとは何か・なぜ追加が必要になるのかを基礎から解説し、料金や申し込み方法までまとめて紹介します。


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セッション(PPPoEセッション)とは何か

「セッション追加」という言葉を理解するには、まず「セッション」の意味を把握しておく必要があります。

フレッツ光で使われる「セッション」とは、PPPoE(Point-to-Point Protocol over Ethernet)セッションのことです。
PPPoEとは、インターネットプロバイダやVPNサービスに接続する際に使われる通信方式で、1つの接続を「1セッション」と数えます。

たとえば「プロバイダAに接続する」「フレッツ・VPNゲートに接続する」「サービス情報サイトに接続する」といった操作はそれぞれ別のセッションを消費します。

セッションは通信速度とは無関係

セッション数を増やしても、1回線あたりの通信速度は変わりません(NTT東西公式より)。
あくまで「同時に接続できる先の数」を増やすサービスです。


フレッツ光の基本セッション数

フレッツ光では、追加申し込みなしでも標準で一定数のセッションが利用できます。

サービス基本セッション数
フレッツ 光ネクスト ファミリータイプ2
フレッツ 光ネクスト マンションタイプ2
フレッツ 光ネクスト ビジネスタイプ2

家庭向けプランでは標準2セッションが提供されているため、通常のインターネット利用に加えてもう1つサービスを使いたい場合は問題ありません。
ただし、3つ以上の接続先に同時につなぎたい場合は、「フレッツ・セッションプラス」による追加が必要になります。


フレッツ・セッションプラスとは

フレッツ・セッションプラスは、NTT東日本・NTT西日本が提供する有料オプションサービスです。
1回線で同時に利用できるPPPoEセッション数を、標準の2から最大まで増やすことができます。

NTT西日本公式サイトでは次のように説明されています。

「フレッツ 光ネクスト」または「コラボ光」で同時に利用可能なセッション数を追加するサービス

(末尾の参考情報源に公式URLを記載)

追加できるセッション数の上限

サービスメニュー基本数追加上限最大数
ファミリータイプ・マンションタイプ2+35
ビジネスタイプ2+1820

家庭向けプランは最大5セッション、法人向けビジネスタイプは最大20セッションまで増やすことができます。

対応しているサービス・接続先

セッションを利用できる主な接続先・サービスは以下のとおりです。

  • インターネットプロバイダへのPPPoE接続(複数プロバイダへの同時接続)
  • フレッツ・VPNゲート
  • フレッツ・VPNワイド
  • サービス情報サイト(フレッツスクウェア)

どんなときにセッション追加が必要か

標準の2セッションで収まるケースがほとんどですが、以下のような状況ではセッションが不足することがあります。

  • 複数のプロバイダを同時に使いたい場合:家族それぞれが別のプロバイダで接続するなど
  • VPNサービスとインターネットを同時に使いたい場合:フレッツ・VPNとインターネット接続を同時に利用する業務環境など
  • 自宅サーバーを構築する場合:固定IPアドレスを複数取得して運用するケース

ひかり電話は通話中にはセッションを消費しませんが、機器の電源立ち上げ時や設定情報の更新時に数分間セッションを使用することがあります。


料金

月額利用料

追加1セッションあたりの月額利用料は330円です(NTT東日本・NTT西日本共通)。

たとえばセッションを2つ追加(合計4セッション)にする場合、月額660円の追加となります。

工事費(初期費用)

工事費は申し込み時および変更時に必要です。
廃止時には工事費は発生しません。

NTT東日本の場合(2026年3月時点):

費用項目金額
基本工事費1,100円
交換機等工事費1,100円
合計2,200円

NTT西日本の場合(2026年3月時点):

費用項目金額
基本工事費(NTT西日本公式サイトからの申し込み)2,200円
交換機等工事費1,100円
合計3,300円

NTT西日本では、2026年7月1日より公式サイト以外からの申し込みにおける基本工事費が3,300円に改定されます。
詳細はNTT西日本公式サイト「基本工事費の改定について」をご確認ください。

なお、フレッツ 光ネクストと同時契約し工事日が同じ場合は、NTT西日本では基本工事費が発生しません。


申し込みに必要な条件

フレッツ・セッションプラスを利用するには以下の条件を満たす必要があります。

  • フレッツ 光ネクストまたはコラボ光のいずれかを契約していること
  • フレッツ 光クロスは対象外(申し込み不可)
  • 複数セッションに対応した機器(ブロードバンドルーターまたはひかり電話対応ホームゲートウェイ)が必要

NTT東日本エリアは北海道・東北・関東・甲信越の17都道県、NTT西日本エリアはそれ以外の30府県が対象です。


申し込みの流れ

  1. 事前確認:利用中の回線がフレッツ 光ネクストまたはコラボ光かどうかを確認する
  2. 申し込み:各エリアの公式サイトまたはサービス情報サイトから申し込む
  3. 工事・開通:NTT収容ビル内のみの工事のため、訪問はなし
  4. 設定:開通案内に従ってルーターやPCの設定を行い、利用開始

なお、NTT東日本では「サービス情報サイト」から契約者本人がオンラインで申し込む方式となっています。


注意事項

  • 本サービスはベストエフォート型のため、通信速度や品質は保証されない
  • プラン変更を行った場合、原則として契約は継続されるが、変更後の上限値を超えるセッション数は上限値に自動的に変更される
  • セッション数を減らす場合や廃止の申し込みをする前に、自分でセッションの切断を行う必要がある

まとめ

フレッツ・セッションプラスは、フレッツ 光ネクストまたはコラボ光を利用中の方が、同時接続できるPPPoEセッション数を増やすためのオプションサービスです。

追加料金は1セッションあたり月額330円で、家庭向けプランでは最大5セッションまで対応しています。
複数プロバイダの同時利用や法人VPNとの併用を検討している方は、申し込みを検討する価値があります。

NTT東日本・西日本でエリアが分かれており、工事費の金額も異なるため、申し込み前に利用エリアの公式ページを確認しておくと安心です。


参考情報源:

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