Dellのパソコンで音が出ない、マイクが使えないなどの音声トラブルが発生していませんか?
「Realtek Audioドライバーを再インストールしたいけど、方法がわからない」
「Dell公式サイトからドライバーをダウンロードしたけど、インストールに失敗する」
そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、DellパソコンでRealtek Audioドライバーを正しく再インストールする方法を、初心者の方にもわかりやすく解説します。
Realtek Audioドライバーとは

Realtek Audioドライバーは、パソコンの音声機能を管理するソフトウェアです。
Realtek Audioの役割
Realtek製のオーディオチップは、多くのDellパソコンに採用されています。
このドライバーがないと、以下のような機能が使えなくなります。
- スピーカーからの音声出力
- ヘッドホン・イヤホンの使用
- マイク入力
- Webカメラの音声
- オンライン会議(Zoom、Teams)での音声
Dellパソコンの特殊性
Dellのパソコンでは、標準のRealtekドライバーに加えて、以下の専用ソフトウェアが組み合わされている場合があります。
Waves MaxxAudio Pro
- Dell専用の音響効果ソフトウェア
- Realtekドライバーと連携して動作
- XPS、Alienwareシリーズなどに搭載
Dell Optimizer
- 一部の機種に搭載される管理ソフト
- オーディオ設定を最適化
これらのソフトウェアも正しくインストールする必要があります。
Realtek Audioドライバーの再インストールが必要な場合
以下のような症状が出た場合は、ドライバーの再インストールが必要かもしれません。
音声が出ない
- スピーカーから音が出ない
- ヘッドホンをつないでも音が聞こえない
- 音量を上げても無音
マイクが使えない
- マイクが認識されない
- Zoom、Teamsで相手に声が届かない
- 音声入力ができない
その他の症状
- 音がブツブツと途切れる
- 音量調整ができない
- デバイスマネージャーで黄色い警告マークが表示される
- Windows Updateや大型アップデート後に音が出なくなった
特に、Windows 11の24H2アップデート後に音声トラブルが多発しています。
再インストールの前に試すこと
ドライバーを再インストールする前に、簡単な対処法を試してみましょう。
音量設定を確認する
意外と見落としがちなのが、音量設定です。
確認手順
- タスクバー右下のスピーカーアイコンをクリック
- 音量スライダーが0になっていないか確認
- ミュート(消音)になっていないか確認
出力デバイスを確認する
Windows 11では、複数の出力デバイスがある場合、間違ったデバイスが選択されていることがあります。
確認手順
- 設定を開く(Windowsキー + I)
- 「システム」→「サウンド」を選択
- 「出力」セクションで正しいデバイス(スピーカー)が選択されているか確認
パソコンを再起動する
一時的な不具合の場合、再起動で解決することがあります。
Windows Updateを実行する
最新のWindowsアップデートで、ドライバーの問題が修正されている場合があります。
実行手順
- 設定を開く(Windowsキー + I)
- 「Windows Update」を選択
- 「更新プログラムのチェック」をクリック
これらを試しても解決しない場合は、ドライバーの再インストールに進みましょう。
【方法1】Dell公式サイトからドライバーをダウンロードして再インストール
最も確実な方法は、Dell公式サイトから自分のパソコン専用のドライバーをダウンロードすることです。
ステップ1:サービスタグまたはモデル名を確認する
Dellのサポートページでは、サービスタグまたはモデル名を入力する必要があります。
サービスタグの確認方法
サービスタグは、パソコン本体に貼られているラベルに記載されています。
- ノートパソコン:底面
- デスクトップ:背面または側面
- 7文字の英数字(例:B959FS3)
Windowsから確認する方法
- Windowsキー + R を押す
- 「cmd」と入力してEnterキーを押す
- コマンドプロンプトで以下を入力してEnterキーを押す
wmic bios get serialnumber
表示される番号がサービスタグです。
ステップ2:Dell公式サポートページにアクセス
- ブラウザで以下のURLにアクセス
https://www.dell.com/support/
- サービスタグまたはモデル名を入力
- 「検索」または「送信」をクリック
ステップ3:オーディオドライバーを探す
- 「ドライバおよびダウンロード」セクションをクリック
- オペレーティングシステム(Windows 11など)を選択
