Blenderショートカット一覧|モード別の早見表と、キーだけで終わらない操作の続き

プログラミング・IT

Blenderのショートカットは数が多いうえに、キーを押しただけでは終わらないものがたくさんあります。

Gで動かし始めたら、軸を選び、数値を打ち、Enterで確定する、といった具合です。

この記事では、Blender の初期設定のキーを、押したあとの続きとセットにして、モード別にまとめました。

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この一覧の前提

一覧は、次の条件で確かめたキーだけを載せています。

  • Blender 5.2.3 LTS
  • Windows、日本語のUI
  • キーマップは初期設定のまま(左クリックで選択、スペースキーはアニメーションの再生)
  • 確認日:2026年11月5日

Macでは、表のCtrlを使うキーの多くがCommandでも押せるようになっています(Ctrl+Spaceなど一部を除く)。

表の中の「テンキー1」は、キーボード右側のテンキーの1を指します。

単に「1」と書いたものは、文字キーの上に並んでいる数字キーです。

この2つはBlenderでは別のキーとして扱われるので、区別して読んでください。

私がBlenderを使い始めて戸惑ったのは、キーボードだけでは完結しない操作が多いことでした。

数値を打ち込んだり、マウスで対象を選んだりしないと、次に進めないのです。

そこで、この記事の表には「押したあとの続き」の列を設けました。

続きがない操作は「なし」と書いています。

視点の操作(マウスとテンキー)

私がいちばん苦労したのは、視点の移動と、オブジェクトをくるくる回して眺める操作でした。

この手の操作は、覚えるのに時間がかかりそうです。

まずはマウスだけで回せるようにして、正面や真上といった決まった向きはテンキーに任せると、覚える量を減らせます。

マウスで回す・動かす・寄る

操作やり方
視点を回すホイールを押し込んだまま、マウスを動かす
視点を平行に動かすShiftを押しながら、ホイールを押し込んでマウスを動かす
寄る・離れるホイールを回す
寄る・離れる(なめらかに)Ctrlを押しながら、ホイールを押し込んでマウスを上下に動かす

ホイールの押し込みは、マウスの中ボタンにあたります。

中ボタンのないタッチパッドでの代わり方は、後半の「キーが反応しないときに確認すること」で紹介します。

テンキーで正面・横・真上に切り替える

キー向き・働き
テンキー1正面から見る
Ctrl+テンキー1後ろから見る
テンキー3右から見る
Ctrl+テンキー3左から見る
テンキー7真上から見る
Ctrl+テンキー7真下から見る
テンキー2・4・6・8視点を少しずつ回す
テンキー9今の視点の反対側に回る
テンキー5透視投影と平行投影を切り替える
テンキー0カメラから見る
テンキーのピリオド選んだ物を画面いっぱいに映す(選択をフレームイン)
テンキーのスラッシュ選んだ物だけを表示する(ローカルビュー)
Homeすべての物が収まるように映す(すべて表示)
Shift+C3Dカーソルを原点に戻して、すべてを映す(3Dカーソルのリセットと全表示)
Ctrl+Alt+テンキー0今の視点にカメラを合わせる(現在の視点にカメラを合わせる)

1・3・7で正面・右・上、Ctrlを足すと反対側、と覚えると整理しやすくなります。

覚えるまでの助け

キーを覚えきるまでは、画面の右上にあるナビゲーションギズモ(X・Y・Zの軸が描かれた丸い図)が便利です。

この図を左ボタンでドラッグすると視点が回り、軸のラベルをクリックするとその軸の向きにそろいます。

物を見失ったときは、テンキーのピリオドかHomeを押せば画面に戻ってきます。

くるくる回しすぎて向きがわからなくなったら、テンキー1で正面に戻してから回し直すのが確実です。

移動・回転・拡大縮小(G・R・S)

キーだけで終わらない操作の代表が、G(移動)・R(回転)・S(拡大縮小)です。

押す順番は次のとおりです。

順番押すもの例
1G・R・SのどれかG(移動)
2軸のキー(X・Y・Z)Z(上下にだけ動く)
3数値2
4確定(Enterか左クリック)Enter

この例では、選んだ物がZ軸の方向に2だけ動きます。

2と3は省略してもかまいません。

省略した場合は、マウスを動かして位置を決め、左クリックで確定します。

押したあとに使えるキー

G・R・Sを押してから確定するまでの間は、次のキーが使えます。

キー働き
X・Y・Zその軸の方向にだけ動かす
Shift+X・Y・Zその軸を固定して、残りの2軸の方向に動かす
同じ軸キーをもう一度軸の向きの基準が切り替わる。押し続けて一巡すると、軸の固定が外れる
数字値を直接打ち込む
Shift(押したまま)細かく動かす
Ctrl(押したまま)スナップのオン・オフを一時的に逆にする
ホイールを押し込んで動かすマウスを動かした向きに近い軸へ自動で固定する
Alt(押したまま)変形の途中で視点を動かす
左クリック・Enter・スペース確定
右クリック・Esc取り消し

