Windowsの通常時メモリ使用量が多すぎる!原因と10の解決策【完全版】

「何もしていないのにメモリ使用率が70%を超えている」「Windowsを起動しただけでメモリが8GB以上使われている」「タスクマネージャーを見ても原因がわからない」――このような症状で困っていませんか。

この記事では、Windowsの通常時(アイドル時)のメモリ使用量が異常に多い原因と、10の具体的な解決策を徹底解説します。


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  1. 結論:Windows 11/10の正常なメモリ使用量は?
  2. まず確認:あなたのメモリ使用量は本当に「異常」なのか
    1. Windowsは「空きメモリ」を積極的に使う設計
    2. 「異常」と判断すべき3つのサイン
  3. メモリ使用量の確認方法【Windows 11/10共通】
    1. 手順1:タスクマネージャーを開く
    2. 手順2:メモリ使用量を確認する
  4. 【原因編】メモリ使用量が多い8つの原因
    1. 原因1:スタートアップアプリが多すぎる
    2. 原因2:Google Chrome / Microsoft Edgeのメモリリーク
    3. 原因3:SysMain(旧Superfetch)サービス
    4. 原因4:Windows Update直後の自動メンテナンス
    5. 原因5:Antimalware Service Executable(Windows Defender)
    6. 原因6:メモリリーク(アプリやドライバーの不具合)
    7. 原因7:Hyper-V仮想マシンが動作中
    8. 原因8:物理メモリの故障
  5. 【対処法編】メモリ使用量を減らす10の方法
    1. 対処法1:PCを再起動する【最も簡単】
    2. 対処法2:スタートアップアプリを無効化する【効果大】
    3. 対処法3:Google Chrome / Microsoft Edgeのメモリ使用量を減らす【効果大】
    4. 対処法4:SysMain(Superfetch)サービスを無効化する【SSD搭載PCのみ】
    5. 対処法5:仮想メモリを調整する【効果中】
    6. 対処法6:Windowsメモリ診断ツールを実行する【物理メモリの故障チェック】
    7. 対処法7:Microsoft PC Managerでメモリ解放【Windows 11推奨】
    8. 対処法8:Windows Updateを最新にする【効果中】
    9. 対処法9:不要なアプリをアンインストールする【効果中】
    10. 対処法10:メモリクリーナーは使わない【重要】
  6. 【上級編】レジストリ調整【上級者向け】
    1. レジストリ調整1:シャットダウン時にページファイルをクリアする
    2. レジストリ調整2:NDUサービスを無効化する(ネット接続に影響あり)
  7. 【最終手段】メモリ増設の判断基準
    1. メモリ増設が必要な3つのサイン
    2. メモリ増設の目安
    3. メモリ増設前の3つの確認事項
  8. よくある質問と回答
    1. Q1:Windows 11は、Windows 10よりメモリを多く使いますか?
    2. Q2:メモリ使用率が50%なら問題ない?
    3. Q3:「コミット済み」が物理メモリより大きいのは異常?
    4. Q4:メモリ使用率が100%になるとどうなる?
    5. Q5:Chrome拡張機能はどれくらいメモリを使う?
    6. Q6:Nahimicはメモリを大量に使いますか?
    7. Q7:OneDriveはメモリを多く使いますか?
    8. Q8:メモリを増設すると、どれくらい快適になる?
  9. まとめ:メモリ使用量を適正化して快適なPCライフを
    1. 最も効果的な5つの対処法
    2. メモリ使用量の判断基準
    3. メモリ増設の目安

結論:Windows 11/10の正常なメモリ使用量は?

結論から言うと、Windowsのアイドル時メモリ使用量の正常値は以下のとおりです。

メモリ搭載量正常なアイドル時使用量使用率の目安異常なライン
8GB2~4GB25~50%60%以上(4.8GB以上)
16GB3~6GB20~40%50%以上(8GB以上)
32GB4~10GB15~30%40%以上(12.8GB以上)

重要な判断基準:

  • 30~50%以下:正常(理想的)
  • 50~60%:やや高め(改善の余地あり)
  • 60~80%:異常(対策が必要)
  • 80~90%以上:深刻(すぐに対処が必要)

「何もしていない」のに上記の「異常なライン」を超えている場合、この記事の対処法を試してください。


まず確認:あなたのメモリ使用量は本当に「異常」なのか

メモリ使用量が多いと感じても、実はWindowsの正常な動作である場合があります。

Windowsは「空きメモリ」を積極的に使う設計

Windowsは、「メモリは使うためにある」という設計思想で作られています。

  • 使用頻度の高いアプリやファイルをメモリにキャッシュしておく
  • 次回起動時に高速にアクセスできるようにする
  • 必要になったら瞬時に解放する

つまり、メモリ使用率が50%程度なら、むしろ効率的に活用されている証拠です。

「異常」と判断すべき3つのサイン

以下の症状がある場合、メモリ使用量が異常に多いと判断できます。

1. PCの動作が明らかに遅い

  • アプリの起動に時間がかかる
  • ウィンドウの切り替えに遅延がある
  • マウスカーソルがカクカクする

2. メモリ使用率が常に80%以上

  • 何もしていない状態で80%を超える
  • ブラウザを開くだけで90%を超える
  • 1つアプリを開くとフリーズする

3. タスクマネージャーの数値が合わない

  • 各プロセスの合計が2GBなのに、全体で8GB使用されている
  • 「コミット済み」が物理メモリの2倍以上になっている
  • 再起動しても改善しない

これらの症状がある場合は、次の対処法を試してください。


メモリ使用量の確認方法【Windows 11/10共通】

まず、現在のメモリ使用量を正確に確認しましょう。

手順1:タスクマネージャーを開く

Windows 11の場合:

