Chromeオートコンプリート削除完全ガイド|不要な予測候補を消す方法

プログラミング・IT

「検索バーに間違った文字を入力してしまった」
「人に見られたくない検索履歴が自動で出てくる」
「古い住所やメールアドレスの候補を削除したい」

Chromeのオートコンプリート機能は便利ですが、時には邪魔になったり、恥ずかしい思いをすることもありますよね。

この記事では、Chromeのオートコンプリート(自動入力・自動補完)を削除する方法を、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。個別削除から一括削除まで、すべて網羅していますよ。


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  1. Chromeのオートコンプリートとは?
    1. オートコンプリートが表示される場所
    2. なぜ削除したいの?
  2. 個別のオートコンプリート候補を削除する方法
    1. 検索バー(アドレスバー)の候補を削除
    2. フォーム入力候補を削除
  3. すべてのオートコンプリートを一括削除する方法
    1. 方法1:閲覧履歴データを削除
    2. 方法2:ショートカットキーで素早く削除
  4. フォームの自動入力データを個別管理
    1. 保存されている情報を確認・削除
    2. 自動入力機能をオフにする
  5. パスワードの自動入力を削除
    1. 保存済みパスワードの確認と削除
    2. パスワード保存機能をオフにする
  6. クレジットカード情報の削除
    1. 保存されているカード情報を削除
    2. カード情報の保存をオフにする
  7. Google検索の予測候補を削除
    1. 検索履歴を削除
    2. シークレットモードを使う
  8. オートコンプリートが削除できない場合
    1. トラブル1:削除したのにまた表示される
    2. トラブル2:Shift + Deleteが効かない
    3. トラブル3:特定のサイトの候補だけ消えない
  9. 今後オートコンプリートを残さない設定
    1. シークレットモードを常用
    2. 自動入力機能を全面的にオフ
    3. プロフィールを分ける
  10. よくある質問(FAQ)
    1. Q1:オートコンプリートを削除すると、ブックマークも消えますか?
    2. Q2:削除した履歴を復元できますか?
    3. Q3:スマホのChromeでも同じ方法で削除できますか?
    4. Q4:他の人のPCでChromeを使ったら、履歴は残りますか?
    5. Q5:会社のPCで削除したら、管理者にバレますか?
    6. Q6:オートコンプリートをオフにすると不便になりませんか?
  11. プライバシーを守るための追加対策
    1. 定期的な履歴削除
    2. パスワードマネージャーの利用
    3. 拡張機能の活用
  12. まとめ:状況に応じて適切な削除方法を選ぼう

Chromeのオートコンプリートとは?

オートコンプリートとは、過去の入力履歴や検索履歴を元に、入力候補を自動的に表示してくれる機能のことです。

「自動入力」「自動補完」「予測変換」とも呼ばれます。

オートコンプリートが表示される場所

Chromeでは、以下のような場所でオートコンプリートが働きます。

検索バー(アドレスバー)

  • Google検索のキーワード
  • 過去に訪問したURLの履歴
  • ブックマークしたサイト

フォーム入力欄

  • 名前、住所、電話番号
  • メールアドレス
  • ユーザー名
  • パスワード
  • クレジットカード情報

検索エンジンのサイト

  • Google検索での予測キーワード
  • YouTube検索の候補

なぜ削除したいの?

オートコンプリートを削除したい理由は様々です。

プライバシー保護

  • 他人に見られたくない検索履歴
  • 家族や友人と共有するPCでの使用
  • プレゼンや画面共有での恥ずかしい表示

間違った情報

  • タイプミスした履歴
  • 古い住所やメールアドレス
  • 変更した電話番号

動作の改善

  • 候補が多すぎて選びにくい
  • 正しい入力の邪魔になる
  • 不要な情報で画面が埋まる

個別のオートコンプリート候補を削除する方法

まずは、特定の候補だけを削除する方法から説明します。

検索バー(アドレスバー)の候補を削除

検索窓に表示される予測候補を個別に消す方法です。

Windows版の手順

  1. Chromeの検索バーをクリック
  2. 削除したい候補が表示されるように、文字を少し入力
  3. 削除したい候補にカーソルを合わせる(クリックはしない)
  4. Shift + Delete キーを同時に押す

その候補が即座に消えます。

Mac版の手順

  1. 検索バーをクリック
  2. 削除したい候補が表示されるまで文字入力
  3. 削除したい候補を選択(上下キーで移動)
  4. Shift + fn + Delete または Shift + Delete キーを押す

