ChatGPTを使っていて、「思考中…」「Thinking…」という表示を見たことはありませんか?
これは、ChatGPTの最新モデルGPT-5/GPT-5.1に搭載されたThinkingモード(推論機能)が、回答する前に「じっくり考えている」サインなんです。通常の高速回答とは違い、複雑な問題を段階的に分析してから答えを出すため、より正確で質の高い回答が得られるんですよ。
2025年11月にリリースされたGPT-5.1は、無料ユーザーでも使える最新モデルです。この記事では、GPT-5/5.1のThinkingモードについて、特徴、使い方、無料での利用方法、プロンプトのコツ、裏技まで、初心者の方にも分かりやすく徹底解説します!
ChatGPTの最新モデルGPT-5/5.1とは?
GPT-5とGPT-5.1の基本
まず、2025年の大きな変化をおさらいしましょう。
GPT-5:2025年8月8日リリース
- OpenAI史上最高性能の「統合システム」
- 高速モードと推論モード(Thinkingモード)を自動切替
- 博士号レベルの知能を持つと評価
GPT-5.1:2025年11月12日リリース(現在の最新)
- GPT-5の改良版
- より温かみのある応答
- 指示追従性が大幅に向上
- 無料ユーザーも利用可能
重要なポイント:
GPT-5/5.1は単一のモデルではなく「統合システム」です。内部に2つのモデルを持ち、リアルタイムのルーターが自動で最適なモードを選んでくれます。
2つのモード
GPT-5/5.1には2つの動作モードがあります:
①Instantモード(高速応答)
- 特徴:すぐに答える
- 得意:日常会話、簡単な質問、文章作成
- 速度:ほぼ即座(1〜2秒)
- 用途:メール作成、翻訳、雑談、検索
②Thinkingモード(深い推論)
- 特徴:じっくり考えてから答える
- 得意:数学、プログラミング、複雑な分析
- 速度:数秒〜数十秒(問題の難易度による)
- 用途:コードレビュー、戦略立案、研究分析
自動切替(Autoモード):
ChatGPTが質問の内容を判断して、自動で最適なモードを選択してくれます。ユーザーは何も意識する必要がありません。
GPT-5/5.1の驚異的な性能
数学の問題解決:
- AIME 2025(国際数学オリンピック予選):94.6%の正答率
- GPT-4:13%の正答率
- なんと7倍以上の性能向上!
プログラミング:
- SWE-bench Verified(複雑なソフトウェア開発):74.9%
- 実務レベルのコード生成・デバッグが可能
科学分野:
- 博士課程レベルの物理、化学、生物の問題を解決可能
- 専門家と同等の分析能力
ハルシネーション(誤情報)の削減:
- 従来モデルと比較して70〜80%削減
- より信頼できる情報を提供
Thinkingモードの仕組み:なぜ「思考中」なのか?
思考の連鎖(Chain of Thought)
Thinkingモードは、人間のように段階的に考えます:
思考プロセス:
- 問題の分析:質問を理解し、何を求められているか分析
- 仮説の構築:複数のアプローチを検討
- 段階的な推論:ステップごとに論理的に考える
- 自己検証:途中で間違いがないかチェック
- 最適解の選択:最も適切な答えを選ぶ
- 最終回答の生成:分かりやすく整理して回答
この思考プロセスは「reasoning tokens(推論トークン)」として記録され、最終的な回答の質を大きく向上させています。
適応的推論(Adaptive Reasoning)
GPT-5.1の革新的機能:
Thinkingモードは問題の難易度を自動判断し、必要な思考時間を調整します。
簡単な問題:
- 思考時間を短縮
- GPT-5より最大2倍高速に回答
複雑な問題:
- じっくり時間をかける
- GPT-5より最大2倍の時間をかけて精度向上
例:
質問1:「Pythonで Hello World を表示して」
→ Instantモード:即答(1秒)
質問2:「O(n log n)で配列をソートするアルゴリズムを設計し、最適化の理由も説明して」
→ Thinkingモード:深い推論(10〜20秒)
思考プロセスの可視化
Thinkingモード実行中は、画面に簡易的な思考の流れが表示されます:
表示例:
思考中...
- 問題の制約条件を分析しています
- 複数のアプローチを比較しています
- 最適なアルゴリズムを選択しています
- コードの効率性を検証しています
この表示は全ての内部思考ではありませんが、AIがどう考えているか垣間見ることができます。
GPT-5/5.1の使い方【無料・有料別完全ガイド】
無料ユーザーの使い方
嬉しいニュース:GPT-5.1は無料ユーザーでも使えます!
