子供がインターネットで不適切な情報を見てしまう前に
「子供が検索エンジンで何を見ているか心配…」
「学校のパソコンで不適切なサイトが表示されてしまった…」
「職場で業務に関係ない成人向けコンテンツが表示されて困る…」
インターネット上には有益な情報が溢れている一方で、子供には不適切な情報も数多く存在しており、その影響が懸念されています。そこで、検索エンジンが提供する「セーフサーチ」機能が注目を集めています。
Bingには、検索結果から不適切なコンテンツを自動的に除外する「セーフサーチ」という機能があります。これを正しく設定することで、お子様や家族がより安全にインターネットを利用できます。
この記事では、Bingのセーフサーチとは何か、どのように設定するのか、そして活用方法について、初心者の方でも分かるように詳しく解説していきます。
Bingのセーフサーチとは?

まずは、セーフサーチの基本を理解しましょう。
セーフサーチの定義
Bing セーフサーチは、不適切な Web コンテンツを除外する Bing の設定です。
セーフサーチとは、Google等の検索エンジンが提供する機能の一つで、検索結果から不適切なコンテンツを除外することを目的としています。具体的には、性的な内容や暴力的な表現を含むWebページを検索結果に表示しないようにする仕組みです。
除外される主なコンテンツ
- 成人向けコンテンツ(アダルトサイトなど)
- 露骨な性的表現を含む画像や動画
- 暴力的な表現
- その他、不適切と判断されるコンテンツ
Google においては「セーフサーチは、ポルノや刺激の強い暴力などの露骨な表現を含むコンテンツを Google 検索で検出する」と説明がされています。Bing も同様にセーフサーチのレベルは3段階あり、高レベル・標準・オフから選択できます。
なぜセーフサーチが必要なのか
セーフサーチは、主に子供やインターネットに不慣れなユーザーを守るために導入されました。オンライン上には膨大な情報が存在しますが、その中には年齢制限のあるコンテンツや、閲覧注意な内容も多く含まれています。セーフサーチを有効にすることで、そういった望ましくない情報に触れる機会を減らすことができるのです。
セーフサーチが役立つシーン
- 子供がインターネットで調べ物をするとき
- 学校の授業でインターネットを使うとき
- 職場で業務に関係ないサイトを表示させたくないとき
- 家族共用のパソコンを使うとき
インターネットが普及し、老若男女問わず多くの人々が情報検索を行うようになった現代社会において、セーフサーチの重要性は増す一方です。特に、子供がインターネットを利用する機会が増えたことで、保護者の間では子供のオンライン活動に対する懸念が高まっています。
また、学校や職場などでインターネットを使用する際にも、不適切なコンテンツが表示されることは好ましくありません。セーフサーチを活用することで、教育現場やビジネスシーンにおけるインターネット利用の安全性を高めることができます。
セーフサーチの仕組み
セーフサーチは、検索エンジンが持つ独自のアルゴリズムによって実現されています。このアルゴリズムは、Webページの内容を分析し、不適切と判断されたページを検索結果から除外します。判断基準には、テキストだけでなく画像や動画の解析も含まれます。
AIによる自動判定
- ページの文章を分析
- 画像や動画の内容を認識
- サイトの性質を判断
- 不適切と判断されたものを検索結果から除外
Bingセーフサーチの3つのレベル
Bingのセーフサーチには、3つの設定レベルがあります。
レベル1:高レベル(厳密/Strict)
高レベル(厳密):検索結果から成人向けのテキスト、画像、動画を除外する
特徴
- 最も厳しいフィルタリング
- テキスト、画像、動画すべてから不適切な内容を除外
- 子供や教育現場に最適
おすすめの使用者
- 小中学生が使うパソコン
- 学校のコンピュータ室
- 図書館の公共端末
- 家族共用のパソコン
ローカルの法律に準拠するために、18 歳未満のBingユーザーの SafeSearch 設定は自動的に Strict モードに設定され、結果から明示的なコンテンツがフィルター処理されます。
レベル2:標準(中程度/Moderate)
標準(中程度):検索結果からテキスト以外の成人向けの画像および動画を除外する
「標準」がデフォルトになっており、検索結果からテキスト以外の成人向けの画像および動画が除外されます。
特徴
