YouTubeで他の人のコメントに返信したのに、自分の返信が表示されない…そんな経験はありませんか?「返信を表示」を押しても何も出てこなかったり、自分の返信だけが見えなかったりすると、とても困りますよね。
この記事では、YouTubeで返信コメントが表示されない原因と、その解決方法を詳しく解説します。「普通のコメントはできるのに、返信だけができない」という方も、この記事を読めば問題を解決できるはずです。
YouTubeの返信コメントが表示されない主な原因

まず、返信コメントが表示されない代表的な原因を見ていきましょう。原因がわかれば、適切な対処法も見つけやすくなります。
YouTubeのスパムフィルターに引っかかった
一番多いのが、YouTubeの自動スパムフィルターに引っかかってしまうケースです。あなたのコメントが悪意のあるものでなくても、システムが「スパムの可能性がある」と判断すると、自動的に非表示になります。
特に以下のような場合、スパム判定されやすくなります。
- 短時間に大量のコメントや返信をした
- 同じ内容の返信を何度も投稿した
- URLやリンクを含めた
- 絵文字を大量に使った
- 特殊文字を多用した
スパム判定されたコメントは、チャンネル運営者が「確認のために保留中」で承認しない限り、表示されません。
チャンネル運営者の承認制設定
チャンネルによっては、すべてのコメント(返信含む)を承認制にしている場合があります。この設定がオンになっていると、運営者が承認するまで、あなたの返信は他の人には見えません。
承認制の場合、コメントを投稿した本人には表示されても、他の人には見えないという状況になります。そのため、「投稿できたのになぜ消えた?」と感じてしまうのです。
承認されるまでには時間がかかることもあり、数時間後、場合によっては数日後に表示されることもあります。
特定のユーザーからブロックされている
コメント返信しようとしている相手、またはチャンネル運営者からブロックされている可能性もあります。
ブロックされた場合の特徴:
- 自分には返信が表示される
- でも他の人には見えない
- 返信を投稿することは可能
ブロックされているかどうかは、別のアカウントでログインして確認するか、ログアウトした状態で動画を見てみることで判断できます。
NGワードやフィルター設定に引っかかった
チャンネル運営者が設定しているNGワードやフィルターに引っかかると、返信が自動的に非表示になります。
NGワードとして設定されやすい言葉:
- 特定の商品名やサービス名
- 他のチャンネルやSNSへの誘導
- 批判的な言葉
- 競合他社の名前
意図せず設定されているNGワードを使ってしまうと、まったく問題のない内容でも非表示になってしまいます。
制限付きモード(セーフモード)が有効になっている
YouTubeの「制限付きモード」がオンになっていると、コメント自体が表示されなくなります。当然、返信コメントも見ることができません。
制限付きモードは、不適切な可能性のあるコンテンツをフィルタリングする機能で、学校や公共の場所では自動的に有効になっていることがあります。
返信した相手がコメントを削除した
返信しようとした元のコメントが削除されると、その返信も一緒に消えてしまいます。
「返信を表示」をクリックしても何も表示されない場合は、元のコメントが削除されている可能性があります。投稿者自身が削除したか、YouTube側がコミュニティガイドライン違反として削除したかのいずれかです。
ブラウザやアプリのキャッシュ問題
ブラウザやYouTubeアプリに古いデータ(キャッシュ)が溜まっていると、コメントが正しく表示されないことがあります。
特に、長期間ブラウザやアプリを更新していない場合に起こりやすい問題です。
YouTubeの一時的なバグや不具合
YouTube側のシステムに一時的な不具合が発生していることもあります。
特にライブ配信の直後やYouTubeのメンテナンス時には、コメント機能が不安定になることがあります。
ログインしていない、またはログアウトしている
当たり前のことですが、YouTubeアカウントにログインしていないと、コメントや返信を投稿することはできません。
画面右上に「ログイン」ボタンが表示されている場合は、ログインしていない状態です。
インターネット接続が不安定
通信環境が不安定だと、返信を投稿したつもりでも、実際にはサーバーに送信されていないことがあります。
Wi-Fiの電波が弱い場所や、モバイルデータの通信制限がかかっている状態では、このような問題が起こりやすくなります。
返信コメントが表示されているか確認する方法
まず、自分の返信が本当に表示されていないのかを確認しましょう。
新しい順に並び替えて確認する
YouTubeのコメントは、デフォルトでは「評価順(人気順)」で表示されます。返信した直後のコメントは評価が低いため、下の方に埋もれてしまうことがあります。
