【2025年版】Microsoft EdgeとGoogle Chromeの違いを徹底比較!どっちを選ぶべき?初心者にも分かりやすく解説

プログラミング・IT

「パソコンでインターネットを見るとき、EdgeとChromeどっちを使えばいいの?」
「見た目も似てるし、違いがよく分からない…」
「結局どっちが良いの?」

こんな疑問を持っていませんか?

WindowsパソコンにはMicrosoft Edgeが最初から入っていますが、周りの人に聞くと「Google Chromeの方がいいよ」なんて言われることも。でも、実際にどう違うのか、どちらを選べばいいのか、分かりにくいですよね。

この記事では、Microsoft EdgeとGoogle Chromeの違いを初心者の方にも分かりやすく解説します。それぞれのメリット・デメリット、どんな人にどちらがおすすめなのかまで、詳しくご紹介していきます。

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そもそもEdgeとChromeって何が違うの?

基本的な違い:作っている会社が違う

Microsoft Edge(マイクロソフト エッジ)

  • Microsoftが開発しているブラウザ
  • Windows 10/11に最初から入っている
  • Internet Explorerの後継ブラウザ
  • アイコンは青緑色の波のようなデザイン

Google Chrome(グーグル クローム)

  • Googleが開発しているブラウザ
  • 自分でダウンロードしてインストールする必要がある
  • 世界で最も多く使われているブラウザ(シェア率約65%)
  • アイコンは赤・黄・緑・青の丸いデザイン

つまり、Microsoft製品をよく使う人はEdge、Googleサービスをよく使う人はChromeが便利、という傾向があります。

実は兄弟?同じ技術を使っている

意外かもしれませんが、EdgeとChromeは「Chromium(クロミウム)」という同じ基本技術を使って作られています。

家に例えると、同じ設計図(Chromium)を使って建てた2つの家みたいなものです。骨組みは同じだけど、内装や設備は違う、というイメージですね。

そのため、基本的な表示速度や互換性には大きな差はありません。

ただし、細かい機能や使い勝手には違いがあるので、それを詳しく見ていきましょう。

【比較1】速度とメモリ使用量

Chromeは速いけどメモリを食う

Chromeの特徴

  • 体感的にやや速く感じることが多い
  • ただし、メモリ(RAM)をかなり使う
  • タブをたくさん開くと重くなりやすい
  • スペックが低いパソコンだと動作が遅くなることも

タスクマネージャーを開いてみると、Chromeがメモリをたくさん使っているのが分かります。快適な動作の裏では、パソコンのリソースが犠牲になっているんですね。

Edgeは軽くてバッテリーにも優しい

Edgeの特徴

  • メモリ使用量が少なめ(Chromeより省メモリ)
  • 古いパソコンでも比較的サクサク動く
  • バッテリーの持ちが良い

Microsoftの実験では、同じ条件で動画を再生し続けたところ、Chromeは約4時間20分でバッテリーが切れたのに対し、Edgeは約7時間20分も持ったという結果が出ています。

