CentOSを使用していると、サーバーやシステムをシャットダウンする必要が生じることがあります。
CentOSでは、コマンドラインからシャットダウン操作を簡単に実行できますので、適切なコマンドを知っておくことが重要です。
本記事では、CentOSでのシャットダウンに使えるコマンドを紹介します。
方法

CentOSをコマンドでシャットダウンするには、shutdown
コマンドを使います。
shutdown コマンド
shutdown
コマンドは、CentOSでシステムをシャットダウンするための基本的なコマンドです。このコマンドは、システムを安全に停止し、すべてのプロセスを終了させることができます。
基本構文:
sudo shutdown [オプション] [時間]
例1: システムを即時にシャットダウンする:
sudo shutdown now
now
は即時にシャットダウンを実行するためのオプションです。このコマンドを入力すると、すぐにシステムが終了します。
例2: 1分後にシャットダウンする:
sudo shutdown +1
+1
は1分後にシャットダウンすることを指定しています。
指定した時間後にシャットダウンを行いたい場合、この形式を使用します。
システムを再起動しながらシャットダウンする
シャットダウンと同時にシステムを再起動させたい場合、-r
オプションを使用します。
sudo shutdown -r now
このコマンドは、シャットダウン後にシステムを即座に再起動します。
シャットダウンをキャンセルする
一度シャットダウンをスケジュールした後でも、キャンセルが可能です。
sudo shutdown -c
-c
オプションを使うことで、スケジュールされたシャットダウンを取り消します。
代替コマンド

代替コマンドもいくつか紹介します。
halt
コマンド
halt
コマンドは、システムを停止させるコマンドで、shutdown
コマンドよりもシンプルです。halt
コマンドを使うと、システムがすぐに停止します。
例: 即時にシステムを停止する:
sudo halt
poweroff
コマンド
poweroff
コマンドは、物理的にマシンの電源をオフにするために使用されます。システムのシャットダウンと同時に電源も切る場合に便利です。
例: システムをシャットダウンして電源をオフにする:
sudo poweroff
2.3 reboot
コマンド
reboot
コマンドは、システムを再起動するためのコマンドです。再起動が必要な場合、このコマンドを使います。
例: システムを再起動する:
sudo reboot
3. シャットダウンの際の注意点
- 保存されていない作業の確認: シャットダウンする前に、すべての作業が保存されていることを確認しましょう。シャットダウンコマンドは、実行すると即座にシステムを終了します。
- 適切な権限を使用する: ほとんどのシャットダウンコマンドは、管理者権限(
sudo
)が必要です。システム管理者として操作を行う際は、sudo
を使用してください。
まとめ
CentOSでシステムをシャットダウンするためには、shutdown
コマンドをはじめ、halt
、poweroff
、reboot
などのコマンドを使用することができます。
これらのコマンドは、システムの停止や再起動を安全かつ効率的に実行するために不可欠です。
システム運用中の重要なタイミングで、これらのコマンドを適切に使用して、安定したシステム管理を実現しましょう。
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