基本的な使い方
ステップ1:ChatGPTにアクセス
- 無料アカウントでログイン
ステップ2:そのまま質問するだけ
- モデル選択は不要
- 自動的にGPT-5.1が使われます
- 質問の内容に応じて、AutoモードがInstantとThinkingを自動切替
ステップ3:「思考中」表示を確認
- 複雑な質問をすると「思考中…」と表示される
- 表示をクリックすると思考プロセスが見られる
無料プランの制限
通常メッセージ(Instant主体):
- 5時間ごとに最大10メッセージ
- 制限に達すると自動的にGPT-5 miniに切り替わる
Thinkingモード(手動選択時):
- 1日1回まで
- ただし、自動切替は制限外(後述の裏技を参照)
制限に達したら:
- 表示:「GPT-5のFreeプランの制限に達しました」
- 対処:5時間待つと自動リセット
- 代替:GPT-5 miniで継続(精度は低下)
有料ユーザーの使い方
モデルの手動選択(Plus / Pro / Teamプラン)
ステップ1:画面左上のモデル名をクリック
ステップ2:好きなモードを選択
選択肢:
- Auto(おすすめ):自動でInstant/Thinkingを切替
- Instant:高速応答を優先
- Thinking mini:軽い推論(バランス型)
- Thinking:最高精度の推論
- Thinking Pro(Proプラン限定):最も深い推論
ステップ3:質問する
- 選択したモードで動作
- Thinkingモードでは必ず「思考中」が表示される
思考の深さ設定(有料プラン限定)
Thinkingモードでは、思考時間を4段階で調整できます:
チャット欄左下から選択:
- 軽め:とにかく速度重視(数秒)
- 標準:バランス型(デフォルト)
- じっくり:高精度(数十秒)
- 深い:最高精度(1分以上かかることも)
おすすめの使い分け:
- 簡単な確認 → 軽め
- 通常の質問 → 標準
- 重要な分析 → じっくり
- 会社の経営判断 → 深い
プラン別の利用制限
無料プラン(Free):
- GPT-5.1:5時間ごとに10メッセージ
- Thinking:1日1回
Plusプラン(月額$20、約3,000円):
- GPT-5.1:3時間ごとに160メッセージ
- Thinking:週3,000メッセージまで
- すべてのモードを手動選択可能
Proプラン(月額$200、約30,000円):
- GPT-5.1:ほぼ無制限
- Thinking:無制限
- Thinking Pro利用可能
- 最高性能で連続作業可能
【裏技】無料プランでThinkingモードを無制限に使う方法
重要な裏技を発見!
制限をバイパスする方法
通常、無料プランでは手動でThinkingモードを選ぶと「1日1回」の制限にカウントされます。
しかし、プロンプトで推論を誘発すると、制限外で使えるんです!
やり方
プロンプトの最後に以下のフレーズを追加:
魔法の言葉:
「しっかり考えて回答してください」
「じっくり考えてください」
「深く推論してください」
「よく考えて答えてください」
例:
悪い例(制限にカウント):
モード選択でThinkingを手動選択
→ 1日1回の制限消費
良い例(制限外):
「以下のコードのバグを見つけてください。じっくり考えて回答してください。
[コード]」
→ 自動でThinkingモードに切り替わるが、制限にカウントされない!
仕組み:
- GPT-5.1は「しっかり考えて」などの指示を検出すると、Thinkingモードが必要だと判断
- これは「手動選択」ではなく「自動切替」扱いになる
- 自動切替分は1日1回の制限にカウントされない
注意点:
- この方法で起動したThinkingは、手動選択より少し簡易的な場合がある
- それでも通常より格段に深い分析が期待できる
Instantモード vs Thinkingモード:どっちを使うべき?
