「Copilotが勝手に起動してウザい…」 「パソコンが重くなった気がする」 「機密情報を扱うから、AIは使いたくない」 「間違えてインストールしちゃった」
Copilotを削除したい理由、いろいろありますよね。
でも、Copilotって実は何種類もあるって知ってましたか? Windows 11の標準機能だったり、Officeの有料オプションだったり…
この記事では、すべてのCopilotについて、削除・無効化の方法を徹底解説します。 あなたが消したいCopilotが、きっと見つかるはずです!
そもそもCopilotって何種類あるの?

主要なCopilotは4種類
実は「Copilot」という名前のついた機能、たくさんあるんです。
1. Windows Copilot(Windows 11標準)
- タスクバーに常駐
- Windowsキー + Cで起動
- 完全削除は難しいが、無効化は可能
2. Microsoft 365 Copilot(有料版)
- Word、Excel、PowerPointなどに統合
- 月額約4,000円の追加オプション
- ライセンス解除で無効化
3. Microsoft Copilot(無料Web版)
- ブラウザで使うAIチャット
- EdgeやBingに統合
- ブラウザ設定で非表示可能
4. GitHub Copilot(開発者向け)
- プログラミング支援AI
- Visual Studio Codeなどで動作
- 拡張機能の削除で対応
どれを消したいか、まず確認しましょう!
【Windows 11】Windows Copilotを無効化する方法
方法1:タスクバーから非表示にする(簡単!)
これが一番シンプルな方法です。
- タスクバーの何もない場所を右クリック
- 「タスクバーの設定」 を選択
- 「タスクバー項目」 セクションを探す
- 「Copilot(プレビュー)」 のスイッチをオフに
- タスクバーからCopilotアイコンが消える
これで普段は目に入らなくなりますね。
方法2:グループポリシーで完全無効化(Pro版以上)
Windows 11 ProやEnterpriseをお使いなら、この方法が確実です。
- Windowsキー + R を押す
- 「gpedit.msc」 と入力してEnter
- 以下の順番で進む:
ユーザーの構成 └ 管理用テンプレート └ Windowsコンポーネント └ Windows Copilot
- 「Windows Copilotを有効にする」 をダブルクリック
- 「無効」 を選択して**「OK」**
- パソコンを再起動
方法3:レジストリエディターで無効化(上級者向け)
Windows 11 Homeの方はこちら。
⚠️ 注意:レジストリの編集は慎重に!
- Windowsキー + R → 「regedit」 と入力
- 以下のパスに移動:
HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Microsoft\Windows
- 「Windows」 を右クリック → 「新規」 → 「キー」
- 新しいキーの名前を 「WindowsCopilot」 に
- 「WindowsCopilot」 を選択した状態で右クリック
- 「新規」 → 「DWORD (32ビット) 値」
- 名前を 「TurnOffWindowsCopilot」 に
- ダブルクリックして値を 「1」 に設定
- パソコンを再起動
方法4:PowerShellで一括設定
コマンド一発で設定したい方向け。
- Windowsキー + X → 「Windows PowerShell(管理者)」
- 以下のコマンドをコピペして実行:
reg add "HKCU\Software\Policies\Microsoft\Windows\WindowsCopilot" /v TurnOffWindowsCopilot /t REG_DWORD /d 1 /f
- 再起動で反映
【Microsoft 365】Office Copilotを削除する方法
ライセンスの解除手順
有料版Copilotをやめる方法です。
- Microsoft 365管理センターにサインイン (個人ならaccount.microsoft.com)
- 「サブスクリプション」 または 「サービスとサブスクリプション」
- 「Microsoft 365 Copilot」 を探す
- 「管理」 または 「キャンセル」 をクリック
- キャンセル理由を選択(任意)
- 「サブスクリプションをキャンセル」 で確定
ポイント:
- 請求期間の終了まで使用可能
- データは削除されない
- 通常のOffice機能は影響なし
Officeアプリ内でCopilotを非表示にする
ライセンスがない状態でも、ボタンが表示される場合の対処法。
Word/Excel/PowerPointの場合
- アプリを開いて 「ファイル」 → 「オプション」
- 「全般」 または 「リボンのユーザー設定」
- 「Copilot」 関連の項目を探す
- チェックを外して無効化
- 「OK」 で保存
Outlookの場合
- 「ファイル」 → 「オプション」 → 「メール」
- 「作成と送信」 セクション
- Copilot関連の機能をオフ
【Microsoft Edge】ブラウザのCopilotを削除
サイドバーのCopilotを非表示にする
Edgeの右側に出てくるCopilotパネルを消す方法。
- Edgeを開く
- 右上の「…」 → 「設定」
- 「サイドバー」 を選択
- 「Copilot」 のトグルをオフ
- または 「サイドバーを表示」 自体をオフ
Bing検索のCopilotを無効化
