「会議の内容を記録したい」「大切な話を忘れないようにメモしたい」
そんなとき、Androidスマホのボイスレコーダー機能が便利です。でも、「どこにアプリがあるの?」「どうやって使うの?」と迷っていませんか?
実は、Androidのボイスレコーダーは驚くほど簡単に使えます。ボタン一つで録音開始、もう一度タップで停止。操作はとてもシンプルです。
この記事では、Androidのボイスレコーダーの使い方を、初心者の方でも分かるように詳しく解説していきます。
Androidのボイスレコーダーアプリはどこにある?

まず、ボイスレコーダーアプリを見つけましょう。
標準アプリの探し方
Androidスマホには、多くの場合ボイスレコーダーアプリが最初から入っています。
アプリ名の例:
- 「レコーダー」
- 「ボイスレコーダー」
- 「音声レコーダー」
- 「サウンドレコーダー」
探し方:
- ホーム画面を上にスワイプ
- アプリ一覧が表示される
- 「レコーダー」と検索
- 画面上部の検索バーを使う
- 「ボイス」や「録音」でも検索できる
- 設定から探す
- 設定 → アプリ → 「レコーダー」を検索
機種別の標準アプリ
メーカーによって、アプリ名が異なります。
Galaxy(サムスン):
- 「ボイスレコーダー」または「Galaxyボイスレコーダー」
Google Pixel:
- 「レコーダー」
その他のメーカー:
- 「音声レコーダー」
- 「サウンドレコーダー」
- メーカー独自の名称
アプリがない場合
標準アプリがインストールされていない機種もあります。
対処法:
- Google Playストアからダウンロード
- Google Playストアを開く
- 「ボイスレコーダー」と検索
- 好きなアプリをインストール
おすすめの無料アプリ:
- 簡単ボイスレコーダー
- ボイスレコーダー(高品質録音)
- Easy Voice Recorder
基本的な使い方|録音・停止・再生
ボイスレコーダーアプリの基本的な使い方を見ていきましょう。
録音を開始する方法
手順1:アプリを開く
- ボイスレコーダーアプリをタップ
- 初回起動時は権限の許可が必要
- 「マイク」へのアクセスを許可
- 「ストレージ」へのアクセスを許可
手順2:録音開始
- 画面中央の録音ボタンをタップ
- マイクのアイコン
- 赤い丸いボタン
- 「録音」と書かれたボタン
- 録音が開始される
- タイマーが動き始める
- 音声波形が表示される(アプリによって異なる)
これだけで録音が始まります!
録音を一時停止する方法
長時間の録音中、一時的に止めたいときがあります。
手順:
- 一時停止ボタンをタップ
- 2本の縦線のアイコン
- 「一時停止」ボタン
- 再開したいとき
- もう一度同じボタンをタップ
- または「再開」ボタンをタップ
メリット:
- ファイルを分けずに、続けて録音できる
- 不要な部分を録音しなくて済む
録音を停止・保存する方法
手順:
- 停止ボタンをタップ
- 四角いアイコン
- 「停止」ボタン
- ファイル名を入力
- 自動的に日付・時刻が名前になる場合も
- 分かりやすい名前に変更できる
- 「保存」をタップ
- スマホの内部ストレージに保存される
保存場所:
- 内部ストレージ/Recordings
- 内部ストレージ/Voice Recorder
- アプリによって異なる
録音を再生する方法
保存した録音を聞いてみましょう。
手順:
- アプリを開く
- 「リスト」または「録音一覧」をタップ
- 聞きたい録音ファイルを選ぶ
- 再生ボタンをタップ
再生中にできること:
- 一時停止
- 早送り・巻き戻し
- 再生速度の変更(アプリによって)
Galaxy(サムスン)のボイスレコーダーの使い方

Galaxyスマホには、高機能な「ボイスレコーダー」アプリが標準搭載されています。
3つの録音モード
Galaxyのボイスレコーダーには、3つの録音モードがあります。
1. 標準モード
