Firefoxのブックマークがエクスポートできない時の原因と解決方法

プログラミング・IT

Firefoxでブックマークをバックアップしようとしたとき、エクスポート機能が動作しないことがあります。
「保存」ボタンを押してもファイルが作成されなかったり、エクスポートボタン自体が見つからなかったりする問題は、多くのユーザーが経験しています。

この記事では、Firefoxのブックマークエクスポートができない原因と、それぞれの状況に応じた具体的な解決方法を詳しく解説します。
パソコンの初期化や買い替え、別のブラウザへの移行を予定している方は、ぜひ参考にしてください。

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Firefoxのブックマークエクスポートができない主な原因

Firefoxでブックマークのエクスポートができない問題には、いくつかの典型的な原因があります。
原因を正しく特定することで、適切な解決方法を選ぶことができます。

一時的な不具合やメモリの問題

Firefoxを長時間起動していると、メモリ使用量が増加して一時的な不具合が発生することがあります。
ブラウザ内部で処理が滞り、エクスポート機能が正常に動作しなくなるケースです。

拡張機能(アドオン)の干渉

Firefoxに追加した拡張機能が、ブックマークのエクスポート機能と競合している可能性があります。
特にブックマーク管理系やセキュリティ系の拡張機能は、エクスポート処理に影響を与えることがあります。

データベースファイル(places.sqlite)の破損

Firefoxはブックマークと履歴を「places.sqlite」というデータベースファイルで管理しています。
このファイルが破損すると、ブックマークの表示はできてもエクスポートに失敗するという現象が起きます。

エクスポートボタンが見つからない

正しい手順を踏んでいない場合、エクスポートボタンにたどり着けないことがあります。
Firefoxのインターフェイスは複数の経路からアクセスできるため、間違った場所を探している可能性があります。

複数のFirefoxウィンドウが開いている

複数のFirefoxウィンドウを同時に開いていると、ブックマークの保存タイミングがずれることがあります。
最後のウィンドウを閉じるまでエクスポートファイルが書き込まれないことがあるためです。

【基本対策】まず試すべき3つの方法

エクスポートができない問題の多くは、以下の基本対策で解決できます。
難しい操作は必要ないので、順番に試してみましょう。

1. Firefoxを完全に再起動する

最も簡単で効果的な方法は、Firefoxの完全な再起動です。

  1. 開いているFirefoxのウィンドウをすべて閉じる
  2. タスクマネージャー(Windows)またはアクティビティモニタ(Mac)でFirefoxのプロセスが完全に終了していることを確認する
  3. Firefoxを再度起動してエクスポートを試す

一時的なメモリの問題やプロセスの滞りが原因の場合、この方法で解決することが多くあります。

2. トラブルシューティングモード(セーフモード)で起動する

拡張機能の干渉が疑われる場合は、トラブルシューティングモードで起動してみましょう。
このモードでは、すべての拡張機能とテーマが一時的に無効化されます。

トラブルシューティングモードの起動方法:

  1. Firefoxのメニューボタン(≡)をクリック
  2. 「ヘルプ」を選択
  3. 「トラブルシューティングモード」をクリック
  4. 「再起動」をクリック

トラブルシューティングモードでエクスポートが成功した場合、原因は拡張機能にあると判断できます。
通常モードに戻ってから、拡張機能を1つずつ無効化して、どれが原因かを特定しましょう。

3. すべてのFirefoxウィンドウを閉じてから実行する

複数のFirefoxウィンドウを開いている場合は、一度すべて閉じてから1つのウィンドウだけで作業します。

  1. すべてのFirefoxウィンドウを閉じる
  2. Firefoxを1つだけ起動する
  3. エクスポート操作を実行する
  4. 操作後、Firefoxを完全に閉じる