機種によってキーの組み合わせが異なる場合があります。

重要なポイント

  • 候補をクリックせず、カーソルで選択するだけ
  • キーボードのDeleteキー(Backspaceではない)を使う
  • Shiftキーを押しながらDeleteを押す

フォーム入力候補を削除

住所や名前など、フォームに表示される候補を削除します。

手順

  1. フォームの入力欄をクリック
  2. 削除したい候補が表示されるように、最初の数文字を入力
  3. 候補リストから削除したいものを選択
  4. Shift + Delete(Windows)または Shift + fn + Delete(Mac)を押す

これで、その候補だけが削除されます。


すべてのオートコンプリートを一括削除する方法

個別削除が面倒な場合や、すべてをリセットしたい場合の方法です。

方法1:閲覧履歴データを削除

最も確実で一般的な方法です。

手順

1. Chromeの設定を開く

  • Chrome右上の「︙」(三点メニュー)をクリック
  • 「設定」を選択

2. プライバシーとセキュリティへ進む

左側のメニューから「プライバシーとセキュリティ」をクリックします。

3. 閲覧履歴データの削除を選択

「閲覧履歴データの削除」をクリックします。

4. 期間を選択

「期間」のドロップダウンメニューから選びます:

  • 過去1時間
  • 過去24時間
  • 過去7日間
  • 過去4週間
  • 全期間(すべて削除したい場合)

5. 削除する項目を選択

以下にチェックを入れます:

  • ✓ 閲覧履歴:訪問したサイトの履歴
  • ✓ Cookie と他のサイトデータ:ログイン状態が解除されます
  • ✓ キャッシュされた画像とファイル:一時保存されたデータ
  • ✓ 自動入力フォームのデータ:名前、住所などの候補