特徴:
- 一般的な録音に最適
- 底面のマイクを使用
- シンプルで使いやすい
使い方:
- アプリを開く
- 「標準」を選択(デフォルト)
- 録音ボタンをタップ
2. インタビューモード
特徴:
- 上下のマイクを両方使う
- インタビューや対談の録音に最適
- 2つの音声波形が表示される
使い方:
- アプリを開く
- 「インタビュー」を選択
- スマホを縦向きに持つ
- 録音ボタンをタップ
コツ:
- スマホの上側を相手に向ける
- 下側を自分に向ける
- 2人の声がバランスよく録音される
3. 音声-テキスト変換モード
特徴:
- 話した内容を自動でテキスト化
- 最大10分まで録音可能
- 議事録作成に便利
使い方:
- アプリを開く
- 「音声-テキスト変換」を選択
- スマホに向かって話す
- リアルタイムで文字が表示される
注意点:
- 録音時間が10分に制限される
- 周囲が静かな場所で使う
- はっきりと話す
ステレオ録音の設定
より高音質で録音したい場合に便利です。
設定方法:
- ボイスレコーダーアプリを開く
- 右上の3つの点をタップ
- 「設定」を選択
- 「ステレオ録音」をONにする
効果:
- 上下のマイクを両方使う
- より臨場感のある録音
- ファイルサイズは大きくなる
ブックマーク機能
録音中に重要な部分に印をつけられます。
使い方:
- 録音中に「ブックマーク」ボタンをタップ
- 後で再生するときに、その箇所へジャンプできる
Google Pixelの「レコーダー」の使い方
Google Pixelには、AIを活用した高機能な「レコーダー」アプリがあります。
自動文字起こし機能
Pixelの最大の特徴は、自動で文字起こしができることです。
特徴:
- 録音しながら自動でテキスト化
- 日本語に対応
- 検索も可能
使い方:
- レコーダーアプリを開く
- 録音ボタンをタップ
- 自動的に文字起こしが始まる
- 画面に話した内容がテキストで表示される
録音時間の制限
Pixelのレコーダーには、時間制限がありません。
- 最大18時間まで録音可能
- ストレージ容量が続く限り録音できる
編集機能
録音後に編集できます。
できること:
- トリミング(不要な部分を削除)
- テキストから編集(文字を削除すると、その音声も削除される)
その他の標準アプリの使い方
Galaxy、Pixel以外のAndroidスマホの使い方です。
基本的な操作は同じ
ほとんどのボイスレコーダーアプリは、同じような操作です。
共通の手順:
- アプリを開く
- 録音ボタン(マイクアイコン)をタップ
- 停止ボタンをタップ
- ファイル名を入力して保存
シンプルな機能
標準アプリは、機能がシンプルな場合が多いです。
一般的な機能:
- 録音
- 一時停止
- 停止・保存
- 再生
- 削除
おすすめのサードパーティアプリ

より高機能なアプリを使いたい場合、Google Playストアからダウンロードできます。
簡単ボイスレコーダー
特徴:
- シンプルで使いやすい
- 録音時間制限なし
- ウィジェット対応
- 無料
こんな人におすすめ:
- 初めて録音アプリを使う
- シンプルな機能で十分
- すぐに録音を開始したい
Easy Voice Recorder
特徴:
- 高音質録音
- 複数のファイル形式対応(MP3、WAV)
- クラウド保存対応(有料版)
こんな人におすすめ:
- 音質にこだわりたい
- いろいろなファイル形式で保存したい
PCM録音
特徴:
- 非圧縮の高音質録音
- プロ仕様の音質
- 無料
こんな人におすすめ:
- 音楽の録音
- 最高品質で録音したい
Otter.ai(オッターエーアイ)
特徴:
- 自動文字起こし(英語対応)
- クラウド保存
- 共同編集機能
こんな人におすすめ:
- 英語の会議やインタビューを録音
- 文字起こしが必要
- チームで共有したい
マイクの位置と録音のコツ
