はじめに:Windows 10のサポートがもうすぐ終わります
みなさん、お使いのパソコンはWindows 10ですか?
実は、2025年10月14日にWindows 10のサポートが終了します。
2025年8月29日現在、あとたった46日しかありません。
「サポート終了って何?」「自分のパソコンは大丈夫?」
そんな疑問にお答えしながら、今すぐ知っておくべきことを分かりやすくお伝えします。
📅 いつ、どのWindows 10のサポートが終わるの?

ほとんどのWindows 10は同じ日に終了
2025年10月14日に、以下のWindows 10のサポートが一斉に終わります:
- Windows 10 Home(家庭用)
- Windows 10 Pro(ビジネス用)
- Windows 10 Education(教育機関用)
- Windows 10 Enterprise(企業用)
お使いのWindows 10がどれか分からなくても大丈夫。ほとんどの人が使っているバージョンは、すべて同じ日にサポートが終わるんです。
例外:企業向けの特別版は長くサポート
一部の特殊なバージョンだけは、もう少し長くサポートされます:
バージョン | サポート終了日 | 残り期間 |
---|---|---|
Enterprise LTSC 2019 | 2029年1月9日 | 約3年4ヶ月 |
Enterprise LTSC 2021 | 2027年1月12日 | 約1年4ヶ月 |
IoT Enterprise LTSC 2021 | 2032年1月13日 | 約6年4ヶ月 |
でも、これらは特殊な企業向けバージョン。一般の方はほぼ関係ありません。
⚠️ サポート終了後、何が起きるの?

セキュリティが危険な状態に
サポート終了後の最大の問題はセキュリティです。
想像してみてください。家の鍵が壊れても、もう修理してもらえない状態。それがサポート終了後のWindows 10なんです。
具体的には:
- 新しいウイルスから守れなくなる
- ハッカーの攻撃を受けやすくなる
- 個人情報が盗まれるリスクが高まる
「ウイルス対策ソフトがあれば大丈夫?」と思うかもしれません。
残念ながら、Windows自体の弱点(脆弱性)は、ウイルス対策ソフトでは防げないんです。
ソフトやアプリが使えなくなることも
Microsoft 365(Word、Excel、PowerPointなど)も、Windows 10のサポート終了と同時にサポートが終わります。
すぐに使えなくなるわけではありませんが、時間が経つにつれて:
- 動作が遅くなる
- エラーが増える
- 新機能が使えない
といった問題が出てきます。
会社では深刻な問題に
企業でWindows 10を使い続けると:
- 法律違反になる可能性がある(コンプライアンス違反)
- 取引先から信用を失う
- 情報漏洩のリスクが高まる
だから、多くの企業が今、大急ぎで対策を進めているんです。
💻 Windows 11にアップグレードできる?

Windows 11に必要な条件をチェック
Windows 11にアップグレードするには、パソコンが以下の条件を満たす必要があります:
最低限必要なスペック:
- CPU:1GHz以上、2コア以上(2018年以降のモデル推奨)
- メモリ:4GB以上(8GB以上がおすすめ)
- ストレージ:64GB以上の空き容量
- TPM 2.0:セキュリティチップ(2018年以降のPCなら大体OK)
「難しそう…」と思った方、大丈夫です!
簡単にチェックする方法
- スタートメニューを開く
- **「PC正常性チェック」**と検索
- アプリを起動して**「今すぐチェック」**をクリック
これだけで、あなたのパソコンがWindows 11に対応しているか分かります。
無料でアップグレードできます!
条件を満たしていれば、Windows 11への無料アップグレードが可能です。
期限は特に設定されていないので、焦る必要はありません。でも、セキュリティのことを考えると、早めの対応がおすすめです。
💰 Windows 10を使い続ける方法:延長サポート(ESU)

個人向けの延長サポート
どうしてもWindows 10を使い続けたい方のために、1年間の延長サポートが用意されています。
料金と期間:
- 期間:2025年10月15日~2026年10月13日(1年間のみ)
- 料金:約4,500円(30米ドル)
- 最大10台のパソコンで利用可能
無料で使う方法もあります!
- Windows Backupを設定する
- Microsoft Rewardsポイント1,000ポイントと交換
ただし、これはあくまで一時的な解決策。1年後には結局、Windows 11への移行が必要になります。
企業向けの延長サポート
企業は最大3年間の延長が可能ですが、料金が高額です:
- 1年目:約9,000円/台
- 2年目:約18,000円/台(倍額)
- 3年目:約36,000円/台(さらに倍額)
年々料金が上がるので、早めの移行がお得です。
🚀 今すぐやるべきこと

ステップ1:現状を確認(今週中に!)
まず、自分のパソコンの状況を確認しましょう:
- Windows 11対応チェックを実行
- 重要なデータのバックアップを取る
- 使っているソフトの対応状況を確認
ステップ2:3つの選択肢から選ぶ
選択肢A:Windows 11にアップグレード
- 対応している → すぐにアップグレード
- 無料で最新のセキュリティを確保
選択肢B:新しいパソコンを購入
- 古いパソコンの場合はこれが一番確実
- 最新機能も使えるようになる
選択肢C:延長サポート(ESU)を利用
- どうしても今は変えられない人向け
- 1年間の猶予を得る(約4,500円)
ステップ3:データのバックアップ(超重要!)
どの選択肢を選んでも、まずはバックアップ:
- OneDrive:クラウドに自動保存
- 外付けHDD:大容量データの保存
- USBメモリ:重要書類だけでも
「面倒…」と思うかもしれませんが、データを失ってからでは遅いんです。
📊 現在の状況:みんなはどうしてる?

Windows 11の普及状況
2025年7月時点で、Windows 11のシェアが初めてWindows 10を上回りました:
- Windows 11:51.77%
- Windows 10:45.02%
半分以上の人がすでにWindows 11に移行しています。
まだ更新は続いています
2025年10月14日までは、毎月セキュリティ更新が提供されます:
- 毎月第2火曜日に更新(パッチチューズデー)
- 重要な脆弱性の修正
- 最後の更新は2025年10月14日
今のうちに、すべての更新を適用しておきましょう。
🎯 Microsoftの公式見解
Microsoftは明確に宣言しています:
「Windows 10のサポート終了日に延長はありません」
つまり、2025年10月14日で本当に終わり。例外はないんです。
この日以降、Microsoftから提供されなくなるもの:
- ❌ セキュリティ更新
- ❌ 新機能の追加
- ❌ 技術サポート
- ❌ カスタマーサービス
まとめ:今すぐ行動を!
Windows 10のサポート終了まで、あと46日。
時間はありません。でも、慌てる必要もありません。
📝 今日やることリスト
- ☐ PC正常性チェックを実行
- ☐ 大切なデータをバックアップ
- ☐ 3つの選択肢から最適なものを選ぶ
最後にひとこと
パソコンの買い替えやアップグレードは、確かに面倒です。
でも、セキュリティ問題で個人情報が漏れたり、大切なデータを失ったりする方がもっと大変。
この機会を「新しいパソコンライフのスタート」と考えて、前向きに対応していきましょう!
分からないことがあれば、パソコンに詳しい友人や、電器店のスタッフに相談するのもいいですね。
みんなで協力して、この大きな変化を乗り越えていきましょう!
コメント