AQUOSスマートフォンで音量ボタンを押したとき、音量バーの下に謎の四角いマークが表示されて「これ何?」って思ったことはありませんか?
タップすると斜線が入ったり消えたりするだけで、何が変わっているのかよくわからない…。
実はこれ、とっても便利な機能のボタンなんです。この記事では、その四角いマークの正体と使い方、そして邪魔に感じる場合の消し方まで詳しく解説していきます。
四角いマークの正体は「自動字幕起こし」機能

便箋のような四角いアイコン
音量ボタンを押したときに表示される四角いマーク(便箋のような見た目のアイコン)は、「自動字幕起こし」機能のオン/オフを切り替えるボタンです。
正式には「Live Caption(ライブキャプション)」と呼ばれる機能で、AndroidスマートフォンのAI機能の一つなんですね。
どんな機能なの?
自動字幕起こしは、スマホから流れる音声を自動的に文字に変換して、画面上に字幕として表示してくれる機能です。
動画を見ているとき、ポッドキャストを聴いているとき、さらには電話の通話中(一部機種)でも、話されている内容がリアルタイムで文字になって表示されます。
YouTubeなどの動画サイトにも字幕機能はありますが、自動字幕起こしはスマホ全体で使えるのがポイント。どのアプリでも、音声が流れていれば自動で字幕を表示できるんです。
どんなときに役立つの?
音を出せない環境で動画を見たいとき
電車の中や図書館、会議中など、音を出せない場面ってありますよね。
イヤホンを忘れたときでも、自動字幕起こしをオンにすれば、音声なしで動画の内容が理解できます。
周りが騒がしくて聞き取りにくいとき
カフェや駅など、周囲がうるさい環境では音量を上げても聞き取りにくいことがあります。
そんなときに字幕があると、聞き逃した部分も文字で確認できるので便利です。
聴覚に不安がある方のサポートとして
もともとこの機能は、聴覚に障がいがある方や難聴の方のために開発されたアクセシビリティ機能です。
音声が聞こえにくい方でも、文字で内容を把握できるので、より多くのコンテンツを楽しめるようになります。
外国語学習に活用
外国語の動画を見ながら、話されている内容を文字で確認することもできます。
リスニングとリーディングを同時に鍛えられるので、語学学習にも役立ちますよ。
自動字幕起こしの使い方
ボタンをタップしてオン/オフ
使い方はとても簡単です。
- 音量ボタンを押して音量バーを表示
- 音量バーの下に表示される四角いマークをタップ
- マークに斜線が入っていない状態=オン(字幕表示される)
- マークに斜線が入っている状態=オフ(字幕表示されない)
タップするたびにオン/オフが切り替わります。
字幕ボックスの操作方法
自動字幕起こしをオンにして動画などを再生すると、画面に字幕ボックスが表示されます。
字幕ボックスの便利な操作:
- 移動する:長押ししてドラッグすると、上下に移動できます
- 大きさを変える:ダブルタップすると2行から最大12行まで拡大できます
- 非表示にする:字幕ボックスを画面の一番下までドラッグすると自動的にオフになります
字幕の位置や大きさを調整できるので、動画を見るときも邪魔になりませんよ。
対応機種と言語
Android 10以降で利用可能
自動字幕起こし機能は、Android 10以降のバージョンを搭載したスマートフォンで利用できます。
AQUOSシリーズでは、AQUOS sense4以降の比較的新しい機種であれば対応しています。
日本語に対応している機種
初期の自動字幕起こしは英語のみでしたが、現在は複数の言語に対応しています。
日本語対応機種:
- Google Pixel 6以降
- 一部のAndroidスマートフォン
AQUOSスマートフォンでも、機種によっては日本語に対応しています。ただし、機種によって対応言語が異なるため、設定画面で確認してください。
その他の対応言語:
- 英語
- フランス語
- ドイツ語
- イタリア語
- スペイン語
- ヒンディー語
言語は設定で変更・追加できます。
詳細設定と カスタマイズ
設定画面の開き方
より詳しい設定をしたい場合は、設定アプリから行います。
設定手順(AQUOS/一般的なAndroid):
- 「設定」アプリを開く
- 「ユーザー補助」をタップ
- 「自動字幕起こし」を選択
- 「自動字幕起こしを使用する」をオンにする
または
- 「設定」アプリを開く
- 「音とバイブレーション」をタップ
- 「自動字幕起こし」を選択
カスタマイズできる項目
設定画面では、以下のような細かい調整ができます。
言語と翻訳:
- 字幕の言語を選択
- 音声をリアルタイムで別の言語に翻訳(一部機種)
字幕の見た目:
- 文字サイズ
- フォントスタイル
- 文字の色
- 背景の色と透明度
その他の設定:
- 不適切な言葉を隠す
- 音のラベル表示(笑い声、拍手、音楽など)
- 検出された言語を自動提案
自分が見やすいように、好みに合わせてカスタマイズできます。
四角いマークを消す(非表示にする)方法
「自動字幕起こしは使わないから、ボタン自体を消したい」という方もいますよね。
音量調節時の表示を消す手順
AQUOSおよび一般的なAndroid:
- 「設定」アプリを開く
- 「ユーザー補助」をタップ
- 「自動字幕起こし」を選択
- 「音量調節で自動字幕起こしボタンを表示」をオフにする
または
- 「設定」→「音とバイブレーション」
- 「自動字幕起こし」
- 「音量調節で自動字幕起こしボタンを表示」をオフ
これで、音量ボタンを押しても四角いマークは表示されなくなります。
注意点:
ボタンを非表示にしても、自動字幕起こし機能自体は使えます。設定画面から機能のオン/オフを切り替えることができますよ。
自動字幕起こしが使えないときの対処法
四角いマークが表示されない
音量ボタンを押しても四角いマークが出てこない場合は、以下を確認してください。
対処法:
- 「音量調節で自動字幕起こしボタンを表示」がオフになっていないか確認
- Android のバージョンが10以降か確認
- スマートフォンが自動字幕起こしに対応しているか確認
機種によっては非対応の場合もあります。
字幕が表示されない
ボタンをオンにしても字幕が出ない場合は、以下を試してみてください。
対処法:
- Wi-Fi環境で言語パックをダウンロード(初回のみ必要)
- 対応言語を選択しているか確認
- アプリによっては字幕に対応していない場合がある
- スマートフォンを再起動してみる
音声認識の精度が低い
背景雑音が多かったり、話し声が不明瞭だと、正確に文字起こしできないことがあります。
改善方法:
- できるだけ静かな環境で使う
- はっきりとした話し声の動画を選ぶ
- 音量を適切に調整する
バッテリーへの影響は?

