[C++]配列を逆順でループするには?

C++

どうも、ちょげ(@chogetarou)です。

配列(array)を逆順でループする方法を紹介します。

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方法

インターフェース, インターネット, プログラム, ブラウザ, Www

配列(array)を逆順でループする方法は、4つあります。

for文でインデックスをループ

1つ目は、for文でインデックスを逆順でループする方法です。

まず、for文のループ変数を配列の要素数を「-1」した値(配列の末尾のインデックス)で初期化します。

for文の終了条件にループ変数が0以上を指定し、ループの最後に行う処理でループ変数を「-1」します。

そして、for文の{}内にループ処理を指定します。

//myArray = 対象の配列
for (int i = size(myArray) - 1; i >= 0; --i) {
    //ループ処理
}

上記のfor文は、配列(array)のインデックスを逆順でループします。

使用例

#include <iostream>
using namespace std;

int main(void){
    
    int nums[6] = { 1, 2, 3, 4, 5, 6 };
    
    for (int i = size(nums) - 1; i >= 0; --i) {
        cout << nums[i] << endl;
    }
    
    return 0;
}
出力:
6
5
4
3
2
1

for文でイテレーターをループ

2つ目は、for文でイテレーターをループする方法です。

まず、for文のループ変数を引数に配列を指定したrbegin()の値で初期化します。

for文の終了条件に「ループ変数」が「引数に配列を指定したrend()の値」でないことを指定し、ループの最後に行う処理でループ変数を「+1」します。

そして、for文の{}内にループ処理を指定します。

ループ処理では、ループ変数の参照で配列の要素を取得します。

//myArray = 対象の配列
for (auto i = rbegin(myArray); i != rend(myArray); ++i) {
    //ループ処理
}

上記のfor文は、配列を逆順でループします。

rbegin()は逆順のイテレータの最初の要素(通常のイテレータの最後の要素)、rend()は逆順のイテレータの最後の要素(通常のイテレータの先頭の要素)を取得します。

使用例

#include <iostream>
using namespace std;

int main(void){
    
    int nums[6] = { 1, 2, 3, 4, 5, 6 };
    
    for (auto i = rbegin(nums); i != rend(nums); ++i) {
        cout << *i << endl;
    }
    
    return 0;
}
出力:
6
5
4
3
2
1

whileでイテレーターをループ

3つ目は、whileでイテレーターをループする方法です。

まず、ループ用の変数を引数に配列を指定したrbegin()の値で初期化します。

whileの終了条件に、「ループ用の変数」が「引数に配列を指定したrend()の値」ではないことを指定します。

次に、whileの{}内にループ処理を指定します。

ループ処理では、ループ変数の参照で配列の要素を取得します。

最後に、whileのループ処理の最後で、ループ変数の値を「+1」します。

//T=要素の型, myArray=対象の配列
auto i = rbegin(myArray);
while (i != rend(myArray)) {
    //ループ処理
    ++i;
}

上記のwhileは、配列(array)を逆順でループします。

rbegin()は逆順のイテレータの最初の要素(通常のイテレータの最後の要素)、rend()は逆順のイテレータの最後の要素(通常のイテレータの先頭の要素)を取得します。

使用例

#include <iostream>
using namespace std;

int main(void){
    
    int nums[6] = { 1, 2, 3, 4, 5, 6 };
    
    auto i = rbegin(nums);
    while (i != rend(nums)) {
        cout << *i << endl;
        ++i;
    }
    
    return 0;
}
出力:
6 5 4 3 2 1 

for_eachで要素をループ

4つ目は、for_eachで要素をループする方法です。

まず、for_eachを呼び出します。

次に、for_eachの第1引数にrbegin()、第2引数にrend()を指定します。

for_eachの第3引数に、引数1つの関数を指定します。

関数の{}内に、ループ処理を指定します。
(関数の引数で、配列の要素を取得)

そして、rbegin()とrend()の両方の引数に、配列を指定します。

//T=要素の型, myArray=対象の配列
for_each(rbegin(myArray),
            rend(myArray), 
            [] (T x) {
                //ループ処理
                //引数で要素を取得
            });

上記のfor_eachは、配列を逆順でループします。

rbegin()は逆順のイテレータの最初の要素(通常のイテレータの最後の要素)、rend()は逆順のイテレータの最後の要素(通常のイテレータの先頭の要素)を取得します。

使用例

#include <iostream>
using namespace std;

int main(void){
    
    int nums[6] = { 1, 2, 3, 4, 5, 6 };
    
    for_each(rbegin(nums),
            rend(nums), 
            [] (int x) {
                cout << x << endl;
            });
    
    return 0;
}
出力:
6
5
4
3
2
1

まとめ

配列(array)を逆順でループする方法は、次の4つです。

  • for文でインデックスをループする方法
    for (int i = size(myArray) - 1; i >= 0; --i) { ループ処理 }
  • for文でイテレーターをループする方法
    for (auto i = rbegin(myArray); i != rend(myArray); ++i) { ループ処理 }
  • whileでイテレーターをループする方法
    auto i = rbegin(myArray);
    while (i != rend(myArray)) { /*ループ処理*/ ++i; }
  • for_eachで要素をループする方法
    for_each(rbegin(myArray), rend(myArray), [] (T x) { ループ処理 });

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