- 中程度のフィルタリング
- 画像と動画は制限されるが、テキストは制限されない
- 一般的な利用に適したバランス型
おすすめの使用者
- 高校生以上の学生
- 一般的な家庭のパソコン
- ある程度自由に検索したいが、露骨な画像は避けたい人
レベル3:オフ(Off)
オフ:検索結果から成人向けコンテンツを除外しない
特徴
- フィルタリングなし
- すべての検索結果が表示される
- 完全な検索の自由
使用上の注意
- 18歳以上の成人向け
- 不適切なコンテンツが表示される可能性がある
- 子供がいる環境では推奨されない
所定の年齢に達していない場合、または操作を取り消す場合は、[同意しません] をクリックしてください。このボタンをクリックすると、[設定] ページに戻り、セーフサーチの別の設定を選択することができます。
Bingセーフサーチの設定方法(パソコン版)
パソコンでBingのセーフサーチを設定する手順を説明します。
基本的な設定手順
STEP 1:Bingにアクセス
ブラウザーを開き、Bing.com に移動します。
STEP 2:設定メニューを開く
Bing.com ウィンドウの右上にあるアイコン(≡の三本線マーク)を選択します。
STEP 3:セーフサーチ設定を選択
[設定] を選択し、[その他] を選択します。
または、表示されたメニューの中から「セーフサーチ」を直接クリックします。
STEP 4:レベルを選択
SafeSearch の基本設定を [ 厳密(高レベル)]、[ 中(標準)]、[ オフ] の順に選択します。
「高レベル」「標準」「オフ」の中から希望するレベルを選択します。
STEP 5:設定を保存
メニューの下部にある [ 保存] を 選択します。
最後に画面下に表示される「保存」をクリックします。
これで設定が完了です。すぐに検索結果に反映されます。
設定確認方法
設定が正しく適用されているか確認しましょう。
- 再度、設定画面を開く
- セーフサーチの項目を確認
- 選択したレベルが表示されていればOK
Bingセーフサーチの設定方法(スマホ版)
スマートフォンでの設定方法を紹介します。
iPhone/Androidでの設定手順
STEP 1:Bingアプリまたはブラウザでアクセス
BingアプリまたはSafari、Chromeなどのブラウザで bing.com にアクセスします。
STEP 2:メニューを開く
画面右上にある「≡」(三本線)のメニューアイコンをタップします。
STEP 3:設定を選択
メニューから「設定」→「セーフサーチ」を選択します。
STEP 4:レベルを選択
「高レベル(厳密)」「標準(中程度)」「オフ」から選択します。
セーフサーチを設定するには [高レベル] [標準] のどちらかを選び、セーフサーチを解除するには [オフ] を選択します。
STEP 5:保存
画面下部の「保存」をタップします。
スマホでの注意点
ブラウザごとに設定が必要
- Safari用の設定
- Chrome用の設定
- Bingアプリ用の設定
それぞれ個別に設定する必要があります。
ログインしている場合
Microsoftアカウントでログインしていれば、設定がデバイス間で同期されます。
Copilot(Bing AI)使用時の重要な注意点

Bing AIチャット(Copilot)を使う場合、セーフサーチの設定に注意が必要です。
「高レベル」ではCopilotが使えない
Copilotにアクセスした際に「現在のセーフサーチ設定ではBingチャットを利用できません」 と、以下のようなメッセージが出ることがあります。
これはセーフサーチが「高レベル」に設定されているためです。
表示されるメッセージ例
現在のセーフサーチ設定ではBingチャットを利用できません。
セーフサーチを「標準」以下に設定してください。
Copilotを使うための設定変更
以下の手順で、セーフサーチのレベルを「高レベル」→「標準」に変更するとCopilotを利用できるようになります。
※セーフサーチとは、インターネット検索時に不適切なコンテンツを除外する機能のことです。
手順
- 右上にある設定マークをクリックします
- 「セーフサーチ」を選択
- 「標準(中程度)」を選択
- 「保存」をクリック
これでCopilotが使えるようになります。
なぜ高レベルだと使えないのか
Copilotは会話型AIのため、質問内容によっては成人向けの話題に触れる可能性があります。そのため、最も厳格な「高レベル」では利用できないように制限されています。
