「ゼンリンのデジタウンって何?」「紙の住宅地図と何が違うの?」と気になっている人も多いのではないでしょうか。
デジタウンは、日本最大手の地図会社ゼンリンが提供するパソコン用の電子住宅地図ソフトです。
この記事では、デジタウンの概要・特徴・主な機能・料金・類似サービスとの違いをわかりやすく解説します。
ゼンリン デジタウンとは
電子住宅地図デジタウン(通称:デジタウン)は、株式会社ゼンリンが開発・販売しているWindowsパソコン向けの地図ソフトウェアです。
DVDディスクをパソコンにセットするだけで起動でき、インターネット接続は不要です(ゼンリン公式「電子住宅地図デジタウン」)。
紙のゼンリン住宅地図と同じ詳細データをそのままデジタル化したもので、住所・番地・居住者名称(表札名称)・建物名などの情報を、マウス操作だけで自由に閲覧・検索・印刷できます。
不動産会社・建設会社・行政機関・配達業者など、業務で住宅地図を頻繁に使う法人向けに設計されたプロフェッショナル向けツールです。
ゼンリンとは
ゼンリン(株式会社ゼンリン)は1948年に大分県別府市で創業した、日本最大手の地図制作会社です。
創業以来、調査員が全国を歩いて一軒一軒を目視確認するという手法で地図を作り続けており、日本全国を網羅する住宅地図を唯一発行している会社でもあります。
1980年代には地図のデジタル化に着手し、カーナビ用地図データの開発でも業界をリードしてきました。
デジタウンはこのデジタル化の流れの中で生まれた製品の一つです。
デジタウンの主な特徴
1. インターネット接続不要で使える
デジタウンはオフライン環境で動作します。
社内ネットワークに接続しなくても地図を参照・印刷できるため、顧客情報を扱う場面での情報漏洩リスクを低減できます。
2. DVDディスクをセットするだけで起動
インストール作業は不要です。
DVDドライブにディスクをセットすると自動的に起動します。
なお、地図データのパソコンへのインストールはできず、ディスクからの読み取り専用となっています。
3. 広域地図から住宅地図まで自由にズーム
360度あらゆる方向へのスムーズスクロールに対応しており、広域地図から詳細な住宅地図まで無段階でズームインできます。
バス停・信号の名称まで確認できるほどの精細さです。
4. 豊富な検索機能
住所・事業所名・公共施設名など、さまざまなキーワードからピンポイントで地点を検索できます。
地下鉄駅の内部やビル内部の地図表示にも対応しています(日本大学理工学部図書館「ゼンリンデジタウンを利用してみよう」)。
5. 編集・書き込み機能
地図上にマーク・文字・円・折れ線・多角形などのユーザー図形を書き込んで、オリジナルの地図を作成できます。
ユーザー図形の登録上限は1万件です(ゼンリン公式FAQ)。
6. 計測機能
任意の2点間の距離や、指定した範囲の面積を地図上で計測できます。
物件確認や営業エリアの管理などに活用できます。
7. 印刷機能
必要な範囲を指定して印刷できます。
紙の住宅地図を複数ページにまたいでコピーするような手間がなく、任意のエリアを1枚に収めて印刷できます。
デジタウンの動作環境
2026年3月時点で、Windows 10でのサポートは終了しており、現行の対応OSはWindows 11です(ゼンリン公式サポートページ)。
Windows 11をご利用の場合は、公式サイトから最新のService Packを適用する必要があります。
デジタウンの料金
デジタウンはエリア(収録地区)ごとに価格が異なります。
ZENRIN公式オンラインショップ「ZENRIN Store」での購入が基本で、エリアの広さによって価格が変わります。
価格の目安として、単一の区・市レベルのディスクで数万円〜15万円前後が一般的な価格帯です。
大阪市24区セットのような複数エリアをまとめた商品では30万円を超えるケースもあります。
最新の価格はZENRIN Store 電子住宅地図デジタウン一覧で確認できます。
デジタウンの類似サービスとの違い
ゼンリンは、デジタウン以外にも住宅地図関連のサービスを複数展開しています。
| サービス名 | 形式 | 特徴 |
|---|---|---|
| デジタウン | DVD(オフライン) | インターネット不要、計測・編集・印刷機能あり |
| ZNET TOWN | Webブラウザ(オンライン) | 常に最新データ、月額制 |
| ZNET TOWN mobile | スマホ・タブレット(オンライン) | モバイル端末での閲覧に対応 |
| ゼンリン住宅地図スマートフォン | スマホブラウザ | 閲覧専用、月額900円〜 |
| ゼンリン住宅地図プリントサービス | コンビニ印刷 | 必要な部分だけ1枚300円で印刷 |
デジタウンとZNET TOWNの主な違い
デジタウンの最大の強みは、インターネット接続なしで使えるオフライン環境での利用です。
一方、地図データの自動更新はないため、最新情報を常に反映したい場合は買い替えが必要な点がデメリットです。
ZNET TOWNはWebブラウザから利用できる月額制サービスで、常に最新の地図データを参照できます。
ただし、インターネット接続が必須で、月額料金も相応にかかります。
使用頻度・ネット環境・予算に応じて使い分けるのが最適です。
デジタウンはどこで購入できる?
購入方法は主に2つです。
- ZENRIN Store(公式オンラインショップ):24時間365日注文可能、送料無料。地図から収録エリアを確認した上で購入できます → ZENRIN Store デジタウン一覧
- 最寄りのゼンリン支店・営業所:在庫確認や一括購入の相談に対応しています → ゼンリン事業所一覧
まとめ
ゼンリン デジタウンは、日本最大手の地図会社ゼンリンが提供するオフライン対応のパソコン用電子住宅地図ソフトです。
DVDをセットするだけで起動でき、詳細な住宅地図の閲覧・検索・編集・計測・印刷を一括して行えます。
インターネット接続が不要なため、セキュリティを重視する業務環境に向いています。
反面、地図の自動更新はなく、常に最新データが必要な場合はオンライン版のZNET TOWNも検討する価値があります。
不動産・建設・物流・行政など、住宅地図を業務で活用したい法人や団体にとって、信頼性の高い選択肢の一つといえます。
参考情報源:
- ゼンリン公式「電子住宅地図デジタウン」(2026年3月確認)
- ZENRIN Store「電子住宅地図デジタウン」(2026年3月確認)
- ゼンリン公式「デジタウン Service Pack」(2026年3月確認)
- 日本大学理工学部図書館「ゼンリンデジタウンを利用してみよう」(2026年3月確認)

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