Chromeネットワークエラーの完全解決ガイド!原因と対処法を徹底解説

プログラミング・IT

Chromeでウェブサイトを見ようとしたら、「ネットワークエラー」や「このサイトにアクセスできません」と表示されて困った経験はありませんか?

ネットワークエラーにはいくつもの種類があり、原因も様々です。でも、落ち着いて順番に対処すれば、ほとんどの問題は解決できます。

この記事では、Chromeで表示されるネットワークエラーの種類と原因、そして具体的な解決方法を分かりやすく解説します。初心者でもすぐに試せる方法から、少し詳しい設定まで段階的に説明するので、ぜひ参考にしてください。

スポンサーリンク
  1. Chromeのネットワークエラーとは
    1. エラーが表示される理由
    2. エラーが出る場所
  2. 主なエラーメッセージと意味
    1. ERR_INTERNET_DISCONNECTED
    2. ERR_NAME_NOT_RESOLVED
    3. ERR_CONNECTION_REFUSED
    4. ERR_CONNECTION_TIMED_OUT
    5. ERR_CONNECTION_RESET
    6. ERR_NETWORK_CHANGED
  3. 基本的な対処法(最初に試すこと)
    1. 対処法1:ページを再読み込みする
    2. 対処法2:他のサイトも開けないか確認
    3. 対処法3:インターネット接続を確認
    4. 対処法4:Wi-Fi・モバイルデータをオン・オフする
    5. 対処法5:Chromeを再起動する
    6. 対処法6:パソコン・スマホを再起動する
  4. ルーター・モデムの問題と対処法
    1. ルーターを再起動する
    2. ルーターの設定を確認
    3. 有線接続を試す
  5. DNSの問題と対処法
    1. DNSとは
    2. DNSキャッシュをクリアする
    3. GoogleのDNSに変更する
  6. プロキシ・VPNの問題と対処法
    1. プロキシ設定を確認する
    2. VPNを一時的に無効化する
  7. Chromeの設定・キャッシュの問題
    1. キャッシュとCookieを削除する
    2. 拡張機能を無効化する
    3. シークレットモードで確認する
    4. Chromeをリセットする
  8. セキュリティソフトの影響
    1. ファイアウォールの設定を確認
    2. セキュリティソフトを一時的に無効化
  9. ネットワーク設定のリセット
    1. Windowsのネットワーク設定をリセット
    2. Macのネットワーク設定をリセット
  10. スマホでのネットワークエラー対処法
    1. Android版Chrome
    2. iPhone版Chrome
  11. 特殊なケースの対処法
    1. 会社や学校のネットワーク
    2. 公共Wi-Fiでのエラー
    3. IPv6の問題
  12. 予防策と日常のメンテナンス
    1. 定期的な再起動
    2. Chromeを最新版に保つ
    3. キャッシュを定期的に削除
    4. 安定した接続環境を作る
  13. よくある質問
    1. 他のブラウザは繋がるのにChromeだけ繋がらない理由は?
    2. エラーコードの意味を確認する方法は?
    3. ネットワークエラーはウイルスが原因?
    4. どの対処法から試せばいい?
    5. 何をしても解決しない場合は?
  14. まとめ

Chromeのネットワークエラーとは

ネットワークエラーは、Chromeがウェブサイトに接続できない時に表示されるメッセージです。

エラーが表示される理由

ウェブサイトを見るには、あなたのパソコンやスマホからインターネットを通じてサーバーに接続する必要があります。

この接続のどこかで問題が起きると、ネットワークエラーが表示されるんです。

エラーが出る場所

問題は以下のいずれかで起きています。

  • あなたの端末(パソコン・スマホ)
  • 自宅のWi-Fiルーター
  • インターネット回線
  • DNSサーバー(住所を変換するサービス)
  • 相手のウェブサイトのサーバー

主なエラーメッセージと意味

Chromeが表示するエラーには、いくつかのパターンがあります。

ERR_INTERNET_DISCONNECTED

「インターネットに接続されていません」という意味です。

原因:

  • Wi-Fiやモバイルデータがオフになっている
  • ルーターが動いていない
  • 回線業者の障害

ERR_NAME_NOT_RESOLVED

「サイトのアドレスが見つかりません」という意味です。

原因:

  • DNSサーバーの問題
  • URLの入力ミス
  • サイトが閉鎖された

ERR_CONNECTION_REFUSED

「サーバーが接続を拒否しました」という意味です。

原因:

  • サイトがダウンしている
  • アクセスがブロックされている
  • ファイアウォールの制限

ERR_CONNECTION_TIMED_OUT

「接続がタイムアウトしました」という意味です。

原因:

  • ネットワークが遅い
  • サーバーが応答していない
  • ファイアウォールの制限

ERR_CONNECTION_RESET

「接続がリセットされました」という意味です。

原因:

  • 通信が途中で切断された
  • プロキシの問題
  • セキュリティソフトの干渉

ERR_NETWORK_CHANGED

「ネットワークが変更されました」という意味です。

原因:

  • Wi-Fiとモバイルデータを切り替えた
  • VPNの接続・切断
  • ネットワーク設定の変更

基本的な対処法(最初に試すこと)

まずは簡単な方法から試していきましょう。

対処法1:ページを再読み込みする

一時的な問題の場合、これだけで解決することがあります。

手順:

  • F5キーを押す
  • または Ctrl+R(Macは Command+R)
  • またはアドレスバー左の更新アイコンをクリック

対処法2:他のサイトも開けないか確認

特定のサイトだけの問題か、すべてのサイトで問題が起きているか確認します。

手順:

  1. Google(google.com)を開いてみます
  2. Yahoo!(yahoo.co.jp)を開いてみます
  3. YouTube(youtube.com)を開いてみます

すべて開けない場合は、インターネット接続自体に問題があります。

対処法3:インターネット接続を確認

本当にインターネットに繋がっているか確認しましょう。

確認方法:

  • タスクバー(画面下)のネットワークアイコンを確認
  • Wi-Fiマークに「×」や「!」が付いていないか確認
  • スマホなら、他のアプリ(LINE、メールなど)が使えるか試す

対処法4:Wi-Fi・モバイルデータをオン・オフする

接続をリセットすると改善することがあります。

手順:

  1. Wi-Fiをオフにします
  2. 10秒待ちます
  3. Wi-Fiをオンにします
  4. 接続されるまで待ちます

対処法5:Chromeを再起動する

ブラウザを再起動するだけで直ることもあります。

手順:

  1. Chromeをすべて閉じます
  2. タスクマネージャー(Ctrl+Shift+Esc)で完全に終了しているか確認します
  3. Chromeを再度開きます

対処法6:パソコン・スマホを再起動する

再起動でネットワーク設定がリセットされます。

手順:

  1. 作業中のファイルを保存します
  2. 端末を再起動します
  3. 再起動後、接続を確認します

ルーター・モデムの問題と対処法

自宅のネットワーク機器に問題がある場合の対処法です。

ルーターを再起動する

最も効果的な方法の一つです。

手順:

  1. ルーターの電源を抜きます
  2. モデムの電源も抜きます(別にある場合)
  3. 30秒以上待ちます
  4. まずモデムの電源を入れます
  5. ランプが安定したら、ルーターの電源を入れます
  6. すべてのランプが正常になるまで待ちます(2〜3分)
  7. 接続を確認します

ルーターの設定を確認

ルーターの管理画面にアクセスして状態を確認します。

手順:

  1. ブラウザで「192.168.1.1」または「192.168.0.1」を開きます
  2. ルーターの管理画面にログインします
  3. インターネット接続状態を確認します
  4. エラーが表示されていれば、ルーターに問題があります

有線接続を試す

Wi-Fiではなく、LANケーブルで直接接続してみます。

確認できること:

  • Wi-Fiの問題か、回線自体の問題かを切り分けられます
  • 有線で繋がるなら、Wi-Fiルーターに問題があります

DNSの問題と対処法

DNSサーバーの問題で接続できないことがあります。

DNSとは

DNS(Domain Name System)は、ウェブサイトの名前(google.comなど)を数字のアドレス(IPアドレス)に変換するサービスです。

このサーバーに問題があると、サイトが見つからなくなります。

DNSキャッシュをクリアする

古いDNS情報が残っていると問題が起きます。

Windows:

  1. コマンドプロンプトを管理者として実行します
  2. 以下のコマンドを入力します:
   ipconfig /flushdns
  1. Enterキーを押します
  2. 「DNS リゾルバー キャッシュは正常にフラッシュされました」と表示されます

Mac:

  1. ターミナルを開きます
  2. 以下のコマンドを入力します:
   sudo dscacheutil -flushcache; sudo killall -HUP mDNSResponder
  1. パスワードを入力します

GoogleのDNSに変更する

プロバイダーのDNSに問題がある場合、GoogleのDNSに変更すると解決することがあります。

Windows:

