「何もしていないのにメモリ使用率が70%を超えている」「Windowsを起動しただけでメモリが8GB以上使われている」「タスクマネージャーを見ても原因がわからない」――このような症状で困っていませんか。
この記事では、Windowsの通常時(アイドル時)のメモリ使用量が異常に多い原因と、10の具体的な解決策を徹底解説します。
- 結論:Windows 11/10の正常なメモリ使用量は?
- まず確認:あなたのメモリ使用量は本当に「異常」なのか
- メモリ使用量の確認方法【Windows 11/10共通】
- 【原因編】メモリ使用量が多い8つの原因
- 【対処法編】メモリ使用量を減らす10の方法
- 対処法1:PCを再起動する【最も簡単】
- 対処法2:スタートアップアプリを無効化する【効果大】
- 対処法3:Google Chrome / Microsoft Edgeのメモリ使用量を減らす【効果大】
- 対処法4:SysMain(Superfetch)サービスを無効化する【SSD搭載PCのみ】
- 対処法5:仮想メモリを調整する【効果中】
- 対処法6:Windowsメモリ診断ツールを実行する【物理メモリの故障チェック】
- 対処法7:Microsoft PC Managerでメモリ解放【Windows 11推奨】
- 対処法8:Windows Updateを最新にする【効果中】
- 対処法9:不要なアプリをアンインストールする【効果中】
- 対処法10:メモリクリーナーは使わない【重要】
- 【上級編】レジストリ調整【上級者向け】
- 【最終手段】メモリ増設の判断基準
- よくある質問と回答
- まとめ:メモリ使用量を適正化して快適なPCライフを
結論:Windows 11/10の正常なメモリ使用量は?

結論から言うと、Windowsのアイドル時メモリ使用量の正常値は以下のとおりです。
| メモリ搭載量 | 正常なアイドル時使用量 | 使用率の目安 | 異常なライン |
|---|---|---|---|
| 8GB | 2~4GB | 25~50% | 60%以上(4.8GB以上) |
| 16GB | 3~6GB | 20~40% | 50%以上(8GB以上) |
| 32GB | 4~10GB | 15~30% | 40%以上(12.8GB以上) |
重要な判断基準:
- 30~50%以下:正常(理想的)
- 50~60%:やや高め(改善の余地あり)
- 60~80%:異常(対策が必要)
- 80~90%以上:深刻(すぐに対処が必要)
「何もしていない」のに上記の「異常なライン」を超えている場合、この記事の対処法を試してください。
まず確認:あなたのメモリ使用量は本当に「異常」なのか
メモリ使用量が多いと感じても、実はWindowsの正常な動作である場合があります。
Windowsは「空きメモリ」を積極的に使う設計
Windowsは、「メモリは使うためにある」という設計思想で作られています。
- 使用頻度の高いアプリやファイルをメモリにキャッシュしておく
- 次回起動時に高速にアクセスできるようにする
- 必要になったら瞬時に解放する
つまり、メモリ使用率が50%程度なら、むしろ効率的に活用されている証拠です。
「異常」と判断すべき3つのサイン
以下の症状がある場合、メモリ使用量が異常に多いと判断できます。
1. PCの動作が明らかに遅い
- アプリの起動に時間がかかる
- ウィンドウの切り替えに遅延がある
- マウスカーソルがカクカクする
2. メモリ使用率が常に80%以上
- 何もしていない状態で80%を超える
- ブラウザを開くだけで90%を超える
- 1つアプリを開くとフリーズする
3. タスクマネージャーの数値が合わない
- 各プロセスの合計が2GBなのに、全体で8GB使用されている
- 「コミット済み」が物理メモリの2倍以上になっている
- 再起動しても改善しない
これらの症状がある場合は、次の対処法を試してください。
メモリ使用量の確認方法【Windows 11/10共通】

まず、現在のメモリ使用量を正確に確認しましょう。
手順1:タスクマネージャーを開く
Windows 11の場合:
- タスクバーの空いている場所を右クリック
- 「タスク マネージャー」をクリック
Windows 10の場合:
- タスクバーの空いている場所を右クリック
- 「タスク マネージャー」をクリック
ショートカット(共通):
Ctrl+Shift+Escキーを同時押し
手順2:メモリ使用量を確認する
「パフォーマンス」タブを確認:
- タスクマネージャーが開いたら、「パフォーマンス」タブをクリック
