パソコンでChromeを起動するたびに、お気に入りのニュースサイトや仕事で使うツールを毎回開いているなら、それは時間のムダかもしれません。
実は、Chrome起動時に自動で開くページは、自分の好きなように設定できるんです。
この記事では、Chromeの起動時に表示されるページをカスタマイズする方法を、初心者の方でも分かるように丁寧に解説していきます。設定を変えるだけで、毎日の作業効率がグッと上がりますよ!
Chrome起動時に開くページとは?3つの選択肢を理解しよう

Chromeを起動したとき、最初に何が表示されるかは「起動時の設定」で決まります。
実は、この設定には3つのパターンがあるんです。
1. 新しいタブページを開く(デフォルト設定)
これはChromeの初期設定です。Googleの検索バーとよく見るサイトのアイコンが表示される、シンプルな画面ですね。
特に設定を変更していなければ、この状態になっています。
2. 前回開いていたページを続きから開く
前回Chromeを閉じたときに開いていたページが、そのまま復元される設定です。
作業の途中でパソコンをシャットダウンしても、次回起動時に続きから始められるので便利ですよ。
3. 特定のページまたは複数のページを開く
自分で指定したページを、毎回自動で開く設定です。
例えば、Gmailと天気予報サイトとニュースサイトを同時に開くといった使い方ができます。仕事や趣味に合わせて、よく使うページを登録しておくと効率的ですね。
【Windows・Mac共通】Chrome起動時に開くページの設定方法
それでは、実際の設定手順を見ていきましょう。WindowsでもMacでも、基本的な操作は同じです。
ステップ1:Chromeの設定画面を開く
まずはChromeを起動してください。
画面右上にある「︙」(縦に3つ並んだ点)をクリックします。
表示されたメニューから「設定」を選びましょう。
ステップ2:「起動時」の項目を探す
設定画面が開いたら、左側のメニューを見てください。
「起動時」という項目があるので、そこをクリックします。
スクロールして画面を下に進めると、同じ設定項目が見つかることもありますよ。
ステップ3:好みの設定を選ぶ
「起動時」の画面では、3つの選択肢から選べます。
新しいタブページを開く
ラジオボタン(丸いボタン)をクリックするだけで設定完了です。
シンプルな使い方をしたい方におすすめですね。
前回開いていたページを続きから開く
こちらもラジオボタンを選ぶだけでOKです。
調べ物や作業の途中で中断することが多い方に向いています。
特定のページまたは複数のページを開く
この設定を選んだら、「新しいページを追加」というボタンが表示されます。
そのボタンをクリックして、開きたいページのURLを入力しましょう。
複数のページを登録したい場合は、「新しいページを追加」を繰り返し押して、どんどん追加していけますよ。
ステップ4:設定を保存する
入力が終わったら、画面を閉じるだけで自動的に設定が保存されます。
次回Chrome起動時から、新しい設定が反映されているはずです!
【実例あり】おすすめの起動ページ設定パターン
どんなページを設定すればいいか迷っている方へ、実際に役立つパターンをご紹介します。
ビジネス向けの設定例
- Gmail(メールチェック)
- Googleカレンダー(スケジュール確認)
- Slack や Teams(社内コミュニケーション)
- 業務で使うクラウドツール
朝パソコンを開いたら、すぐに仕事モードに入れますね。
情報収集向けの設定例
- ニュースサイト(Yahoo!ニュース、NHKニュースなど)
- 天気予報サイト
- お気に入りのブログやニュースアグリゲーター
- SNSのホーム画面
最新情報をすぐにキャッチできる環境が整います。
学習・趣味向けの設定例
- オンライン学習サイト(Udemy、Courseraなど)
- YouTube(お気に入りのチャンネル)
- 電子書籍サービス
- 趣味の情報サイト
毎日の習慣づくりにも効果的ですよ。
シンプル派におすすめ
- Googleのトップページのみ
- または「新しいタブページ」のまま
余計な情報に気を取られたくない方は、あえてシンプルな設定がベストですね。
よくあるトラブルと解決方法
設定がうまくいかないときの対処法をまとめました。
設定したページが開かない
原因1:拡張機能の干渉
Chromeの拡張機能が起動設定を上書きしている可能性があります。
「設定」→「拡張機能」から、最近追加した拡張機能を一時的にオフにして確認してみましょう。
原因2:ブラウザのキャッシュ
Chromeを完全に終了してから(バックグラウンドで動いているプロセスも含めて)、再度起動してみてください。
Windowsなら、タスクマネージャーでChromeが完全に終了しているか確認できますよ。
複数のページが開きすぎて重い
一度に10個も20個もページを開く設定にすると、起動が遅くなってしまいます。
本当に必要なページだけに絞って、3〜5個程度にするのがおすすめです。
ブックマークバーに残りを登録しておけば、必要なときにすぐアクセスできますね。
設定が勝手に変わってしまう
会社や学校のパソコンでは、管理者によって設定が制限されていることがあります。
また、セキュリティソフトが起動ページを変更することもあるので、IT管理者に確認してみましょう。
個人のパソコンなら、Chromeを最新バージョンにアップデートすることで解決する場合もありますよ。
【応用編】起動ページをもっと便利に使うコツ

基本的な設定ができたら、こんな使い方も試してみてください。
プロフィール機能との組み合わせ
Chromeには「プロフィール」という機能があります。これは、仕事用とプライベート用で設定を分ける機能ですね。
プロフィールごとに異なる起動ページを設定すれば、仕事とプライベートをスムーズに切り替えられます。
画面右上のアイコンから、プロフィールの追加や切り替えができますよ。
ショートカットキーとの併用
起動ページを設定しつつ、新しいタブを開くときは「Ctrl + T」(Macは「Command + T」)を使えば、さらに効率的です。
よく使うショートカットキーを覚えておくと、マウスを使わずに素早く操作できますね。
タブグループ機能の活用
複数のページを開く設定にしている場合、タブグループ機能を使うと整理しやすくなります。
タブを右クリックして「タブを新しいグループに追加」を選べば、色分けして管理できますよ。
まとめ:Chrome起動時のページ設定で毎日が快適に
Chrome起動時に開くページの設定は、たった数分でできる簡単なカスタマイズです。
でも、この小さな変更が毎日の作業効率を大きく変えてくれます。
この記事のポイント:
- 起動時の設定には3つのパターンがある(新しいタブ、前回の続き、特定のページ)
- 設定方法は「︙」→「設定」→「起動時」から簡単に変更可能
- 自分の使い方に合わせて3〜5個程度のページを登録するのがおすすめ
- トラブル時は拡張機能やキャッシュを確認しよう
- プロフィール機能を使えば、用途ごとに設定を使い分けられる
あなたも今日から、自分だけの快適なChrome環境を作ってみませんか?
毎朝パソコンを開くのが、少し楽しみになるかもしれませんよ!

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