比較表
| 項目 | Instantモード | Thinkingモード |
|---|---|---|
| 速度 | ほぼ即座(1〜2秒) | 数秒〜数十秒 |
| 得意分野 | 日常会話、文章作成、簡単な質問 | 数学、プログラミング、複雑な分析 |
| 正確性 | 高い | 非常に高い |
| 温かみ | ある(GPT-5.1で向上) | やや機械的 |
| ハルシネーション | 少ない | 非常に少ない(70〜80%削減) |
| 無料制限 | 5時間で10回 | 1日1回(手動選択時) |
| Plus制限 | 3時間で160回 | 週3,000回 |
使い分けの基準
Instantモードを使うべき場合
以下のような場合はInstantがおすすめ:
- 日常会話・雑談
- 挨拶、軽い質問
- 文章作成
- メール、ブログ記事、SNS投稿
- 翻訳、要約
- 簡単な情報収集
- 一般知識の確認
- 用語の説明
- 速さが重要
- すぐに答えが欲しい
- リアルタイムの会話
Thinkingモードを使うべき場合
以下のような場合はThinkingがおすすめ:
- 複雑な数学問題
- 微積分、統計、証明問題
- 数学オリンピック級の問題
- 高度なプログラミング
- アルゴリズムの設計
- バグの発見と修正
- コードの最適化
- セキュリティレビュー
- 科学的な分析
- 研究レベルの質問
- データの複雑な分析
- 実験計画の立案
- 戦略立案・プランニング
- ビジネス戦略
- プロジェクト計画
- 多段階の意思決定
- 法律・金融の分析
- 契約書の詳細レビュー
- リスク評価
- 財務分析
- 正確性が最重要
- 間違えられないタスク
- 会社の重要な判断
実例で比較
例1:メール作成
質問:「取引先への謝罪メールを書いて」
→ Instantモード:適切(1秒で完成)
例2:アルゴリズム設計
質問:「この配列ソートの時間計算量を分析し、O(n log n)で解く方法を提案して」
→ Thinkingモード:必須(15秒かけて正確に分析)
GPT-5/5.1用のプロンプトの書き方のコツ
GPT-5/5.1では、従来のプロンプト作成ルールが大きく変わりました。
最重要ルール:シンプルに、直接的に
従来(GPT-4等)で推奨されていた書き方:
あなたは優秀なプログラマーです。
ステップバイステップで慎重に考えてください。
段階的に、丁寧に、以下の問題を解いてください。
【問題】
...
GPT-5/5.1で推奨される書き方:
以下のプログラミング問題を解いてください。
【問題】
...
理由:
GPT-5/5.1はすでに自動で深く考えるように設計されているため、「ステップバイステップで考えて」などの指示は不要であり、むしろ混乱を招く可能性があります。
コツ①:明確かつ簡潔に書く
悪い例:
この非常に複雑で難解な問題について、様々な多角的な視点から分析し、
あらゆる可能性を慎重に検討した上で、最も適切な解決策を、
ステップバイステップで、丁寧に、段階的に考えてください。
良い例:
以下の問題を解いてください:
[問題内容]
ポイント:
- 余計な装飾語は省く
- 指示は1〜2文で簡潔に
- 何をしてほしいか明確に
コツ②:必要な情報をすべて含める
悪い例:
コードを書いて
良い例:
以下の条件でPythonコードを書いてください:
【条件】
- 目的:CSVファイルから特定列のデータを抽出
- 入力:最大10,000行のCSVファイル
- 出力:辞書形式
- エラーハンドリング:必須
- コメント:各関数に詳細な説明を含める
コツ③:出力形式を明確にする
悪い例:
この データを分析して
良い例:
以下のデータを分析し、以下の形式で出力してください:
【データ】
[データを貼り付け]
【出力形式】
1. 主要な傾向(3つ)
2. 統計的な裏付け(平均、標準偏差)
3. 結論(100字以内)
コツ④:Thinkingモードを誘発したい場合
無料プランで制限を気にせずThinkingモードを使いたい場合:
プロンプトに追加:
「しっかり考えて回答してください」
「じっくり推論してください」
「深く分析してください」
例:
以下のビジネス戦略を評価してください。
メリット・デメリットを多角的に分析し、改善案を提示してください。
じっくり考えて回答してください。
【戦略内容】
...