- 左側のメニューから「メモリ」をクリック
- 以下の情報を確認:
- 使用中:現在使用しているメモリ量
- 利用可能:すぐに使えるメモリ量
- コミット済み:物理メモリ + 仮想メモリの合計
- キャッシュ済み:高速化のためにキャッシュされているメモリ
「プロセス」タブで犯人を特定:
- 「プロセス」タブをクリック
- 「メモリ」列をクリックして、メモリ使用量の多い順に並べ替え
- 上位5つのプロセスをメモしておく
重要:「コミット済み」と「使用中」の違い
- 使用中(In use):実際に物理メモリを使用している量
- コミット済み(Committed):物理メモリ + 仮想メモリ(ページファイル)の合計
「コミット済み」が物理メモリより大きい場合、仮想メモリ(HDDやSSD)を使っているため、動作が遅くなります。
【原因編】メモリ使用量が多い8つの原因
メモリ使用量が異常に多い原因は、主に以下の8つです。
原因1:スタートアップアプリが多すぎる
症状:
- PC起動時から既にメモリ使用率が60%以上
- 使っていないアプリが常駐している
犯人になりやすいアプリ:
- Steam(ゲームプラットフォーム):200~500MB
- Discord(チャットアプリ):300~600MB
- Spotify(音楽アプリ):200~400MB
- Adobe Creative Cloud:500MB~1GB
- Microsoft Teams:500MB~1GB
- OneDrive:100~300MB
- Dropbox:100~300MB
確認方法:
- タスクマネージャー → 「スタートアップ」タブ
- 「状態」が「有効」になっているアプリを確認
後ほど対処法で無効化する方法を解説します。
原因2:Google Chrome / Microsoft Edgeのメモリリーク
症状:
- ブラウザを開いただけで2GB以上消費
- タブを閉じてもメモリが解放されない
- 拡張機能が多い
Chrome / Edgeがメモリを大量に使う理由:
- 1タブ = 1プロセスの設計
- 拡張機能も個別のプロセスとして動作
- タブを開きすぎると、10GB以上消費することもある
確認方法:
- タスクマネージャーで「Google Chrome」または「Microsoft Edge」を確認
- 複数のプロセスが表示されている場合、合計メモリ使用量をチェック
典型的なメモリ使用量:
- 正常:5タブで500MB~1GB
- やや多い:10タブで1.5~2GB
- 異常:5タブで3GB以上
原因3:SysMain(旧Superfetch)サービス
症状:
- 何もしていないのにHDD/SSDのアクセスランプが点滅し続ける
- メモリ使用率が常に50%以上
- SSD搭載PCなのに動作が遅い
SysMainとは:
- よく使うアプリを先読みしてメモリにキャッシュするサービス
- HDD時代の技術で、SSDでは逆効果になることがある
- Windows 10/11でデフォルトで有効
確認方法:
- タスクマネージャー → 「プロセス」タブ
- 「SysMain」または「Superfetch」を検索
SysMainのメモリ消費量:
- 通常:100~500MB
- 異常:1GB以上
原因4:Windows Update直後の自動メンテナンス
症状:
- Windows Update後、数時間メモリ使用率が高い
- 「Service Host: Windows Update」が1GB以上消費
- ディスク使用率も100%になる
原因:
Windows Updateの直後、以下の自動メンテナンスが実行されます:
- Windows Defenderのクイックスキャン
- Windows Searchのインデックス作成
- ディスクの最適化
- システムファイルの整合性チェック
対処法:
待つのが最善です。自動メンテナンスは通常1~3時間で完了します。
原因5:Antimalware Service Executable(Windows Defender)
症状:
- 「Antimalware Service Executable」がメモリを1GB以上消費
- CPU使用率も50%以上
- 定期スキャン中
確認方法:
- タスクマネージャー → 「プロセス」タブ
- 「Antimalware Service Executable」を確認
通常のメモリ使用量:
- アイドル時:50~200MB
- スキャン中:500MB~2GB
スキャン中なら正常です。終わるまで待ちましょう。
原因6:メモリリーク(アプリやドライバーの不具合)
症状:
- PC起動直後は正常だが、時間経過とともにメモリ使用量が増え続ける
- 24時間後には90%を超える
- 再起動すると一時的に改善する
メモリリークとは:
アプリやドライバーが、使い終わったメモリを解放せず、占有し続ける不具合です。
メモリリークを起こしやすいアプリ:
- 古いバージョンのブラウザ
- 一部のセキュリティソフト(特にNorton、McAfee)
- 開発ツール(Visual Studio、Android Studio)
- Nahimic(オーディオソフト)← よくある犯人
- Realtek Audio Driver
確認方法:
- タスクマネージャーを開いたまま30分~1時間放置
- 特定のプロセスのメモリ使用量が徐々に増え続けているか確認
原因7:Hyper-V仮想マシンが動作中
症状:
- タスクマネージャーに表示されないのに、メモリ使用率が70%以上
- 8GBのメモリを割り当てたHyper-V仮想マシンが起動している
確認方法:
- 「Hyper-Vマネージャー」を開く(検索ボックスで「Hyper-V」と入力)
- 仮想マシンが「実行中」になっているか確認
Hyper-Vの仮想マシンは、タスクマネージャーに表示されません。割り当てたメモリは常に占有されます。
原因8:物理メモリの故障
症状:
- 頻繁にブルースクリーン(BSOD)が発生
- 「MEMORY_MANAGEMENT」エラー
- メモリ使用率が異常に高い
確認方法:
後述の「Windowsメモリ診断ツール」を実行してください。
【対処法編】メモリ使用量を減らす10の方法

ここからは、具体的な対処法を解説します。簡単な方法から順に試してください。
対処法1:PCを再起動する【最も簡単】
効果:★★★☆☆
所要時間:2分
メモリリークや一時的な不具合は、再起動で解決することが多いです。
手順:
- 「スタート」メニューを開く
- 「電源」アイコンをクリック
- 「再起動」をクリック
再起動後、タスクマネージャーでメモリ使用量を確認してください。
対処法2:スタートアップアプリを無効化する【効果大】
効果:★★★★★
所要時間:5分
削減できるメモリ量:500MB~3GB
不要なスタートアップアプリを無効化すると、劇的にメモリ使用量が減ります。
手順:
- タスクマネージャーを開く
Ctrl+Shift+Escキーを同時押し
- 「スタートアップ」タブをクリック
- 無効化するアプリを選ぶ
- 使っていないアプリを右クリック → 「無効化」
無効化してもOKなアプリ:
- Steam(ゲームをする時だけ起動すればOK)
- Discord(チャット時だけ起動すればOK)
- Spotify(音楽を聴く時だけ起動すればOK)
- Adobe Creative Cloud(作業時だけ起動すればOK)
- Microsoft Teams(会議時だけ起動すればOK)
- Skype(使わないなら無効化)
無効化してはいけないアプリ:
- Windows Defender
- Intel / AMD / NVIDIA ドライバー関連
- Realtek Audio(音が出なくなる)
- タッチパッドドライバー(ノートPCの場合)
注意:無効化しても、手動で起動すれば普通に使えます。
対処法3:Google Chrome / Microsoft Edgeのメモリ使用量を減らす【効果大】
効果:★★★★★
所要時間:10分
削減できるメモリ量:1~5GB
ブラウザは、最もメモリを消費するアプリの1つです。
方法1:不要なタブを閉じる
目安:常時開くタブは5個以内
- よく使うサイトは「ブックマーク」に追加
- 後で読むページは「リーディングリスト」に保存
方法2:拡張機能を削除する
Chrome / Edgeの拡張機能は、1つにつき50~200MBのメモリを消費します。
手順:
- ブラウザのアドレスバーに
chrome://extensions/(Edge:edge://extensions/)と入力 - 使っていない拡張機能を「削除」
削除してもOKな拡張機能:
- 使っていない翻訳ツール
- 使っていない広告ブロッカー(複数ある場合)
- 古いパスワード管理ツール
方法3:メモリセーバー機能をオンにする
Chrome / Edgeには、使っていないタブのメモリを自動解放する機能があります。
手順(Chrome):
- 右上の「︙」→「設定」
- 「パフォーマンス」をクリック
- 「メモリセーバー」をオンにする
手順(Edge):
- 右上の「…」→「設定」
