Chromeで閉じたタブを復元する完全ガイド|誤って消したページも一瞬で戻せる

プログラミング・IT

「間違ってタブを閉じてしまった」
「さっき見ていたページをもう一度開きたい」
「Chromeがクラッシュして、すべてのタブが消えた」

こんな経験、誰にでもありますよね。

実は、Chromeには閉じたタブを簡単に復元できる便利な機能があります。この記事では、タブを復元する様々な方法を、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。もう二度と「あのページどこだっけ?」と焦る必要はありませんよ。


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  1. タブ復元の基本:最強のショートカットキー
    1. Ctrl + Shift + T(最重要!)
    2. 使い方
    3. なぜこのショートカットが重要?
  2. その他のタブ復元方法
    1. 方法1:右クリックメニューから復元
    2. 方法2:履歴から復元
    3. 方法3:ブックマークバーから復元
  3. ウィンドウ全体を復元する
    1. ウィンドウの復元
  4. Chromeがクラッシュした後の復元
    1. 自動復元機能
    2. 復元画面が出ない場合
  5. 起動時に前回のタブを自動復元
    1. 設定方法
    2. メリット
    3. デメリット
  6. スマホ(Android/iPhone)でのタブ復元
    1. Android版Chrome
    2. iPhone版Chrome
  7. 拡張機能でさらに便利に
    1. Session Buddy
    2. Tab Session Manager
    3. OneTab
  8. タブが復元できない場合のトラブルシューティング
    1. トラブル1:Ctrl + Shift + T が効かない
    2. トラブル2:履歴に「最近閉じたタブ」が表示されない
    3. トラブル3:復元したタブが真っ白
    4. トラブル4:大量のタブが復元されて重い
  9. タブを失わないための予防策
    1. 予防策1:重要なタブはブックマーク
    2. 予防策2:定期的にセッション保存
    3. 予防策3:複数のウィンドウを使う
    4. 予防策4:自動バックアップ拡張機能
    5. 予防策5:Chrome同期を有効化
  10. よくある質問(FAQ)
    1. Q1:何個前まで復元できますか?
    2. Q2:Chromeを完全に終了したら、復元できませんか?
    3. Q3:シークレットモードのタブは復元できますか?
    4. Q4:スマホとPCで同じタブを共有できますか?
    5. Q5:復元したタブの順番は、元の通りですか?
    6. Q6:拡張機能なしで、数日前のタブを復元できますか?
    7. Q7:タブを間違って閉じないようにする方法は?
  11. まとめ:もう二度とタブを失わない

タブ復元の基本:最強のショートカットキー

閉じたタブを復元する、最も速くて確実な方法を紹介します。

Ctrl + Shift + T(最重要!)

このショートカットキーを覚えておけば、ほとんどの問題は解決します。

Windows/ChromeOS

Ctrl + Shift + T

Mac

Command + Shift + T

使い方

1. タブを閉じてしまった直後

ショートカットキーを一度押すだけで、最後に閉じたタブが復元されます。

2. 複数のタブを連続で復元

ショートカットキーを何度も押すと、閉じた順番に遡ってタブが復元されます。

  • 1回目:最後に閉じたタブ
  • 2回目:その前に閉じたタブ
  • 3回目:さらに前に閉じたタブ

3. どこまで復元できる?

通常、最近閉じた10個程度のタブまで復元できます。

ただし、Chromeを完全に終了すると、復元履歴はリセットされます。

なぜこのショートカットが重要?

圧倒的に速い
マウス操作よりも、キーボードだけで完結する方が断然速いです。

確実
メニューを探す必要がなく、どんな状況でも使えます。

覚えやすい
「T」は「Tab(タブ)」の頭文字です。


その他のタブ復元方法

ショートカットキー以外にも、タブを復元する方法があります。

方法1:右クリックメニューから復元

手順

1. タブバーを右クリック

タブバーの適当なタブを右クリックします。

(タブがない場合は、タブバーの空いている部分を右クリック)

2. メニューから選択

「閉じたタブを再度開く」を選択します。

3. タブが復元

最後に閉じたタブが開きます。

メリット
ショートカットキーを覚えていなくても使える

デメリット
マウス操作が必要で、ショートカットより遅い

方法2:履歴から復元

特定のタブを選んで復元したい場合に便利です。

手順

1. 履歴を開く

ショートカットキー:

  • Windows/ChromeOS:Ctrl + H
  • Mac:Command + Y

または、「︙」→「履歴」→「履歴」

2. 最近閉じたタブを確認

履歴画面の上部に「最近閉じたタブ」というセクションがあります。

ここに、最近閉じたタブが10個程度表示されます。

3. 復元したいタブをクリック

開きたいタブをクリックすると、そのページが新しいタブで開きます。

4. 複数選択して開く

Ctrl キー(Mac: Command)を押しながらクリックすると、複数のタブを一度に開けます。

メリット

  • 視覚的に確認できる
  • 特定のタブだけを選んで復元できる
  • 閉じた時刻も表示される

デメリット
ショートカットより手順が多い

方法3:ブックマークバーから復元

頻繁に使うタブは、事前にブックマークしておくと安心です。

手順

1. よく使うページをブックマーク

タブを開いた状態で、アドレスバーの右側にある「☆」アイコンをクリックします。

ショートカットキー:

  • Windows/ChromeOS:Ctrl + D
  • Mac:Command + D

2. ブックマークバーに保存

「フォルダ」を「ブックマーク バー」に設定します。

3. いつでも開ける

ブックマークバーからワンクリックで開けます。

メリット

  • 完全に削除しても復元できる
  • いつでも素早くアクセス

デメリット
事前にブックマークしておく必要がある


ウィンドウ全体を復元する

タブだけでなく、ウィンドウごと閉じてしまった場合の復元方法です。

ウィンドウの復元

実は、Ctrl + Shift + T は、ウィンドウの復元にも使えます。

動作

ウィンドウを閉じた直後
ショートカットキーを押すと、そのウィンドウに含まれていたすべてのタブが復元されます。

複数のウィンドウ
何度も押すと、閉じた順番にウィンドウが復元されます。

状況

  • ウィンドウA(タブ5個)を閉じた
  • ウィンドウB(タブ3個)を閉じた

復元

  • 1回目:ウィンドウBのタブ3個が復元
  • 2回目:ウィンドウAのタブ5個が復元

注意点
ウィンドウとタブの復元順序は、閉じた順番に従います。


Chromeがクラッシュした後の復元

Chromeが突然終了したり、フリーズしたりした場合の対処法です。

自動復元機能

通常の動作

Chromeがクラッシュすると、次回起動時に自動的に復元の提案が表示されます。

表示内容

Chromeが正しくシャットダウンされませんでした

復元

復元方法

「復元」ボタンをクリックすると、クラッシュ前に開いていたすべてのタブが復元されます。

復元画面が出ない場合

対処法1:Ctrl + Shift + T を使う

Chromeを起動した直後に、Ctrl + Shift + T を何度か押してみます。

クラッシュ前のタブが復元される場合があります。

対処法2:履歴から復元

  1. Ctrl + H で履歴を開く
  2. 「最近閉じたタブ」を確認
  3. クラッシュ直前のタブを手動で開く

対処法3:設定で自動復元を有効化

「設定」→「起動時」→「前回開いていたページを開く」を選択しておくと、クラッシュ後も自動的に復元されやすくなります。


起動時に前回のタブを自動復元

毎回Chromeを閉じても、次回起動時に同じタブが開くようにする設定です。

設定方法

手順

1. Chromeの設定を開く

右上の「︙」→「設定」をクリックします。

2. 起動時の設定

左側のメニューから「起動時」を選択するか、設定画面を下にスクロールして「起動時」セクションを探します。

3. 前回のページを開くを選択

「前回開いていたページを開く」にチェックを入れます。

4. 完了

次回からChromeを起動すると、前回のタブがすべて復元されます。

メリット

作業の継続がスムーズ

  • 朝PCを起動したら、昨日の作業がそのまま再開できる
  • 調べ物の途中でChromeを閉じても、続きから始められる

手動操作不要
自動的に復元されるので、何もする必要がありません。

デメリット

起動が遅くなる
タブが多いと、起動に時間がかかります。

意図しないタブも開く
前回、一時的に開いただけのタブも復元されます。

解決策
定期的に不要なタブを閉じるか、セッション管理拡張機能を使いましょう。


スマホ(Android/iPhone)でのタブ復元

モバイル版Chromeでも、閉じたタブを復元できます。

Android版Chrome

方法1:最近使ったタブから復元

手順

  1. Chrome右上の「︙」をタップ
  2. 「最近使ったタブ」を選択
  3. 閉じたタブの一覧が表示される
  4. 開きたいタブをタップ

方法2:履歴から復元

  1. 「︙」→「履歴」をタップ
  2. 最近閉じたタブが表示される
  3. タップして復元

方法3:タブ切り替え画面から

  1. タブアイコン(数字が表示されているアイコン)をタップ
  2. 画面右上の「︙」をタップ
  3. 「最近閉じたタブ」を選択

iPhone版Chrome

手順

  1. Chrome右下の「…」をタップ
  2. 「最近使ったタブ」を選択
  3. 閉じたタブの一覧から選んで復元

または、

  1. 画面下部のタブアイコンをタップ
  2. 「最近閉じたタブ」を確認

注意点

スマホ版には、PCのような Ctrl + Shift + T のショートカットはありません。

メニューから操作する必要があります。


拡張機能でさらに便利に

より高度なタブ復元機能が欲しい場合は、拡張機能を使いましょう。

Session Buddy

特徴

  • タブの自動バックアップ
  • セッション名を付けて保存
  • 過去のセッションをいつでも復元

復元方法

  1. 拡張機能のアイコンをクリック
  2. 「Previous Sessions」タブを開く
  3. 復元したいセッションを選んで「Open」

メリット

  • 数日前、数週間前のタブも復元できる
  • 誤って閉じても安心
  • プロジェクトごとにセッション管理

Tab Session Manager

特徴

  • 完全自動バックアップ
  • 定期的なスナップショット
  • クラウド同期(有料)

復元方法

  1. 拡張機能アイコンをクリック
  2. 保存されているセッション一覧から選択
  3. 「Restore」をクリック

メリット

  • 設定不要で自動保存
  • 細かい時間指定で復元
  • 信頼性が高い

OneTab

特徴

  • タブをリストにまとめて保存
  • メモリ節約
  • 復元も簡単

使い方

  1. タブを閉じる前に、OneTabアイコンをクリック
  2. すべてのタブがリストに保存される
  3. 後でリストから個別または一括で復元

メリット

  • タブを大量に開いても重くならない
  • 視覚的に管理しやすい

タブが復元できない場合のトラブルシューティング

復元がうまくいかない場合の対処法です。

トラブル1:Ctrl + Shift + T が効かない

症状
ショートカットキーを押しても、何も起こらない。

原因と対処法

1. 履歴が削除されている

閲覧履歴を削除すると、閉じたタブの情報も消えます。

対処法
履歴を削除する前に、重要なタブはブックマークしておきましょう。

2. Chromeを完全に終了した

Chromeを完全に終了すると、復元履歴がリセットされます。

対処法
「前回開いていたページを開く」設定を有効にしておきます。

3. 別のアプリケーションがショートカットを使用

他のソフトが同じキーの組み合わせを使っていると、Chromeに届きません。

対処法
バックグラウンドで動いているアプリを確認し、競合を解消します。

4. シークレットモードのタブ

シークレットモードで開いたタブは、ウィンドウを閉じると復元できません。

対処法
重要なページは、シークレットモードで開かないようにします。

トラブル2:履歴に「最近閉じたタブ」が表示されない

症状
履歴を開いても、閉じたタブのセクションがない。

原因と対処法

1. 履歴の同期がオフ

Googleアカウントでログインしていないか、同期がオフになっています。

対処法
「設定」→「同期とGoogle サービス」で同期を有効にします。

2. 最近閉じたタブがない

単純に、最近タブを閉じていない可能性があります。

対処法
試しにタブを1つ閉じてから、履歴を確認してみます。

トラブル3:復元したタブが真っ白

症状
タブは開くが、ページの内容が表示されない。

原因と対処法

1. ネット接続の問題

インターネットに接続されていない可能性があります。

対処法
Wi-Fiやモバイルデータの接続を確認します。

2. ページが削除されている

そのページが既に存在しない可能性があります。

対処法
URLを確認し、サイトが正常に動作しているか確認します。

3. キャッシュの問題

キャッシュが原因で表示されないことがあります。

対処法
Ctrl + Shift + R(強制リロード)を試します。

トラブル4:大量のタブが復元されて重い

症状
起動時に何十個ものタブが開いて、Chromeが重くなる。

対処法

1. 起動設定を変更

「設定」→「起動時」→「新しいタブ ページを開く」に変更します。

2. タブを整理

不要なタブを閉じるか、OneTabでまとめます。

3. 拡張機能でセッション管理

Session Buddyなどで、必要なタブだけを保存・復元します。


タブを失わないための予防策

そもそもタブを失わないようにする方法です。

予防策1:重要なタブはブックマーク

方法

一時的なタブと、長期的に必要なページを区別します。

  • 一時的:復元機能に頼る
  • 長期的:ブックマークに保存

予防策2:定期的にセッション保存

方法

週に1回程度、現在のタブをブックマークフォルダに保存します。

Ctrl + Shift + D で全タブをブックマーク

予防策3:複数のウィンドウを使う

方法

プロジェクトごとにウィンドウを分けます。

  • ウィンドウ1:仕事関係
  • ウィンドウ2:プライベート
  • ウィンドウ3:調べ物

誤って全部閉じるリスクが減ります。

予防策4:自動バックアップ拡張機能

方法

Tab Session Managerなど、自動バックアップ機能がある拡張機能を使います。

設定不要で、常にタブの状態が保存されます。