動かしている途中で視点を変えたくなったら、Altを押しながら視点の操作をします。

この機能は初期設定でオンになっています。

プリファレンスでの名前は「[Alt]でトランスフォームナビゲーション」です。

元の状態に戻す

動かしすぎたときは、次のキーで位置・回転・大きさを初期値に戻せます。

キー操作押したあとの続き
Alt+G位置をクリアなし
Alt+R回転をクリアなし
Alt+Sスケールをクリアなし

ポーズモード(アーマチュアでポーズをつけるモード)でも、Alt+G・Alt+R・Alt+Sでボーンを元の姿勢に戻せます。

なお、Alt+RはNVIDIAのオーバーレイのキーと重なっています(後半の「ほかのソフトが同じキーを使っている」で説明します)。

オブジェクトモードで使うキー

Blenderを開いた直後のモードです。

物を追加したり、まとめて動かしたりするときに使います。

キー操作押したあとの続き
Tab編集モードに切り替える(もう一度押すと戻る)なし
Shift+A追加のメニューを開く追加する物をメニューから選ぶ
Shift+Dオブジェクトを複製複製がマウスについてくる。Gと同じ続きで動かし、左クリックで確定
Alt+Dリンク複製同上
X削除確認のメニューで削除を選ぶ
Delete削除なし(確認なしで消える)
Ctrl+J統合なし(先にまとめたい物を複数選んでおく)
Ctrl+A適用のメニューを開く適用する項目をメニューから選ぶ
Mコレクションに移動移動先のコレクションを選ぶ
Aすべて選択なし
Alt+A選択をすべて解除なし
Ctrl+I選択を反転なし
H選択物を隠すなし
Shift+H非選択物を隠すなし
Alt+H隠したものを表示なし
Ctrl+0〜5細分化レベルを設定(サブディビジョンサーフェスのレベル。なければモディファイアを追加)なし
右クリックコンテクストメニューを開くメニューから操作を選ぶ

XとDeleteは同じ削除でも、確認のメニューが出るかどうかが違います。

慣れないうちは、確認の出るXのほうが安心です。

編集モードで使うキー

Tabで入る、頂点・辺・面を直接いじるモードです。

ここに並べたキーは、編集モードの中でしか働きません。

キー操作押したあとの続き
1・2・3頂点・辺・面の選択モードに切り替えなし(上段の数字キー)
Alt+左クリックループ選択なし(輪にしたい辺の上でクリック)
Lマウスの下につながっている部分を選択なし
E押し出しマウスで長さを決めて左クリック(数値でも可)
I面を差し込むマウスで幅を決めて左クリック
Ctrl+Bベベルマウスで幅を決めて左クリック
Ctrl+Rループカットとスライド切る場所にマウスを合わせ、ホイールで本数を変えて左クリック。続けて位置をずらして左クリック
Kナイフ左クリックで切る線を引き、Enterかスペースで確定
F辺/面を作成なし(先に頂点や辺を選んでおく)
Mマージまとめ方(中心に・距離で など)を選ぶ
P分離分け方をメニューから選ぶ
Shift+E辺のクリースマウスで強さを決めて左クリック
X削除のメニューを開く消す対象(頂点・辺・面など)を選ぶ
Ctrl+E辺のメニューを開くメニューから操作を選ぶ

E・I・Ctrl+B・Shift+Eは、キーを押したあとにマウスで量を決める操作です。

G・R・Sと同じく、確定するまでは右クリックかEscで取り消せます。

「細分化」には専用のキーがない

辺や面を分割する細分化には、初期設定のショートカットがありません。

次のどれかから呼び出します。

  1. 編集モードで右クリックし、コンテクストメニューから「細分化」を選ぶ
  2. Ctrl+Eで辺のメニューを開き、「細分化」を選ぶ
  3. F3で検索欄を開き、「細分化」と打って選ぶ

Ctrl+Rは、細分化ではなくループカットです。

選んだ場所に辺のループを差し込む操作なので、全体を均等に分ける細分化とは結果が違います。

また、オブジェクトモードのCtrl+0〜5は、UI上の名前こそ「細分化レベルを設定」ですが、サブディビジョンサーフェスというモディファイアのレベルを決める操作です。

