「昨日まで普通に充電できていたのに、急に遅くなった…」
「満充電まで3時間以上かかるようになった」
「『低速充電中』と表示されるようになった」
「充電しているのにバッテリーが全然増えない」
こんな経験、ありませんか?
Androidスマホの充電が突然遅くなると、本当に困りますよね。特に:
- 朝起きたら充電が終わっていない
- 外出前に急いで充電したいのに間に合わない
- 充電しながら使っても残量が増えない
- 「低速充電中」と表示されて不安
充電が遅い状態は、適切な対処をすることで、ほとんどの場合改善できます。
この記事では、Androidスマホの充電が突然遅くなった原因と、今すぐできる対処法を徹底解説します。
- 充電が遅くなる10の原因
- すぐできる7つの対処法
- バッテリー診断方法
- 予防策と長持ちさせるコツ
- よくあるトラブルと解決方法
多くの場合、数分の作業で改善します。それでは、快適な充電環境を取り戻しましょう!
まず理解しよう!充電が遅くなる10の原因

対処法を説明する前に、なぜ充電が遅くなるのか、原因を理解しましょう。
原因1:充電器の出力不足
最も一般的な原因です。
問題:
充電器(ACアダプター)の出力(W:ワット数)が低いと、充電速度が遅くなります。
具体例:
- パソコンのUSBポート:0.5A(2.5W)程度しかない
- 古い充電器:5W〜10W程度
- 最新スマホの標準:18W〜30W以上
- 急速充電対応:30W〜65W以上
確認方法:
充電器本体に記載されている「出力」を確認:
- 「OUTPUT: 5V/1A」→ 5W(遅い)
- 「OUTPUT: 9V/2A」→ 18W(標準)
- 「OUTPUT: 11V/3A」→ 33W(急速充電)
最新スマホを古い充電器で充電すると、非常に遅くなります。
原因2:充電ケーブルの劣化・故障
見落としがちですが、非常に重要です。
問題:
- ケーブルの内部で断線している
- 接続部分が破損している
- 安価な粗悪品を使用している
- USB規格が古い
症状:
- 充電が途中で止まる
- ケーブルを動かすと充電が切れる
- 「低速充電中」と表示される
- 接続が不安定
重要:
ケーブルにも対応電力があります。急速充電対応のケーブルでないと、充電器が高出力でもフルパワーが出ません。
原因3:充電ポートの汚れ・詰まり
意外と多い原因です。
問題:
充電ポート(ケーブルを挿す部分)に以下が詰まっている:
- ホコリ
- 糸くず(ポケットやカバンから)
- 皮脂
- 小さなゴミ
症状:
- ケーブルが奥まで刺さらない
- 接触が悪い
- 充電が不安定
- 「低速充電中」になる
ポケットに入れている方は特に注意!
原因4:バッテリーの劣化
使用年数が長い場合に多い原因です。
問題:
リチウムイオンバッテリーは消耗品です:
- 充放電サイクルで徐々に劣化
- 一般的な寿命:2〜3年、500回の充放電サイクル
- 最大容量が減少
- 充電効率も低下
確認方法(Android 14以降):
- 設定→「デバイス情報」→「バッテリー情報」
- サイクル回数と製造日を確認
目安:
- サイクル回数500回以上:劣化の可能性大
- 最大容量80%未満:バッテリー交換を検討
原因5:ながら充電(充電しながら使用)
充電を相殺してしまいます。
問題:
充電しながら以下を行うと、充電速度が極端に遅くなります:
- ゲームプレイ
- 動画視聴(特に高画質)
- ビデオ通話
- カメラ使用
- ナビゲーション
理由:
- 充電で供給される電力を、アプリが消費
- バッテリーへの充電量が少なくなる
- 発熱で充電速度がさらに制限される
最悪の場合、充電しながら使うとバッテリーが減ることもあります。
原因6:バックグラウンドアプリの過剰
見えないところで電力を消費しています。
問題:
- 多数のアプリがバックグラウンドで動作
- 自動同期が常に行われている
- 位置情報サービスが動き続けている
- OSアップデート直後で負荷が高い
症状:
- 充電しても残量が増えない
- スマホが熱い
- 充電速度が通常より遅い
原因7:スマホの過熱
安全機能として充電が制限されます。
問題:
スマホが熱くなると:
- バッテリー保護のため充電速度を自動制限
- 最悪の場合、充電が完全に停止
過熱の原因:
- 充電しながらの使用
- 高温環境(直射日光、車内など)
- ケースが熱を閉じ込めている
- 負荷の高いアプリの連続使用
目安:
バッテリー温度が40℃以上になると、充電速度が制限されます。
原因8:省電力モード・バッテリーセーバー
充電速度が意図的に制限されます。
問題:
省電力モード(バッテリーセーバー)がオンの状態では:
- 充電速度が制限される
- 急速充電が無効化される
- 「低速充電中」と表示される
確認方法:
画面上部のステータスバーを確認。バッテリーアイコンがオレンジ色や特殊な表示になっている場合、省電力モードがオンです。
原因9:システムの不具合
一時的なトラブルの可能性もあります。
問題:
- OSアップデート後の不具合
- キャッシュの蓄積
- システムファイルの破損
- アプリの競合
症状:
- 突然充電が遅くなった
- 再起動すると一時的に改善
- 特定のアプリ起動中に遅くなる
原因10:充電方法・環境の問題
充電する場所や方法も影響します。
問題:
- パソコンのUSBポートで充電:出力が低い(0.5A〜1A)
- 車のUSBポート:出力が不安定、低出力
- 古い延長コード:電力供給が不安定
- 分配タップ:複数機器で電力を分け合う
- 極端な温度環境:0℃以下、45℃以上
【基本編】今すぐできる!7つの対処法
まずは、誰でもすぐにできる基本的な対処法から始めましょう。
対処法1:スマホを再起動する
最もシンプルで効果的な方法です。
手順:
- 電源ボタンを長押し
- 「再起動」をタップ
- または「電源を切る」→再度電源オン
効果:
- システムの一時的な不具合をリセット
- バックグラウンドアプリを一掃
- メモリをクリア
90%以上の一時的なトラブルはこれで解決します。
対処法2:充電ポートを清掃する
詰まりを取り除きます。
用意するもの:
- つまようじ(木製または竹製)
- またはプラスチック製の先の細いもの
- 懐中電灯
手順:
ステップ1:確認
- 懐中電灯で充電ポート内部を照らす
- ホコリや糸くずが見えないか確認
ステップ2:清掃
- スマホの電源を切る
- つまようじの先端を充電ポートに優しく挿入
- 奥の方から手前に向かって、ゴミをかき出す
- 何度か繰り返す
ステップ3:確認
- 懐中電灯で再度確認
- ゴミが出なくなるまで繰り返す
注意:
- 金属製のものは使わない(ピン、針、クリップなど)
- 強く突かない
- 水や液体を使わない
- エアダスター(圧縮空気)も効果的
驚くほどの量のゴミが出てくることがあります。
対処法3:充電器とケーブルを変える
別の充電器・ケーブルで試します。
手順:
- 別の充電器を使って充電
- 家族・友人のものを借りる
- 純正品または信頼できるメーカー品を使用
- 別のケーブルを使って充電
- 充電速度を比較
確認ポイント:
もし別の充電器・ケーブルで正常に充電できたら:
- 元の充電器またはケーブルが原因
- 新しいものに買い替える
おすすめメーカー:
- Anker
- AUKEY
- エレコム
- サンワサプライ
- メーカー純正品
対処法4:省電力モードをオフにする
充電速度の制限を解除します。
手順:
方法A:クイック設定から
- 画面上部から下にスワイプ
- クイック設定パネルを表示
- 「バッテリーセーバー」または「省電力モード」をタップしてオフ
方法B:設定アプリから
- 設定→「バッテリー」を開く
- 「バッテリーセーバー」をタップ
- オフにする
確認:
バッテリーアイコンが通常の色(白や黒)に戻ればOKです。
対処法5:バックグラウンドアプリを終了する
不要なアプリを一掃します。
手順:
- 画面下部から上にスワイプして「最近使ったアプリ」を表示
- または、ナビゲーションボタンの「□」をタップ
- 表示されているアプリを左右にスワイプして終了
- 「すべて閉じる」または「×」ボタンで一括終了
追加で確認:
- 設定→「バッテリー」→「バッテリー使用状況」
- 異常に電力を消費しているアプリがないか確認
- 必要に応じてアプリを強制停止またはアンインストール
対処法6:充電中は使用しない
充電に集中させます。
ベストな充電方法:
- すべてのアプリを閉じる
- 画面をオフにする
- できれば電源を切る(最速)
- 放置して充電
避けるべきこと:
- ゲームプレイ
- 動画視聴
- ビデオ通話
- カメラ撮影
- ナビ使用
効果:
画面オフで充電すると、使用しながらより50%以上速く充電できます。
対処法7:冷ましてから充電する
熱を下げます。
手順:
スマホが熱い場合:
- 充電を一旦停止
- ケースを外す
- 涼しい場所に置く(直射日光を避ける)
- 10〜15分放置
- 冷めてから再度充電
予防策:
- 充電中はケースを外す
- 風通しの良い場所で充電
- 直射日光を避ける
- 扇風機やエアコンの効いた部屋で充電
注意:
- 冷蔵庫や冷凍庫は絶対にNG!
- 急激な温度変化は結露の原因
- 自然に冷ますのが最善
【応用編】より詳しい対処法

基本対処法で改善しない場合、以下を試してください。
対処法8:充電方法を見直す
最適な充電環境を作ります。
壁のコンセントを使う:
- パソコンのUSBポートではなく、壁のコンセントに直接接続
- 出力の高い充電が可能
適切な充電器を使う:
- スマホに付属していた充電器を使用
- または、スマホの急速充電規格に対応した充電器
急速充電規格の確認:
主な規格:
- USB Power Delivery(USB PD):最大240W、iPhone・Android両対応
- Quick Charge(QC):最大100W、一部Android対応
- VOOC/SuperVOOC:OPPO独自規格
- Adaptive Fast Charging:Samsung独自規格
自分のスマホの規格を確認:
- メーカー公式サイトで確認
- または、スマホの設定→「デバイス情報」→「バッテリー」
対処法9:自動同期をオフにする
バックグラウンド通信を減らします。
手順:
- 設定→「アカウント」を開く
- Googleアカウントを選択
- 「アカウントの同期」をタップ
- 充電中に不要なサービスをオフ:
- Gmail
- Google ドライブ
- Google フォト
- カレンダー
- など
または、機内モードを有効化:
- 画面上部から下にスワイプ
- 「機内モード」をオン
効果:
通信が停止し、バッテリー消費が大幅に減少。充電速度が向上します。
対処法10:システムアップデートを確認
不具合の修正版があるかもしれません。
手順:
- 設定→「システム」を開く
- 「システムアップデート」をタップ
- 「アップデートをチェック」をタップ
- 利用可能なアップデートがあれば、インストール
注意:
- Wi-Fi接続を推奨
- バッテリー残量50%以上で実行
- アップデート後は再起動が必要
対処法11:キャッシュをクリアする
システムの負荷を減らします。
アプリのキャッシュをクリア:
- 設定→「アプリ」を開く
- 「すべてのアプリ」を表示
- 電力を多く消費しているアプリを選択
- 「ストレージとキャッシュ」をタップ
- 「キャッシュを削除」をタップ
システムキャッシュをクリア(高度):
- スマホの電源を切る
- 音量アップ+電源ボタンを同時に長押し
- リカバリーモードに入る
- 音量ボタンで「Wipe cache partition」を選択
- 電源ボタンで決定
- 完了後、「Reboot system now」を選択
注意:
機種によって操作が異なります。事前に確認してください。
対処法12:セーフモードで起動
サードパーティアプリが原因か確認します。
セーフモードとは:
プリインストールアプリのみで起動するモード。サードパーティアプリは起動しません。
起動方法:
一般的な方法:
- 電源ボタンを長押し
- 「電源を切る」を長押し
- 「セーフモードで再起動」をタップ
Samsung Galaxy:
- 電源を切る
- 電源ボタンを押して起動
- Samsung ロゴが表示されたら、音量ダウンボタンを長押し
セーフモードで充電を確認:
- 正常に充電できる → サードパーティアプリが原因
- 依然として遅い → ハードウェアまたはシステムの問題
対処法13:バッテリー最適化を無効にする
充電速度の制限を解除します。
手順(機種によって異なる):
一般的なAndroid:
- 設定→「バッテリー」を開く
- 「バッテリー最適化」または「適応型バッテリー」
- オフにする
Samsung Galaxy:
- 設定→「バッテリーとデバイスケア」
- 「バッテリー」をタップ
- 「充電」または「充電設定」
- 「高速充電」がオンか確認
Xperia:
- 設定→「バッテリー」
- 「いたわり充電」をオフ(必要に応じて)
バッテリーの状態を診断する
バッテリー劣化が原因か確認しましょう。
Android 14以降の診断方法
手順:
- 設定→「デバイス情報」を開く
- 「バッテリー情報」をタップ
- 以下を確認:
- 製造日:古いほど劣化の可能性
- サイクル回数:500回以上は交換を検討
Google Pixel 6以降:
- 設定→「バッテリー」
- 「バッテリー診断」を実行
- 結果を確認
アプリで診断する方法
おすすめアプリ:
1. AccuBattery
- バッテリーの健康状態を表示
- 充電速度のリアルタイム測定
- 充電サイクルの記録
使い方:
- Google Playストアからインストール
- アプリを開く
- 「健康度」タブで最大容量を確認
2. Ampere
- 充電電流を測定
- 充電速度を数値で表示
- 異常の検知
使い方:
- インストール後、充電しながら起動
- 表示される電流値を確認:
- 500mA未満:非常に遅い
- 500〜1000mA:遅い
- 1000〜2000mA:標準
- 2000mA以上:急速充電
バッテリー交換の目安
交換を検討すべきサイン:
- 最大容量が80%未満
- サイクル回数が500回以上
- 充電速度が著しく遅い
- バッテリーの減りが異常に早い
- スマホが異常に熱くなる
- バッテリーが膨張している
交換方法:
- メーカー公式サポート
- 携帯キャリアのショップ
- 修理専門店
費用の目安:
- メーカー修理:5,000円〜15,000円
- 修理専門店:3,000円〜10,000円
よくあるトラブルと解決方法
充電に関するよくあるトラブルと対処法です。
トラブル1:「低速充電中」と表示される
症状:
充電中、画面に「低速充電中」または「Charging slowly」と表示される。
原因と解決法:
原因1:充電器の出力不足
- パソコンのUSBポートを使用している
- 古い低出力の充電器を使用している
- 解決法:高出力の充電器に変更(18W以上推奨)
原因2:ケーブルの問題
- 急速充電非対応のケーブル