確認手順:
- コメント欄の「コメント」の横にある並び替えボタンをクリック
- 「新しい順」を選択
- 下にスクロールして自分の返信を探す
「新しい順」にしても見つからない場合は、本当に表示されていない可能性が高いです。
ログアウトして確認する
自分にだけ返信が見えて、他の人には見えないケースがあります。これを確認するには、一度ログアウトしてみましょう。
確認手順:
- YouTubeからログアウト
- 該当の動画を開く
- コメント欄で自分の返信を探す
ログアウト状態で表示されない場合は、ブロックされているか、スパム判定されている可能性があります。
別のブラウザやデバイスで確認する
使っているブラウザやアプリに問題がある可能性もあります。別のブラウザやデバイスで確認してみましょう。
確認方法:
- パソコンで見ているなら、スマホで確認
- Chromeを使っているなら、EdgeやFirefoxで確認
- YouTubeアプリを使っているなら、ブラウザ版で確認
別の環境で表示される場合は、使用している環境に問題があることがわかります。
PCでの解決方法
それでは、パソコンで返信コメントが表示されない場合の解決方法を見ていきましょう。
ブラウザのキャッシュとCookieを削除する
古いデータが原因の場合、キャッシュとCookieを削除することで解決できます。
Google Chromeの場合:
- ブラウザ右上の「︙」(3点メニュー)をクリック
- 「その他のツール」→「閲覧履歴を消去」を選択
- 「期間」で「全期間」を選択
- 「キャッシュされた画像とファイル」と「Cookieと他のサイトデータ」にチェック
- 「データを削除」をクリック
- ブラウザを再起動してYouTubeにアクセス
Microsoft Edgeの場合:
- ブラウザ右上の「…」(3点メニュー)をクリック
- 「設定」→「プライバシー、検索、サービス」を選択
- 「閲覧データをクリア」の「クリアするデータの選択」をクリック
- 「Cookieおよびその他のサイトデータ」と「キャッシュされた画像とファイル」にチェック
- 「今すぐクリア」をクリック
Firefoxの場合:
- ブラウザ右上の「≡」(ハンバーガーメニュー)をクリック
- 「設定」→「プライバシーとセキュリティ」を選択
- 「Cookieとサイトデータ」の「データを消去」をクリック
- 「Cookieとサイトデータ」と「キャッシュされたウェブコンテンツ」にチェック
- 「消去」をクリック
ブラウザ拡張機能を無効にする
広告ブロッカーなどの拡張機能が、YouTubeのコメント機能に干渉していることがあります。
手順:
- Chromeの場合:右上の「︙」→「拡張機能」→「拡張機能を管理」
- インストールされている拡張機能を一時的にオフにする
- 特に以下の拡張機能を無効にしてみる
- 広告ブロッカー(AdBlock、uBlock Originなど)
- プライバシー保護系
- YouTubeのUI変更系
- YouTubeで返信が表示されるか確認
- 表示されたら、拡張機能を1つずつ有効にして原因を特定
シークレットモード(プライベートブラウジング)で試す
シークレットモードでは、拡張機能やキャッシュの影響を受けずにYouTubeを利用できます。
手順:
- Chrome:Ctrl + Shift + N(Windows)、Command + Shift + N(Mac)
- Edge:Ctrl + Shift + N
- Firefox:Ctrl + Shift + P
シークレットモードで返信が表示される場合は、通常モードの何らかの設定や拡張機能が原因です。
制限付きモードを確認する
制限付きモードがオンになっていないか確認しましょう。
手順:
- YouTubeの画面右上のアカウントアイコンをクリック
- 「制限付きモード」を選択
- オンになっている場合はオフに切り替える
- ページを更新
制限付きモードをオフにすると、コメント欄が表示されるようになります。
ブラウザを最新版に更新する
古いバージョンのブラウザを使っていると、YouTubeが正常に動作しないことがあります。
更新方法:
- Chrome:右上の「︙」→「ヘルプ」→「Google Chromeについて」
- Edge:右上の「…」→「ヘルプとフィードバック」→「Microsoft Edgeについて」
- Firefox:右上の「≡」→「ヘルプ」→「Firefoxについて」
自動的に更新がチェックされ、利用可能な場合は更新されます。
YouTubeアカウントから再ログインする
アカウントの一時的な問題の場合、再ログインで解決することがあります。
手順:
- YouTubeの右上のアカウントアイコンをクリック
- 「ログアウト」を選択
