スマホの電源を入れたら、ロゴ画面で止まって、また再起動して、また止まって……この無限ループ、経験したことありませんか?
この現象は「ブートループ」と呼ばれ、スマホユーザーなら誰でも遭遇する可能性がある厄介なトラブルなんです。突然発生することもあれば、アプリをインストールした後に起こることも。
この記事では、ブートループとは何か、なぜ発生するのか、そしてどうやって直せばいいのかを詳しく解説していきます。AndroidとiPhoneそれぞれの対処法も紹介するので、今まさに困っている人も、予防したい人も、ぜひ最後まで読んでみてください!
ブートループとは?基本を理解しよう

ブートループの定義
ブートループ(boot loop)とは、スマートフォンやタブレットが起動(ブート)と再起動を無限に繰り返してしまう現象のこと。
「ブート(boot)」は起動という意味で、「ループ(loop)」は繰り返しという意味ですね。つまり、起動を繰り返してしまう=ブートループというわけです。
正常な起動の流れはこうなっています:
- 電源ボタンを押す
- メーカーのロゴが表示される
- OS(オペレーティングシステム)が読み込まれる
- ホーム画面が表示される
ところがブートループに陥ると、ステップ2や3の段階で止まってしまい、自動的に再起動。そしてまた同じところで止まる……という状態を延々と繰り返すんです。
機種ごとの呼び方の違い
実は、このブートループには機種によって色々な呼び方があります。
iPhone = リンゴループ
iPhoneで起動時に表示されるAppleのリンゴマークが何度も現れることから「リンゴループ」と呼ばれているんです。
Android = ブートループ/ロゴループ
Androidスマホでは「ブートループ」や「ロゴループ」と呼ばれます。ロゴループは、各メーカーのロゴマーク(Xperiaなら「Xperia」、Galaxyなら「SAMSUNG」など)がループするからですね。
Google Pixel = グーグルループ
Google Pixelシリーズでは、Googleのロゴが繰り返し表示されることから「グーグルループ」とも呼ばれることがあります。
呼び方は違っても、症状は基本的に同じ。起動が完了せず、再起動を繰り返してしまうトラブルです。
ブートループの何が問題なのか
「再起動を繰り返すだけでしょ?」と思うかもしれませんが、実はかなり深刻な問題なんです。
スマホが全く使えない
ホーム画面まで到達できないので、電話もメールも何もできません。完全に使用不能状態になります。
バックアップが取れない
端末を操作できないため、大切なデータのバックアップが取れなくなってしまうんです。写真や連絡先、メッセージなど、すべてにアクセスできません。
バッテリーの消耗が激しい
再起動を繰り返すとバッテリーの消費が激しく、すぐに電池切れになります。最悪の場合、バッテリーにダメージを与えることも。
仕事や生活に支障が出る
現代社会でスマホが使えないというのは、本当に不便ですよね。連絡が取れない、予定が確認できない、決済ができない……日常生活の生産性が大きく下がってしまいます。
だからこそ、ブートループは早急に対処する必要があるトラブルなんです。
ブートループが発生する原因を知ろう
ブートループの原因は大きく3つに分類できます。それぞれ詳しく見ていきましょう。
原因1:ソフトウェア(OS)の問題
スマホを動かすシステム、つまりOS(オペレーティングシステム)に問題が発生すると、ブートループが起こります。
システムアップデートの失敗
OSのアップデート中に電源が切れたり、途中で中断されたりすると、システムファイルが破損してしまうことがあるんです。
特にAndroidでは、アップデート後にブートループに陥るケースがよく報告されています。2024年には一部のSamsungデバイスで、システムアップデート後に大量のブートループ報告がありました。
システムファイルの破損
何らかの理由でOSの重要なファイルが壊れてしまうと、起動プロセスが正常に完了できなくなります。
非公式の改造(Root化・脱獄)
Androidの「Root化」やiPhoneの「脱獄(Jailbreak)」といった非公式の改造を行うと、システムが不安定になりやすいんですね。
互換性のないカスタムROMをインストールしたり、システムファイルを誤って変更したりすると、高確率でブートループに陥ります。
原因2:アプリケーションの問題
インストールしたアプリが原因でブートループが発生することもあります。
不具合のあるアプリ
バグを含むアプリや、デバイスと互換性のないアプリをインストールすると、起動プロセスに干渉してしまうことがあるんです。
不明な提供元からのアプリ
Google Play StoreやApp Store以外からダウンロードしたアプリには、マルウェアやウイルスが含まれている可能性があります。
これらがシステムファイルを破壊したり、正常な起動を妨げたりするわけですね。
アプリの競合
複数のアプリが同時に起動時のリソースを奪い合うと、システムが混乱してブートループに陥ることがあります。