- カテゴリーで「オーディオ」を選択
- 「Realtek Audio」または「Realtek High Definition Audio」を探す
ステップ4:ドライバーをダウンロード
- ドライバー名の横にある「ダウンロード」ボタンをクリック
- ファイルがダウンロードされるまで待つ
- ダウンロードフォルダーに保存される
ファイル名の例:
- Realtek-Audio-Driver_XXXXX_WIN64_X.X.XXXX.X_AXX.EXE
ステップ5:古いドライバーをアンインストールする
新しいドライバーをインストールする前に、古いドライバーをアンインストールします。
アンインストール手順
- Windowsキー + X を押す
- 「デバイスマネージャー」を選択
- 「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」を展開
- 「Realtek Audio」または「Realtek High Definition Audio」を右クリック
- 「デバイスのアンインストール」を選択
- 確認画面で「アンインストール」をクリック
- 重要:「このデバイスのドライバーソフトウェアを削除します」にはチェックを入れない
ステップ6:パソコンを再起動する
アンインストール後、必ずパソコンを再起動してください。
再起動中に、Windowsが汎用のオーディオドライバーを自動的にインストールします。
ステップ7:ダウンロードしたドライバーをインストールする
- ダウンロードしたファイル(.EXE)をダブルクリック
- ユーザーアカウント制御の画面が表示されたら「はい」をクリック
- インストールウィザードが表示されるので「Install」または「インストール」をクリック
- 画面の指示に従ってインストールを進める
- インストールが完了したら「はい、今すぐコンピューターを再起動します」を選択
- パソコンが再起動される
ステップ8:インストールの確認
再起動後、以下の手順で正しくインストールされたか確認します。
- デバイスマネージャーを開く
- 「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」を展開
- 「Realtek Audio」または「Realtek High Definition Audio」が表示されているか確認
- 黄色い警告マークがないか確認
ステップ9:音声テスト
- タスクバー右下のスピーカーアイコンをクリック
- 音量を上げる
- YouTubeなどで音声が再生されるか確認
【方法2】デバイスマネージャーから再インストール

Dell公式サイトからダウンロードせずに、Windowsの機能だけで再インストールする方法です。
ステップ1:デバイスマネージャーを開く
- Windowsキー + X を押す
- 「デバイスマネージャー」を選択
ステップ2:オーディオドライバーをアンインストール
- 「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」を展開
- 「Realtek Audio」を右クリック
- 「デバイスのアンインストール」を選択
- 「このデバイスのドライバーソフトウェアを削除します」にチェックを入れない
- 「アンインストール」をクリック
ステップ3:ハードウェア変更のスキャン
- デバイスマネージャーの上部メニューで「操作」をクリック
- 「ハードウェア変更のスキャン」を選択
Windowsが自動的にオーディオデバイスを検出し、ドライバーをインストールします。
ステップ4:ドライバーの更新
自動インストールされたドライバーが古い場合があるので、更新します。
- 再度「Realtek Audio」を右クリック
- 「ドライバーの更新」を選択
- 「ドライバーを自動的に検索」を選択
Windowsが最新のドライバーを検索してインストールします。
ステップ5:パソコンを再起動
更新後、パソコンを再起動してください。
【方法3】Windows Updateから自動インストール
Windows Updateを通じて最新のドライバーを取得する方法です。
ステップ1:Windows Updateを開く
- 設定を開く(Windowsキー + I)
- 「Windows Update」を選択
ステップ2:オプションの更新プログラムを確認
- 「詳細オプション」をクリック
- 「オプションの更新プログラム」をクリック
- 「ドライバーの更新」セクションを確認
ステップ3:Realtekドライバーをインストール
- Realtekに関連するドライバーにチェックを入れる
- 「ダウンロードしてインストール」をクリック
- インストールが完了したら再起動
【方法4】Realtek公式サイトからダウンロード
Dell専用ドライバーではなく、Realtek公式の汎用ドライバーをインストールする方法です。
注意点