- ブラウザを閉じて再起動
- YouTubeを開いて再度ログイン
- 返信が表示されるか確認
別のブラウザを試す
現在使っているブラウザに問題がある場合は、別のブラウザで試してみましょう。
- Chromeを使っているなら→EdgeやFirefoxを試す
- Edgeを使っているなら→ChromeやBraveを試す
- Firefoxを使っているなら→ChromeやOperaを試す
別のブラウザで問題なく表示される場合は、元のブラウザに問題があることがわかります。
スマホ(iPhone・Android)での解決方法

スマホでYouTubeアプリを使っている場合の解決方法をご紹介します。
YouTubeアプリのキャッシュをクリアする
Androidの場合:
- スマホの「設定」アプリを開く
- 「アプリ」または「アプリと通知」をタップ
- アプリ一覧から「YouTube」を探してタップ
- 「ストレージとキャッシュ」をタップ
- 「キャッシュを消去」をタップ
- YouTubeアプリを再起動
iPhoneの場合:
iPhoneでは個別にキャッシュを削除できないため、アプリを再インストールします。
- ホーム画面でYouTubeアプリを長押し
- 「Appを削除」をタップ
- App StoreからYouTubeアプリを再インストール
- ログインして確認
YouTubeアプリを最新版に更新する
古いバージョンのアプリでは、コメント機能が正常に動作しないことがあります。
Androidの場合:
- Google Playストアを開く
- 右上のプロフィールアイコンをタップ
- 「アプリとデバイスの管理」をタップ
- YouTubeに「更新」ボタンがあればタップ
iPhoneの場合:
- App Storeを開く
- 右上のプロフィールアイコンをタップ
- 下にスクロールして、YouTubeに「アップデート」ボタンがあればタップ
スマホを再起動する
一時的な不具合は、スマホの再起動で解決することが多いです。
手順:
- 電源ボタンを長押し
- 「再起動」または「電源を切る」を選択
- 電源を入れ直す
- YouTubeアプリを開いて確認
制限付きモードを確認する
手順:
- YouTubeアプリを開く
- 右下のプロフィールアイコンをタップ
- 「設定」をタップ
- 「全般」をタップ
- 「制限付きモード」がオフになっているか確認
- オンになっている場合はオフに切り替える
モバイルデータとWi-Fiを切り替える
通信環境を変えることで解決する場合もあります。
手順:
- Wi-Fiを使っている場合→モバイルデータに切り替える
- モバイルデータを使っている場合→Wi-Fiに切り替える
- 両方試して、返信が表示されるか確認
ブラウザ版YouTubeで試す
YouTubeアプリではなく、SafariやChromeなどのブラウザからYouTubeにアクセスしてみましょう。
手順:
- SafariまたはChromeを開く
- 「youtube.com」にアクセス
- ログイン
- 該当の動画を開いて返信を確認
ブラウザ版で表示される場合は、YouTubeアプリに問題があることがわかります。
投稿者(チャンネル運営者)側でできること
自分がチャンネルを運営していて、視聴者の返信コメントが表示されない場合の対処法も見ていきましょう。
保留中のコメントを確認する
スパム判定されたコメントは、「確認のために保留中」に入っています。
手順:
- YouTube Studioにアクセス
- 左側のメニューから「コメント」を選択
- 上部の「確認のために保留中」タブをクリック
- 保留中のコメントや返信を確認
- 問題なければ「承認」をクリック
定期的にここをチェックすることで、正当なコメントを見落とさずに済みます。
コメント設定を見直す
厳しすぎるフィルター設定が原因で、正常なコメントまでブロックされていることがあります。
手順:
- YouTube Studioにアクセス
- 左側のメニューから「設定」→「コミュニティ」を選択
- 「デフォルト」タブで以下を確認
- 「すべてのコメントを保留して確認する」がオフになっているか
- 「潜在的に不適切なコメントを保留して確認する」の設定
- 必要に応じて設定を変更
ブロックしたユーザーを確認する
誤ってユーザーをブロックしている可能性もあります。
手順:
- YouTube Studioの「設定」→「コミュニティ」を開く
- 「非表示のユーザー」タブをクリック
- ブロックしているユーザーのリストを確認
- 誤ってブロックしている場合は、右側の「×」をクリックして解除
NGワード設定を見直す
設定しているNGワードが広すぎる可能性があります。
手順:
- YouTube Studioの「設定」→「コミュニティ」を開く
- 「ブロックする単語」の欄を確認
- 必要以上に広い範囲をブロックしていないかチェック
- 不要なNGワードを削除
それでも解決しない場合の最終手段
上記の方法を試しても解決しない場合は、以下の方法を試してみましょう。
YouTubeの障害・不具合情報を確認する
YouTube全体でトラブルが発生している可能性もあります。
確認方法:
- Twitterで「YouTube コメント 表示されない」「YouTube 不具合」などを検索
- Downdetectorなどの障害情報サイトをチェック
- YouTubeの公式Twitter(@TeamYouTube)を確認
多くの人が同じ問題を報告している場合は、YouTube側の障害です。復旧を待ちましょう。
時間を置いて再度確認する
承認制のチャンネルの場合、承認されるまでに時間がかかることがあります。
数時間後、または翌日にもう一度確認してみましょう。特にライブ配信のアーカイブでは、コメントが反映されるまでに3時間程度かかることもあります。
YouTubeヘルプセンターに問い合わせる
どうしても解決しない場合は、YouTubeのサポートに問い合わせることもできます。
問い合わせ方法:
- YouTubeヘルプセンター(support.google.com/youtube)にアクセス
- 問題の内容を検索
- 該当するヘルプ記事を確認
- 解決しない場合は「フィードバックを送信」から報告
具体的な状況(デバイス、ブラウザ、発生日時など)を詳しく書くと、サポートが対応しやすくなります。
別のアカウントを試してみる
現在使っているアカウントに問題がある可能性もあります。
手順:
- 別のGoogleアカウントでYouTubeにログイン
- 同じ動画で返信を試してみる
- 別のアカウントで問題なければ、元のアカウントに問題がある
元のアカウントに問題がある場合は、YouTubeのサポートに連絡しましょう。
返信コメントが表示されやすくするコツ
今後、返信コメントが非表示にならないように、以下のポイントに注意しましょう。
スパム判定されにくいコメントを心がける
避けるべきこと:
- 短時間に大量の返信をする
- 同じ内容を何度も投稿する
- URLやリンクを含める
- 絵文字を大量に使う(3個以内に抑える)
- 全角英数字や特殊記号を多用する
推奨すること:
- 適度な長さの文章を書く(短すぎず、長すぎず)
- 相手の意見に対して具体的に返信する
- 丁寧な言葉遣いを心がける
返信の間隔を空ける
連続して返信すると、スパムと判定されやすくなります。
1つ返信したら、数分待ってから次の返信をするようにしましょう。
URLを投稿しない
外部サイトへのリンクは、スパム判定の対象になりやすいです。
どうしても共有したい場合は、「〇〇で検索してください」のように、検索ワードを伝える方法にしましょう。
丁寧な言葉遣いを心がける
攻撃的な言葉や批判的な表現は、自動フィルターに引っかかりやすくなります。
意見が異なる場合でも、相手を尊重した表現を使いましょう。
まとめ:返信コメントが表示されない問題は段階的に解決しよう
YouTubeの返信コメントが表示されない問題は、原因がさまざまです。ここでもう一度、基本的な解決手順をおさらいしましょう。
まず最初に確認すべきこと:
- 新しい順に並び替えて、本当に表示されていないか確認
- ログアウトして、他の人にも見えないか確認
- 別のブラウザやデバイスで確認
PCでの主な対処法:
- ブラウザのキャッシュとCookieを削除
- ブラウザ拡張機能を無効にする
- 制限付きモードをオフにする
- ブラウザを最新版に更新
- 別のブラウザを試す
スマホでの主な対処法:
- アプリのキャッシュをクリア
- YouTubeアプリを最新版に更新
- スマホを再起動
- 制限付きモードをオフにする
- ブラウザ版YouTubeで試す
よくある原因:
- スパムフィルターによる自動検出
- チャンネル運営者の承認制設定
- ブロックされている
- NGワード設定に引っかかった
- 元のコメントが削除された
- YouTubeの一時的な不具合
返信を表示されやすくするコツ:
- 短時間に大量の返信をしない
- URLや絵文字を控える
- 丁寧な言葉遣いを心がける
- 同じ内容を繰り返し投稿しない
多くの場合、キャッシュの削除やアプリの再起動で問題が解決します。それでも解決しない場合は、承認待ちかスパム判定されている可能性が高いので、時間を置いて再度確認してみましょう。
YouTube側のシステムの問題である場合もあるため、焦らずに対処することが大切です。この記事の手順に従って、1つずつ確認していけば、きっと問題を解決できるはずです。快適なYouTubeライフをお楽しみください!

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