ノートパソコンをよく使う人や、古めのパソコンを使っている人には、Edgeの方がおすすめです。

【比較2】独自機能の違い

Edgeにしかない便利機能

1. Copilot(AI機能)がサイドバーから使える
EdgeにはMicrosoftのAI「Copilot」がブラウザに組み込まれています。

わざわざChatGPTのページを開かなくても、サイドバーからすぐにAIに質問できるのがとても便利です。

2. 画面分割機能
拡張機能なしで、ブラウザ内で画面を2つに分割できます。

参考ページを見ながら文章を書いたり、YouTubeを見ながら作業したりするときに便利です。

3. Webキャプチャ機能
ページのスクリーンショットを簡単に撮れる機能が標準で付いています。範囲指定も自由自在です。

4. 垂直タブ表示
タブを縦に並べて表示できます。たくさんのタブを開く人には見やすくて便利です。

5. コレクション機能
調べ物をしているときに、関連するページをまとめて整理できる機能です。

Chromeにしかない便利機能

1. 拡張機能が圧倒的に豊富
Chromeウェブストアには、膨大な数の拡張機能があります。

ただし、EdgeもChromiumベースなので、実はChromeの拡張機能の多くがEdgeでも使えます。

2. Googleサービスとの完璧な連携
Gmail、Googleドライブ、Googleカレンダーなどとの連携が非常にスムーズです。

3. デバイス間の同期がスムーズ
パソコン、スマホ、タブレットなど、すべてのデバイスでブックマークや履歴、パスワードを自動同期できます。

【比較3】セキュリティとプライバシー

セキュリティはほぼ互角

どちらも以下のセキュリティ機能を持っています。

  • HTTPS接続の強制
  • 悪意のあるサイトの検出
  • マルウェアからの保護
  • 定期的なセキュリティアップデート

ただし、Chromeの方が更新頻度が高いため、新しい脅威への対応がやや早い傾向があります。

プライバシーはEdgeが優れている

Chromeのプライバシー

  • ユーザーデータを多く収集することで有名
  • 位置情報、検索履歴、閲覧履歴などを収集
  • そのデータを個人と端末に紐づけることができる

Edgeのプライバシー

  • 3段階のトラッキング防止機能(基本・バランス・厳重)
  • ユーザーが設定で細かくコントロールできる
  • Chromeに比べてデータ収集が少なめ

プライバシーを重視する人には、Edgeの方がおすすめです。

【比較4】連携サービスの違い

Edgeが得意なこと

Microsoft系サービスとの連携

  • Office 365(Word、Excel、PowerPoint)
  • OneDrive
  • Outlook
  • Teams

これらを日常的に使う人は、Edgeの方が圧倒的に便利です。

サイドバーでOfficeアプリを開いたり、OneDriveに直接ファイルを保存したりできます。

Chromeが得意なこと

Google系サービスとの連携

  • Gmail
  • Googleドライブ
  • Googleカレンダー
  • YouTube
  • Googleフォト

Googleアカウントでログインすれば、これらのサービスにワンクリックでアクセスできます。

また、Androidスマホを使っている人は、スマホとパソコンの連携がとてもスムーズです。

それぞれのメリット・デメリット

Microsoft Edgeのメリット

✅ 最初からWindowsに入っているので、インストール不要
✅ メモリ使用量が少なく、軽快に動作する
✅ バッテリーの持ちが良い(ノートPCで有利)
✅ プライバシー保護機能が充実
✅ AI(Copilot)がすぐに使える
✅ 画面分割やWebキャプチャなど独自の便利機能
✅ Office製品との連携が良い

Microsoft Edgeのデメリット

❌ シェア率が低いため、一部サイトで表示がおかしくなることがある
❌ 拡張機能の数はChromeより少ない(ただしChromeの拡張機能も使える)
❌ Googleサービスとの連携はChromeに劣る

Google Chromeのメリット

✅ 世界で最もシェアが高い(約65%)
✅ ほとんどのサイトがChromeでの表示を基準にしている
✅ 拡張機能が圧倒的に豊富
✅ Googleサービスとの連携が完璧
✅ デバイス間の同期がスムーズ
✅ 更新頻度が高く、セキュリティ対応が早い

Google Chromeのデメリット

❌ メモリを大量に消費する(タブを開きすぎると重くなる)
❌ バッテリーの消費が多い
❌ プライバシー面での懸念(データ収集が多い)
❌ 低スペックのパソコンだと動作が遅くなることも

どんな人にどちらがおすすめ?