原因3:ハードウェアの問題
物理的な故障が原因の場合もあります。
バッテリーの劣化
バッテリーが寿命を迎えると、安定した電力供給ができなくなります。起動には多くの電力が必要なので、バッテリーが弱っているとホーム画面まで到達できずに再起動してしまうんです。
スマホのバッテリー寿命は一般的に2年程度と言われています。2年以上使っている場合は、バッテリーが原因の可能性が高いでしょう。
ストレージ(内部メモリ)の容量不足
内部ストレージがいっぱいになると、システムが正常に動作するために必要な一時ファイルを作成できなくなります。
特に16GBや32GBといった少ない容量のモデルでは、容量不足が原因のブートループが発生しやすいんです。
水没・物理的損傷
水に濡れたり、落下させたりして内部基板が損傷すると、ブートループが発生することがあります。
完全に水に浸からなくても、蒸気や手汗、高湿度の環境で内部に水分が侵入することもあるので注意が必要です。
電源ボタンの故障
電源ボタンが陥没したり、押されっぱなしの状態になっていると、電源のオン・オフを繰り返してしまいます。
SIMカードの接触不良
意外かもしれませんが、SIMカードの接触が悪いと再起動を繰り返すことがあるんです。
その他の原因
充電不足
充電残量が極端に少ないと、スマホが誤作動を起こしてブートループに陥ることがあります。
SDカードの問題
破損したSDカードが原因でブートループが発生するケースもあります。SDカード内に問題のあるファイルがあると、起動時にそれを読み込もうとして失敗するわけですね。
Androidでのブートループ対処法
それでは、具体的な対処法を見ていきましょう。まずはAndroidから。簡単な方法から順に試していってください。
対処法1:強制再起動を試す
最も簡単で、最初に試すべき方法です。一時的な不具合が原因なら、これだけで直ることも多いんですよ。
基本的な方法
電源ボタンと音量下ボタンを同時に10〜15秒間長押しします。画面が消えたら指を離し、数秒待ってから電源を入れ直してください。
機種別の強制再起動方法
Xperia(一部機種)
- 音量上ボタン + 電源ボタンを同時に長押し
- 振動したらボタンを離す
Galaxy
- 音量下ボタン + 電源ボタンを同時に長押し
- そのまま7秒ほど待つ
Google Pixel
- 電源ボタンを長押し
- そのまま30秒ほど待つ
HUAWEI
- 電源ボタンを長押し(一部機種は音量下ボタン + 電源ボタン)
- そのまま10秒ほど待つ
機種によって操作方法が異なるので、取扱説明書やメーカーのサポートページで確認してみてください。
対処法2:セーフモードで起動する
セーフモードとは、最低限の機能だけでスマホを起動するモードのこと。インストールしたアプリが原因なら、セーフモードでは正常に起動できるはずです。
セーフモードへの入り方
- 電源ボタンを長押しして、電源オプションを表示
- 「電源を切る」を長押し
- 「セーフモードで再起動」のオプションが表示されるので、タップ
- 「OK」をタップしてセーフモードで起動
セーフモードで起動できたら、最近インストールしたアプリを1つずつアンインストールしていきます。アプリを削除するたびに通常モードで再起動して、ブートループが直ったか確認してください。
対処法3:SIMカードとSDカードを抜く
意外と効果的なのが、SIMカードとSDカードを取り外す方法です。
手順
- スマホの電源を完全に切る
- SIMカードトレイを取り出し、SIMカードを抜く
- SDカードスロットがある場合は、SDカードも抜く
- カードを抜いた状態で電源を入れる
これで正常に起動できたら、SIMカードまたはSDカードに問題があった可能性が高いです。
- SIMカードが原因の場合:キャリアショップで新しいSIMカードに交換してもらいましょう
- SDカードが原因の場合:別のSDカードに交換するか、SDカードなしで使用します
対処法4:充電してから再起動
充電残量が少ないことが原因の場合もあります。
- スマホの電源を切る
- 純正または認証された充電器で30分〜1時間充電
- 充電中は触らず、そのまま放置
- 十分に充電されたら電源を入れる
充電しながらの起動は避けてください。充電ケーブルを抜いた状態で電源を入れるのがポイントです。
対処法5:キャッシュパーティションのクリア(中級者向け)
キャッシュとは、アプリやシステムが一時的に保存しているデータのこと。これが破損するとブートループの原因になることがあります。
リカバリーモードからキャッシュを消去する方法
- スマホの電源を切る
- 電源ボタン + 音量上ボタンを同時に長押し(機種によって異なる)
- リカバリーモード画面が表示される
- 音量ボタンで「Wipe cache partition」を選択
- 電源ボタンで決定
- 完了したら「Reboot system now」を選択
これでキャッシュが削除され、ブートループが解消されることがあります。
対処法6:初期化(工場出荷状態に戻す)