自動字幕起こし機能は、AIを使ってリアルタイムで音声を処理するため、通常よりもバッテリー消費が増えます。
常時オンにしておくのではなく、必要なときだけオンにするのがおすすめです。
また、バッテリーセーバーモードをオンにすると、自動字幕起こしは自動的にオフになります。
プライバシーは大丈夫?
自動字幕起こしの処理は、すべてスマートフォン本体で行われます。
音声データがインターネット経由でGoogleのサーバーに送信されることはないので、プライバシーの面でも安心して使えます。
ただし、初回使用時に言語パックをダウンロードする際は、インターネット接続(Wi-Fi推奨)が必要です。
まとめ
AQUOSスマートフォンの音量ボタンを押したときに表示される四角いマークについて解説しました。
覚えておきたいポイント:
- 四角いマークは「自動字幕起こし」機能のオン/オフボタン
- スマホから流れる音声を自動で文字に変換してくれる
- 音を出せない環境や騒がしい場所で便利
- Android 10以降、一部機種で日本語に対応
- 設定で字幕の見た目や言語をカスタマイズ可能
- ボタンを非表示にしたい場合は設定から変更できる
- バッテリー消費が増えるので、必要なときだけオンにするのがおすすめ
自動字幕起こしは、一度使ってみると「こんなに便利だったんだ!」と驚く機能です。
電車での移動中や、イヤホンを忘れたときなど、ちょっとした場面で活躍してくれますよ。使わない方は、設定で非表示にすればスッキリします。
ぜひ自分のスタイルに合わせて活用してみてくださいね!

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