コツ⑤:「どうするか」ではなく「何が欲しいか」
従来の書き方(非推奨):
まず問題を分析し、
次に仮説を立て、
それから検証し、
最後に結論を出してください。
GPT-5/5.1の書き方(推奨):
以下の問題を解決してください。
期待する出力:
- 解決策
- その理由
- 実装方法
プロンプトのテンプレート
テンプレート①:問題解決
以下の問題を解いてください:
【問題】
[問題内容]
【制約条件】
- [制約1]
- [制約2]
【期待する出力】
- [出力内容1]
- [出力内容2]
テンプレート②:コードレビュー
以下のコードをレビューしてください。
【目的】
[レビューの目的]
【確認ポイント】
- セキュリティ脆弱性
- パフォーマンスのボトルネック
- エッジケースの処理
【コード】
[コードを貼り付け]
テンプレート③:戦略立案(Thinking推奨)
以下のビジネス課題について、戦略を立案してください。
じっくり考えて回答してください。
【課題】
[課題内容]
【現状】
[現状の説明]
【求める提案】
- 戦略案(3つ)
- 各戦略のメリット・デメリット
- 推奨する戦略とその理由
GPT-5.1の新機能:温かみのある応答
GPT-5からの改善点
GPT-5.1は、GPT-5に対する大きな改善を実現しました。
GPT-5の課題:
- 回答が「冷たい」「機械的」という声
- ユーザーからの不満が多数
- 世界中で「#keep4o」(GPT-4oに戻して)というハッシュタグがトレンド入り
GPT-5.1の改善:
- より人間らしく、温かみのある応答
- 共感を示す表現
- 自然な会話の流れ
実際の比較例
同じ質問への回答の違い:
質問:「ストレスを感じていて、リラックスできる方法を知りたい」
GPT-5の回答:
リラックスの方法:
1. 深呼吸をする
2. 軽い運動をする
3. 音楽を聴く
...
GPT-5.1の回答:
大丈夫ですよ。最近いろいろ大変なことがあって、ストレスが溜まっているんですね。
リラックスする方法をいくつか提案しますね:
1. 深呼吸をしてみてください。ゆっくり...
...
違い:
- GPT-5.1は共感から始める
- より会話的で温かいトーン
- 機械的な箇条書きだけでなく、人間らしい配慮
パーソナライズ設定
GPT-5.1では、応答のトーンを選択できるようになりました。
設定方法:
- ChatGPT画面右上の「設定」をクリック
- 「パーソナライズ」を選択
- 好みのスタイルを選ぶ
選択肢:
- プロフェッショナル:洗練されていて几帳面
- 素直:素直でポジティブ
- 個性的:お茶目で想像力豊か
- 無駄がない:簡潔で効率的(旧「ロボット」)
GPT-5/5.1 と 推論モデル(o1、o3等)の違い
2つの系統
ChatGPTには現在、2つの系統のモデルがあります:
①GPTシリーズ(メインモデル)
- GPT-5.1(最新、デフォルト)
- GPT-5
GPT-4.5(非推奨)GPT-4o(廃止)
②推論モデル(oシリーズ)
- o4-mini(最新)
- o3、o3-mini
- o1、o1-mini
違いは何?
GPT-5/5.1(統合システム):
- 万能型:日常会話も複雑な問題も対応
- 自動切替:InstantとThinkingを自動で選択
- バランス型:速度と精度のバランスが良い
- デフォルト:ChatGPTを開くと自動的にこれが使われる
推論モデル(o1、o3等):
- 専門型:複雑な推論に特化
- 常時Thinking:常に深く考える(高速モードなし)
- 超高精度:より正確だが時間がかかる
- 手動選択:モデル選択画面から明示的に選ぶ必要がある
どっちを使うべき?
ほとんどの場合はGPT-5.1で十分:
- 日常的な質問
- 通常のプログラミング
- ビジネス文書作成
- データ分析
推論モデル(o1、o3等)を使うべき場合:
- 国際数学オリンピック級の超難問
- 最高精度が必要な科学研究
- 複雑すぎるアルゴリズム設計
- GPT-5.1でも解けなかった問題
結論:
まずはGPT-5.1のAutoモードを使いましょう。それで満足できない場合のみ、推論モデルを検討してください。
よくある質問(Q&A)
Q1:GPT-5.1は無料で使えますか?
A:はい、無料で使えます。
無料プランの内容:
- GPT-5.1にアクセス可能
- 5時間ごとに最大10メッセージ
- Thinkingモードも1日1回利用可能
- 基本機能(検索、コーディング、画像生成等)も利用可能
制限に達したら:
- 自動的にGPT-5 miniに切り替わる
- 5時間後に自動リセット
Q2:「GPT-5o」というモデルはありますか?
A:いいえ、存在しません。
正しいモデル名:
- GPT-5(2025年8月リリース)
- GPT-5.1(2025年11月リリース、最新)
混同しやすい理由:
- GPT-4o(フォーオー)というモデルが存在した
- 「o」は「omni(オムニ)」の略
- 現在は廃止済み
Q3:Thinkingモードの思考時間を短くできますか?