この方法は、Dell専用機能(Waves MaxxAudio Proなど)が使えなくなる可能性があります。
他の方法で解決しない場合の最終手段として考えてください。
ダウンロード手順
- Realtek公式サイトにアクセス
- 「High Definition Audio Codecs」のセクションを探す
- Windows用のドライバーをダウンロード
- ダウンロードしたファイルを実行してインストール
よくあるトラブルと解決方法
インストールエラー「0x0000007F」が表示される
このエラーは、Windows 11の24H2アップデート後によく発生します。
解決方法1:BIOSをリセットする
- パソコンを再起動
- Dellのロゴが表示されたらF2キーを連打
- BIOSセットアップ画面が表示される
- 「Load Defaults」または「デフォルト設定に戻す」を選択
- 保存して終了
解決方法2:非表示のデバイスをスキャン
- デバイスマネージャーを開く
- 「表示」メニューから「非表示のデバイスの表示」を選択
- 「操作」メニューから「ハードウェア変更のスキャン」を実行
解決方法3:システムの復元を使う
Windows 11の24H2アップデート前の状態に戻します。
- 設定を開く
- 「システム」→「回復」を選択
- 「復元」をクリック
- アップデート前の復元ポイントを選択
Waves MaxxAudio Proが起動しない
Realtekドライバーだけでなく、Waves MaxxAudio Proも正しくインストールする必要があります。
解決方法
- Dell公式サイトから「Waves MaxxAudio Pro」をダウンロード
- Realtekドライバーをインストール後、Wavesをインストール
- 両方のインストール後に再起動
マイクは認識されるが音が入らない
ドライバーは正常でも、プライバシー設定でマイクがブロックされている可能性があります。
解決方法
- 設定を開く
- 「プライバシーとセキュリティ」を選択
- 「マイク」を選択
- 「マイクへのアクセス」がオンになっているか確認
- 使いたいアプリがマイクにアクセスできるよう設定
音は出るが設定画面が開けない
Realtek Audio Consoleアプリが必要です。
解決方法
- Microsoft Storeを開く
- 「Realtek Audio Console」を検索
- インストール
- インストール後、タスクバーのスピーカーアイコンから起動できる
音が出るデバイスと出ないデバイスがある
内蔵スピーカーは動作するが、ヘッドホンからは音が出ない、またはその逆の場合。
解決方法
- Realtek Audio Consoleを開く
- 「デバイスの詳細設定」を確認
- ジャック検出機能を確認
- 必要に応じて「フロントパネルジャック検出を無効にする」を試す
Windows 11特有の注意点
24H2アップデートの問題
2024年後半にリリースされたWindows 11の24H2アップデートでは、多くのDellパソコンでRealtek Audioドライバーに問題が発生しています。
主な症状
- アップデート後に音が出なくなる
- ドライバーの再インストールに失敗する(エラー0x0000007F)
- マイクとスピーカーが認識されない
対策
- Dell公式サイトから最新のドライバーをダウンロード
- 24H2対応版のドライバーがリリースされているか確認
- 対応版がない場合は、システムの復元でアップデート前に戻す
- Dellサポートに問い合わせる
Realtek Audio ConsoleとHD Audio Managerの違い
Windows 11では、従来の「Realtek HD Audio Manager」から「Realtek Audio Console」に移行しています。
Realtek HD Audio Manager(旧)
- Windows 10までで使用
- コントロールパネルから起動
- Dell機種では使えない場合が多い
Realtek Audio Console(新)
- Windows 11で推奨
- Microsoft Storeからインストール
- UWPアプリとして動作
Dell機種では、Realtek Audio Consoleではなく、Dell独自の音声設定アプリが使われる場合もあります。
Dell機種別の注意点
XPS・Alienwareシリーズ
これらのシリーズでは、Waves MaxxAudio Proが必須です。
Realtekドライバーだけをインストールしても、完全には機能しません。
インストール順序
- Realtekオーディオドライバー
- Waves MaxxAudio Pro
- 再起動
Inspiron・Vostroシリーズ
比較的標準的なRealtek構成です。
Dell公式サイトからダウンロードしたドライバーで、問題なくインストールできます。
Latitudeシリーズ
