DellのパソコンでRealtek Audioドライバーに問題が起きて、音が出なくなったり、音質がおかしくなったりすることがあります。
そんなとき、ドライバーの再インストールで解決できることが多いんですよ。
でも「再インストールってどうやるの?」「難しそう…」と思っている方もいるかもしれません。実は、手順さえ分かれば意外と簡単にできます。
この記事では、DellのパソコンでRealtek Audioドライバーを安全に再インストールする方法を、分かりやすく解説していきますね。
Realtek Audioドライバーって何?

まず基本から確認しましょう。
Realtek Audioドライバーは、パソコンのサウンド機能を動かすためのソフトウェアです。
DellのパソコンのほとんどにRealtek社製のオーディオチップが使われていて、このドライバーがないと音が正しく出力されません。
ドライバーは、Windows OSとサウンドカードやスピーカーの間で橋渡しをする役割を担っています。
再インストールが必要になる症状
こんな問題が起きたら、ドライバーの再インストールを検討してください。
音が出ない・音声トラブル
- スピーカーやヘッドホンから音が全く出ない
- 音が途切れたりノイズが入る
- 音量調整ができない
- 片方のスピーカーからしか音が出ない
設定画面の問題
- Realtek Audio Consoleが開けない
- オーディオ設定が表示されない
- デバイスマネージャーで黄色い警告マークが出ている
Windows Update後の不具合
- アップデート後に音が出なくなった
- オーディオエフェクトが機能しなくなった
こうした症状が出たら、ドライバーが破損しているか、古いバージョンが原因かもしれません。
再インストール前の準備
作業を始める前に、いくつか準備しておくことがあります。
製品情報を確認する
Dell公式サイトからドライバーをダウンロードするには、あなたのパソコンを特定する必要があります。
サービスタグの確認方法
- ノートパソコンの場合:本体底面のシールに記載されています
- デスクトップの場合:本体側面または背面のシールをチェック
- サービスタグは「B959FS3」のような英数字7桁の形式です
モデル名(例:Inspiron 15 3542、XPS 15など)でも検索できますよ。
管理者権限でサインイン
ドライバーのインストールには管理者権限が必要です。
管理者アカウントでWindowsにサインインしているか確認してください。
インターネット接続の確認
ドライバーのダウンロードにはインターネット接続が必要になります。
安定した接続環境を確保しておきましょう。
方法1:自動再インストール(簡単な方法)
まずは最も簡単な方法から試してみましょう。
デバイスマネージャーからアンインストール
手順1:デバイスマネージャーを開く
Windowsキー + Xを押して、メニューから「デバイスマネージャー」を選択します。
または、検索ボックスに「デバイスマネージャー」と入力してください。
手順2:オーディオドライバーを探す
「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」の項目をクリックして展開します。
「Realtek High Definition Audio」または「Realtek(R) Audio」という名前のデバイスを見つけてください。
手順3:アンインストールする
Realtekのデバイスを右クリックして「デバイスのアンインストール」を選択します。
確認メッセージが表示されたら「アンインストール」をクリックしてください。
重要な注意点:
「このデバイスのドライバーソフトウェアを削除する」というチェックボックスが表示されることがあります。このチェックは入れないでください。入れずにアンインストールすれば、再起動後に自動的に再インストールされます。
手順4:パソコンを再起動
パソコンを再起動すると、Windowsが自動的にRealtek Audioドライバーを検出してインストールします。
再起動後、音が出るか確認してみてください。
この方法で解決すれば一番簡単ですね。
方法2:Dell公式サイトから手動でダウンロード
自動再インストールで解決しない場合は、Dell公式サイトから最新のドライバーをダウンロードしましょう。
Dell公式サポートサイトにアクセス
ブラウザで「Dell サポート」と検索するか、以下のURLにアクセスします。
製品を特定する方法
サイトにアクセスしたら、あなたのパソコンを特定します。
- サービスタグを入力して検索
- モデル名(例:Inspiron 3650)を入力して検索
- 「製品の検出」ボタンをクリックして自動検出
自動検出が最も簡単です。ボタンをクリックすると、サイトがあなたのパソコンを自動的に識別してくれますよ。
ドライバーのダウンロード
製品が特定できたら、ドライバーをダウンロードします。