予防策5:Chrome同期を有効化

方法

Googleアカウントでログインし、同期を有効にしておきます。

他のデバイスからも、タブの履歴にアクセスできます。


よくある質問(FAQ)

Q1:何個前まで復元できますか?

A:通常10個程度です。

ただし、Chromeの設定や拡張機能によって異なります。

Session Buddyなどの拡張機能を使えば、何日も前のタブを復元できます。

Q2:Chromeを完全に終了したら、復元できませんか?

A:「前回開いていたページを開く」設定をしていれば、復元できます。

設定していない場合、Ctrl + Shift + T は使えません。

Q3:シークレットモードのタブは復元できますか?

A:できません。

シークレットモードは、履歴を残さない仕様のため、閉じたタブの復元もできません。

Q4:スマホとPCで同じタブを共有できますか?

A:はい、Chrome同期を有効にすれば可能です。

「履歴」→「他のデバイスからのタブ」で確認できます。

Q5:復元したタブの順番は、元の通りですか?

A:基本的には、閉じた順番に復元されます。

ただし、ウィンドウごと復元する場合は、元の配置が維持されることもあります。

Q6:拡張機能なしで、数日前のタブを復元できますか?

A:Chrome標準機能では難しいです。

履歴から手動で探すしかありません。

拡張機能を使えば、簡単に古いセッションを復元できます。

Q7:タブを間違って閉じないようにする方法は?

A:いくつか方法があります:

  • タブを固定する(右クリック →「タブを固定」)
  • 拡張機能で閉じる時に確認ダイアログを表示
  • 複数ウィンドウで分散管理

まとめ:もう二度とタブを失わない

Chromeのタブ復元について、重要なポイントをまとめます。

最重要ショートカット

  • Windows/ChromeOSCtrl + Shift + T
  • MacCommand + Shift + T
  • 最後に閉じたタブを一瞬で復元

その他の復元方法

  • 右クリックメニュー:「閉じたタブを再度開く」
  • 履歴:Ctrl + H →「最近閉じたタブ」
  • ブックマークバーから復元

ウィンドウの復元
Ctrl + Shift + T でウィンドウごと復元可能

クラッシュ後の復元

  • 自動復元機能(「復元」ボタン)
  • Ctrl + Shift + T で手動復元
  • 履歴から復元

自動復元設定
「設定」→「起動時」→「前回開いていたページを開く」

スマホでの復元

  • Android:「最近使ったタブ」から復元
  • iPhone:同様に「最近使ったタブ」

おすすめ拡張機能

  • Session Buddy:セッション管理
  • Tab Session Manager:自動バックアップ
  • OneTab:タブをリスト化

トラブル対処

  • ショートカットが効かない → 履歴削除、完全終了、シークレットモードを確認
  • 履歴に表示されない → 同期設定を確認
  • 復元したタブが真っ白 → ネット接続、ページの存在を確認

予防策

  • 重要なタブはブックマーク
  • 定期的にセッション保存
  • 複数ウィンドウで分散
  • 自動バックアップ拡張機能
  • Chrome同期を有効化

復元できる数
通常10個程度(拡張機能で無制限)

タブの復元は、一度覚えてしまえば非常に簡単です。

特に Ctrl + Shift + T は、本当に便利なので、ぜひ指に覚えさせてください。

このショートカット1つで、日常的なタブ復元のほとんどをカバーできます。

より高度な管理をしたい方は、Session BuddyやTab Session Managerなどの拡張機能を試してみてください。

自動バックアップ機能があるので、もう二度とタブを失う心配はありません。

大切な調べ物の途中でタブを閉じてしまっても、この記事の方法を使えばすぐに復元できます。

安心してChromeを使い、快適なブラウジングを楽しんでくださいね!

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