メッシュそのものを細分化するわけではないので、名前が似ていても別物として覚えておくと混乱しません。

表示・画面・ファイルのキー

3Dビューポートでは、どのモードでも共通して使える、画面の見た目や保存に関するキーです。

キー操作押したあとの続き
Zシェーディングのパイメニューを開くワイヤーフレーム・ソリッドなどをマウスで選ぶ
Shift+Zワイヤーフレーム表示の切り替えなし
Alt+Z透過表示を切り替えなし(NVIDIAのオーバーレイと重なる場合あり)
.(ピリオド)ピボットポイントのパイメニューを開く回転・拡大縮小の中心にする点を選ぶ
Shift+Sスナップのパイメニューを開く何をどこに合わせるかを選ぶ
Shift+Tabスナップのオン・オフなし
Shift+右クリック3Dカーソルを設定なし(クリックした場所に3Dカーソルが移る)
Nサイドバーの表示切り替えなし
Tツールバーの表示切り替えなし
Ctrl+Spaceエリアの最大化切り替えなし
F3検索操作の名前を打って選ぶ
F9最後の操作を調整直前の操作の数値を変える
Shift+R操作を繰り返すなし
Ctrl+Z元に戻すなし
Ctrl+Shift+Zやり直すなし
F2アクティブアイテムをリネーム新しい名前を打つ
F12レンダーなし
Ctrl+S保存なし
Ctrl+Oファイルを開く開くファイルを選ぶ

スペースキーは、初期設定ではアニメーションの再生に割り当てられています。

操作を名前で探したいときはF3です。

スカルプトモードとアニメーションのキー

スカルプトモードのブラシ調整と、アニメーションのキーフレーム操作です。

IとKは、編集モードでは面の差し込みとナイフに変わるので、モードを見てから押してください。

キー操作押したあとの続き
F(スカルプトモード)ブラシの半径を変えるマウスで大きさを決めて左クリック
Shift+F(スカルプトモード)ブラシの強さを変えるマウスで強さを決めて左クリック
I(オブジェクトモード)キーフレームを挿入なし
Alt+I(オブジェクトモード)キーフレームを削除確認のメッセージで「削除」を選ぶ
K(オブジェクトモード)キーフレーム挿入のメニューを開く挿入する項目を選ぶ

キーが反応しないときに確認すること

押しても何も起きないときは、次の順に見ていくと原因を絞り込めます。

数字キーとテンキーは別のキー

視点を切り替える1・3・7は、テンキー側のキーです。

上段の数字キーの1・3・7は、オブジェクトモードの3Dビューポートでは何も割り当てられていません。

編集モードでは、上段の1・2・3は選択モードの切り替えになります。

テンキーのないキーボードでは、プリファレンスの「入力」にある「テンキーを模倣」をオンにします。

上段の数字キーが、テンキーの代わりとして働くようになる設定です。

ノートパソコンのタッチパッドなど、中ボタンがない場合は「3ボタンマウスを再現」をオンにします。

Alt+左ボタンが中ボタンの代わりです。

この設定をオンにすると、Alt+左クリックは中ボタンの代わりになるため、編集モードのループ選択はダブルクリックで行います。

モードが違う

編集モードのキーは、オブジェクトモードでは働きません。

画面左上のモード表示を見て、今どのモードにいるかを確かめてください。

Tabで編集モードとオブジェクトモードを行き来できます。

ほかのソフトが同じキーを使っている

NVIDIAのオーバーレイは、Alt+キーの組み合わせをいくつも使います。

この記事の表のうち、初期設定で重なるのは次の2つです。

キーBlenderでの働きNVIDIAのオーバーレイでの働き
Alt+Z透過表示を切り替えオーバーレイを開く
Alt+R回転をクリア統計情報(FPSなど)の表示を切り替え

押したときにNVIDIAの画面や統計情報が出てくる場合は、この重なりが原因です。

NVIDIAアプリの設定で、オーバーレイそのものをオフにできます。

このほかにもNVIDIAのオーバーレイはAlt+F1(スクリーンショット)やAlt+F9(録画)などを使うため、Blenderのキーの割り当てを自分で変えるときは重ならないように気をつけてください。

自分のパソコンがNVIDIA製のグラフィックボードかどうかを調べる手順は、ちょげぶろぐ「【初心者向け】Windowsで自分のグラボ(GPU)を確認する方法|NVIDIAかAMDか一発チェック!」で紹介しています。

NVIDIAのドライバーの更新のしかたも、ちょげぶろぐ「NVIDIAドライバー更新のやり方|初心者でもできる3つの方法を完全解説」にまとめました。

キーの割り当てを確かめる・変える

あるキーに何が割り当てられているかは、プリファレンスの「キーマップ」で調べられます。

検索欄の種類を「キーバインド」に切り替えてキーを入力すれば、そのキーを使う操作の一覧が出る仕組みです。

割り当てを変えたいときも、同じ画面から変更できます。

まとめ

Blenderのショートカットは、押したあとにマウスや数字で続ける操作が多いのが特徴です。

視点はホイールの押し込みで回し、決まった向きはテンキーの1・3・7で切り替えます。

移動・回転・拡大縮小はG・R・Sのあとに軸と数値を入れ、途中でもAltで視点を動かせる仕組みです。

同じキーでもモードで働きが変わり、IとKは編集モードだと差し込みとナイフになります。

細分化には専用のキーがなく、Ctrl+Rはループカットです。

反応しないときは、数字キーとテンキー、今のモード、NVIDIAと重なるAlt+Z・Alt+Rを見直してください。

まずは表を横に置いて、テンキー1で正面に戻すところから試してみてください。

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