Edgeがおすすめな人

こんな人にはEdgeがぴったりです。

  • Windowsパソコンを使っている
  • Office 365やOneDriveをよく使う
  • ノートパソコンでバッテリーを長持ちさせたい
  • 古めのパソコン、スペックが低めのパソコンを使っている
  • プライバシーを重視したい
  • AIを頻繁に使いたい
  • わざわざブラウザをインストールするのが面倒

Edgeはこんな使い方に最適

  • 仕事でOfficeを使いながらネット検索する
  • 長時間の外出先での作業
  • 軽快な動作を求める人

Chromeがおすすめな人

こんな人にはChromeがぴったりです。

  • Googleサービス(Gmail、ドライブ、カレンダーなど)をヘビーに使う
  • Androidスマホを使っている
  • 豊富な拡張機能でカスタマイズしたい
  • 複数のデバイス間でブックマークやパスワードを同期したい
  • 最新の技術をいち早く使いたい
  • パソコンのスペックに余裕がある

Chromeはこんな使い方に最適

  • YouTubeや動画を頻繁に見る
  • スマホとPCで同じブックマークを使いたい
  • 拡張機能で自分好みにカスタマイズしたい

両方使い分けるのもアリ!

実は、EdgeとChromeは同時に使っても何も問題ありません。

使い分けの例

  • 仕事用:Edge → Officeとの連携、バッテリー重視
  • プライベート用:Chrome → YouTubeやSNS、Googleサービス
  • メインブラウザ:Edge → 普段の検索やネットサーフィン
  • サブブラウザ:Chrome → 特定のサイトや拡張機能が必要なとき

このように、用途によって使い分けるのも賢い選択です。

よくある質問(Q&A)

Q1:EdgeとChrome、どっちの方が安全ですか?

A:セキュリティ面ではほぼ互角です。ただし、プライバシー面ではEdgeの方が優れています。Chromeはユーザーデータを多く収集することで知られているため、プライバシーを重視する人はEdgeの方が良いでしょう。

Q2:Chromeの拡張機能はEdgeでも使えますか?

A:はい、多くの場合使えます。EdgeもChromiumベースなので、Chromeウェブストアの拡張機能の大部分がEdgeでもインストールできます。ただし、一部正常に動作しないものもあります。

Q3:EdgeからChromeに、またはChromeからEdgeに乗り換えるのは大変ですか?

A:意外と簡単です。ブックマークやパスワード、閲覧履歴などを簡単にインポート(移行)できる機能が両方のブラウザに用意されています。設定画面から数クリックで移行できます。

Q4:スマホでもEdgeとChromeの両方がありますが、違いは同じですか?

A:基本的には同じ傾向です。ただし、スマホの場合は、Androidを使っているならChrome、iPhoneならどちらでも好みで選ぶと良いでしょう。Edgeのスマホ版も、メニューが下にあって操作しやすいなど、独自の工夫があります。

Q5:EdgeはInternet Explorerの後継だから遅くて重いんじゃないですか?

A:それは昔の話です。現在のEdgeは、ChromeとChromiumベースで、まったく別物です。むしろメモリ使用量が少なく、軽快に動作します。Internet Explorerの悪いイメージは捨てて大丈夫です。

まとめ:結局どっちを選べばいい?

EdgeとChromeの違い、理解できましたでしょうか?

改めて重要なポイントをまとめると

Microsoft Edge

  • 軽い、速い、バッテリー長持ち
  • Microsoft製品との相性抜群
  • プライバシー保護が充実
  • AI機能が便利

Google Chrome

  • 世界で最も使われている
  • Googleサービスとの連携が完璧
  • 拡張機能が圧倒的に豊富
  • メモリを多く使う

どちらを選ぶか迷ったら

  • Windowsパソコンで、Officeを使う人 → Edge
  • Googleサービスをよく使う人 → Chrome
  • 古いパソコン、ノートパソコンの人 → Edge
  • 拡張機能をたくさん使いたい人 → Chrome
  • どちらか決められない人 → 両方入れて使い分ける

大切なこと

  • どちらも優秀なブラウザです
  • 正解はありません
  • 使ってみて自分に合う方を選べばOK
  • 途中で乗り換えるのも簡単

「とりあえずChromeを入れておけばいい」という時代から、「Edgeも十分良い選択肢」という時代に変わってきています。

ぜひ一度、どちらも試してみて、自分にピッタリのブラウザを見つけてください。

快適なインターネットライフをお楽しみください!

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