セーフサーチが設定できない場合の対処法
設定しようとしても変更できない場合があります。その原因と解決方法を紹介します。
問題1:設定項目が表示されない
「お住まいの国、地域ではアダルトコンテンツを表示する可能性のある検索結果をフィルタリングするためのbingセーフサーチを設定する必要があります。」と、出てきます。
考えられる原因
- 組織アカウントで設定が制限されている
- 管理者によって設定がロックされている
- 地域設定の問題
解決方法
- 別のブラウザで試す
- Microsoft Edgeで設定できない場合、Chromeで試す
- プライベートブラウジングモードで試す
- Microsoftアカウントを確認
- 個人アカウントでログインしているか確認
- 組織アカウント(学校・職場)の場合、管理者に相談
- ブラウザの設定を確認
- Edgeの場合、右上の「…」→「設定」
- 「プライバシー、検索、サービス」
- 「セキュリティ」の設定を確認
問題2:設定が勝手に戻る
bingのセーフサーチ設定をオフにしても勝手に「高レベル」 に戻ってしまいます。Bingのセーフサーチ設定をオフにすると、一時的には問題なくオフになるのですが、しばらく(数時間から数日程度?)経って見ると勝手に「高レベル」に戻ってしまっています。
考えられる原因
- Cookieが削除されている
- Microsoftアカウントにログインしていない
- ブラウザのペアレンタルコントロールが有効
- Windows 11のファミリー機能が有効
解決方法
- Microsoftアカウントでログイン
設定を永続的に保存するには、Microsoftアカウントでログインする必要があります。 - Cookieを許可
- ブラウザの設定でBingのCookieを許可
- プライバシー設定で「サードパーティCookie」を許可
- Windowsのファミリー機能を確認
- Windows設定→アカウント→家族
- ペアレンタルコントロールの設定を確認
問題3:「安全なweb閲覧のための設定がブラウザーから送信された」
bingのセーフサーチをオフにしたいのですが「安全なweb閲覧のための設定がブラウザーから送信されたため、セーフサーチを制限付きに設定しました。」と書いてあって、設定することが出来ません。
原因
ブラウザ側のセキュリティ設定が優先されています。
解決方法(Microsoft Edgeの場合)
- Edgeの設定を開く
- 「プライバシー、検索、サービス」を選択
- 「セキュリティ」の項目を確認
- 「InPrivateとゲストでの安全な検索」の設定を「オフ」にする
解決方法(Windowsの設定)
- Windows設定を開く
- 「ファミリーとその他のユーザー」を選択
- ファミリー機能の設定を確認
- コンテンツ制限を調整
強制的にセーフサーチを適用する方法(保護者・管理者向け)
子供や従業員が勝手に設定を変更できないようにする方法です。
方法1:strict.bing.com を使用
個々のアカウントの場合は、[設定] ページで [セーフサーチ オプション] を選択します。
最も確実な方法は、strict.bing.com にリダイレクトする設定です。
この方法のメリット
- セーフサーチが常に「高レベル」に固定される
- ユーザーが設定を変更できなくなる
- 確実に不適切なコンテンツをブロック
方法2:ネットワークレベルで設定(家庭・学校・企業向け)
ネットワーク レベルで、 www.bing.com を strict.bing.com にマップします。
DNSの設定を変更
SafeSearch: ネットワーク上のすべてのユーザーに対して厳密なセーフサーチ結果を保証する場合は、ルーターまたはプロキシ サーバーで www.bing.com を strict.bing.com にマップします。
この方法は、クラスルーム プログラムのBingに参加していない学校が厳密なセーフサーチ結果を保証するための最良の方法として推奨されます。 また、厳密なセーフサーチの結果を保証したいホームユーザーや企業も、このメソッドを使用して歓迎されています。
設定手順(概要)
- ルーターの管理画面にアクセス
- DNS設定を開く
- www.bing.com の DNS エントリを 、strict.bing.com の CNAME に設定します
- 設定を保存
strict.bing.com の IP が変更されても CNAME は引き続き機能するため、strict.bing.com IP ではなく CNAME を使用する必要があります。
Microsoft Edge ブラウザを使用する場合は、ブラウザーサイドバーに検索アプリがあります。 Edge サイドバーで厳密なセーフサーチを保証するには、edgeservices.bing.com を strict.bing.com にマップします。
対象範囲
- ネットワークに接続されているすべてのデバイス
- 家庭内のすべてのパソコン、スマホ、タブレット
- 学校や企業のネットワーク全体
方法3:個別のPCで設定(hostsファイル編集)
個々の PC の場合は、 www.bing.com を strict.bing.com にマップします。
SafeSearch: 特定の PC の厳密な安全な検索結果を保証する場合は、 www.bing.com を strict.bing.com にマッピングします。 たとえば、親であり、お子様の PC で安全な検索結果を保証する場合、このメソッドは機能します。 この変更を元に戻すことができるのは、PC の管理者であるユーザーのみです。
Windowsの場合
- メモ帳を管理者として実行
- スタートメニューで「メモ帳」を検索
- 右クリック→「管理者として実行」
- hostsファイルを開く
- ファイル→開く
C:\Windows\System32\drivers\etc\hostsを開く
- 以下の行を追加
204.79.197.220 www.bing.com
204.79.197.220 edgeservices.bing.com
- 保存
このプログラムを変更するかどうかを Windows から確認されたら、[はい] をクリックします。
Microsoft Edge ブラウザーを使用している場合は、edgeservices.bing.com を strict.bing.com にマップして、Edge サイドバーの SafeSearch を保証してください。
注意点
- IPアドレスは変更される可能性があるため、定期的に確認が必要
- CNAMEでのマッピングが推奨される
セーフサーチの限界と注意点

セーフサーチは便利な機能ですが、完璧ではありません。
セーフサーチで防げないこと
セーフサーチは、検索結果の表示にのみ影響を与える機能です。つまり、セーフサーチを有効にしていても、直接URLを入力してWebページにアクセスすることは可能です。また、セーフサーチが対応していない検索エンジンを使用した場合は、その効果が得られません。
1. 直接URLを入力した場合
- セーフサーチは検索結果のフィルタリングのみ
- URLを直接入力すれば、どのサイトにもアクセス可能
セーフサーチの機能は、あくまで検索結果から表示させないようにする機能です。直接URLを入力した場合やダイレクトリンクから表示させないようにするには、別途、ペアレンタルコントロールなど、フィルタリングの機能の設定が必要になります。
2. リンクをクリックした場合
- メールやSNSに貼られたリンクは制限されない
- 他のサイトからのリンクも対象外
3. 100%正確ではない
さらに、セーフサーチのアルゴリズムは完璧ではありません。不適切なコンテンツが完全に排除されるわけではなく、逆に適切なコンテンツが除外されてしまう可能性もあります。セーフサーチはあくまでも補助的な役割を果たすものであり、インターネットを利用する際は自己責任が求められることを忘れてはいけません。
- 不適切なサイトが検索結果に表示される可能性がある(少ないが完全にゼロではない)
- 適切なサイトが誤って除外される可能性もある
4. 他の検索エンジンは対象外
- GoogleやYahooは別途設定が必要
- 各検索エンジンで個別に設定する必要がある
併用すべき他のセキュリティ対策
1. ペアレンタルコントロール
- WindowsやMacの標準機能
- アクセスできるサイトを制限
- 利用時間の管理
2. フィルタリングソフト
- より強力なコンテンツフィルタリング
- カテゴリ別のブロック設定
- アクセス履歴の確認
使用する端末にアンチウイルスソフトを導入して、 セーフサーチや保護機能を有効にして利用することをお勧めします。 お子様が使う場合はフィルタリング機能が付いていると更に安心です。
3. VPNの高度な保護機能
セーフサーチの機能は通常、アカウントの設定や検索エンジンの設定メニューから簡単に有効または無効にすることができます。ここでは各検索エンジンの設定方法を解説します。
セーフサーチを補う高度な保護機能を備えたVPNサービスもあります。
4. ブラウザの安全性設定
Googleの場合は「アクセス先のサイトで不正なソフトウェアを検出しました」、「偽のサイトにアクセスしようとしています」、「この先のサイトには有害なプログラムがあります」等の警告を発することがあります。また、Bingも同様に、警告を発します。 この機能はセーフサーチ機能ではなく、安全ではないWebページからユーザーを保護するための機能です。
- 危険なサイトへのアクセス警告
- フィッシングサイトの検出
- マルウェアのブロック
Webページの改ざんは目に見えない所で進んでおり、訪問した瞬間に手遅れになるものもあるため、この保護機能はオンにしておくことをお勧めします。
ビジネスシーンにおいては、セーフサーチやプロテクト機能だけを頼りにするのは危険です。 それらでは防ぎ切れないサイバー攻撃があるため、更に対策を講じる必要があります。 Webフィルタリング製品の導入をご検討ください。
子供へのインターネット教育も重要
技術的な対策だけでなく、子供自身がインターネットの危険性を理解することも重要です。
教えるべきこと
- 知らない人からのメッセージには返信しない
- 個人情報(名前、住所、電話番号)を教えない
- 怖いサイトを見たらすぐに大人に相談する
- パスワードは誰にも教えない
保護者がすべきこと
- 定期的に子供のインターネット利用を確認
- 困ったことがあれば相談できる環境を作る
- 家庭でのルールを決める(利用時間、使う場所など)
他の検索エンジンのセーフサーチ設定
Bing以外の主要検索エンジンのセーフサーチ設定も確認しておきましょう。
Googleのセーフサーチ
設定レベル
- フィルタ:不適切な表現を含む画像・テキスト・リンクを除外する
- ぼかし:不適切な画像にぼかしを入れる。不適切な表現を含むテキストやリンクは表示される可能性がある
- オフ:不適切なコンテンツを含む全ての検索結果を表示する
フィルタ:画像やテキストなど、露骨なコンテンツを除外する設定。18歳未満のユーザーと検知された場合には、デフォルトで「フィルタ] が設定される
設定方法(PC)
- パソコンからセーフサーチ設定にアクセスする。Googleにログインした状態でGoogle検索を開き、画面右下にある「設定」をクリックし、「検索設定」をクリックする
- 「コンテンツ」という項目の中から「セーフサーチ」をクリックする
- 「フィルタ」「ぼかし」「オフ」の中からセーフサーチのレベルを選択する
設定方法(スマホ)
- 画面右上にあるプロフィール写真またはイニシャルをタップし、次に [設定] [セーフサーチ] をタップします
- セーフサーチを設定するには [フィルタ] [ぼかし] のどちらかを選び、セーフサーチを解除するには [オフ] を選択します
Yahoo!のセーフサーチ
設定レベル
- 強:Web検索・画像検索・動画検索で表示される検索結果の中から不適切なデータをシャットアウトする
- 中:画像検索・動画検索で表示される検索結果の中から不適切なデータをシャットアウトする(Web検索は制限対象にならない)
- 弱:セーフサーチを解除する(18歳以上のユーザーとして登録されているYahoo! JAPAN IDでログインすることが条件)
設定方法(PC)
- Yahoo!検索のページを開く
- 検索結果ページの最下部にある「検索設定」をクリック
- 「強」「中」「弱」から選択
- 「保存」をクリック
設定方法(スマホ)
- 検索結果ページの最下部にある、検索語入力欄下の [検索設定] をタップします
- セーフサーチを設定するには [強] [中] のどちらかを選び、セーフサーチを解除するには [弱] を選択します
セーフサーチを設定するには [強] [中]のどちらかを選び、セーフサーチを解除するには [弱] を選択します。 [弱] に設定する場合、18歳以上として登録されているYahoo! JAPAN IDでログインする必要があります。
よくある質問と回答
Bingセーフサーチについて、よくある質問をまとめました。
Q1:セーフサーチは無料で使えますか?
はい、完全に無料です。Bingの標準機能として、誰でも無料で利用できます。
Q2:セーフサーチをオンにすると検索が遅くなりますか?