手順1:ドライバーページに移動
「ドライバおよびダウンロード」のセクションに移動します。
手順2:オーディオカテゴリを探す
カテゴリ一覧から「オーディオ」を選択してください。
Realtek関連のドライバーが表示されます。
手順3:適切なドライバーを選ぶ
通常、以下のようなファイルがあります:
- Realtek High Definition Audio Driver
- Realtek Audio Driver
- Realtek Audio Console アプリケーション
自分のWindowsバージョンに合ったものを選びましょう(Windows 10、Windows 11など)。
手順4:ダウンロードする
「ダウンロード」ボタンをクリックして、ファイルを保存します。
保存先は分かりやすい場所(デスクトップやダウンロードフォルダ)にしてください。
ドライバーのインストール
ダウンロードしたファイルをインストールしましょう。
通常のインストール手順
- ダウンロードしたファイル(通常は.exeファイル)をダブルクリックします
- ユーザーアカウント制御の画面が出たら「はい」をクリック
- インストーラーが起動するので、画面の指示に従います
- 「Install(インストール)」ボタンをクリック
- インストールが完了したら「再起動」を促すメッセージが表示されます
- パソコンを再起動してください
ZIP形式の場合
ダウンロードしたファイルがZIP形式(圧縮ファイル)の場合:
- ファイルを右クリックして「すべて展開」を選択
- 展開先を選んで「展開」をクリック
- 展開されたフォルダ内の「Setup.exe」を探してダブルクリック
- 上記の通常手順と同じように進めます
インストールには通常4分程度かかります。
方法3:完全クリーンインストール
上記の方法で解決しない場合、ドライバーファイルを完全に削除してから再インストールする方法があります。
既存のドライバーを完全削除
手順1:デバイスマネージャーで削除
デバイスマネージャーを開き、Realtekデバイスを右クリックして「デバイスのアンインストール」を選択します。
今回は「このデバイスのドライバーソフトウェアを削除する」のチェックボックスにチェックを入れてアンインストールしてください。
これでドライバーファイルが完全に削除されます。
手順2:再起動
パソコンを再起動します。
再起動後、デバイスマネージャーを確認すると「High Definition Audio Device」という名前のデバイスが表示されるはずです。これはWindowsの標準ドライバーです。
手順3:Dell公式からドライバーをインストール
先ほど説明した方法2と同じ手順で、Dell公式サイトからダウンロードしたドライバーをインストールします。
この方法なら、古いドライバーファイルが残っていることによる不具合を解消できます。
MaxxAudio ProとDell Optimizerについて

Dellの一部のパソコンでは、Realtek Audioドライバーだけでなく、追加のソフトウェアが必要な場合があります。
MaxxAudio Proとは
Waves MaxxAudio Proは、Dellのパソコンで音質を向上させるためのサウンド処理アプリケーションです。
Realtek Audioドライバーと組み合わせて使用することで、より豊かなオーディオ体験を提供します。
Dell Optimizerとは
Dell Optimizerは、パソコンのパフォーマンスを自動的に最適化するアプリケーションです。
オーディオ機能も含まれていて、Realtekドライバーと連携して動作します。
これらのアプリケーションが必要な場合
ドライバーのダウンロードページに「このオーディオドライバーは、Waves MaxxAudio ProまたはDell Optimizerアプリケーションがインストールされていないと完全に機能しません」という注意書きがある場合、これらのアプリケーションも一緒にインストールしてください。
Dell公式サイトの同じドライバーページからダウンロードできます。
Realtek Audio Consoleのインストール
Windows 10以降では、オーディオ設定を管理する「Realtek Audio Console」というアプリが必要です。
Microsoft Storeからインストール
Realtek Audio Consoleは、Microsoft Storeから入手できます。
- Windowsの「スタート」メニューから「Microsoft Store」を開きます
- 検索ボックスに「Realtek Audio Console」と入力
- 検索結果から「Realtek Audio Console」を選択
- 「入手」または「インストール」ボタンをクリック
Dell公式サイトからダウンロードしたファイルがMicrosoft Storeへのリンクを含んでいる場合もあります。