  1. 「設定」→「ネットワークとインターネット」を開きます
  2. 使用中の接続(Wi-Fiまたはイーサネット)をクリックします
  3. 「IPアドレスの編集」をクリックします
  4. 「手動」を選択します
  5. IPv4をオンにします
  6. 以下のDNSを入力します:
  • 優先DNS:8.8.8.8
  • 代替DNS:8.8.4.4
  1. 「保存」をクリックします

Mac:

  1. 「システム環境設定」→「ネットワーク」を開きます
  2. 接続中のネットワークを選択します
  3. 「詳細」をクリックします
  4. 「DNS」タブを選択します
  5. 「+」ボタンで以下のDNSを追加します:
  • 8.8.8.8
  • 8.8.4.4
  1. 「OK」をクリックします

プロキシ・VPNの問題と対処法

プロキシやVPNが原因でエラーが出ることがあります。

プロキシ設定を確認する

プロキシが間違って設定されていないか確認します。

Windows:

  1. 「設定」→「ネットワークとインターネット」を開きます
  2. 「プロキシ」をクリックします
  3. 「プロキシサーバーを使う」がオフになっているか確認します
  4. オンになっている場合、オフにします

Mac:

  1. 「システム環境設定」→「ネットワーク」を開きます
  2. 接続中のネットワークを選択します
  3. 「詳細」→「プロキシ」タブを開きます
  4. すべてのプロキシ設定がオフになっているか確認します

VPNを一時的に無効化する

VPN接続が問題を起こしている可能性があります。

手順:

  1. VPNアプリを開きます
  2. 接続を切断します
  3. Chromeで接続を確認します
  4. VPNをオフにして問題が解決したら、VPNの設定を見直します

Chromeの設定・キャッシュの問題

Chrome自体に問題がある場合の対処法です。

キャッシュとCookieを削除する

溜まったデータが問題を起こすことがあります。

手順:

  1. Chromeの「設定」を開きます
  2. 「プライバシーとセキュリティ」をクリックします
  3. 「閲覧履歴データの削除」を選択します
  4. 期間を「全期間」にします
  5. 以下にチェックを入れます:
  • キャッシュされた画像とファイル
  • Cookieと他のサイトデータ
  1. 「データを削除」をクリックします

注意:
Cookieを削除すると、サイトからログアウトされます。

拡張機能を無効化する

拡張機能が通信を妨げている可能性があります。

手順:

  1. アドレスバーに「chrome://extensions/」と入力します
  2. すべての拡張機能をオフにします
  3. Chromeを再起動します
  4. 接続を確認します
  5. 問題が解決したら、拡張機能を一つずつオンにして原因を特定します

シークレットモードで確認する

拡張機能やキャッシュの影響を除外して確認できます。

手順:

  1. Ctrl+Shift+N(Macは Command+Shift+N)を押します
  2. シークレットウィンドウが開きます
  3. サイトにアクセスしてみます
  4. シークレットモードで開ける場合、拡張機能やキャッシュが原因です

Chromeをリセットする

設定を初期状態に戻します。

手順:

  1. 「設定」→「リセットとクリーンアップ」を開きます
  2. 「設定を元の既定値に戻す」をクリックします
  3. 「設定のリセット」をクリックして確認します

注意:
スタートページや検索エンジンの設定がリセットされますが、ブックマークやパスワードは残ります。

セキュリティソフトの影響

ファイアウォールやセキュリティソフトが原因の場合があります。

ファイアウォールの設定を確認

Windows Defender ファイアウォール:

  1. 「設定」→「更新とセキュリティ」を開きます
  2. 「Windows セキュリティ」をクリックします
  3. 「ファイアウォールとネットワーク保護」を選択します
  4. Chromeが許可されているか確認します

セキュリティソフトを一時的に無効化

セキュリティソフトが原因かどうか確認します。

手順:

  1. セキュリティソフトを一時的に無効化します
  2. Chromeで接続を確認します
  3. 問題が解決したら、セキュリティソフトの設定でChromeを許可します

重要:
確認後は必ずセキュリティソフトを有効に戻してください。

ネットワーク設定のリセット

より高度な対処法です。

Windowsのネットワーク設定をリセット

手順:

  1. 「設定」→「ネットワークとインターネット」を開きます
  2. 「状態」を選択します
  3. 「ネットワークのリセット」をクリックします
  4. 「今すぐリセット」をクリックします
  5. パソコンが再起動します

または、コマンドで実行:

  1. コマンドプロンプトを管理者として実行します
  2. 以下のコマンドを順番に入力します:
   netsh winsock reset
   netsh int ip reset
   ipconfig /release
   ipconfig /renew
   ipconfig /flushdns
  1. パソコンを再起動します

Macのネットワーク設定をリセット

手順:

  1. 「システム環境設定」→「ネットワーク」を開きます
  2. 左下の歯車アイコンをクリックします
  3. 「サービスを無効にする」を選択します
  4. 再度歯車アイコンをクリックします
  5. 「サービスを有効にする」を選択します

スマホでのネットワークエラー対処法

スマホ特有の対処法です。

Android版Chrome

対処法1:機内モードのオン・オフ

  1. 機内モードをオンにします
  2. 10秒待ちます
  3. 機内モードをオフにします

対処法2:モバイルデータとWi-Fiの切り替え

  1. Wi-Fiをオフにしてモバイルデータで試します
  2. またはその逆を試します

対処法3:Chromeのデータを削除

  1. 「設定」→「アプリ」を開きます
  2. 「Chrome」を選択します
  3. 「ストレージ」をタップします
  4. 「キャッシュを削除」をタップします

iPhone版Chrome

対処法1:Wi-Fiの再接続

  1. 「設定」→「Wi-Fi」を開きます
  2. 接続中のWi-Fiをタップします
  3. 「このネットワーク設定を削除」をタップします
  4. 再度Wi-Fiに接続します

対処法2:ネットワーク設定をリセット

  1. 「設定」→「一般」を開きます
  2. 「転送またはiPhoneをリセット」をタップします
  3. 「リセット」をタップします
  4. 「ネットワーク設定をリセット」を選択します

特殊なケースの対処法

一般的でない状況での解決方法です。

会社や学校のネットワーク

組織のネットワークでは特殊な設定が必要な場合があります。

対処法:

  1. IT部門に問い合わせます
  2. プロキシ設定が必要か確認します
  3. 特定のサイトがブロックされていないか確認します

公共Wi-Fiでのエラー

カフェや駅などの公共Wi-Fiでエラーが出る場合です。

対処法:

  1. ブラウザを開くと認証ページが表示されるはずです
  2. 表示されない場合、適当なウェブサイト(google.comなど)を開きます
  3. 認証ページにリダイレクトされます
  4. 利用規約に同意して接続します

IPv6の問題

一部の環境では、IPv6が問題を起こします。

対処法:

  1. ネットワークアダプターの設定を開きます
  2. IPv6を無効化します
  3. 接続を確認します

予防策と日常のメンテナンス

エラーを防ぐための対策です。

定期的な再起動

ルーターとパソコンを週に1回程度再起動すると、問題を予防できます。

Chromeを最新版に保つ

古いバージョンでは問題が起きやすくなります。

確認方法:

  1. 「設定」→「Chromeについて」を開きます
  2. 自動的に更新がチェックされます
  3. 最新版にアップデートします

キャッシュを定期的に削除

月に1回程度、キャッシュを削除すると良いでしょう。

安定した接続環境を作る

  • ルーターを適切な場所に設置する
  • 電子レンジなど電波を妨害する機器から離す
  • 5GHz帯のWi-Fiを使用する(可能なら)

よくある質問

ネットワークエラーに関する疑問にお答えします。

他のブラウザは繋がるのにChromeだけ繋がらない理由は?

Chromeの設定、拡張機能、またはキャッシュに問題がある可能性が高いです。この記事の対処法を試してください。

エラーコードの意味を確認する方法は?

Googleで「Chrome ERR_○○○」と検索すると、詳しい情報が見つかります。

ネットワークエラーはウイルスが原因?

可能性はゼロではありませんが、ほとんどの場合は設定やネットワークの問題です。心配ならセキュリティソフトでスキャンしましょう。

どの対処法から試せばいい?

この記事の順番通りに試すのがおすすめです。簡単な方法から始めて、徐々に詳しい対処法に進んでください。

何をしても解決しない場合は?

回線業者に問い合わせるか、専門家に相談しましょう。ハードウェアの故障の可能性もあります。

まとめ

Chromeのネットワークエラーは、原因を特定して適切に対処すれば解決できます。

この記事のポイント:

  • まずページの再読み込みと再起動を試す
  • 他のサイトも開けないか確認する
  • ルーターの再起動が効果的
  • DNSの変更やキャッシュの削除も有効
  • プロキシやVPNが原因の場合もある
  • セキュリティソフトの干渉も確認
  • 最終手段はネットワーク設定のリセット

多くの場合、再起動やキャッシュの削除で解決します。

それでもダメなら、DNS設定の変更やネットワーク設定のリセットを試してみましょう。焦らず一つずつ対処すれば、必ず原因が見つかるはずです。

どうしても解決しない場合は、回線業者やメーカーのサポートに相談するのも選択肢の一つですよ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました