Androidプロキシ設定完全ガイド|Wi-Fi・モバイル回線・アプリ別の設定方法

プログラミング・IT

「会社や学校のWi-Fiに接続したら、プロキシ設定が必要と言われた」「プロキシサーバーって何?」と困っていませんか?

プロキシは、インターネット接続を中継するサーバーのことで、企業や学校などのネットワークでよく使われています。

この記事では、Androidスマホでプロキシを設定する方法を、Wi-Fi接続とモバイル回線の両方について詳しく解説します。また、認証が必要な場合のアプリの使い方も紹介します。

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  1. プロキシとは?なぜ必要?
    1. プロキシサーバーの基本
    2. プロキシが使われる理由
    3. どんな場所で使われる?
  2. Androidのプロキシ設定の種類
    1. Wi-Fi接続のプロキシ
    2. モバイルネットワーク(4G/5G)のプロキシ
    3. プロキシの種類
  3. Wi-Fi接続でのプロキシ設定方法
    1. 基本的な設定手順
    2. 既に接続済みのWi-Fiを変更する場合
    3. 機種別の設定画面の違い
    4. プロキシ除外リストの設定
  4. モバイルネットワークでのプロキシ設定方法
    1. APN設定からのプロキシ設定
    2. APN設定の注意点
    3. モバイルネットワークでプロキシが必要なケース
  5. 認証が必要な場合のアプリ利用
    1. Androidの標準設定の制約
  6. Dronyアプリの使い方
    1. Dronyの特徴
    2. Dronyのインストール
    3. Dronyの基本設定
    4. モバイルネットワークでのDrony設定
    5. Dronyの高度な設定
  7. その他のプロキシアプリ
    1. ProxyDroid
    2. SocksDroid
    3. Shadowsocks
    4. Every Proxy
  8. プロキシ設定後の確認方法
    1. 接続テスト
    2. Dronyのログ確認
  9. プロキシ設定のトラブルシューティング
    1. インターネットに接続できない
    2. 一部のアプリが動かない
    3. 通信速度が遅い
    4. Dronyが動作しない
    5. プロキシ設定が保存されない
  10. プロキシを解除する方法
    1. Wi-Fiプロキシの解除
    2. Dronyの停止
    3. APN設定の初期化
  11. よくある質問
    1. Q1. プロキシを設定すると通信料金は増えますか?
    2. Q2. 家庭のWi-Fiでもプロキシは必要ですか?
    3. Q3. プロキシ設定でセキュリティは向上しますか?
    4. Q4. VPNとプロキシの違いは何ですか?
    5. Q5. 無料のプロキシサーバーを使っても大丈夫ですか?
    6. Q6. プロキシ設定は他のWi-Fiにも適用されますか?
    7. Q7. Dronyは安全なアプリですか?
    8. Q8. プロキシを設定したらバッテリー消費は増えますか?
  12. まとめ

プロキシとは?なぜ必要?

プロキシサーバーの基本

プロキシ(Proxy)とは「代理」という意味で、インターネット接続を代理で行うサーバーです。

仕組み

  1. スマホ → プロキシサーバー → インターネット
  2. インターネット → プロキシサーバー → スマホ

直接インターネットに接続するのではなく、プロキシサーバーを経由します。

プロキシが使われる理由

セキュリティの向上

  • 不正なアクセスをブロック
  • ウイルスやマルウェアの検出
  • アクセス履歴の管理

通信速度の改善

  • よく使うサイトのデータをキャッシュ(保存)
  • 同じサイトへのアクセスが高速化

アクセス制限

  • 特定のサイトへのアクセス制限
  • 利用状況の監視・管理

匿名性の確保

  • IPアドレスを隠す
  • 位置情報の秘匿

どんな場所で使われる?

プロキシが必要になる主な場所は以下の通りです。

企業のオフィス

  • 社内ネットワークのセキュリティ管理
  • 業務外サイトへのアクセス制限

大学・学校

  • 学生のインターネット利用管理
  • 教育に不適切なサイトのブロック

公共施設

  • 図書館や公民館のWi-Fi
  • セキュリティ確保

海外からのアクセス

  • 地域制限のあるサービスへのアクセス
  • プライバシー保護

Androidのプロキシ設定の種類

Androidでは、接続方法によって設定方法が異なります。

Wi-Fi接続のプロキシ

特徴

  • Wi-Fiネットワークごとに個別設定
  • 設定アプリから簡単に設定可能
  • 他のWi-Fiには影響しない

設定できる内容

  • プロキシサーバーのアドレス(IPまたはホスト名)
  • ポート番号
  • 除外リスト(プロキシを使わないサイト)

モバイルネットワーク(4G/5G)のプロキシ

特徴

  • APN設定から設定
  • キャリア回線やMVNOで使用
  • 設定がやや複雑

制約

  • 通常は設定不要
  • 一部のキャリアでは設定を変更できない
  • 認証には非対応(標準設定)

プロキシの種類

HTTP/HTTPSプロキシ

  • 最も一般的なタイプ
  • Webブラウジングに使用
  • Android標準で対応

SOCKSプロキシ(SOCKS4/SOCKS5)

  • より汎用的なプロキシ
  • 様々な通信に対応
  • アプリが必要(標準非対応)

PAC(自動構成)

  • プロキシ設定を自動で取得
  • 企業ネットワークで使用
  • Android 9以降で一部対応

Wi-Fi接続でのプロキシ設定方法

最も一般的なWi-Fi接続時のプロキシ設定方法です。

基本的な設定手順

新しいWi-Fiに接続する場合

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「ネットワークとインターネット」をタップ
  3. 「Wi-Fi」を選択
  4. 接続したいWi-Fiネットワーク名をタップ
  5. パスワードを入力
  6. 「詳細設定」または「詳細オプション」をタップ(下にスクロール)
  7. 「プロキシ」の項目を探す
  8. 「手動」を選択

プロキシ情報の入力

  1. 「プロキシのホスト名」にプロキシサーバーのアドレスを入力
  • 例:proxy.example.com または 192.168.1.1
  1. 「プロキシのポート」にポート番号を入力
    • 例:8080、3128、80など
  2. 「プロキシをバイパス」に除外リストを入力(必要な場合)
    • 例:localhost,127.0.0.1,192.168.*
  3. 「接続」をタップ

既に接続済みのWi-Fiを変更する場合

方法1:設定から変更

  1. 「設定」→「ネットワークとインターネット」→「Wi-Fi」
  2. 接続中のWi-Fi名をタップ
  3. 「編集」アイコン(鉛筆マーク)をタップ
  4. 「詳細設定」を展開
  5. プロキシを「手動」に変更
  6. 必要な情報を入力
  7. 「保存」をタップ

方法2:長押しから変更

  1. 設定→Wi-Fi
  2. 接続中のWi-Fi名を長押し
  3. 「ネットワークを変更」を選択
  4. 「詳細設定」を展開
  5. プロキシ設定を変更
  6. 「保存」をタップ

機種別の設定画面の違い

Google Pixel

  • 設定→ネットワークとインターネット→インターネット
  • Wi-Fi名の右の歯車アイコン→編集
  • 詳細設定→プロキシ

Samsung Galaxy

  • 設定→接続→Wi-Fi
  • Wi-Fi名をタップ→詳細設定
  • プロキシ設定

Xperia

  • 設定→ネットワークとインターネット→Wi-Fi
  • Wi-Fi名をタップ→詳細設定
  • プロキシ

AQUOS

  • 設定→Wi-Fi
  • Wi-Fi名をタップ→詳細設定
  • プロキシ設定

プロキシ除外リストの設定

プロキシを経由させたくないサイトを指定できます。

除外リストの書き方

  • カンマ区切りで複数指定
  • ワイルドカード(*)が使える
  • 例:localhost,127.0.0.1,192.168.,.example.com

よく使う除外設定

localhost,127.0.0.1,10.*,192.168.*

これにより、ローカルネットワークへのアクセスはプロキシを経由しません。

モバイルネットワークでのプロキシ設定方法

キャリア回線やMVNOのSIMカードでプロキシを使う方法です。

APN設定からのプロキシ設定

手順

  1. 「設定」アプリを開く
  2. 「ネットワークとインターネット」をタップ
  3. 「モバイルネットワーク」を選択
  4. 「アクセスポイント名(APN)」をタップ
  5. 使用中の回線事業者名をタップ
  • docomo、au、SoftBank、楽天モバイルなど
  1. 下にスクロールして「プロキシ」の項目を探す
  2. プロキシサーバーのアドレスを入力
  3. 「ポート」にポート番号を入力
  4. 右上のメニュー(⋮)→「保存」