警告:この方法を実行すると、スマホ内のすべてのデータが消去されます。最終手段として考えてください。
他の方法で直らない場合の最終手段が初期化です。
初期化の手順
- スマホの電源を切る
- リカバリーモードで起動(電源ボタン + 音量上ボタンを長押し)
- 音量ボタンで「Wipe data/factory reset」を選択
- 電源ボタンで決定
- 「Yes」を選択して実行
- 完了したら「Reboot system now」を選択
初期化後は、Googleアカウントでログインすれば、クラウドに保存されていたデータの一部(連絡先、カレンダー、アプリなど)を復元できます。
ただし、写真や動画など、バックアップを取っていないデータは完全に失われるので注意してください。
iPhoneでのブートループ(リンゴループ)対処法

iPhoneの場合も、基本的な考え方はAndroidと同じです。簡単な方法から試していきましょう。
対処法1:強制再起動
iPhoneでも、まずは強制再起動を試してみてください。機種によって操作方法が異なります。
iPhone 8以降(iPhone SE第2世代・第3世代を含む)
- 音量上ボタンを素早く押して離す
- 音量下ボタンを素早く押して離す
- 電源ボタン(サイドボタン)を長押し
- Appleロゴが表示されたら指を離す
iPhone 7 / 7 Plus
- 音量下ボタン + 電源ボタンを同時に長押し
- Appleロゴが表示されたら指を離す
iPhone 6s / SE(第1世代)以前
- ホームボタン + 電源ボタン(トップボタン)を同時に長押し
- Appleロゴが表示されたら指を離す
対処法2:iOSのアップデート
iOSのバグが原因の場合、最新バージョンにアップデートすることで改善されることがあります。
ただし、リンゴループに陥っているとiPhone単体ではアップデートできないので、パソコンが必要です。
対処法3:リカバリーモードで復元(中級者向け)
パソコン(Mac/Windows)とiTunes(またはFinder)を使った方法です。
必要なもの
- パソコン(Mac/Windows)
- Lightning/USB-Cケーブル
- iTunes(Windows、またはmacOS Mojave以前)/Finder(macOS Catalina以降)
手順
- iPhoneをパソコンに接続
- iTunesまたはFinderを開く
- iPhoneをリカバリーモードにする:
- iPhone 8以降:音量上→音量下→サイドボタン長押し
- iPhone 7:音量下 + 電源ボタン長押し
- iPhone 6s以前:ホーム + 電源ボタン長押し
- 「更新」または「復元」のオプションが表示される
- まず「更新」を試す(データを残したまま修復を試みる)
- それでも直らない場合は「復元」を選択(データは消去される)
「更新」を選択すれば、データを保持したままiOSを再インストールできます。ただし、これでも直らない場合は「復元」を選ぶしかありません。
対処法4:DFUモードで復元(上級者向け)
DFU(Device Firmware Update)モードは、リカバリーモードよりも深いレベルでiPhoneを復元する方法。最も徹底的な復元方法ですが、操作が難しく、失敗するとiPhoneが使えなくなる可能性があります。
警告:この方法は上級者向けです。自信がない場合は、Apple StoreやApple正規サービスプロバイダに相談してください。
DFUモードの詳しい手順は、機種によって異なるため、Appleの公式サポートページを参照することをおすすめします。
対処法5:脱獄(Jailbreak)が原因の場合
iPhoneを脱獄している場合、それが原因でリンゴループが発生している可能性が高いです。
脱獄後にインストールしたTweak(カスタマイズツール)や、互換性のないテーマが問題を引き起こしているケースが多いんですね。
この場合、リカバリーモードまたはDFUモードで復元し、脱獄を解除するしかありません。ただし、データはすべて消去されます。
ブートループを予防する方法
ブートループは突然発生しますが、日頃から対策を取っておけば、発生リスクを大幅に減らせます。
予防策1:定期的にバックアップを取る
最も重要な予防策がこれ。ブートループになってからではバックアップが取れないので、普段から定期的にバックアップしておきましょう。
Androidのバックアップ方法
- Googleドライブを使った自動バックアップ
- 設定 → Google → バックアップ → 「今すぐバックアップ」をタップ
- 写真はGoogleフォトで自動バックアップ
iPhoneのバックアップ方法
- iCloudバックアップ(自動)
- 設定 → [ユーザー名] → iCloud → iCloudバックアップ → オン
- iTunesまたはFinderを使ったバックアップ(手動、パソコン必要)
週に1回、または月に1回は必ずバックアップを取る習慣をつけておくと安心です。