いいえ、検索速度には影響しません。バックグラウンドで自動的にフィルタリングされるため、通常通りの速度で検索できます。
Q3:18歳未満は自動的に設定されますか?
はい、18 歳未満のBingユーザーの SafeSearch 設定は自動的に Strict モード(高レベル)に設定され、結果から明示的なコンテンツがフィルター処理されます。
Q4:セーフサーチでブロックされたサイトのリストは見られますか?
いいえ、ブロックされたサイトのリストは公開されていません。アルゴリズムが自動的に判定して除外しています。
Q5:会社のパソコンでセーフサーチが変更できません
会社や学校のパソコンの場合、管理者によって設定が固定されている可能性があります。管理者またはIT部門に相談してください。
Q6:スマホとパソコンで設定は共有されますか?
Microsoftアカウントでログインしている場合、設定はデバイス間で同期されます。ログインしていない場合は、各デバイスで個別に設定する必要があります。
Q7:セーフサーチをオフにする正当な理由は?
18歳以上の成人が、仕事や研究で制限のない検索が必要な場合などが該当します。ただし、子供がアクセスできる環境ではオフにしないことを強く推奨します。
Q8:セーフサーチとMicrosoft Family Safetyの違いは?
セーフサーチは検索結果のフィルタリングのみですが、Microsoft Family Safetyはより包括的なペアレンタルコントロール機能で、利用時間の制限、アプリの制限、位置情報の追跡なども可能です。
設定チェックリスト
セーフサーチを適切に設定できたか確認しましょう。
家庭での設定チェック
- [ ] 子供用のパソコンはセーフサーチ「高レベル」に設定
- [ ] 家族共用のパソコンは「標準」以上に設定
- [ ] すべてのブラウザで設定を確認
- [ ] スマホ・タブレットも設定完了
- [ ] Googleのセーフサーチも設定済み
- [ ] Yahoo!のセーフサーチも設定済み
- [ ] 定期的に設定が維持されているか確認
学校・企業での設定チェック
- [ ] ネットワークレベルで強制設定を適用
- [ ] strict.bing.com へのリダイレクト設定
- [ ] 生徒/従業員が設定を変更できないことを確認
- [ ] すべての端末で設定を確認
- [ ] 定期的な監視体制の確立
補助的な対策チェック
- [ ] ペアレンタルコントロールを設定
- [ ] フィルタリングソフトのインストール
- [ ] ブラウザの安全性設定を確認
- [ ] アンチウイルスソフトを導入
- [ ] 子供へのインターネット教育を実施
まとめ:セーフサーチで安全なインターネット環境を
Bingセーフサーチの設定方法について、理解が深まったでしょうか。
重要なポイントをおさらい
- 3つのレベルを理解:高レベル(厳密)、標準(中程度)、オフから選択
- 簡単に設定可能:数クリックで設定完了
- Copilot使用時は標準以下:高レベルではBing AIが使えない
- 強制設定も可能:strict.bing.comで子供が変更できないようにする
- 完璧ではない:他のセキュリティ対策も併用が必要
- 教育も重要:子供自身がインターネットの危険性を理解する
年齢・用途別の推奨設定
- 小学生:高レベル(厳密)+ ペアレンタルコントロール
- 中学生:高レベル(厳密)または 標準(中程度)
- 高校生:標準(中程度)
- 成人:標準(中程度)または オフ
- 職場:標準(中程度)
- 公共施設:高レベル(厳密)
今すぐやるべきこと
- 家族が使うすべてのデバイスでセーフサーチを設定
- Google、Yahoo!など他の検索エンジンも設定
- 子供用のデバイスは強制設定を適用
- 定期的に設定が維持されているか確認
- 子供にインターネットの安全な使い方を教える
このような被害に遭わないよう、セーフサーチや保護機能は常にオンにしておくことをお薦めします。
セーフサーチは、子供をインターネットの危険から守るための第一歩です。しかし、それだけで完璧ではありません。技術的な対策と教育を組み合わせて、安全なインターネット環境を作りましょう。
インターネットは素晴らしい情報源ですが、適切な対策なしに子供に自由に使わせるのは危険です。この記事で紹介した方法を使って、今すぐセーフサーチを設定し、子供を守ってください!


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