基本コマンド:コンテナを停止する

コンテナを安全に停止するための基本コマンドは次の通りです:
docker stop コンテナ名またはコンテナID
例:
docker stop my-container
このコマンドで指定したコンテナが正常にシャットダウンされます。
停止対象のコンテナ名やIDを確認する方法
コンテナの名前やIDが分からない場合は、次のコマンドで確認できます:
docker ps
このコマンドを実行すると、現在実行中のコンテナの一覧が表示され、CONTAINER ID
またはNAMES
列に表示される情報を使ってコンテナを指定できます。
すべてのコンテナを一括停止する方法

現在実行中のすべてのコンテナをまとめて停止したい場合:
docker stop $(docker ps -q)
$(docker ps -q)
部分は、現在動作中のすべてのコンテナIDを取得するコマンドです。
停止と削除の違い
操作 | コマンド | 説明 |
---|---|---|
停止だけする | docker stop コンテナ名 | コンテナは残る(後で再起動できる) |
停止+削除する | docker rm コンテナ名 | コンテナそのものを削除する |
停止するだけなら、コンテナのデータや設定は保持されたまま、後から再起動することができます。
停止後に再起動する方法

停止したコンテナは次のコマンドで再起動できます:
docker start コンテナ名
これで停止していたコンテナを再度起動することができます。
まとめ:Dockerコンテナ停止コマンド一覧
やりたいこと | コマンド例 |
---|---|
単体コンテナを停止する | docker stop コンテナ名 |
すべてのコンテナを一括停止する | docker stop $(docker ps -q) |
停止したコンテナを再起動する | docker start コンテナ名 |
コンテナの状態を管理するこれらの基本コマンドを覚えておくと、Dockerを使った開発・運用がスムーズになります。
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