A:有料プランでは調整できます。
無料プラン:
- 思考時間は自動調整のみ
- ユーザー側で変更不可
有料プラン(Plus / Pro):
- チャット欄左下から4段階で調整可能
- 軽め
- 標準
- じっくり
- 深い
Q4:GPT-5.1とGPT-5、どちらが優れていますか?
A:GPT-5.1の方が優れています。
GPT-5.1の改善点:
- より温かみのある応答
- 指示追従性の向上
- 適応的推論(問題に応じた思考時間の最適化)
- 会話の自然さの向上
OpenAIの推奨:
特別な理由がない限り、GPT-5.1を使用してください。
Q5:無料プランでThinkingモードを多く使う方法はありますか?
A:はい、裏技があります。
方法:
プロンプトに「しっかり考えて回答してください」などの指示を追加すると、自動的にThinkingモードに切り替わり、これは1日1回の制限にカウントされません。
例:
「この問題を解いてください。じっくり考えて回答してください」
→ Thinkingモードが起動するが、制限外
注意:
この方法で起動したThinkingは、手動選択より少し簡易的な場合があります。
Q6:GPT-5/5.1は日本語でも使えますか?
A:はい、日本語でも使えます。
注意点:
- 英語で訓練されているため、英語の方がやや精度が高い場合があります
- 日本語でも十分高品質な回答が得られます
- 複雑な専門用語は英語の方が理解されやすいことも
おすすめ:
- まずは日本語で試す
- うまくいかない場合は英語で試す
Q7:モデルを手動で選択する方法は?
A:有料プランでは可能です。
無料プラン:
- モデル選択画面は表示されない
- 自動的にGPT-5.1 Autoが使われる
有料プラン(Plus / Pro / Team):
- 画面左上のモデル名をクリック
- ドロップダウンメニューから選択
- Auto
- Instant
- Thinking mini
- Thinking
- Thinking Pro(Proプラン限定)
Q8:「GPT-5の制限に達しました」と表示されたらどうすればいいですか?
A:以下の対処法があります。
対処法①:時間を置く
- 5時間待つと自動的にリセット
- 最もシンプルで確実
対処法②:GPT-5 miniを使う
- 自動的に切り替わる
- 精度は低下するが、基本的な質問には十分
対処法③:プロンプトをまとめる
- 複数の質問を1つのプロンプトにまとめる
- メッセージ数を節約
対処法④:有料プランにアップグレード
- Plusプラン:3時間で160メッセージ
- Proプラン:ほぼ無制限
まとめ
ChatGPT の最新モデル GPT-5/5.1 とThinkingモードについて、重要なポイントをまとめます。
GPT-5/5.1とは
- 2025年11月リリースの最新モデル(GPT-5.1)
- 無料ユーザーも利用可能
- 統合システム:InstantとThinkingを自動切替
- 博士号レベルの知能
- ハルシネーション70〜80%削減
2つのモード
- Instant:高速応答(1〜2秒)、日常会話・文章作成に最適
- Thinking:深い推論(数秒〜数十秒)、複雑な問題解決に最適
- Auto:自動で最適なモードを選択(おすすめ)
驚異的な性能
- 数学:AIME 2025で94.6%(GPT-4は13%)
- プログラミング:SWE-benchで74.9%
- 博士課程レベルの科学問題を解決
無料での使い方
- そのまま質問するだけ(モデル選択不要)
- 制限:5時間で10メッセージ
- Thinking(手動):1日1回
- 制限に達したらGPT-5 miniに自動切替
裏技:制限をバイパス
- プロンプトに「しっかり考えて回答してください」と追加
- 自動でThinkingモードに切り替わる
- これは1日1回の制限にカウントされない
プロンプトのコツ
- シンプルに、直接的に書く
- 「ステップバイステップで」などは不要
- 必要な情報をすべて含める
- 出力形式を明確にする
GPT-5.1の新機能
- 温かみのある応答
- 共感を示す表現
- パーソナライズ設定(4種類のトーン)
- 適応的推論(問題に応じた思考時間の最適化)
推論モデル(o1、o3等)との違い
- GPT-5/5.1:万能型、自動切替、バランス型(おすすめ)
- 推論モデル:専門型、常時Thinking、超高精度
料金プラン
- 無料:5時間で10メッセージ
- Plus(月額$20):3時間で160メッセージ
- Pro(月額$200):ほぼ無制限
GPT-5/5.1は、ChatGPTの「考える力」を大幅に強化した画期的なモデルです。無料ユーザーでも使えるので、ぜひ複雑な問題を解く際に活用してみてください!

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