きれいに録音するには、マイクの位置を知ることが大切です。
Androidスマホのマイク位置
一般的な配置:
- 底面(メインマイク):充電口の隣
- 上面(サブマイク):ヘッドホンジャックの近く
録音のコツ:
- 底面のマイクを音源に向ける
- スマホを縦向きに持つ
- マイク部分を手で塞がない
きれいに録音するコツ
1. 静かな場所で録音
- 窓を閉める
- エアコンやファンを止める
- 人が少ない場所を選ぶ
2. マイクとの距離
- 15〜30cm程度離す
- 近すぎると音が割れる
- 遠すぎると小さくなる
3. スマホの持ち方
- マイク部分を塞がない
- スマホスタンドを使う(長時間の場合)
- 机に置く場合は、布を敷くと振動を抑えられる
4. 通知をオフにする
- マナーモード、または機内モードにする
- 録音中に通知音が入るのを防ぐ
5. バッテリー残量を確認
- 長時間録音する場合は充電しながら
- バッテリー切れで録音が止まらないように
設定を変更して音質を調整する
より高音質で録音したい場合は、設定を変更しましょう。
録音音質の設定
多くのアプリでは、音質を選択できます。
設定方法(一般的):
- アプリを開く
- 右上のメニュー(3つの点)をタップ
- 「設定」を選択
- 「録音品質」または「音質」を選択
音質の種類:
- 低(標準):ファイルサイズ小、音質は普通
- 中(高品質):バランスが良い
- 高(最高品質):ファイルサイズ大、音質は最高
選び方:
- 会議や授業 → 中〜高
- メモ → 低〜中
- 音楽の録音 → 高
ファイル形式の設定
アプリによって、保存形式を選べます。
主なファイル形式:
MP3:
- 一般的な形式
- ファイルサイズ小
- 互換性が高い
WAV:
- 高音質
- ファイルサイズ大
- 編集に適している
OGG:
- 音質とサイズのバランスが良い
録音した音声を管理・共有する
録音したファイルの管理方法を見ていきましょう。
ファイル名を変更する
分かりやすい名前に変更しましょう。
手順:
- 録音一覧を開く
- ファイルを長押し
- 「名前を変更」をタップ
- 新しい名前を入力
- 「OK」をタップ
名前の付け方例:
- 「2024-01-15_会議」
- 「英語レッスン_第1回」
- 「メモ_買い物リスト」
ファイルを削除する
不要なファイルを削除してストレージを空けましょう。
手順:
- 録音一覧を開く
- 削除したいファイルを長押し
- 「削除」をタップ
- 確認画面で「削除」を選択
注意:
- 削除すると復元できない場合がある
- 大切な録音は削除前にバックアップ
ファイルを共有する
録音を他の人に送ることができます。
手順:
- 録音一覧を開く
- 共有したいファイルをタップ
- 「共有」アイコンをタップ
- 送信方法を選ぶ
共有方法:
- LINE
- メール
- Google ドライブ
- Bluetooth
バックアップする
大切な録音はバックアップしておきましょう。
方法1:Googleドライブにアップロード
- Googleドライブアプリを開く
- 「+」をタップ
- 「アップロード」を選択
- 録音ファイルを選ぶ
方法2:PCに転送
- USBケーブルでPCと接続
- PC画面でスマホを開く
- 「内部ストレージ」→「Recordings」を開く
- ファイルをPCにコピー
よくあるトラブルと解決法
ボイスレコーダーでよくあるトラブルと、その解決方法をまとめました。
トラブル1:録音ボタンが押せない
原因:
- マイクの許可がされていない
- アプリのエラー
解決法:
- マイクの許可を確認
- 設定 → アプリ → ボイスレコーダー
- 「権限」→「マイク」→「許可」
- アプリを再起動
- アプリを完全に終了
- もう一度開く
- スマホを再起動
トラブル2:音が録音されていない
原因:
- マイクが塞がれている
- 音量が小さすぎる
- マイクの故障
解決法:
- マイクの位置を確認
- 手で塞いでいないか
