「ChatGPTに質問を入力したのに、全然返事が来ない…」
「読み込み中のマークがずっと回ってる…」
こんな経験、ありませんか?せっかくChatGPTを使おうと思ったのに、ページが応答しないとイライラしますよね。
でも安心してください。ChatGPTが応答しない原因はいくつかあって、ほとんどの場合は自分で簡単に解決できます。
この記事では、ChatGPTのページが応答しない時に試すべき対処法を、初心者の方でもわかりやすく解説していきます。
ChatGPTが応答しない主な原因

まずは「なぜ応答しないのか」を理解しましょう。原因がわかれば、適切な対処ができるからです。
1. ブラウザの自動翻訳機能が邪魔をしている
実は、Google Chromeの自動翻訳機能がオンになっていると、ChatGPTが正常に動作しないことがあります。
翻訳機能が裏で勝手に文章を変換してしまい、ChatGPTが混乱してしまうんです。特にChromeユーザーの方は、この原因が非常に多いので要注意ですね。
2. インターネット接続が不安定
Wi-Fiの電波が弱かったり、モバイルデータの通信速度が遅かったりすると、ChatGPTからの返答が届きません。
「Load failed(読み込み失敗)」というメッセージが出る場合は、ほぼ間違いなくインターネット接続の問題です。
3. ブラウザやアプリのバージョンが古い
古いバージョンのブラウザやアプリを使っていると、ChatGPTの最新機能に対応できず、ページが固まることがあります。
ボタンが反応しない、入力欄が表示されないなどの症状が出たら、バージョンの確認をしてみましょう。
4. キャッシュやCookieが溜まっている
ブラウザは、ウェブサイトの表示を速くするために「キャッシュ」や「Cookie」というデータを保存します。
しかし、このデータが古くなったり壊れたりすると、逆にChatGPTの動作を邪魔してしまうんです。
5. サーバー側の問題
ChatGPTを運営しているOpenAI社のサーバーに障害が発生していたり、メンテナンス中だったりする場合も。
この場合は、自分では何もできないので待つしかありません。
6. 拡張機能が干渉している
ブラウザに入れている拡張機能(アドオン)が、ChatGPTの動作を妨げることがあります。
特に広告ブロッカーやChatGPT関連の拡張機能は、本家のChatGPTと相性が悪いケースが報告されています。
7. 長時間の会話でセッションが重くなる
同じチャットで長時間やり取りを続けていると、会話履歴が溜まってブラウザの処理が重くなります。
読み込み中のマークが延々と回り続ける場合は、これが原因かもしれません。
8. アクセス集中による過負荷
ChatGPTは世界中で使われているサービスなので、ピークタイム(特に平日の昼間や夕方)にはアクセスが集中します。
「ChatGPT is at capacity right now(現在、ChatGPTの処理能力が上限に達しています)」というメッセージが出たら、これが原因ですね。
9. ログインセッションの期限切れ
ChatGPTを開いたまま長時間放置していると、ログインセッションの有効期限が切れることがあります。
見た目は普通なのに反応しない場合は、実はログアウトしている可能性が高いです。
10. VPNやプロキシの影響
VPN(仮想プライベートネットワーク)やプロキシサーバーを使っていると、ChatGPTがアクセスをブロックすることがあります。
セキュリティ対策として、怪しいIPアドレスからのアクセスを制限しているためです。
今すぐ試せる!10の対処法
原因がわかったところで、具体的な解決策を見ていきましょう。上から順番に試していくのがおすすめです。
対処法1: ページを再読み込みする
最も基本的ですが、意外と効果的な方法です。
やり方
- WindowsやChromebookの場合:F5キーを押す、または「Ctrl + R」
- Macの場合:「Command + R」
- スマートフォンの場合:画面を下に引っ張る
これだけで解決することも多いので、まずは試してみましょう。
対処法2: Chrome自動翻訳をオフにする
Chromeユーザーの方は、これが最も重要な対処法です。
やり方
- ChatGPTのページを開いた状態で、アドレスバー(URLが表示されている部分)の右側を見る
- 翻訳アイコン(📄のようなマーク)があれば、それをクリック
- 「このサイトでは翻訳しない」を選択
もしくは:
- Chromeの「設定」を開く
- 左側のメニューから「言語」を選択
- 「Google翻訳」の項目をオフにする
これでChatGPTがスムーズに動くようになります。
対処法3: 新しいチャットを開始する
長時間同じチャットを使っていた場合に効果的です。
やり方
- 画面左上の「+ New chat」ボタン(または「新しいチャットを開始」)をクリック
これで過去の会話履歴から解放され、動作が軽くなります。
対処法4: キャッシュとCookieを削除する
ブラウザに溜まった古いデータをクリアします。
Chrome の場合
- 右上の三点リーダー(⋮)をクリック
- 「設定」→「プライバシーとセキュリティ」→「閲覧履歴データの削除」
- 「キャッシュされた画像とファイル」と「Cookieと他のサイトデータ」にチェック
- 期間を「全期間」に設定して「データを削除」をクリック
削除後、ChatGPTにもう一度アクセスしてみてください。
対処法5: ブラウザやアプリを最新版にアップデートする
古いバージョンを使っている場合、まずは更新しましょう。
ブラウザの場合
- Chrome:設定→「Chromeについて」で自動的にチェック・更新
- Edge:設定→「Microsoft Edgeについて」で自動的にチェック・更新
- Safari:macOSのシステムアップデートで更新
スマホアプリの場合
- iPhoneの場合:App Storeで「ChatGPT」を検索して「アップデート」
- Androidの場合:Google Play ストアで「ChatGPT」を検索して「更新」
更新後はブラウザやアプリを再起動してから試してみましょう。
対処法6: 別のブラウザを試す
今使っているブラウザに問題がある可能性もあります。
試してみるブラウザ
- Google Chrome
- Microsoft Edge
- Mozilla Firefox
- Safari(Macの場合)
別のブラウザで正常に動作すれば、元のブラウザの設定に問題があることがわかります。
対処法7: 拡張機能を無効にする
ブラウザの拡張機能が原因の場合もあります。
やり方(Chromeの場合)
- アドレスバーに「chrome://extensions/」と入力してEnter
- インストールされている拡張機能が一覧で表示される
- 特にChatGPT関連の拡張機能、広告ブロッカーなどをオフにする
- ChatGPTにアクセスして動作を確認
問題が解決したら、どの拡張機能が原因だったかを特定できます。
対処法8: インターネット接続を確認・改善する
通信環境が原因の場合の対処法です。
確認方法
- Speedtest.netなどのサイトで通信速度をチェック
- 他のウェブサイトが正常に開けるか確認
改善方法
- Wi-Fiルーターを再起動する(電源を30秒間抜いてから再接続)
- Wi-Fiから離れている場合は、近づく
- モバイルデータの場合は、Wi-Fiに切り替える
- Wi-Fiの場合は、一度モバイルデータに切り替えてみる
対処法9: サーバー状態を確認する
OpenAI側に問題がある場合は、公式の状態確認ページをチェックしましょう。
確認方法
- OpenAI Status Page(status.openai.com)にアクセス
- 「Elevated error rates」などの表示があれば、サーバー障害中
- XやDownDetectorなどで他のユーザーの報告を確認
サーバー障害の場合は、復旧を待つしかありません。通常は数時間以内に解決します。
対処法10: ログアウトして再ログインする
セッションの問題が原因の場合に有効です。
やり方
- 画面右下(またはメニュー)の自分のアイコンをクリック
- 「Log out(ログアウト)」を選択
- もう一度メールアドレスとパスワードでログインする
これでセッションがリフレッシュされ、正常に動作する可能性があります。
スマホでChatGPTが応答しない場合の対処法
スマートフォンでChatGPTアプリを使っている場合は、以下も試してみてください。
アプリを最新版にアップデートする
App StoreまたはGoogle Play ストアで、ChatGPTアプリの更新がないか確認しましょう。
アプリを完全に終了して再起動する
iPhoneの場合
- ホームボタンをダブルクリック(またはiPhone X以降は画面下から上にスワイプして止める)
- ChatGPTのアプリを上にスワイプして終了
- もう一度アプリを開く
Androidの場合
- 「最近使ったアプリ」ボタンをタップ
- ChatGPTを探して横にスワイプして終了
- もう一度アプリを開く
アプリを再インストールする
上記で解決しない場合は、アプリを一度削除して、再インストールしてみましょう。
- ChatGPTアプリを長押し
- 「アプリを削除」を選択
- App StoreまたはGoogle Play ストアから再度インストール
- ログイン情報を入力してログイン
スマホのOSをアップデートする
iOSやAndroidのバージョンが古いと、アプリが正常に動作しないことがあります。
設定から「ソフトウェア・アップデート」を確認して、最新版に更新しておきましょう。
どうしても解決しない場合は?

