最近、家電量販店で「Android TV」という言葉をよく見かけるようになりましたよね。「なんとなくスマートテレビのことかな?」と思っている方も多いかもしれません。
この記事では、Android TVとは何か、従来のテレビとどう違うのか、具体的に何ができるのかを分かりやすく解説していきます。
Android TVの基本

Android TVとは
Android TVは、Googleが開発したテレビやセットトップボックス向けのオペレーティングシステム(OS)です。
スマートフォンで使われているAndroid OSをテレビ向けに最適化したものと考えると分かりやすいでしょう。2014年6月に発表され、Google TVの後継として登場しました。
スマートテレビとの違い
「スマートテレビ」は、インターネットに接続できるテレビ全般を指す言葉です。一方、Android TVはスマートテレビの種類の一つなんですね。
他のスマートテレビとの大きな違いは、Google Playストアから自由にアプリをダウンロードして使えることです。スマートフォンのように、自分好みにカスタマイズできるのが特徴なんですよ。
Google TVとの関係
2020年以降、「Google TV」という名前も登場しました。これはAndroid TVとは別物なのでしょうか?
実は、Google TVはAndroid TVをベースにした新しいユーザーインターフェース(操作画面)のことなんです。Android TVという基本システムの上に、より使いやすい画面デザインを載せたものと考えてください。
2021年以降に発売された新しいデバイスは、徐々にGoogle TVインターフェースに移行しています。
Android TVでできること
動画配信サービスの視聴
Android TVの最大の魅力は、豊富な動画配信サービスを楽しめることです。
主な対応サービス
- YouTube
- Netflix
- Amazon Prime Video
- Disney+
- Hulu
- U-NEXT
- dTV
- ABEMA
- DAZN
- 楽天TV
これらのアプリをGoogle Playストアからダウンロードして、テレビの大画面で視聴できます。リモコンには主要サービスの専用ボタンが付いていることも多く、ワンタッチで起動できるんですね。
アプリのインストール
スマートフォンと同じように、テレビにもアプリをインストールできます。
動画配信アプリだけでなく、音楽配信サービス(Spotify、YouTube Musicなど)、ゲーム、ニュースアプリ、天気予報アプリなど、テレビ用に最適化されたアプリが1万以上用意されているんです。
Google アシスタントによる音声操作
リモコンのマイクボタンを押して話しかけるだけで、テレビを操作できます。
音声操作の例
- 「Netflix を開いて」
- 「アクション映画を探して」
- 「明日の天気は?」
- 「音量を上げて」
- 「YouTube でピアノの弾き方を検索」
文字入力が面倒なときにも、音声で検索できるのはとても便利ですよ。
Chromecast機能(キャスト機能)
Android TVにはChromecast機能が標準で内蔵されています。
スマートフォンやタブレット、パソコンで見ている動画や写真を、簡単にテレビの大画面に映し出せるんです。別途機器を購入する必要がないのが嬉しいポイントですね。
友人や家族と写真や動画を共有するときにも活躍します。
スマホをリモコンとして使用
専用アプリ(iPhoneなら「Android TV」アプリ、Androidスマホなら「Google TV」アプリ)をインストールすれば、スマートフォンをリモコン代わりに使えます。
リモコンが見つからないときや、文字入力をスマホのキーボードで行いたいときに便利なんですよ。
ゲームプレイ
Google Playストアからゲームをダウンロードして遊べます。
Bluetoothでゲームコントローラーを接続すれば、より本格的にゲームを楽しむこともできるんです。PlayStation やXboxのコントローラーにも対応していますよ。
従来のテレビとの違い
起動方法とホーム画面
従来のテレビは、電源を入れると地上波のチャンネルが映りました。
Android TVの場合、起動するとアプリが並んだホーム画面が表示されます。スマートフォンのホーム画面に近いイメージですね。ここから見たいアプリを選択して起動する仕組みです。
コンテンツの探し方
従来のテレビでは、番組表から見たい番組を探していました。
Android TVでは、地上波の番組だけでなく、各種動画配信サービスのコンテンツも一緒に検索できます。「見たいコンテンツ」を軸に探せるのが大きな違いなんです。
機器の接続
従来のテレビで動画配信サービスを見るには、Fire TV StickやChromecastなどの外付け機器をHDMI端子に接続する必要がありました。
Android TVなら、テレビ本体だけで動画配信サービスを利用できます。貴重なHDMI端子を節約できるのもメリットですね。
アップデート
従来のテレビは、購入後に機能が追加されることはほとんどありませんでした。
Android TVは、OSのアップデートによって新機能が追加されたり、使い勝手が改善されたりします。長く使っていても、進化し続けるんですよ。
Android TVの使い方