APN設定の注意点

キャリアによる制限

大手キャリアでは、APN設定がロックされている場合があります。

  • 設定を変更できない
  • 変更しても保存できない
  • すぐに元に戻る

この場合は、キャリアに問い合わせるか、Wi-Fi経由でプロキシを使ってください。

認証に非対応

標準のAPN設定では、ユーザー名とパスワードによる認証に対応していません。

認証が必要な場合は、後述するアプリ(Drony)を使う必要があります。

モバイルネットワークでプロキシが必要なケース

一般的には、モバイルネットワークでプロキシを設定する必要はありません。

設定が必要な場合

  • 企業支給の端末で社内システムにアクセス
  • 特殊なネットワーク環境
  • 通信を監視・管理する必要がある場合

認証が必要な場合のアプリ利用

標準設定では、ユーザー名とパスワードによる認証に対応していません。

Androidの標準設定の制約

Android 8以前

  • ユーザー名・パスワード欄がない
  • 認証プロキシは使用不可

Android 9以降

  • Wi-Fiでは認証欄が追加された(一部機種)
  • しかし完全対応ではない
  • アプリ全体をカバーできない

解決方法

  1. Dronyなどのアプリを使う(おすすめ)
  2. IPアドレスをホワイトリストに登録してもらう
  3. 端末をRoot化して対応(非推奨)

Dronyアプリの使い方

認証に対応した最も人気のあるプロキシアプリです。

Dronyの特徴

主な機能

  • ユーザー名・パスワード認証に対応
  • HTTP、HTTPS、SOCKS4a、SOCKS5対応
  • Root権限不要で動作
  • Wi-Fiとモバイルネットワーク両対応
  • アプリごとのフィルタリング可能
  • PAC/WPADスクリプト対応

対応する認証方式

  • Basic認証
  • Digest認証
  • NTLM認証(Windows)

動作環境

  • Android 4.1以降

Dronyのインストール

Google Play Storeから

  1. Google Play Storeを開く
  2. 「Drony」で検索
  3. 「Drony – http/socks proxy」を選択
  4. 「インストール」をタップ

注意点

  • 無料アプリですが、広告が表示されます
  • 一部の国では配信されていない場合があります

Dronyの基本設定

ステップ1:Wi-Fi設定を変更

Dronyを使う場合、まずWi-Fi側の設定を変更します。

  1. 設定→Wi-Fi
  2. 使用するWi-Fi名を長押し→「ネットワークを変更」
  3. 「詳細設定」を展開
  4. プロキシ→「手動」を選択
  5. プロキシのホスト名:「localhost」と入力
  6. プロキシのポート:「8020」と入力
  7. 「保存」をタップ

なぜlocalhostを設定?

Dronyは、スマホ内部にプロキシサーバーを立ち上げ、そこで認証を処理します。

そのため、Wi-Fi設定では「localhost」(自分自身)を指定します。

ステップ2:Dronyアプリの設定

  1. Dronyアプリを開く
  2. 左にスワイプして「Settings(設定)」タブを表示
  3. 「Networks」をタップ
  4. 「Wi-Fi」を選択
  5. 設定したいWi-Fiネットワーク名をタップ

ステップ3:プロキシ情報の入力

  1. 「Proxy type」が「Manual(手動)」になっているか確認
  2. 下にスクロールして以下を入力:
  • Hostname:プロキシサーバーのアドレス
  • Port:ポート番号
  • Username:ユーザー名
  • Password:パスワード
  • Proxy type(下の方):「Plain」を選択
  1. 必要に応じて「Domain」を入力
  2. 戻るボタンで前の画面に戻る

ステップ4:Dronyを有効化

  1. 「Log」タブに戻る
  2. 画面上部の「OFF」をタップ
  3. 「ON」に切り替わる
  4. VPN接続の許可を求められたら「OK」をタップ

VPNの許可について

Dronyは内部的にVPN機能を使ってトラフィックを制御します。

これは正常な動作なので、許可してください。

モバイルネットワークでのDrony設定

Wi-Fiと同様の手順ですが、最初の選択が異なります。

手順

  1. Dronyアプリ→Settings→Networks
  2. 「Not Wi-Fi」を選択(モバイルデータ)
  3. プロキシ情報を入力(Wi-Fiと同じ)
  4. Logタブで「ON」にする

Dronyの高度な設定

フィルタリング機能

特定のアプリだけプロキシを使うことができます。

  1. 「Filter」タブを開く
  2. 「Default action」でデフォルトの動作を選択
  • Deny:すべて拒否
  • Allow:すべて許可
  • Direct:プロキシを使わない
  1. 個別のアプリに対してルールを設定

接続の監視

「Connections」タブで、どのアプリがネットワークを使っているか確認できます。

その他のプロキシアプリ

Drony以外のプロキシアプリも紹介します。

ProxyDroid

特徴

  • 強力なプロキシアプリ
  • グローバルプロキシ設定
  • アプリごとの個別設定

デメリット

  • Root権限が必須
  • 一般ユーザーには不向き

こんな人におすすめ

  • Root化済みの端末を使っている
  • より細かい制御が必要

SocksDroid

特徴

  • SOCKS5プロキシ専用
  • シンプルな設定
  • Root不要

使い方

  1. アプリをインストール
  2. プロキシ情報を入力
  3. 「Connect」をタップ

デメリット

  • SOCKS5のみ対応
  • HTTPプロキシは使えない

Shadowsocks

特徴

  • 暗号化プロキシ
  • 検閲回避に使用
  • 高速で安定

用途

  • 主に中国などのインターネット検閲回避
  • プライバシー保護

注意点

  • 専用のサーバーが必要
  • 設定がやや複雑

Every Proxy

特徴

  • シンプルなプロキシアプリ
  • HTTP/SOCKS対応
  • Root不要

使いやすさ

  • 初心者向け
  • 設定が簡単

プロキシ設定後の確認方法

正しく設定できているか確認する方法です。

接続テスト

Webブラウザでテスト

  1. Chromeなどのブラウザを開く
  2. 「whatismyipaddress.com」にアクセス
  3. 表示されるIPアドレスを確認
  4. プロキシサーバーのIPアドレスと一致すればOK

Dronyのログ確認

Dronyの「Log」タブで、通信が正常に行われているか確認できます。

正常な場合

  • 緑色のログが表示される
  • 「Connected」と表示される

エラーの場合

  • 赤色のログが表示される
  • エラーメッセージを確認

プロキシ設定のトラブルシューティング

よくある問題と解決方法です。

インターネットに接続できない

原因1:プロキシ情報が間違っている

解決方法

  • ホスト名、ポート番号を再確認
  • 半角英数字で入力されているか確認
  • スペースが入っていないか確認

原因2:認証情報が間違っている

解決方法

  • ユーザー名、パスワードを再確認
  • 大文字・小文字を間違えていないか確認

原因3:プロキシサーバーがダウンしている

解決方法

  • ネットワーク管理者に確認
  • 別のネットワークで試す

一部のアプリが動かない

Androidのプロキシ設定は、すべてのアプリで機能するわけではありません。

影響を受けにくいアプリ

  • Chromeなどのブラウザ
  • 多くのSNSアプリ

影響を受けやすいアプリ

  • 銀行アプリ
  • セキュリティアプリ
  • VPNアプリ
  • ゲームアプリ

解決方法

  • Dronyでアプリごとの設定を変更
  • または、そのアプリ使用時のみプロキシをオフにする

通信速度が遅い

原因

  • プロキシサーバーの負荷が高い
  • プロキシサーバーまでの距離が遠い
  • 認証処理のオーバーヘッド

解決方法

  • 別のプロキシサーバーを使う
  • 不要な場合はプロキシをオフにする
  • Wi-Fi以外のネットワークを試す

Dronyが動作しない

原因1:VPN許可がされていない

解決方法

  1. Dronyを一度アンインストール
  2. 再インストール
  3. VPN許可の画面で必ず「OK」をタップ

原因2:バッテリー最適化の影響

解決方法

  1. 設定→アプリ→Drony
  2. バッテリー→「最適化しない」を選択

原因3:他のVPNアプリとの競合

解決方法

  • 他のVPNアプリを一時停止
  • 同時に複数のVPNは使えない

プロキシ設定が保存されない

原因

  • キャリアによるAPN設定のロック
  • 企業管理端末でのポリシー制限

解決方法

  • Wi-Fi接続を使う
  • ネットワーク管理者に相談

プロキシを解除する方法

プロキシが不要になった場合の解除方法です。

Wi-Fiプロキシの解除

手順

  1. 設定→ネットワークとインターネット→Wi-Fi
  2. 該当のWi-Fi名をタップ
  3. 編集アイコンをタップ
  4. 詳細設定を展開
  5. プロキシ→「なし」を選択
  6. 保存