- 「システムとパフォーマンス」をクリック
- 「効率モード」をオンにする
削減効果:1~3GB
対処法4:SysMain(Superfetch)サービスを無効化する【SSD搭載PCのみ】
効果:★★★★☆
所要時間:5分
削減できるメモリ量:500MB~1GB
SSD搭載PCの場合、SysMainを無効化すると快適になります。HDDの場合は無効化しないでください。
手順:
- 「ファイル名を指定して実行」を開く
Windowsキー +Rキーを同時押し
- 「services.msc」と入力してEnterキー
- 「SysMain」を探す
- リストから「SysMain」を探してダブルクリック
- 見つからない場合は「Superfetch」を探す
- サービスを停止する
- 「サービスの状態」の「停止」ボタンをクリック
- 自動起動を無効化する
- 「スタートアップの種類」を「無効」に変更
- 「OK」をクリック
- PCを再起動
再起動後、タスクマネージャーでメモリ使用量を確認してください。
対処法5:仮想メモリを調整する【効果中】
効果:★★★☆☆
所要時間:10分
仮想メモリ(ページファイル)のサイズを適切に設定することで、メモリ不足を緩和できます。
手順:
- 「システムのプロパティ」を開く
- 検索ボックスに「システムの詳細設定」と入力してEnterキー
- 「詳細設定」タブ → 「パフォーマンス」の「設定」ボタン
- 「詳細設定」タブ → 「仮想メモリ」の「変更」ボタン
- 「すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する」のチェックを外す
- Cドライブを選択 → 「カスタムサイズ」を選択
- 初期サイズ:物理メモリの1.5倍(例:16GB = 24576MB)
- 最大サイズ:物理メモリの3倍(例:16GB = 49152MB)
- 「設定」→「OK」→「OK」→ PCを再起動
推奨サイズ一覧:
| 物理メモリ | 初期サイズ | 最大サイズ |
|---|---|---|
| 8GB | 12288MB | 24576MB |
| 16GB | 24576MB | 49152MB |
| 32GB | 49152MB | 98304MB |
対処法6:Windowsメモリ診断ツールを実行する【物理メモリの故障チェック】
効果:★★★★☆(故障している場合)
所要時間:30分~2時間
物理メモリの故障は、メモリ使用量が異常に高くなる原因の1つです。
手順:
- Windowsメモリ診断ツールを起動
- 検索ボックスに「メモリ診断」と入力してEnterキー
- 「今すぐ再起動して問題の有無を確認する」をクリック
- 診断開始
- PCが再起動し、自動的に診断が開始されます
- 30分~2時間かかります(メモリ容量による)
- 診断結果を確認
- 診断完了後、Windowsが起動します
- デスクトップ右下に診断結果の通知が表示されます
診断結果の見方:
- 「メモリエラーは検出されませんでした」:メモリは正常
- 「コンピューターにメモリの問題があります」:メモリが故障している → 交換が必要
メモリが故障している場合は、新しいメモリに交換してください。
対処法7:Microsoft PC Managerでメモリ解放【Windows 11推奨】
効果:★★★★☆
所要時間:5分
削減できるメモリ量:500MB~2GB
Microsoft PC Managerは、Microsoft公式のシステム最適化ツールです。
ダウンロード:
Microsoft PC Manager公式サイトからダウンロードしてインストールしてください。
使い方:
- Microsoft PC Managerを起動
- 「ブースト」をクリック
- メモリとディスクの一時ファイルが自動的にクリーンアップされます
- 「メモリ管理」をクリック
- 不要なバックグラウンドプロセスが停止されます
削減効果:500MB~2GB
対処法8:Windows Updateを最新にする【効果中】
効果:★★★☆☆
所要時間:30分~2時間
古いバージョンのWindowsは、メモリ管理に不具合がある場合があります。
手順:
- 「設定」を開く
Windowsキー +Iキーを同時押し
- 「Windows Update」をクリック
- 「更新プログラムのチェック」をクリック
- すべての更新プログラムをインストール
- PCを再起動
対処法9:不要なアプリをアンインストールする【効果中】
効果:★★★☆☆
所要時間:15分
削減できるメモリ量:500MB~2GB