上記の方法を全て試しても解決しない場合は、以下を検討してください。
時間を置いてから試す
アクセス集中やサーバー負荷が原因の場合、2〜3時間後に再度試してみると解決していることがあります。
別のデバイスで試す
パソコンで動かない場合はスマホで、スマホで動かない場合はパソコンで試してみましょう。
別のデバイスで正常に動作すれば、元のデバイスに問題があることがわかります。
OpenAIサポートに問い合わせる
それでも解決しない場合は、OpenAIの公式サポートに問い合わせることができます。
help.openai.comからサポートチケットを送信しましょう。
ChatGPTを快適に使うための予防策
最後に、今後ChatGPTが応答しなくなるのを防ぐためのコツをお伝えします。
定期的にキャッシュを削除する
月に1回程度、ブラウザのキャッシュとCookieを削除すると、動作が軽くなります。
ブラウザとアプリを常に最新版に保つ
自動更新をオンにしておくのがおすすめです。
長い会話は適度に新しいチャットに切り替える
1つのチャットで延々と会話を続けるのではなく、テーマが変わったら新しいチャットを開始しましょう。
Chrome自動翻訳は常にオフにしておく
ChatGPTを使う時は、必ず自動翻訳をオフにする習慣をつけておくと安心です。
安定したインターネット環境で使用する
できるだけ安定したWi-Fi環境で使うようにしましょう。
まとめ
ChatGPTのページが応答しない原因は様々ですが、ほとんどの場合は自分で解決できます。
まず試すべき3つの対処法
- ページを再読み込みする
- Chrome自動翻訳をオフにする
- 新しいチャットを開始する
これだけで90%以上の問題は解決します。
それでもダメな場合は、キャッシュの削除、ブラウザの更新、拡張機能の無効化などを順番に試していきましょう。
サーバー障害の場合は、OpenAI Status Pageで状況を確認して、復旧を待つことになります。
ChatGPTは便利なツールですから、トラブルが起きても慌てずに、この記事を参考にして対処してみてくださいね。

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