Dronyの停止

手順

  1. Dronyアプリを開く
  2. 「Log」タブで「ON」をタップ
  3. 「OFF」に切り替わる

完全に削除したい場合は、アプリをアンインストールしてください。

APN設定の初期化

手順

  1. 設定→モバイルネットワーク→アクセスポイント名
  2. 右上のメニュー(⋮)
  3. 「初期設定にリセット」をタップ

これで、キャリアの初期設定に戻ります。

よくある質問

Q1. プロキシを設定すると通信料金は増えますか?

A. いいえ、増えません。

プロキシはあくまで通信経路を変更するだけで、データ通信量自体は変わりません。

Q2. 家庭のWi-Fiでもプロキシは必要ですか?

A. 通常は不要です。

家庭用のWi-Fiルーターでは、プロキシ設定は基本的に必要ありません。

企業や学校などの大規模ネットワークで主に使われます。

Q3. プロキシ設定でセキュリティは向上しますか?

A. 場合によります。

信頼できるプロキシサーバーを経由すれば、セキュリティが向上する可能性があります。

ただし、不明なプロキシサーバーを使うと、逆に通信内容を盗聴されるリスクがあります。

Q4. VPNとプロキシの違いは何ですか?

A. 暗号化の有無と適用範囲が異なります。

VPN

  • すべての通信を暗号化
  • すべてのアプリに適用
  • より高いセキュリティ

プロキシ

  • 基本的に暗号化なし(HTTPSプロキシを除く)
  • アプリによっては適用されない
  • 設定が簡単

使い分け

  • セキュリティ重視→VPN
  • 単純な経路変更→プロキシ

Q5. 無料のプロキシサーバーを使っても大丈夫ですか?

A. おすすめしません。

無料のプロキシサーバーには以下のリスクがあります。

リスク

  • 通信内容の盗聴
  • マルウェアの注入
  • 個人情報の収集
  • 突然のサービス停止

安全な利用

  • 会社や学校が提供するプロキシを使う
  • 信頼できる有料サービスを使う
  • VPNサービスの利用を検討

Q6. プロキシ設定は他のWi-Fiにも適用されますか?

A. いいえ、適用されません。

プロキシ設定はWi-Fiネットワークごとに個別です。

家のWi-Fiでプロキシを設定しても、職場のWi-Fiには影響しません。

Q7. Dronyは安全なアプリですか?

A. 基本的に安全です。

Dronyは長年使われているアプリで、多くのユーザーに信頼されています。

ただし、以下の点に注意してください。

注意点

  • Google Play以外からダウンロードしない
  • アプリの権限を確認する
  • プロキシサーバー自体の信頼性を確認

Q8. プロキシを設定したらバッテリー消費は増えますか?

A. わずかに増えます。

プロキシ経由の通信は、直接接続よりもわずかに処理が増えるため、バッテリー消費が若干増えます。

ただし、劇的な増加ではありません。

まとめ

Androidでプロキシを設定する方法について解説しました。

この記事のポイント

  • プロキシは企業・学校などで使われる中継サーバー
  • Wi-Fi接続は設定アプリから簡単に設定可能
  • モバイルネットワークはAPN設定から
  • 認証が必要な場合はDronyアプリが便利
  • Wi-Fiごとに個別設定が必要
  • 設定後は接続テストで確認
  • 不要になったら必ず解除

設定方法の選び方

  • 認証不要のWi-Fi→標準設定で十分
  • 認証が必要→Dronyアプリを使う
  • モバイル回線→APN設定(認証不要の場合のみ)

重要な注意点

  • プロキシ情報(ホスト名、ポート、認証情報)は管理者に確認
  • 不明なプロキシサーバーは使わない
  • 家庭のWi-Fiでは通常設定不要
  • トラブル時は管理者に相談

プロキシ設定は、正しく行えば安全で便利な機能です。

会社や学校のネットワークで必要な場合は、管理者から提供される情報をもとに、この記事の手順に従って設定してください。

認証が必要な場合は、Dronyアプリを使うことで、Androidでも問題なくプロキシ認証が利用できます。

設定後にインターネットに接続できない場合は、入力した情報に間違いがないか、もう一度確認してみましょう。

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