注意:必要なログイン情報まで消えることがあるので、パスワードを覚えているか確認しましょう。

6. データを削除

「データを削除」ボタンをクリックします。

7. 完了を待つ

削除処理が完了するまで待ちます(通常数秒〜数十秒)。

方法2:ショートカットキーで素早く削除

手順

Windows
Ctrl + Shift + Delete を同時に押す

Mac
Command + Shift + Delete を同時に押す

このショートカットで、削除画面が一発で開きます。

あとは上記の手順5以降と同じです。


フォームの自動入力データを個別管理

名前、住所、電話番号などのフォーム入力候補を細かく管理します。

保存されている情報を確認・削除

手順

1. 設定画面を開く

Chrome右上の「︙」→「設定」

2. 自動入力とパスワードへ進む

左側のメニューから「自動入力とパスワード」をクリックします。

3. 住所やその他の情報を選択

「住所やその他の情報」をクリックします。

4. 保存されている情報を確認

登録されている住所や電話番号の一覧が表示されます。

5. 不要な情報を削除

削除したい項目の右側にある「︙」(三点メニュー)→「削除」をクリックします。

6. 追加・編集も可能

必要に応じて、正しい情報を追加したり、既存の情報を編集できます。

自動入力機能をオフにする

そもそも自動入力を使いたくない場合は、機能自体をオフにできます。

手順

  1. 「自動入力とパスワード」→「住所やその他の情報」
  2. 「住所やその他の情報の保存と入力」のスイッチをオフにする

これで、今後フォームに入力しても、情報が保存されなくなります。


パスワードの自動入力を削除

保存されているパスワードを削除・管理する方法です。

保存済みパスワードの確認と削除

手順

1. パスワード マネージャーを開く

Chrome右上の「︙」→「設定」→「自動入力とパスワード」→「Google パスワード マネージャ」

または、アドレスバーに chrome://password-manager/passwords と入力。

2. パスワード一覧を確認

保存されているすべてのサイトとパスワードが表示されます。

3. 特定のパスワードを削除

削除したいサイトをクリック →「削除」ボタンをクリック

4. 複数のパスワードを一括削除

左側のチェックボックスで複数選択 → 上部の「削除」ボタンをクリック

注意:削除したパスワードは復元できません。必要なパスワードは別途メモしておきましょう。

パスワード保存機能をオフにする

手順

  1. パスワード マネージャーの設定を開く
  2. 「パスワードを保存できるようにする」のスイッチをオフにする

これで、今後ログイン時にパスワードの保存を求められなくなります。


クレジットカード情報の削除

支払い情報の自動入力候補を管理します。

保存されているカード情報を削除

手順

1. 支払い方法の設定を開く

Chrome右上の「︙」→「設定」→「自動入力とパスワード」→「お支払い方法」

2. カード情報を確認

保存されているクレジットカードやデビットカードが表示されます。

3. 不要なカードを削除

削除したいカードの右側「︙」→「削除」をクリック

4. すべて削除する場合

1枚ずつ削除していきます。

カード情報の保存をオフにする

手順

  1. 「お支払い方法」の設定画面で
  2. 「お支払い方法の保存と入力」のスイッチをオフにする

今後、オンラインショッピングでカード情報を入力しても保存されなくなります。


Google検索の予測候補を削除

Google検索で表示される予測キーワードの管理方法です。

検索履歴を削除

手順

1. Googleアカウントの管理ページへ

myactivity.google.com にアクセスします。

2. ログイン

Chromeで使用しているGoogleアカウントでログインします。

3. 検索履歴を確認

過去の検索履歴が時系列で表示されます。

4. 個別に削除

削除したい検索の横にある「X」をクリックします。

5. 一括削除

左側のメニューから「削除」→「期間を指定して削除」→「全期間」を選択 →「削除」

6. 自動削除の設定

「自動削除(オフ)」をクリック →「3ヶ月より前のアクティビティを自動削除」などを設定できます。

シークレットモードを使う

今後の検索を履歴に残したくない場合は、シークレットモードを使いましょう。

開き方

WindowsCtrl + Shift + N
MacCommand + Shift + N

シークレットモードで検索した内容は、履歴やオートコンプリートに残りません。


オートコンプリートが削除できない場合

削除したのに候補が表示され続ける場合の対処法です。

トラブル1:削除したのにまた表示される

症状
個別削除したのに、同じ候補がすぐ表示される。

原因

  • Google アカウントの同期
  • 複数デバイスでの同期
  • キャッシュが残っている

対処法

1. 同期を一時停止

Chrome右上のプロフィールアイコン →「同期を一時停止」

2. すべてのデバイスで削除

スマホやタブレットなど、同じアカウントでログインしているすべてのデバイスで削除します。

3. Chromeを再起動

完全に終了してから、もう一度起動します。

4. キャッシュをクリア

閲覧履歴データの削除で「キャッシュされた画像とファイル」を削除します。

トラブル2:Shift + Deleteが効かない

症状
キーを押しても候補が消えない。

原因

  • 候補の選択方法が間違っている
  • キーボードの設定
  • ブラウザの拡張機能の干渉

対処法

1. 選択方法を確認

  • 候補をクリックしない
  • キーボードの上下キーで選択
  • または、マウスカーソルを合わせるだけ

2. 別のキーボードで試す

外付けキーボードがあれば試してみます。

3. 拡張機能を無効化

chrome://extensions/ にアクセスし、すべての拡張機能を一時的にオフにして試します。

トラブル3:特定のサイトの候補だけ消えない

症状
あるサイトの入力候補だけ削除できない。

原因
サイト側が独自の候補を提供している可能性があります。

対処法

1. そのサイトのアカウント設定を確認

Amazonなどの通販サイトは、サイト側に住所が保存されています。

サイトにログインして、アカウント設定から削除する必要があります。

2. Cookie を削除

そのサイトのCookieを削除すると、ローカルに保存されたデータも消えます。

Chrome設定 →「プライバシーとセキュリティ」→「Cookie と他のサイトデータ」→「すべての Cookie とサイトデータを表示」→ サイト名で検索 →「削除」