使い方
インストール後、Realtek Audio Consoleを起動すると、オーディオエフェクトやデバイスの詳細設定を調整できるようになります。
スピーカーやヘッドホンの音質を細かくカスタマイズしたいときに便利ですよ。
トラブルシューティング:うまくいかない場合
再インストールしても問題が解決しない場合、以下を試してみてください。
Windows Audioサービスの確認
Windowsのオーディオサービスが正常に動作しているか確認します。
手順:
- Windowsキー + Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開きます
- 「services.msc」と入力してEnterキーを押す
- サービス一覧から「Windows Audio」を探します
- ダブルクリックして開く
- 「スタートアップの種類」が「自動」になっているか確認
- 「サービスの状態」が「実行中」になっているか確認
もし実行されていなければ、「開始」ボタンをクリックしてサービスを開始してください。
Intelチップセットドライバーの確認
場合によっては、オーディオドライバーをインストールする前にIntelチップセットドライバーをインストールする必要があります。
Dell公式サイトの「チップセット」カテゴリからIntelチップセットドライバーをダウンロードしてインストールし、再起動後にRealtek Audioドライバーを再インストールしてみてください。
間違ったドライバーのチェック
あなたのパソコンがCirrus Logic製のオーディオチップを使っている場合、Realtekドライバーをインストールすると逆に音が出なくなることがあります。
確認方法:
デバイスマネージャーで「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」を確認し、「Cirrus Logic」という名前のデバイスがある場合は、Cirrus Logic用のドライバーをインストールする必要があります。
間違ってRealtekドライバーをインストールしてしまった場合は、アンインストールしてからCirrus Logicドライバーをインストールしてください。
ハードウェアの問題の可能性
ドライバーを何度再インストールしても音が出ない場合、ハードウェアの故障も考えられます。
確認方法:
- 別のヘッドホンやスピーカーを試してみる
- イヤホンジャックに異物が詰まっていないか確認する
- BIOSセットアップでオーディオが無効になっていないか確認する
それでも解決しない場合は、Dellのサポートに連絡することをお勧めします。
Windows Updateとの関係
Windowsの自動更新によって、ドライバーが勝手に更新されることがあります。
自動更新を一時的に無効にする
特定のバージョンのドライバーを使い続けたい場合、Windows Updateによる自動更新を防ぐことができます。
手順:
- デバイスマネージャーでRealtekデバイスを右クリック
- 「プロパティ」を選択
- 「ドライバー」タブをクリック
- 「ドライバーの更新」ボタンの近くに詳細オプションがあります
ただし、セキュリティの観点から、基本的には最新のドライバーを使用することをお勧めします。
Windows Updateで問題が起きた場合
Windows Update後に音が出なくなった場合、システムの復元ポイントから以前の状態に戻すことができます。
または、上記の方法でドライバーを再インストールしてください。
まとめ
DellのパソコンでRealtek Audioドライバーを再インストールする方法を解説しました。
簡単な方法から順番に試してみてください:
- デバイスマネージャーから削除→再起動で自動再インストール
- Dell公式サイトから最新ドライバーをダウンロードしてインストール
- 完全削除してからクリーンインストール
ほとんどの場合、方法1か方法2で解決できます。
大切なのは、必ずDell公式サイトから正しいドライバーをダウンロードすることです。サービスタグやモデル名を使って、あなたのパソコンに合ったドライバーを特定してくださいね。
また、MaxxAudio ProやDell Optimizer、Realtek Audio Consoleなどの関連アプリケーションも忘れずにインストールしましょう。これらがないと、オーディオ機能が完全には動作しないことがあります。
もしどうしても解決しない場合は、Dellのテクニカルサポートに問い合わせることをお勧めします。専門のスタッフが詳しく診断してくれますよ。
音の問題は日常的に使うパソコンにとってかなりストレスになりますが、正しい手順で対処すれば必ず解決できます。この記事が皆さんのお役に立てば嬉しいです。


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