バックグラウンドで動作するアプリが多いと、メモリを圧迫します。
アンインストールすべきアプリ:
- 使っていないゲーム
- 使っていない開発ツール
- プリインストールされた不要なアプリ(ブロートウェア)
- 重複しているセキュリティソフト
手順:
- 「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」
- 不要なアプリを選択 → 「アンインストール」
対処法10:メモリクリーナーは使わない【重要】
効果:★☆☆☆☆(逆効果になる可能性)
「メモリクリーナー」「メモリ解放ソフト」は、逆効果です。使わないでください。
理由:
- Windowsの自動メモリ管理を妨げる
- 必要なキャッシュまで削除してしまう
- 再度キャッシュを作り直すため、かえって遅くなる
Windowsは自動的にメモリを最適化します。手動で解放する必要はありません。
【上級編】レジストリ調整【上級者向け】

レジストリ調整1:シャットダウン時にページファイルをクリアする
効果:メモリリークの緩和
手順:
- 「ファイル名を指定して実行」を開く
Windowsキー +Rキーを同時押し
- 「regedit」と入力してEnterキー
- 以下の場所に移動:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\Memory Management
- 「ClearPageFileAtShutDown」をダブルクリック
- 値を「1」に変更 → 「OK」
- PCを再起動
注意:シャットダウンに数秒~数十秒かかるようになります。
レジストリ調整2:NDUサービスを無効化する(ネット接続に影響あり)
効果:メモリ使用量の削減(500MB~1GB)
注意:この方法は、インターネット接続に影響を与える可能性があります。
手順:
- 「regedit」を起動
- 以下の場所に移動:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\Ndu
- 「Start」をダブルクリック
- 値を「4」に変更 → 「OK」
- PCを再起動
ネット接続ができなくなった場合は、値を「2」に戻してください。
【最終手段】メモリ増設の判断基準
対処法をすべて試しても改善しない場合、メモリ増設を検討しましょう。
メモリ増設が必要な3つのサイン
1. 常にメモリ使用率が80%以上
対処法をすべて試しても、常に80%以上になる場合は、物理的にメモリが足りません。
2. 「コミット済み」が物理メモリの1.5倍以上
タスクマネージャーの「コミット済み」が物理メモリの1.5倍を超えている場合、仮想メモリ(HDD/SSD)を大量に使っています。これは動作が遅くなる原因です。
3. 作業内容に対してメモリが足りない
以下の作業を頻繁に行う場合、16GB以上のメモリが必要です:
- 写真・動画編集(Photoshop、Premiere Pro)
- 3DCG制作(Blender、Maya)
- プログラミング(Android Studio、Visual Studio)
- 仮想マシン(Hyper-V、VMware)
- ゲーム配信(OBS + ゲーム同時起動)
メモリ増設の目安
| 用途 | 推奨メモリ容量 |
|---|---|
| ブラウジング・事務作業 | 8GB |
| 軽いゲーム・動画視聴 | 16GB |
| 写真編集・プログラミング | 16~32GB |
| 動画編集・3DCG・ゲーム配信 | 32~64GB |
メモリ増設前の3つの確認事項
1. メモリ規格を確認する
- DDR4か、DDR5か
- 動作周波数(例:DDR4-3200、DDR5-5600)
確認方法:
- タスクマネージャー → 「パフォーマンス」タブ → 「メモリ」
- 右側に「速度」と「規格」が表示されます
2. 空きスロット数を確認する
ノートPCの場合、メモリスロットが1つしかないことがあります。
確認方法:
- タスクマネージャー → 「パフォーマンス」タブ → 「メモリ」
- 「スロットの使用」を確認(例:「使用中のスロット: 2 / 2」)
3. 32bitか64bitか確認する
32bit Windowsは、最大4GBまでしか認識しません。増設しても無駄になります。
確認方法:
- 「設定」→「システム」→「バージョン情報」→「システムの種類」
- 「64ビット オペレーティング システム」なら増設OK
よくある質問と回答
Q1:Windows 11は、Windows 10よりメモリを多く使いますか?