予防策2:OSとアプリを常に最新に保つ
古いバージョンのOSやアプリには、バグやセキュリティの脆弱性が含まれていることがあります。
自動アップデートの設定方法
Android
- 設定 → システム → システムアップデート → 自動ダウンロード:オン
- Google Play ストア → メニュー → 設定 → アプリの自動更新:オン
iPhone
- 設定 → 一般 → ソフトウェア・アップデート → 自動アップデート:オン
- App Store → アカウントアイコン → Appのアップデート:自動
ただし、重要なアップデートの場合は、口コミやレビューを確認してから適用するのも一つの方法です。稀に、アップデート自体に問題があることもあるためです。
予防策3:信頼できる提供元からのみアプリをインストール
Android
- Google Play Storeからのみアプリをダウンロード
- 「提供元不明のアプリ」のインストールは原則オフにしておく
iPhone
- App Storeからのみアプリをダウンロード
- 脱獄は避ける
どうしても野良アプリ(非公式ストアのアプリ)が必要な場合は、信頼できる開発元かどうかを十分に調査してからインストールしてください。
予防策4:ストレージ容量に余裕を持たせる
内部ストレージの使用率は、常に80%以下に保つのが理想的です。
容量を空ける方法
- 不要なアプリを削除
- 写真や動画をクラウドストレージに移動
- キャッシュを定期的にクリア
- ダウンロードファイルを整理
ストレージがいっぱいになると、システムの動作が不安定になるだけでなく、ブートループのリスクも高まります。
予防策5:Root化・脱獄は避ける
Root化(Android)や脱獄(iPhone)は、メーカーが想定していない使い方です。システムが不安定になりやすく、ブートループのリスクが格段に高まります。
どうしても必要な場合を除き、公式のままで使用することを強くおすすめします。
予防策6:バッテリーの健康状態をチェック
バッテリーが劣化すると、ブートループの原因になることがあります。
バッテリー状態の確認方法
iPhone
- 設定 → バッテリー → バッテリーの状態と充電
- 「最大容量」が80%以下になったら交換を検討
Android
- 機種によって確認方法が異なる
- 一般的には設定 → バッテリー → バッテリー使用状況で確認可能
- または診断アプリを使用
バッテリーは消耗品です。2年以上使っている場合や、充電の減りが明らかに早くなった場合は、交換を検討しましょう。
予防策7:水没・物理的衝撃から守る
防水ケースや保護ケースを使用
完全防水でなくても、ある程度の水滴や衝撃から守ってくれます。
極端な温度を避ける
高温(35℃以上)や低温(0℃以下)の環境では、スマホの動作が不安定になることがあります。
湿気の多い場所での使用を避ける
お風呂や台所での長時間使用は、内部に湿気が侵入するリスクがあります。
自力で直らない場合は?修理に出すタイミング

上記の方法をすべて試してもブートループが直らない場合、または自分で対処するのが不安な場合は、専門家に相談しましょう。
修理に出すべきサイン
こんな場合は修理が必要
- すべての対処法を試しても直らない
- 水没や落下など、明らかな物理的損傷がある
- 異常な発熱や異臭がする
- 画面に亀裂や変色がある
- バッテリーが膨張している
特にバッテリーの膨張は危険なので、すぐに使用を中止して修理に出してください。
修理先の選択肢
1. メーカー公式サポート(Apple Store、各キャリアショップ)
メリット
- 純正パーツで確実な修理
- 保証期間内なら無料または割引
- データ復旧の可能性が高い
デメリット
- 保証期間外だと修理費が高額
- 修理に数日〜1週間かかることが多い
- 基本的に初期化が前提
2. 携帯キャリアショップ(docomo/au/SoftBankなど)
メリット
- 契約内容によっては保証サービスあり
- 代替機を貸し出してくれることがある
デメリット
- 修理はメーカーに送られるため時間がかかる
- データは基本的に初期化される
3. 民間の修理ショップ
メリット
- 即日修理が可能な場合が多い
- データを残したまま修理してくれることがある
- 公式より安価な場合が多い
デメリット
- 非純正パーツを使用する場合がある
- メーカー保証が無効になる可能性
- 技術力はショップによってまちまち
修理に出す前にやっておくこと
可能であればバックアップ
セーフモードや一時的に起動できるタイミングがあれば、すぐにバックアップを取りましょう。
SIMカードとSDカードを抜いておく
個人情報保護のため、可能であれば取り外しておきます。
Googleアカウント/Apple IDのパスワード確認
修理後の初期設定で必要になるので、パスワードを確認しておきましょう。
保証書や購入証明書を用意
保証期間内の場合は、必要な書類を準備しておきます。
よくある質問(FAQ)
Q1. ブートループは勝手に直ることはありますか?