初期設定
Android TVを使い始めるには、いくつかの設定が必要です。
基本的な設定手順
- Wi-Fiへの接続(インターネット接続が必須)
- Googleアカウントでのログイン
- 利用規約への同意
- 好みのアプリのインストール
スマートフォンを使ってクイック設定することもできますし、リモコンだけで設定を進めることも可能です。
Googleアカウントについて
Android TVを使うには、Googleアカウントが必要になります。
すでにGmailやYouTubeを使っている方は、そのアカウントをそのまま利用できますよ。アカウントを持っていない場合は、無料で作成できます。
アプリのインストール方法
- ホーム画面から「Google Playストア」アプリを開く
- 検索バーで使いたいアプリを探す(音声検索も可能)
- アプリを選択して「インストール」ボタンを押す
- インストール完了後、ホーム画面にアプリが追加される
スマートフォンと同じように、簡単にアプリを追加できます。
ホーム画面のカスタマイズ
ホーム画面に表示されるアプリの順番を変更したり、不要なアプリを非表示にしたりできます。
よく使うアプリを上の方に配置すれば、さらに使いやすくなりますよ。
Android TV搭載デバイスの種類
Android TV内蔵テレビ
Sony(ブラビア)、Sharp(AQUOS)、TCL、Panasonicなど、多くのメーカーがAndroid TV搭載テレビを発売しています。
テレビを買い替える予定がある方は、Android TV搭載モデルを選ぶのも良いでしょう。
セットトップボックス・ストリーミングデバイス
既存のテレビをAndroid TV化できる外付け機器もあります。
- Chromecast with Google TV
- Xiaomi Mi Box
- その他メーカーのAndroid TVボックス
HDMI端子に接続するだけで、普通のテレビがAndroid TVとして使えるようになるんです。価格も比較的手頃(数千円〜1万円程度)なので、手軽に試せますよ。
Android TV搭載プロジェクター
最近では、Android TV機能を搭載したプロジェクターも登場しています。
大画面で映画やスポーツを楽しみたい方に人気なんですね。
Android TVのメリット
豊富なコンテンツ
地上波放送だけでなく、YouTube、Netflix、Amazon Prime Videoなど、膨大なコンテンツにアクセスできます。
見たい番組や映画を探す楽しみが広がるんですよ。
シンプルな配線
外付け機器を複数接続する必要がないため、テレビ周りの配線がスッキリします。
HDMI端子をゲーム機や録画機器のために空けておけるのも嬉しいポイントです。
スマホとの連携
キャスト機能やリモコンアプリなど、スマートフォンとの連携がスムーズです。
普段スマホで見ている動画を、そのままテレビで続きから見られるのも便利ですね。
操作性の向上
従来のテレビと比べて、動作が速く、サクサク操作できます。
スマートフォンのような使い心地で、ストレスなく使えるんですよ。
Android TVの注意点
インターネット接続が必須
Android TVの機能を十分に活用するには、安定したインターネット接続が必要です。
Wi-Fi環境がない場合は、有線LANで接続することもできます。
起動時間
テレビの電源を入れてから操作できるようになるまで、従来のテレビより少し時間がかかる場合があります。
ただし、最近の機種では起動時間が大幅に改善されているんです。
アプリの対応状況
すべてのスマートフォンアプリがAndroid TVで使えるわけではありません。
テレビ画面に最適化されたアプリのみがGoogle Playストアに表示されます。
よくある質問
iPhoneユーザーでも使える?
はい、問題なく使えます。
Android TVを使うのに、Androidスマートフォンは必須ではありません。iPhoneからもキャスト機能やリモコンアプリが利用できますよ。
地上波のテレビ番組は見られる?
Android TV搭載テレビなら、もちろん地上波も視聴できます。
従来のテレビと同じように、番組表から番組を選んで見ることができるんです。
有料サービスへの加入は必須?
いいえ、必須ではありません。
YouTubeやABEMAなど、無料で楽しめるコンテンツもたくさんあります。NetflixやAmazon Prime Videoなどは、利用したい場合のみ契約すれば大丈夫です。
古いテレビでも使える?
HDMI端子があるテレビなら、セットトップボックスを接続することでAndroid TVの機能を利用できます。
Chromecast with Google TVなどの機器を購入すれば、古いテレビでも最新のストリーミングサービスを楽しめるんですよ。
まとめ:Android TVで広がるテレビの可能性
Android TVは、Googleが開発したテレビ向けのオペレーティングシステムです。2014年に登場し、2021年以降はGoogle TVインターフェースへと進化しています。
Google Playストアから1万以上のアプリをダウンロードでき、YouTube、Netflix、Amazon Prime Videoなど主要な動画配信サービスに対応しているんですね。
Chromecast機能が内蔵されているため、スマホの画面をテレビに映したり、Google アシスタントで音声操作したりできます。
従来のテレビと比べて、コンテンツの選択肢が圧倒的に広く、スマホのような操作性で使えるのが大きな魅力です。外付け機器が不要なため、配線もシンプルになります。
Android TV搭載テレビを新しく購入するのも良いですし、既存のテレビにセットトップボックスを接続してAndroid TV化するのも手軽でおすすめです。
テレビの使い方が大きく変わる時代。Android TVなら、見たいコンテンツを見たいときに、もっと自由に楽しめるようになりますよ。興味を持たれた方は、ぜひ一度体験してみてくださいね。

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