「あのファイル、どこに保存したっけ…」 「Windows標準の検索、遅すぎてイライラする」 「フォルダの階層が深くて、目的のファイルが見つからない」
そんな悩み、**Everything(エブリシング)**なら一瞬で解決できます!
Windows標準の検索機能、正直使いづらいですよね。検索に時間がかかるし、なぜか見つからないファイルもある…でも、Everythingを使えば、100万個のファイルから目的のファイルを0.1秒で見つけることができるんです。しかも完全無料!
この記事では、Everythingのインストールから上級テクニックまで、ファイル検索を劇的に改善する方法を完全解説します。これを読めば、もう二度とファイル探しで時間を無駄にすることはありません!
Everythingって何?なぜそんなに速いの?

Everythingとは
一言で説明すると: 「Windows上のすべてのファイルを瞬時に検索できる超高速検索ツール」
開発者はDavid Carpenter氏。シンプルで軽量、そして驚異的な速さが特徴です。
Windows検索との圧倒的な違い
機能 | Windows検索 | Everything |
---|---|---|
検索速度 | 数秒~数分 | 0.001秒 |
インデックス作成 | 時間がかかる | 数秒で完了 |
リアルタイム更新 | 遅延あり | 即座に反映 |
メモリ使用量 | 重い(200MB以上) | 軽い(10-50MB) |
正規表現対応 | 非対応 | 完全対応 |
検索対象 | 限定的 | すべてのファイル |
なぜEverythingは速いのか
秘密はNTFSのMFTを直接読む仕組み:
- MFT(Master File Table)= ファイルシステムの目次
- Windowsを介さず直接アクセス
- だから瞬時に検索できる!
例えるなら:
- Windows検索 = 本を1ページずつめくって探す
- Everything = 目次を見て一発で見つける
【完全解説】Everythingのインストールと初期設定
ステップ1:ダウンロード
- 公式サイトにアクセス
https://www.voidtools.com/
- ダウンロードを選択
- 64-bit版(推奨):最新のWindows向け
- 32-bit版:古いPCの場合
- ポータブル版:インストール不要
- インストーラーを選ぶ
Everything-1.4.1.1024.x64-Setup.exe(約1.7MB)
ステップ2:インストール
インストール手順:
- インストーラーを実行
- 管理者権限で実行(重要!)
- 言語選択
- 日本語を選択(後から変更可能)
- インストールオプション
☑ デスクトップにショートカットを作成 ☑ スタートメニューに追加 ☑ Windowsと同時に起動 ☑ Everything サービスをインストール(推奨)
- 完了
- 自動的にインデックス作成開始
- 数秒~1分で完了(ファイル数による)
ステップ3:初期設定の最適化
基本設定:
- ツール → オプション
- 「全般」タブ
☑ Windowsと同時に起動 ☑ システムトレイに最小化 ☑ 管理者として実行
- 「UI」タブ
☑ 検索結果をリアルタイム更新 ☑ 選択項目を自動スクロール テーマ:お好みで(ダークモード対応)
- 「検索」タブ
☑ 大文字小文字を区別しない ☑ 発音区別記号を無視
基本的な使い方:これだけ覚えれば十分!
瞬間検索の基本
起動方法:
- デスクトップショートカット
- スタートメニュー
- ホットキー:
Win + Alt + S
(カスタマイズ可能)
基本の検索:
例:「報告書」と入力
→ ファイル名に「報告書」を含むすべてが瞬時に表示
ファイルタイプで絞り込み
拡張子を指定:
*.pdf → PDFファイルのみ
*.docx → Wordファイルのみ
*.jpg *.png → 画像ファイル
*.mp3 *.wav → 音楽ファイル
組み合わせ検索:
報告書 *.pdf → 「報告書」を含むPDFファイル
2024 *.xlsx → 「2024」を含むExcelファイル
検索結果の活用
右クリックメニュー:
- 開く
- フォルダを開く
- エクスプローラで表示
- パスをコピー(超便利!)
- プロパティ
ダブルクリック:
- ファイルを開く
- フォルダに移動
【上級テクニック】検索演算子をマスターしよう
ワイルドカード検索
* = 任意の文字列
? = 任意の1文字
例:
rep*2024.pdf → report_2024.pdf, rep_final_2024.pdf など
IMG_????.jpg → IMG_0001.jpg, IMG_9999.jpg など
AND/OR/NOT検索
file:報告書 file:2024 → 両方を含む(AND)
報告書 | プレゼン → どちらかを含む(OR)
報告書 !draft → 「draft」を含まない(NOT)
フォルダ指定検索
C:\Users\Documents\ 報告書 → Documentsフォルダ内のみ
"C:\Program Files\" *.exe → Program Files内の実行ファイル
日付・サイズ検索
更新日で検索:
dm:today → 今日更新されたファイル
dm:yesterday → 昨日更新
dm:lastweek → 先週更新
dm:2024 → 2024年に更新
dm:2024/01 → 2024年1月に更新
サイズで検索:
size:>100mb → 100MB以上
size:<1mb → 1MB未満
size:1mb-10mb → 1MB~10MB
size:empty → 0バイトのファイル
正規表現を使った高度な検索
正規表現を有効化:
- 検索 → 正規表現を有効
- またはCtrl + R
例:
^IMG_\d{4}\.jpg$ → IMG_0001.jpg形式の画像
^\d{4}-\d{2}-\d{2} → 2024-01-15形式の日付で始まるファイル
\.(jpg|png|gif)$ → 画像ファイル全般
超便利!知っておくべき隠れ機能
ブックマーク機能
よく使う検索条件を保存:
- 検索条件を入力
- ブックマーク → ブックマークの追加
- 名前を付けて保存
便利なブックマーク例:
名前:今日のファイル
検索:dm:today
名前:大きなファイル
検索:size:>500mb
名前:最近のWord文書
検索:*.docx dm:last7days
フィルター機能
表示 → フィルター:
- Everything:すべて表示
- Audio:音楽ファイルのみ
- Document:文書ファイルのみ
- Picture:画像ファイルのみ
- Video:動画ファイルのみ
HTTPサーバー機能(他PCから検索)
設定方法:
- ツール → オプション → HTTP サーバー
- 「HTTPサーバーを有効にする」にチェック
- ポート番号を設定(例:8080)
- ユーザー名とパスワードを設定
アクセス方法:
http://[PCのIPアドレス]:8080
スマホからもファイル検索できる!