A:はい、約500MB~1GB多く使います。
Windows 11のアイドル時メモリ使用量:
- 8GB搭載:2.5~4GB(30~50%)
- 16GB搭載:3~6GB(20~40%)
Windows 10のアイドル時メモリ使用量:
- 8GB搭載:2~3.5GB(25~45%)
- 16GB搭載:2.5~5GB(15~35%)
Windows 11の方がメモリを多く使う理由:
- 新しいUI(ウィジェット、スナップレイアウト)
- セキュリティ機能の強化
- バックグラウンドサービスの増加
Q2:メモリ使用率が50%なら問題ない?
A:はい、50%程度なら正常です。
Windowsは、「メモリは使うためにある」という設計思想です。空きメモリを積極的に活用して、アプリの起動を高速化しています。
判断基準:
- 30~50%:理想的(効率的に活用されている)
- 50~60%:やや高め(改善の余地あり)
- 60~80%:異常(対策が必要)
- 80%以上:深刻(すぐに対処が必要)
Q3:「コミット済み」が物理メモリより大きいのは異常?
A:いいえ、正常です。
「コミット済み」は、物理メモリ + 仮想メモリ(ページファイル)の合計です。
例:
- 物理メモリ:16GB
- 仮想メモリ:24GB
- コミット済み:18GB → 正常
ただし、「コミット済み」が物理メモリの2倍以上(例:16GBなのに32GB以上)の場合、仮想メモリを大量に使っているため、動作が遅くなります。
Q4:メモリ使用率が100%になるとどうなる?
A:PCがフリーズします。
メモリ使用率が100%になると、以下の症状が出ます:
- アプリの起動に1分以上かかる
- ウィンドウの切り替えに10秒以上かかる
- マウスカーソルが数秒ごとにフリーズする
- 最悪の場合、ブルースクリーン(BSOD)
すぐに不要なアプリを終了してください。
Q5:Chrome拡張機能はどれくらいメモリを使う?
A:1つにつき50~200MBです。
例(よくある拡張機能):
- Adblock Plus:100~150MB
- LastPass(パスワード管理):50~100MB
- Grammarly(文法チェック):100~200MB
- Honey(クーポン検索):50~100MB
10個インストールしていると、合計で500MB~2GB消費します。
Q6:Nahimicはメモリを大量に使いますか?
A:はい、500MB~1GBほど使います。
Nahimicは、オーディオエフェクトを処理するため、常駐してメモリを消費します。
確認方法:
- タスクマネージャー → 「プロセス」タブ
- 「Nahimic」を検索
メモリ使用量が多い場合は、Nahimicを無効化または削除してください。詳しくは別記事「Nahimic Service 無効」を参照してください。
Q7:OneDriveはメモリを多く使いますか?
A:通常は100~300MBですが、同期中は1GB以上使うことがあります。
OneDriveは、ファイルを監視して自動同期するため、常駐してメモリを消費します。
対処法:
- 不要なフォルダの同期を停止
- OneDriveを完全に無効化(使わない場合)
Q8:メモリを増設すると、どれくらい快適になる?
A:劇的に快適になります。
例:8GB → 16GBに増設した場合:
- ブラウザのタブを50個開いても余裕
- 動画編集中にブラウザを同時に使える
- ゲーム配信(OBS + ゲーム)がスムーズになる
- PCがフリーズしなくなる
投資効果が最も高いアップグレードの1つです。
まとめ:メモリ使用量を適正化して快適なPCライフを
Windowsの通常時メモリ使用量が多い原因と対処法を解説しました。
最も効果的な5つの対処法
1. スタートアップアプリを無効化する(削減:500MB~3GB)
2. Google Chrome / Edgeのメモリ使用量を減らす(削減:1~5GB)
3. SysMain(Superfetch)を無効化する(削減:500MB~1GB)
4. Windowsメモリ診断ツールを実行する(メモリ故障のチェック)
5. Microsoft PC Managerでメモリ解放(削減:500MB~2GB)
メモリ使用量の判断基準
- 30~50%以下:正常(理想的)
- 50~60%:やや高め(改善の余地あり)
- 60~80%:異常(対策が必要)
- 80~90%以上:深刻(すぐに対処またはメモリ増設が必要)
メモリ増設の目安
- ブラウジング・事務作業:8GB
- 軽いゲーム・動画視聴:16GB
- 写真編集・プログラミング:16~32GB
- 動画編集・3DCG・ゲーム配信:32~64GB
この記事の対処法を試して、快適なPCライフを取り戻してください!

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