Chromebookを使っていると、「今使っているChrome OSのバージョンって何だろう?」と気になることがありますよね。
実は、バージョン確認が必要になる場面は意外と多いんです。アプリをインストールする際に「このバージョン以降が必要です」と表示されたり、セキュリティ対策のために最新版かどうかチェックしたりする場合があります。
また、トラブルが起きた時にサポートへ問い合わせる際も、バージョン情報を伝えることで的確なアドバイスがもらえるでしょう。
この記事では、Chrome OSのバージョンを確認する方法を、画像を見るような感覚で分かりやすく説明していきます。所要時間はたったの1分程度です!
Chrome OSのバージョン確認は超簡単!基本の手順

Chrome OSのバージョンを確認する方法は、とてもシンプルです。以下の手順で誰でもすぐにチェックできます。
ステップ1:設定画面を開く
まず、画面右下にある時計の部分をクリックしましょう。ここは「ステータスエリア」と呼ばれる場所で、Wi-Fiやバッテリーのアイコンが並んでいます。
クリックすると小さなメニューが表示されるので、その中にある歯車マーク(設定)をクリックしてください。
ステップ2:「Chrome OSについて」を選ぶ
設定画面が開いたら、左側のメニューを一番下までスクロールします。すると「Chrome OSについて」という項目が見つかるはずです。
この項目をクリックすると、あなたのChromebookに関する詳しい情報が表示されます。
ステップ3:バージョン情報を確認する
「Chrome OSについて」の画面を開くと、一番上にバージョン番号が大きく表示されています。
たとえば「バージョン: 120.0.6099.315」のような形式で表示されるでしょう。この数字があなたが現在使っているChrome OSのバージョンです。
バージョン情報の見方を理解しよう
Chrome OSのバージョン番号は、いくつかの数字で構成されています。一見複雑に見えますが、基本的な構造を知っておくと便利です。
メジャーバージョンとは
最初の数字(例:120)は「メジャーバージョン」と呼ばれます。これは大きな機能追加や変更があった時に変わる数字です。
Googleは約4週間ごとに新しいメジャーバージョンをリリースしており、この数字が大きいほど新しいバージョンということになります。
マイナーバージョンとビルド番号
メジャーバージョンの後ろに続く数字は、細かい修正やセキュリティアップデートを表しています。
通常のユーザーはメジャーバージョンの数字だけ把握しておけば十分ですが、詳しく調べたい場合は全ての数字をメモしておくと良いでしょう。
プラットフォームバージョンも確認できる
同じ画面を下にスクロールすると、「プラットフォーム」という項目も表示されます。これは技術的な詳細情報で、一般的にはあまり気にする必要はありません。
ただし、開発者向けのツールを使う場合や、詳細なトラブルシューティングが必要な時には役立つ情報です。
アップデートの有無も同時にチェックできる
バージョン確認画面では、ただバージョンを見るだけでなく、アップデートの確認も同時に行えます。
「アップデートを確認」ボタン
「Chrome OSについて」の画面には、「アップデートを確認」というボタンがあります。このボタンをクリックすると、システムが自動的に最新版があるかどうかをチェックしてくれます。
もし新しいバージョンが利用可能な場合は、自動的にダウンロードが開始されるでしょう。
アップデート状況の表示
アップデートがある場合は「アップデートを利用できます」と表示され、ない場合は「Chrome OSは最新です」と表示されます。
最新の状態であれば、セキュリティ面でも機能面でも安心して使えるということです。
再起動が必要な場合
アップデートをダウンロードした後は、Chromebookの再起動が必要になります。作業中のデータを保存してから再起動しましょう。
再起動後は自動的に新しいバージョンが適用され、再度バージョン確認画面を開くと数字が更新されているはずです。
よくある疑問とトラブル対処法
Chrome OSのバージョン確認や、アップデートに関してよくある質問をまとめました。
Q1:自動アップデートは有効になっているの?
Chrome OSは基本的に自動アップデートが有効になっています。インターネットに接続していれば、バックグラウンドで自動的に更新ファイルをダウンロードします。
ただし、古い機種の場合は「自動更新ポリシー」の期限が切れている可能性があるため注意が必要です。
Q2:アップデートができない場合はどうする?
「アップデートを確認」を押しても更新されない場合、以下の点をチェックしてみてください。
- インターネット接続が安定しているか確認する
- ストレージ容量が十分にあるか確認する(最低でも2GB以上の空き容量が必要)
- Chromebookを再起動してから再度試す
それでも解決しない場合は、Googleのサポートページを参照するか、管理者(学校や会社で使用している場合)に相談しましょう。
Q3:バージョンが古いままでも使えるの?
古いバージョンでも基本的な機能は使えますが、セキュリティリスクが高まります。また、新しいアプリや機能が使えない場合もあるでしょう。
できるだけ最新版にアップデートしておくことをおすすめします。
Q4:チャンネルって何?
Chrome OSには「安定版(Stable)」「ベータ版(Beta)」「開発版(Dev)」という3つのチャンネルがあります。
通常のユーザーは「安定版」を使用しており、これが最も安定して動作します。ベータ版や開発版は、新機能を早く試したい上級者向けです。
チャンネルの変更も「Chrome OSについて」の画面から「詳細設定」で行えますが、初心者の方は安定版のままにしておくことをおすすめします。
他の確認方法:アドレスバーから素早くチェック

実は、Chrome OSのバージョンはもっと簡単な方法でも確認できます。
chrome://settingsを使う方法
Chromeブラウザを開いて、アドレスバー(URLを入力する場所)に「chrome://settings/help」と入力してEnterキーを押してください。
すると、設定画面を経由せずに直接「Chrome OSについて」のページが開きます。急いでいる時に便利な方法です。
ブックマークに登録しておくと便利
この「chrome://settings/help」のページをブックマークに登録しておけば、次回からはワンクリックでバージョン確認画面にアクセスできます。
頻繁にチェックする必要がある方は、この方法を活用してみてください。
Chromebookの機種によるバージョンの違い
すべてのChromebookが同じバージョンを使えるわけではありません。機種や発売時期によって、対応している最新バージョンが異なります。
自動更新ポリシー(AUE)とは
Googleは各Chromebookに対して「自動更新ポリシー(Auto Update Expiration)」という期限を設定しています。
この期限を過ぎた機種は、セキュリティアップデートを含む新しいバージョンが提供されなくなります。
自分の機種のAUEを確認する方法
「Chrome OSについて」の画面に「追加情報」という項目があり、その中に自動更新ポリシーの有効期限が記載されています。
たとえば「2030年6月まで自動更新が有効」のように表示されるでしょう。この日付を過ぎるとアップデートが受けられなくなるため、買い替えを検討するタイミングの目安になります。
バージョン確認が役立つ具体的なシーン
実際にバージョン確認が必要になるのは、どんな時でしょうか?具体的な例を見てみましょう。
新しいアプリをインストールする時
Google Playストアからアプリをインストールしようとすると、「Chrome OS XX以降が必要です」という表示が出ることがあります。
この時、自分のバージョンが条件を満たしているか確認する必要があります。
Androidアプリの互換性を調べる時
ChromebookではAndroidアプリも使えますが、すべての機種・バージョンで動作するわけではありません。
特定のAndroidアプリが動かない場合、バージョン情報を基に互換性を調べることができます。
サポートに問い合わせる時
何かトラブルが起きてサポートに連絡する際、必ずバージョン情報を聞かれます。
事前に確認してメモしておくと、スムーズに対応してもらえるでしょう。
まとめ:定期的なバージョン確認で快適に使おう
Chrome OSのバージョン確認は、わずか数クリックで完了する簡単な作業です。
手順をおさらいすると
- 画面右下の時計をクリック
- 歯車マーク(設定)を選択
- 「Chrome OSについて」を開く
- バージョン番号を確認
この流れを覚えておけば、いつでもすぐにバージョンをチェックできます。
また、同じ画面でアップデートの有無も確認できるため、セキュリティ対策としても定期的にチェックする習慣をつけるのがおすすめです。
最新のバージョンを保つことで、新機能を楽しめるだけでなく、安全性も高まります。月に一度程度、バージョンとアップデート状況を確認してみてはいかがでしょうか。
Chromebookを快適に、そして安全に使うために、ぜひこの記事を参考にしてみてください!


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