コマンドライン対応
ES.exe(コマンドライン版):
es.exe 報告書 # 「報告書」を検索
es.exe *.pdf -export-txt list.txt # PDF一覧をテキスト出力
es.exe -size -sort-size # サイズ順でソート
バッチファイルやスクリプトで自動化可能!
カスタマイズで更に便利に
ホットキーの設定
ツール → オプション → キーボード:
新しいウィンドウ表示:Win + E
検索ウィンドウ切り替え:Win + Space
トレイに最小化:Esc
外観のカスタマイズ
ダークモード設定:
- ツール → オプション → UI
- テーマ:ダーク
フォント変更:
ツール → オプション → フォント
推奨:メイリオ UI、10pt
除外設定
検索対象から除外したいフォルダ:
- ツール → オプション → 除外
- フォルダを追加
C:\WindowsC:\$Recycle.BinC:\System Volume Information
これでシステムファイルを除外して高速化!
よくあるトラブルと解決方法
Q1. 検索結果が表示されない
解決策:
- 管理者権限で実行
- 右クリック → 管理者として実行
- インデックスの再構築
- ツール → オプション → インデックス
- 「強制的に再構築」をクリック
- NTFSドライブか確認
- FAT32では動作しない
- ドライブのプロパティで確認
Q2. 日本語ファイルが検索できない
解決策:
検索 → 大文字小文字を区別しない(チェック)
検索 → 発音区別記号を無視(チェック)
Q3. 外付けHDDが検索対象にならない
解決策:
- ツール → オプション → NTFSボリューム
- 外付けドライブにチェック
- 「変更を適用」
Q4. Windowsセキュリティに警告される
解決策:
- 公式サイトからダウンロードしたものは安全
- Windows Defenderの例外に追加
- 署名されたバージョンを使用
Everything活用シーン別テクニック
重複ファイルを見つける
検索:dupe:
→ 同じファイル名のものが表示
最近ダウンロードしたファイル
C:\Users\[ユーザー名]\Downloads\ dm:today
空フォルダを探す
folder: childcount:0
特定の年の写真を探す
*.jpg dc:2024
→ 2024年に作成された写真
プログラムのアンインストーラーを探す
uninstall*.exe
代替ソフトとの比較
ソフト名 | 速度 | 機能 | 日本語 | 価格 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
Everything | ★★★★★ | ★★★★ | ○ | 無料 | 最速、シンプル |
Listary | ★★★★ | ★★★★★ | △ | 有料 | 統合性が高い |
Agent Ransack | ★★★ | ★★★★ | × | 無料 | ファイル内検索可能 |
DocFetcher | ★★ | ★★★★★ | ○ | 無料 | 全文検索特化 |
Windows Search | ★ | ★★★ | ○ | 無料 | 標準機能 |
Everythingは速度重視なら最強の選択!
セキュリティとプライバシー
HTTPサーバーのセキュリティ
必ず設定すべき項目:
- パスワード認証を有効化
- HTTPS使用(可能なら)
- ローカルネットワークのみに制限
- 使用しない時は無効化
ファイル情報の扱い
Everythingが収集する情報:
- ファイル名とパスのみ
- ファイルの中身は見ない
- ネットワークに送信しない
- 完全にローカルで動作
プライバシーは守られています!
まとめ:もうファイル探しで時間を無駄にしない!
Everythingの使い方、完璧にマスターできましたね!
この記事の重要ポイント:
- 圧倒的な速度
- 100万ファイルを0.1秒で検索
- Windows検索の100倍以上速い
- シンプルな操作
- 入力するだけで瞬時に結果
- 高度な検索も簡単
- 豊富な機能
- ワイルドカード、正規表現
- 日付・サイズでフィルター
- HTTPサーバーでリモート検索
- 完全無料
- 広告なし
- 制限なし
- 永久に使える
もう「あのファイルどこだっけ?」と悩む必要はありません。Everythingがあれば、探したいファイルは必ず一瞬で見つかります。
今すぐEverythingをインストールして、ファイル検索のストレスから解放されましょう!⚡📁
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