複数ウィンドウ使用時は最後のウィンドウを閉じるまでブックマークが書き込まれないため、この方法で解決することがあります。

【正しい手順】Firefoxブックマークのエクスポート方法

エクスポートボタンが見つからない場合は、正しい手順を確認しましょう。
HTMLファイルとしてエクスポートする方法を解説します。

HTML形式でエクスポートする手順

HTML形式は、ChromeやEdgeなど他のブラウザにも移行できる汎用的な形式です。

  1. Firefoxのメニューボタン(≡)をクリック
  2. 「ブックマーク」を選択
  3. 「すべてのブックマークを表示」をクリック
  • キーボードショートカット: Ctrl + Shift + B (Windows) / Command + Shift + B (Mac)
  1. 「インポートとバックアップ」ボタン(星と矢印のアイコン)をクリック
  2. 「HTMLとしてエクスポート」を選択
  3. 保存先を選択してファイル名を入力(デフォルトは「bookmarks.html」)
  4. 「保存」をクリック

この手順で指定した場所にHTMLファイルが作成されます。
デスクトップやドキュメントフォルダなど、わかりやすい場所に保存することをおすすめします。

JSON形式でバックアップする手順

JSON形式はFirefox専用の形式で、タグなどのFirefox独自の情報も含めてバックアップできます。

  1. Firefoxのメニューボタン(≡)をクリック
  2. 「ブックマーク」を選択
  3. 「すべてのブックマークを表示」をクリック
  4. 「インポートとバックアップ」ボタンをクリック
  5. 「バックアップ」を選択
  6. 保存先を選択(日付付きのファイル名が自動的に設定される)
  7. 「保存」をクリック

JSON形式は他のブラウザでは読み込めませんが、Firefoxの完全なバックアップとして最適です。

【データベース修復】places.sqliteファイルの問題を解決する

基本対策で解決しない場合は、データベースファイルの破損が原因の可能性があります。
Firefoxのリフレッシュ機能を使って修復しましょう。

Firefoxのリフレッシュ機能を使う

リフレッシュ機能は、ブックマークやパスワードを保持したまま、Firefoxを初期状態に近づけます。

注意: リフレッシュを実行すると、拡張機能やテーマ、カスタマイズした設定はすべて削除されます。

  1. アドレスバーに「about:support」と入力してEnterキーを押す
  2. トラブルシューティング情報ページが開く
  3. 「Firefoxをリフレッシュ」ボタンをクリック
  4. 確認ダイアログで「Firefoxをリフレッシュ」をクリック
  5. Firefoxが再起動する
  6. 再起動後、エクスポートを試す

リフレッシュ後は拡張機能を再インストールする必要がありますが、ブックマークは引き継がれます。

データベースの整合性を確認する

Firefoxには、データベースの問題を自動的に検出・修復する機能があります。

  1. アドレスバーに「about:support」と入力してEnterキーを押す
  2. 「Places データベース」セクションを探す
  3. 「整合性を検証」ボタンをクリック
  4. 検証結果を確認する

問題が検出された場合、Firefoxが自動的に修復を試みます。
修復後、エクスポートを再度試してみましょう。

【緊急対処法】自動バックアップから復元する

エクスポートがどうしてもできない場合、Firefoxが自動的に作成しているバックアップファイルを直接取り出すことができます。

自動バックアップファイルの場所

Firefoxは15分ごとに自動的にブックマークをバックアップしています。
バックアップファイルはプロファイルフォルダ内の「bookmarkbackups」フォルダに保存されています。

プロファイルフォルダを開く方法:

  1. アドレスバーに「about:support」と入力してEnterキーを押す
  2. 「プロファイルフォルダー」の行にある「フォルダーを開く」ボタンをクリック
  3. プロファイルフォルダが開く
  4. 「bookmarkbackups」フォルダをダブルクリックして開く

このフォルダ内に、日付付きのバックアップファイル(拡張子は.jsonlz4)が複数保存されています。

バックアップファイルをコピーして保管する

  1. 「bookmarkbackups」フォルダを開く
  2. 最新の日付のファイルを右クリック
  3. 「コピー」を選択
  4. デスクトップやUSBメモリなど安全な場所に貼り付ける