基本的にはありません。一時的な不具合が原因なら、バッテリーが切れて放置した後に直る可能性はありますが、ほとんどの場合は何らかの対処が必要です。
Q2. ブートループ中でもデータは残っていますか?
システムが起動していないだけで、データ自体は基本的に残っています。ただし、初期化やハードウェア故障の場合は別です。
専門の修理業者なら、データを取り出せる可能性があります。
Q3. 保証期間内ならブートループの修理は無料ですか?
自然故障の場合は無料または割引が適用されます。ただし、以下の場合は有償修理になることが多いです:
- 水没や落下などのユーザー過失
- Root化・脱獄などの改造
- 非公式の修理歴がある
Q4. Androidとi Phoneのどちらがブートループになりやすい?
統計的なデータはありませんが、Android端末の方が報告が多い傾向にあります。
これはAndroidがメーカーや機種が多様で、カスタマイズ性が高いためと考えられます。iPhoneは比較的統一されたシステムなので、全体としては発生頻度が低いと言えるでしょう。
Q5. 中古スマホを買ったらブートループでした。どうすれば?
購入店に連絡して、返品または交換を依頼してください。通常、中古販売店には一定の保証期間があります。
個人間取引(メルカリなど)の場合は、出品者に連絡して対応を求めましょう。
Q6. ブートループから復旧したら、またなりやすくなりますか?
原因を完全に取り除けていれば、再発する可能性は低いです。
ただし、ハードウェアの問題(基板の損傷など)が根本原因の場合、一時的に直っても再発する可能性があります。その場合は修理または買い替えを検討してください。
まとめ:ブートループ対策の要点
ブートループについて、たくさんの情報をお伝えしてきました。最後に重要なポイントをまとめます。
ブートループとは
- スマホが起動と再起動を無限に繰り返す現象
- iPhoneでは「リンゴループ」とも呼ばれる
- ホーム画面に到達できず、スマホが使用不能になる
主な原因
- システムアップデートの失敗
- 不具合のあるアプリ
- バッテリーの劣化
- ストレージ容量不足
- 水没や物理的損傷
基本的な対処法
- 強制再起動
- セーフモード起動
- SIMカード・SDカードの抜き差し
- 充電後の再起動
- キャッシュクリア
- 初期化(最終手段)
予防策
- 定期的なバックアップ
- OSとアプリの最新化
- 信頼できる提供元からのみアプリをインストール
- ストレージ容量の確保
- Root化・脱獄を避ける
修理が必要なサイン
- すべての対処法を試しても直らない
- 物理的損傷が明らか
- 異常な発熱や異臭
ブートループは誰にでも起こりうるトラブルですが、適切な対処と予防で多くの場合は解決できます。
最も大切なのは、日頃から定期的にバックアップを取っておくこと。これだけで、万が一ブートループに陥っても、データを失うリスクを大幅に減らせます。
今まさにブートループで困っている人は、この記事の対処法を順番に試してみてください。自力で直らなくても、焦らず専門家に相談すれば大丈夫です。
そして今は問題ない人も、いつ起こるか分からないので、今すぐバックアップを取っておきましょう!


コメント