- ケーブルの劣化
- 解決法:急速充電対応ケーブルに交換
原因3:充電ポートの汚れ
- 解決法:充電ポートを清掃
原因4:省電力モードがオン
- 解決法:バッテリーセーバーをオフ
トラブル2:充電しても残量が増えない
症状:
充電アイコンは表示されるが、バッテリー残量が全く増えない。
原因と解決法:
原因1:ながら充電
- 充電しながら使用している
- 解決法:使用を止めて充電
原因2:バッテリーの劣化
- 解決法:バッテリー交換を検討
原因3:充電器の故障
- 解決法:別の充電器で試す
原因4:システムの不具合
- 解決法:再起動、セーフモード起動
トラブル3:充電が途中で止まる
症状:
充電が50%や80%で止まってしまう。
原因と解決法:
原因1:バッテリー保護機能
- 一部のスマホは80%で充電を自動停止
- Samsung「バッテリー保護」、Xperia「いたわり充電」など
- 解決法:設定で確認、必要に応じてオフ
原因2:過熱
- スマホが熱すぎる
- 解決法:冷ましてから再充電
原因3:接触不良
- ケーブルや充電ポートの問題
- 解決法:ケーブルを交換、充電ポートを清掃
トラブル4:充電が異常に速くなったり遅くなったりする
症状:
充電速度が一定でなく、急に変わる。
原因:
- ケーブルの断線
- 充電ポートの接触不良
- 充電器の故障
解決法:
- ケーブルを交換
- 充電ポートを清掃
- 別の充電器で試す
トラブル5:新しい充電器を買ったのに遅い
症状:
新しい高出力充電器を購入したのに、充電が遅いまま。
原因と解決法:
原因1:ケーブルが対応していない
- 充電器は高出力でも、ケーブルが対応していない
- 解決法:急速充電対応ケーブルも購入
原因2:規格が合っていない
- スマホがその規格に対応していない
- 解決法:スマホの対応規格を確認
原因3:初期不良
- 充電器自体の不良品
- 解決法:返品・交換
よくある質問(FAQ)

Q1:充電速度はどのくらいが正常ですか?
A:スマホのバッテリー容量と充電器の出力によって異なります。
一般的な目安:
- 標準充電(10W〜18W):0%→100%まで2〜3時間
- 急速充電(18W〜30W):0%→100%まで1〜2時間
- 超急速充電(30W以上):0%→100%まで1時間以内
バッテリー容量別:
- 3,000mAh:約1.5〜2時間
- 4,000mAh:約2〜2.5時間
- 5,000mAh:約2.5〜3.5時間
Q2:100円ショップの充電器やケーブルは使えますか?
A:おすすめしません。
理由:
- 出力が低い(多くは5W程度)
- 品質が低く、断線しやすい
- 急速充電に対応していない
- 安全性に不安
推奨:
信頼できるメーカー品を購入しましょう:
- Anker
- AUKEY
- エレコム
- サンワサプライ
- メーカー純正品
Q3:充電しながら使うのは本当に悪いですか?
A:はい、以下の理由でおすすめしません。
デメリット:
- 充電速度が遅くなる
- バッテリーが熱くなる
- バッテリーの劣化が早まる
- 最悪の場合、バッテリーが膨張
例外:
- 緊急時の連絡
- ナビゲーション使用(やむを得ない場合)
ベストな使い方:
充電中は使用せず、充電が完了してから使う。
Q4:寝ている間に充電するのは問題ありますか?
A:現代のスマホなら基本的に問題ありません。
理由:
- 100%に達すると自動的に充電を停止
- 過充電防止機能が搭載されている
ただし、以下に注意:
- 布団の中で充電しない(熱がこもる)
- ケースを外して充電
- 風通しの良い場所に置く
より良い方法:
- 80%程度で充電を止める設定(機種による)
- 朝起きてから充電する
Q5:急速充電はバッテリーを傷めますか?
A:適切に使えば問題ありません。
現代の急速充電技術:
- バッテリー保護機能が組み込まれている
- 温度管理が適切に行われる
- 80%以降は自動的に充電速度を落とす
注意点:
- 純正品または信頼できるメーカー品を使用
- 極端に安価な急速充電器は避ける
- 過熱したら使用を中止
Q6:バッテリー交換と買い替え、どちらがお得ですか?