今後オートコンプリートを残さない設定

予防策として、最初から履歴を残さない方法です。

シークレットモードを常用

メリット

  • 閲覧履歴が残らない
  • Cookie が保存されない
  • フォーム入力も記憶されない

デメリット

  • 毎回ログインが必要
  • ブックマークは別途保存が必要

使い方
必要な時だけシークレットモードで検索・入力を行います。

自動入力機能を全面的にオフ

手順

  1. Chrome設定 →「自動入力とパスワード」
  2. 以下をすべてオフにする:
  • パスワードを保存できるようにする
  • 住所やその他の情報の保存と入力
  • お支払い方法の保存と入力

これで、Chromeは何も記憶しなくなります。

プロフィールを分ける

用途別にChromeのプロフィールを作成します。

メリット

  • 仕事用と個人用を分離
  • プライベートな検索を別プロフィールで

作成方法

  1. Chrome右上のプロフィールアイコンをクリック
  2. 「追加」をクリック
  3. 新しいプロフィールの名前を設定
  4. 各プロフィールで別々の設定が可能

よくある質問(FAQ)

Q1:オートコンプリートを削除すると、ブックマークも消えますか?

A:消えません。

ブックマークは別のデータとして保存されているので、オートコンプリートや履歴を削除しても影響ありません。

Q2:削除した履歴を復元できますか?

A:基本的にできません。

一度削除したデータは復元できないので、削除前によく確認しましょう。

Q3:スマホのChromeでも同じ方法で削除できますか?

A:基本的には同じですが、操作方法が少し異なります。

スマホ版では、候補を長押しして「削除」を選択する場合が多いです。

Q4:他の人のPCでChromeを使ったら、履歴は残りますか?

A:はい、残ります。

他人のPCを使う場合は、シークレットモードで使用するか、使用後に履歴を削除しましょう。

Q5:会社のPCで削除したら、管理者にバレますか?

A:企業のポリシーによります。

会社のIT部門が管理しているPCでは、削除履歴も記録されている可能性があります。

Q6:オートコンプリートをオフにすると不便になりませんか?

A:便利さとプライバシーのトレードオフです。

よく使うサイトのログイン情報だけパスワードマネージャーに保存し、他はオフにするなど、バランスを取ることをおすすめします。


プライバシーを守るための追加対策

オートコンプリート削除以外にも、プライバシーを保護する方法があります。

定期的な履歴削除

おすすめの頻度

  • 月1回:一般的な使い方
  • 週1回:プライバシーを重視する場合
  • 共有PC:使用後毎回

パスワードマネージャーの利用

Chrome以外の専用パスワードマネージャーを使うと、より安全に管理できます。

おすすめサービス

  • 1Password
  • LastPass
  • Bitwarden

これらは独立したパスワード管理ツールで、ブラウザに依存しません。

拡張機能の活用

プライバシー保護を強化する拡張機能もあります。

注意点
拡張機能のインストールは慎重に。信頼できる提供元からのみ入れましょう。


まとめ:状況に応じて適切な削除方法を選ぼう

Chromeのオートコンプリート削除について、重要なポイントをまとめます。

個別削除の方法

  • 候補を選択(クリックしない)
  • Shift + Delete(Windows)または Shift + fn + Delete(Mac)
  • 検索バー、フォーム入力欄で使用可能

一括削除の方法

  1. Chrome設定 →「プライバシーとセキュリティ」
  2. 「閲覧履歴データの削除」
  3. 削除する項目にチェック:閲覧履歴、Cookie、自動入力フォームデータ
  4. 「データを削除」

ショートカット

  • Windows:Ctrl + Shift + Delete
  • Mac:Command + Shift + Delete

詳細な管理

  • フォーム情報:「自動入力とパスワード」→「住所やその他の情報」
  • パスワード:「Google パスワード マネージャ」
  • カード情報:「お支払い方法」
  • 検索履歴:myactivity.google.com

予防策

  • シークレットモードの使用
  • 自動入力機能をオフ
  • プロフィールの使い分け
  • 定期的な履歴削除

トラブル対処

  • 同期をオフにして削除
  • すべてのデバイスで削除
  • キャッシュをクリア
  • 拡張機能を無効化

オートコンプリートは便利な機能ですが、プライバシーとのバランスが大切です。

この記事で紹介した方法を使って、必要な候補は残しつつ、不要なものや見られたくないものだけを削除しましょう。

状況に応じて個別削除と一括削除を使い分ければ、快適でプライバシーも守られたブラウジング環境が手に入りますよ。

定期的なメンテナンスで、安心してChromeを使ってくださいね!

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