- ケースが邪魔していないか
- 音源に近づける
- 15〜30cm程度
- 再生音量を上げる
- 音量ボタンで調整
トラブル3:録音が途中で止まる
原因:
- ストレージ容量不足
- バッテリー切れ
- 電話の着信
- バックグラウンド録音がオフ
解決法:
- ストレージを確認
- 設定 → ストレージ
- 不要なファイルを削除
- 充電する
- バッテリー残量を確認
- 機内モードにする
- 録音中は電話を受けられないようにする
- バックグラウンド録音を有効にする
- 設定 → アプリ → ボイスレコーダー
- 「バッテリー」→「制限なし」
トラブル4:ファイルが見つからない
原因:
- 保存場所が分からない
- 別のアプリで開いている
解決法:
- ファイルアプリで探す
- 「マイファイル」または「Files」アプリを開く
- 「Recordings」フォルダを探す
- 「Voice Recorder」フォルダも確認
- 検索機能を使う
- ファイルアプリで検索
- ファイル名や日付で検索
トラブル5:音質が悪い
原因:
- 録音品質が低い設定
- 環境音が多い
- マイクとの距離が遠い
解決法:
- 録音品質を上げる
- 設定で「高品質」を選択
- 静かな場所で録音
- 窓を閉める
- 機器の音を止める
- マイクに近づける
- 15〜30cm程度
- 外部マイクを使う
- イヤホンマイク
- USB接続マイク
ボイスレコーダーの便利な使い方
ボイスレコーダーは、いろいろな場面で活躍します。
会議・打ち合わせの議事録
メリット:
- メモを取りながら集中できる
- 聞き逃しがない
- 後で正確に確認できる
コツ:
- 事前に参加者の了承を得る
- スマホを中央に置く
- 録音開始を告げる
授業・講義のメモ
メリット:
- ノートを取りながら聞ける
- 復習に使える
- 大切な部分を繰り返し聞ける
注意:
- 先生の許可を得る
- 個人利用にとどめる
語学学習
使い方:
- 自分の発音を録音
- ネイティブスピーカーと比較
- 上達を確認
コツ:
- 定期的に録音して比較
- 同じ文章を繰り返し録音
インタビュー・取材
メリット:
- 正確な情報を記録
- 後で文字起こしできる
- 雰囲気や口調も残る
コツ:
- 事前に録音の許可を得る
- インタビューモードを使う(Galaxy)
- 外部マイクを使うとより高音質
ボイスメモ・アイデアのメモ
メリット:
- 思いついたアイデアをすぐ記録
- 買い物リストを音声で
- To-Doリストを録音
コツ:
- ホーム画面にショートカットを作る
- ウィジェットを使う
- すぐに録音開始できるようにする
音楽の練習
使い方:
- 楽器の練習を録音
- 歌の練習を録音
- 作曲のアイデアを録音
コツ:
- 高音質設定にする
- 外部マイクを使う
- WAV形式で保存
まとめ|ボイスレコーダーを活用しよう
Androidのボイスレコーダーの使い方を解説してきました。
ポイントをおさらいすると:
- ボイスレコーダーアプリは多くのAndroidに標準搭載
- アプリ名は「レコーダー」「ボイスレコーダー」など
- 録音開始はマイクボタンをタップするだけ
- Galaxyは3つのモード(標準、インタビュー、音声-テキスト)
- Pixelは自動文字起こしが便利
- マイクは底面にあることが多い
- 静かな場所で、マイクに近づけて録音
- 設定で音質を調整できる
- 録音一覧から再生・共有・削除
- 会議、授業、メモ、音楽などいろいろ使える
基本的な使い方:
- アプリを開く
- 録音ボタンをタップ
- 停止ボタンをタップ
- ファイル名を付けて保存
とてもシンプルですね。
ボイスレコーダーは、スマホに最初から入っている便利な機能です。会議の記録、授業のメモ、アイデアの記録、語学学習など、いろいろな場面で活躍します。
まずは簡単なメモから、ボイスレコーダーを使ってみましょう。きっとあなたの生活が、もっと便利になりますよ!


コメント