このファイルは後で「復元」機能を使ってインポートできます。

他のブラウザ経由でHTMLファイルに変換する

places.sqliteの破損が深刻で、どうしてもFirefoxからエクスポートできない場合は、Google Chromeを経由する方法があります。

  1. Google Chromeをインストール
  2. Chromeを起動してメニュー(⋮)を開く
  3. 「ブックマークと設定をインポート」を選択
  4. インポート元に「Mozilla Firefox」を選択
  5. 「インポート」をクリック
  6. Chromeのメニュー(⋮)を開く
  7. 「ブックマークマネージャ」を選択
  8. 右上の「︙」メニューから「ブックマークをエクスポート」を選択
  9. HTMLファイルとして保存

このHTMLファイルを、新しいFirefoxやプロファイルにインポートできます。

エクスポートファイルが空(0KB)になる場合

エクスポートは実行できるものの、作成されたファイルの中身が空という問題もあります。

原因と対処法

ファイルが0KBになる主な原因は、以下の通りです。

ブックマークが実際には保存されていない:
Firefoxライブラリで表示されているブックマークが、データベース上で正しく保存されていない可能性があります。

対処法:

  1. 前述の「データベースの整合性を検証」を実行
  2. Firefoxのリフレッシュを実行
  3. 自動バックアップファイルから復元

同期機能との競合:
Firefox Syncを有効にしている場合、同期処理中にエクスポートを実行すると失敗することがあります。

対処法:

  1. Firefox Syncを一時的にオフにする
  2. Firefoxを再起動
  3. エクスポートを実行

モバイル版Firefoxからのエクスポートについて

スマートフォンやタブレットのFirefoxアプリからは、直接ブックマークをエクスポートすることはできません。
モバイルデバイスのブックマークをバックアップしたい場合は、Firefox Sync機能を使用します。

Firefox Syncを使った移行方法

  1. モバイル版Firefoxで「設定」を開く
  2. 「Firefoxアカウント」にサインインまたは作成
  3. 「今すぐ同期」をタップ
  4. パソコンのFirefoxで同じアカウントにサインイン
  5. パソコン側でブックマークが同期される
  6. パソコン版Firefoxから通常の手順でエクスポート

この方法で、モバイル版のブックマークをパソコン経由でエクスポートできます。

ブックマークを安全に管理するための推奨事項

エクスポートのトラブルを防ぎ、大切なブックマークを守るための日常的な管理方法を紹介します。

定期的なバックアップの習慣

月に1回程度、手動でブックマークをエクスポートしておくことをおすすめします。
HTMLファイルとJSON形式の両方を保存しておくと、より安全です。

バックアップの保存先:

  • 外付けハードディスクやUSBメモリ
  • クラウドストレージ(Google Drive、Dropbox、OneDriveなど)
  • 別のパソコンやNAS(ネットワークストレージ)

Firefox Syncの活用

Firefox Syncを有効にすると、ブックマークが自動的にMozillaのサーバーに同期されます。
パソコンが故障しても、別のデバイスからブックマークを復元できます。

注意点:

  • Firefox Syncはバックアップツールではなく同期ツールです
  • 誤ってブックマークを削除すると、同期先でも削除されます
  • 定期的な手動バックアップも併用することをおすすめします

ブックマークの整理

ブックマークの数が多すぎると、データベースファイルが肥大化してエクスポートに時間がかかったり、エラーが発生しやすくなります。
定期的に不要なブックマークを削除し、フォルダで整理しておきましょう。

まとめ

Firefoxのブックマークがエクスポートできない問題は、原因によって適切な対処法が異なります。
まずは基本対策(再起動、トラブルシューティングモード、複数ウィンドウの確認)を試してみましょう。

それでも解決しない場合は、Firefoxのリフレッシュ機能やデータベースの整合性検証を実行します。
どうしてもエクスポートできない時は、自動バックアップファイルを直接取り出すか、Chromeを経由する方法も有効です。

大切なブックマークを守るためには、定期的な手動バックアップが最も確実な方法です。
月に1回程度、HTMLファイルとJSON形式の両方をエクスポートして、複数の場所に保存しておくことをおすすめします。

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