A:状況によります。
バッテリー交換を選ぶ場合:
- スマホを購入して2〜3年以内
- 他の機能は問題ない
- データ移行が面倒
- 費用:5,000円〜15,000円
買い替えを選ぶ場合:
- スマホを購入して3年以上
- 他にも不具合がある(動作が遅い、カメラの劣化など)
- 最新機能が欲しい
- バッテリー交換費用が高額(15,000円以上)
判断基準:
バッテリー交換費用が新品価格の30%を超えるなら、買い替えを検討。
バッテリーを長持ちさせる予防策
充電が遅くならないための予防策です。
予防策1:適切な充電習慣
ベストな充電方法:
- 20%〜80%の範囲で使用:バッテリーに優しい
- 0%まで使い切らない:深放電はバッテリーを傷める
- 100%充電を避ける:80〜90%で十分
充電のタイミング:
- 20〜30%になったら充電開始
- 80〜90%で充電終了(理想)
- 完全に使い切る必要はない
予防策2:充電環境の最適化
適切な温度:
- 理想:15℃〜25℃
- 避ける:0℃以下、45℃以上
場所:
- 風通しの良い場所
- 直射日光を避ける
- 布団やクッションの上は避ける
予防策3:充電器・ケーブルの管理
充電器:
- 純正品または信頼できるメーカー品を使用
- 出力の合ったものを選ぶ
- 複数台充電しない(出力が分散)
ケーブル:
- 定期的に点検(破損、ひび割れ)
- 急激に曲げない
- 断線したらすぐ交換
予防策4:充電ポートのメンテナンス
定期的な清掃:
- 月に1回程度、充電ポートを確認
- ホコリが見えたらすぐ除去
- つまようじやエアダスターで清掃
保護:
- ポケットに入れる時は、充電ポートを上向きに
- 専用カバーやキャップを使用
予防策5:ソフトウェアの最適化
定期的に実施:
- OSアップデート
- アプリの更新
- 不要なアプリの削除
- キャッシュのクリア
バッテリー設定:
- バッテリー使用状況を定期的に確認
- 異常なアプリを特定・対処
まとめ:充電が遅くなったら試すべきこと
Androidの充電が突然遅くなった場合の対処法について、詳しく解説してきました。
最優先で試すべき5つ:
- スマホを再起動する
- 9割の一時的トラブルはこれで解決
- 充電ポートを清掃する
- 驚くほどのゴミが詰まっていることも
- 充電器とケーブルを交換
- 別の充電器・ケーブルで試す
- 18W以上の出力を確認
- 省電力モードをオフにする
- 充電速度の制限を解除
- 充電中は使用しない
- 画面オフで放置が最速
原因別の対処法まとめ
充電器・ケーブルの問題:
→ 高出力の充電器とケーブルに交換
充電ポートの汚れ:
→ つまようじやエアダスターで清掃
バッテリーの劣化:
→ バッテリー診断、交換を検討
システムの不具合:
→ 再起動、アップデート、セーフモード
過熱:
→ 冷ましてから充電、ケースを外す
ながら充電:
→ 充電中は使用しない
バックグラウンドアプリ:
→ すべてのアプリを終了
予防が最重要
日頃から気をつけること:
- 20〜80%の範囲で使用
- 純正品・信頼できる充電器を使用
- 充電ポートを定期的に清掃
- 充電しながら使用しない
- 適切な温度環境で充電
最後に
充電が遅い原因は、ほとんどの場合、簡単に解決できます。
多くは:
- 充電器・ケーブルの問題
- 充電ポートの汚れ
- 一時的なシステムの不具合
これらは数分の作業で改善します。
ただし、バッテリーの劣化やハードウェアの故障の場合は、修理または買い替えが必要です。
この記事の対処法を試して、快適な充電環境を取り戻してください!
困ったときは、この記事に戻って確認してくださいね。充電問題が解決しますように!

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