ビジネス向けモデルで、企業向けの管理ソフトウェアが含まれる場合があります。
Dell Optimizerがインストールされている場合は、そちらからオーディオ設定を管理できます。
データのバックアップについて
ドライバーの再インストールは比較的安全な作業ですが、念のためバックアップを取っておくことをおすすめします。
バックアップすべきデータ
- 重要なドキュメント
- 写真・動画
- ブラウザのブックマーク
- メールデータ
システムの復元ポイントを作成
- コントロールパネルを開く
- 「システムとセキュリティ」→「システム」を選択
- 「システムの保護」をクリック
- 「作成」ボタンをクリック
- 復元ポイントに名前を付けて保存
何か問題が発生した場合、この復元ポイントに戻すことができます。
それでも解決しない場合

上記の方法を試しても音声トラブルが解決しない場合は、以下の可能性が考えられます。
ハードウェアの故障
オーディオチップやマザーボードが物理的に故障している可能性があります。
確認方法
- Ubuntuなどの別のOSで起動してみる(USBから起動可能)
- 別のOSでも音が出ない場合は、ハードウェアの故障の可能性が高い
BIOS設定の問題
BIOSでオーディオデバイスが無効になっている可能性があります。
確認方法
- パソコンを再起動
- Dellロゴが表示されたらF2キーを連打
- BIOSセットアップ画面を開く
- 「Audio」または「Onboard Devices」の設定を確認
- オーディオデバイスが有効になっているか確認
Dell技術サポートに連絡
自力で解決できない場合は、Dell技術サポートに連絡しましょう。
連絡前に準備するもの
- サービスタグ
- 症状の詳細(いつから、どんな時に起こるか)
- 試した対処法
連絡方法
- Dell公式サポートサイトからチャット
- 電話サポート
- メールサポート
保証期間内であれば、無償で修理・交換してもらえる場合があります。
よくある質問
Realtekドライバーは必須?
はい、Realtek製オーディオチップを搭載しているDellパソコンでは必須です。
ドライバーがないと、音声機能が使えません。
Realtekドライバーの更新頻度は?
通常、年に数回更新されます。
ただし、問題がない場合は無理に更新する必要はありません。
Windows Updateで自動的に更新される場合もあります。
Dell以外のドライバーをインストールしても大丈夫?
基本的には、Dell公式のドライバーを使用することをおすすめします。
汎用のRealtekドライバーを使うと、Dell専用機能が使えなくなる可能性があります。
古いバージョンのドライバーに戻せる?
はい、可能です。
Dell公式サイトでは、過去のバージョンのドライバーもダウンロードできます。
デバイスマネージャーから「ドライバーを元に戻す」を選択することもできます。
Windows 10からWindows 11にアップグレードしたら音が出なくなった
Windows 11対応のRealtekドライバーを再インストールしてください。
Windows 10用のドライバーは、Windows 11で正しく動作しない場合があります。
まとめ:手順を正しく実行すれば必ず解決できる
DellパソコンでRealtek Audioドライバーを再インストールする方法について解説しました。
おすすめの再インストール手順
- Dell公式サポートサイトにアクセス
- サービスタグを入力して自分のパソコンを特定
- オーディオドライバーをダウンロード
- デバイスマネージャーから古いドライバーをアンインストール
- パソコンを再起動
- ダウンロードしたドライバーをインストール
- 再起動して動作確認
重要なポイント
- 必ず自分のパソコン専用のドライバーを使う
- アンインストール時は「ドライバーソフトウェアを削除」にチェックを入れない
- XPS・Alienwareシリーズは、Waves MaxxAudio Proも必要
- Windows 11の24H2では特有の問題がある
トラブルシューティングの優先順位
- 音量設定、出力デバイスの確認
- パソコンの再起動
- Windows Update
- Dell公式サイトからドライバー再インストール
- BIOSのリセット
- システムの復元
- Dell技術サポートに連絡
音声トラブルの多くは、ドライバーの再インストールで解決できます。
この記事の手順に従って、落ち着いて対処すれば、必ず音声機能を復旧できるはずです。
それでも解決しない場合は、ハードウェアの故障の可能性があるため、Dell技術サポートに相談しましょう。
定期的にシステムのバックアップを取り、Windows Updateは慎重に適用することで、トラブルを未然に防ぐことができます。
安心してDellパソコンを使い続けるために、この記事をブックマークしておくことをおすすめします。

コメント