検索結果に出てくるAI回答を非表示に。
- Bingの検索ページを開く
- 右上の 「設定」 アイコン
- 「その他」 → 「設定」
- 「AI による応答」 をオフ
- 保存して完了
別のブラウザに乗り換える
根本的な解決策として。
Copilot非搭載のブラウザ:
- Google Chrome
- Mozilla Firefox
- Brave
- Opera
これらならCopilotの心配は不要です。
【開発者向け】GitHub Copilotのアンインストール
Visual Studio Codeから削除
- VS Codeを開く
- 左サイドバーの 拡張機能アイコン(四角が4つ)
- 「GitHub Copilot」 を検索
- 「アンインストール」 ボタンをクリック
- VS Codeを再起動
Visual Studioから削除
- Visual Studioを開く
- 「拡張機能」 → 「拡張機能の管理」
- 「インストール済み」 タブ
- 「GitHub Copilot」 を選択
- 「アンインストール」 をクリック
サブスクリプションの解約
- GitHub.comにログイン
- プロフィールアイコン → 「Settings」
- 「Billing and plans」 → 「Plans and usage」
- 「GitHub Copilot」 の 「Cancel」
- 解約理由を選択して確定
アンインストール後の注意点と代替手段

削除後に起こる可能性がある問題
1. ショートカットキーの競合
Copilotで使っていたキーが空く。
解決策:
- 他の機能に割り当て直す
- デフォルト設定に戻す
2. 作業効率の低下(一時的)
AIアシスタントに慣れていた場合。
解決策:
- 従来の検索方法を活用
- テンプレートや定型文を準備
3. アップデートで復活する可能性
Windows Updateで再び有効になることも。
対策:
- 定期的に設定を確認
- グループポリシーで恒久的に無効化
Copilotの代替ツール
完全に削除する前に、代替案も検討してみては?
無料のAIツール
- ChatGPT(Web版)
- Google Bard
- Claude(制限付き無料版)
オフラインで使える支援ツール
- 文章校正ツール(Word標準機能)
- オートコンプリート(予測入力)
- スニペットツール(定型文管理)
トラブルシューティング
「アンインストールできません」エラーの対処法
管理者権限で実行
- スタートメニューで該当アプリを右クリック
- 「その他」 → 「管理者として実行」
- 再度アンインストールを試みる
セーフモードで削除
- Shift を押しながら再起動
- 「トラブルシューティング」 → 「詳細オプション」
- 「スタートアップ設定」 → 「再起動」
- 「4」 または 「F4」 でセーフモード起動
- この状態でアンインストール実行
設定が元に戻ってしまう場合
Windows Updateの設定を確認
- 「設定」 → 「Windows Update」 → 「詳細オプション」
- 「オプションの更新プログラム」 を確認
- Copilot関連の更新を除外
組織のポリシーを確認
会社のPCの場合、IT部門のポリシーが優先される可能性があります。 管理者に相談してください。
よくある質問(FAQ)
Q: Copilotを削除すると、Officeは使えなくなりますか?
A: いいえ、大丈夫です! Copilotは追加機能なので、削除してもWord、Excel、PowerPointなどの基本機能は普通に使えます。 むしろ軽くなる可能性もありますよ。
Q: 一度削除したCopilot、また使いたくなったら?
A: いつでも再インストール可能です。
- Windows Copilot:設定から再度有効化
- Microsoft 365 Copilot:ライセンスを再購入
- GitHub Copilot:拡張機能を再インストール
設定やデータは残っているので、簡単に復活できます。
Q: Copilotを無効にすると、セキュリティは向上しますか?
A: 状況によります。 機密情報を扱う環境では、AIへのデータ送信を防げるメリットがあります。 ただし、Microsoftは企業向けにセキュアな設定も提供しているので、完全削除以外の選択肢も検討してみてください。
Q: Windows 10でもCopilotは削除できますか?
A: Windows 10には標準のWindows Copilotは搭載されていません。 ただし、EdgeブラウザのCopilotやMicrosoft 365 Copilotは同じ方法で削除・無効化できます。
まとめ:あなたに合った削除方法を選ぼう
Copilotの削除・無効化方法について、種類別に詳しく解説しました。
覚えておくべきポイント:
✅ Copilotは複数の種類がある(Windows、Office、Edge、GitHub)
✅ 完全削除より無効化の方が簡単で安全
✅ 必要になったらいつでも復活可能
✅ 用途に応じて部分的な無効化も選択肢
おすすめの対応:
🏠 個人利用なら
- タスクバーから非表示にするだけでOK
- 気になる機能だけピンポイントで無効化
🏢 企業利用なら
- グループポリシーで組織全体を管理
- セキュリティポリシーに従って判断
💻 開発者なら
- プロジェクトごとに有効/無効を切り替え
- 必要な時だけサブスクリプション
Copilotは便利な機能ですが、すべての人に必要なわけではありません。 この記事を参考に、あなたの環境に最適な設定を見つけてください!
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