  1. タスクバーの空いている場所を右クリック
  2. 「タスク マネージャー」をクリック

Windows 10の場合:

  1. タスクバーの空いている場所を右クリック
  2. 「タスク マネージャー」をクリック

ショートカット(共通):

  • Ctrl + Shift + Escキーを同時押し

手順2:メモリ使用量を確認する

「パフォーマンス」タブを確認:

  1. タスクマネージャーが開いたら、「パフォーマンス」タブをクリック
  2. 左側のメニューから「メモリ」をクリック
  3. 以下の情報を確認:
  • 使用中:現在使用しているメモリ量
  • 利用可能:すぐに使えるメモリ量
  • コミット済み:物理メモリ + 仮想メモリの合計
  • キャッシュ済み:高速化のためにキャッシュされているメモリ

「プロセス」タブで犯人を特定:

  1. 「プロセス」タブをクリック
  2. 「メモリ」列をクリックして、メモリ使用量の多い順に並べ替え
  3. 上位5つのプロセスをメモしておく

重要:「コミット済み」と「使用中」の違い

  • 使用中(In use):実際に物理メモリを使用している量
  • コミット済み(Committed):物理メモリ + 仮想メモリ(ページファイル)の合計

「コミット済み」が物理メモリより大きい場合、仮想メモリ(HDDやSSD)を使っているため、動作が遅くなります。


【原因編】メモリ使用量が多い8つの原因

メモリ使用量が異常に多い原因は、主に以下の8つです。

原因1:スタートアップアプリが多すぎる

症状:

  • PC起動時から既にメモリ使用率が60%以上
  • 使っていないアプリが常駐している

犯人になりやすいアプリ:

  • Steam(ゲームプラットフォーム):200~500MB
  • Discord(チャットアプリ):300~600MB
  • Spotify(音楽アプリ):200~400MB
  • Adobe Creative Cloud:500MB~1GB
  • Microsoft Teams:500MB~1GB
  • OneDrive:100~300MB
  • Dropbox:100~300MB

確認方法:

  1. タスクマネージャー → 「スタートアップ」タブ
  2. 「状態」が「有効」になっているアプリを確認

後ほど対処法で無効化する方法を解説します。


原因2:Google Chrome / Microsoft Edgeのメモリリーク

症状:

  • ブラウザを開いただけで2GB以上消費
  • タブを閉じてもメモリが解放されない
  • 拡張機能が多い

Chrome / Edgeがメモリを大量に使う理由:

  • 1タブ = 1プロセスの設計
  • 拡張機能も個別のプロセスとして動作
  • タブを開きすぎると、10GB以上消費することもある

確認方法:

  1. タスクマネージャーで「Google Chrome」または「Microsoft Edge」を確認
  2. 複数のプロセスが表示されている場合、合計メモリ使用量をチェック

典型的なメモリ使用量:

  • 正常:5タブで500MB~1GB
  • やや多い:10タブで1.5~2GB
  • 異常:5タブで3GB以上

原因3:SysMain(旧Superfetch)サービス

症状:

  • 何もしていないのにHDD/SSDのアクセスランプが点滅し続ける
  • メモリ使用率が常に50%以上
  • SSD搭載PCなのに動作が遅い

SysMainとは:

  • よく使うアプリを先読みしてメモリにキャッシュするサービス
  • HDD時代の技術で、SSDでは逆効果になることがある
  • Windows 10/11でデフォルトで有効

確認方法:

  1. タスクマネージャー → 「プロセス」タブ
  2. 「SysMain」または「Superfetch」を検索

SysMainのメモリ消費量:

  • 通常:100~500MB
  • 異常:1GB以上

原因4:Windows Update直後の自動メンテナンス

症状:

  • Windows Update後、数時間メモリ使用率が高い
  • 「Service Host: Windows Update」が1GB以上消費
  • ディスク使用率も100%になる

原因:

Windows Updateの直後、以下の自動メンテナンスが実行されます:

  • Windows Defenderのクイックスキャン
  • Windows Searchのインデックス作成
  • ディスクの最適化
  • システムファイルの整合性チェック

対処法:

待つのが最善です。自動メンテナンスは通常1~3時間で完了します。


原因5:Antimalware Service Executable(Windows Defender)

症状:

  • 「Antimalware Service Executable」がメモリを1GB以上消費
  • CPU使用率も50%以上
  • 定期スキャン中

確認方法:

  1. タスクマネージャー → 「プロセス」タブ
  2. 「Antimalware Service Executable」を確認

通常のメモリ使用量:

  • アイドル時:50~200MB
  • スキャン中:500MB~2GB

スキャン中なら正常です。終わるまで待ちましょう。


原因6:メモリリーク(アプリやドライバーの不具合)

症状:

  • PC起動直後は正常だが、時間経過とともにメモリ使用量が増え続ける
  • 24時間後には90%を超える
  • 再起動すると一時的に改善する

メモリリークとは:

アプリやドライバーが、使い終わったメモリを解放せず、占有し続ける不具合です。

メモリリークを起こしやすいアプリ:

  • 古いバージョンのブラウザ
  • 一部のセキュリティソフト(特にNorton、McAfee)
  • 開発ツール(Visual Studio、Android Studio)
  • Nahimic(オーディオソフト)← よくある犯人
  • Realtek Audio Driver

確認方法:

  1. タスクマネージャーを開いたまま30分~1時間放置
  2. 特定のプロセスのメモリ使用量が徐々に増え続けているか確認

原因7:Hyper-V仮想マシンが動作中

症状:

  • タスクマネージャーに表示されないのに、メモリ使用率が70%以上
  • 8GBのメモリを割り当てたHyper-V仮想マシンが起動している

確認方法:

  1. 「Hyper-Vマネージャー」を開く(検索ボックスで「Hyper-V」と入力)
  2. 仮想マシンが「実行中」になっているか確認

Hyper-Vの仮想マシンは、タスクマネージャーに表示されません。割り当てたメモリは常に占有されます。


原因8:物理メモリの故障

症状:

  • 頻繁にブルースクリーン(BSOD)が発生
  • 「MEMORY_MANAGEMENT」エラー
  • メモリ使用率が異常に高い

確認方法:

後述の「Windowsメモリ診断ツール」を実行してください。


【対処法編】メモリ使用量を減らす10の方法

ここからは、具体的な対処法を解説します。簡単な方法から順に試してください。


対処法1:PCを再起動する【最も簡単】

効果:★★★☆☆

所要時間:2分

メモリリークや一時的な不具合は、再起動で解決することが多いです。

手順:

  1. 「スタート」メニューを開く
  2. 「電源」アイコンをクリック
  3. 「再起動」をクリック

再起動後、タスクマネージャーでメモリ使用量を確認してください。


対処法2:スタートアップアプリを無効化する【効果大】

効果:★★★★★

所要時間:5分

削減できるメモリ量:500MB~3GB

不要なスタートアップアプリを無効化すると、劇的にメモリ使用量が減ります。

手順:

  1. タスクマネージャーを開く
  • Ctrl + Shift + Escキーを同時押し
  1. 「スタートアップ」タブをクリック
  2. 無効化するアプリを選ぶ
  • 使っていないアプリを右クリック → 「無効化」

無効化してもOKなアプリ:

  • Steam(ゲームをする時だけ起動すればOK)
  • Discord(チャット時だけ起動すればOK)
  • Spotify(音楽を聴く時だけ起動すればOK)
  • Adobe Creative Cloud(作業時だけ起動すればOK)
  • Microsoft Teams(会議時だけ起動すればOK)
  • Skype(使わないなら無効化)

無効化してはいけないアプリ:

  • Windows Defender
  • Intel / AMD / NVIDIA ドライバー関連
  • Realtek Audio(音が出なくなる)
  • タッチパッドドライバー(ノートPCの場合)

注意:無効化しても、手動で起動すれば普通に使えます。


対処法3:Google Chrome / Microsoft Edgeのメモリ使用量を減らす【効果大】

効果:★★★★★

所要時間:10分

削減できるメモリ量:1~5GB

ブラウザは、最もメモリを消費するアプリの1つです。

方法1:不要なタブを閉じる

目安:常時開くタブは5個以内

  • よく使うサイトは「ブックマーク」に追加
  • 後で読むページは「リーディングリスト」に保存

方法2:拡張機能を削除する

Chrome / Edgeの拡張機能は、1つにつき50~200MBのメモリを消費します。

手順:

  1. ブラウザのアドレスバーにchrome://extensions/(Edge:edge://extensions/)と入力
  2. 使っていない拡張機能を「削除」

削除してもOKな拡張機能:

  • 使っていない翻訳ツール
  • 使っていない広告ブロッカー(複数ある場合)
  • 古いパスワード管理ツール

方法3:メモリセーバー機能をオンにする

Chrome / Edgeには、使っていないタブのメモリを自動解放する機能があります。

手順(Chrome):

  1. 右上の「︙」→「設定」
  2. 「パフォーマンス」をクリック
  3. 「メモリセーバー」をオンにする

手順(Edge):

  1. 右上の「…」→「設定」
  2. 「システムとパフォーマンス」をクリック
  3. 「効率モード」をオンにする

削減効果:1~3GB


対処法4:SysMain(Superfetch)サービスを無効化する【SSD搭載PCのみ】

効果:★★★★☆

所要時間:5分

削減できるメモリ量:500MB~1GB

SSD搭載PCの場合、SysMainを無効化すると快適になります。HDDの場合は無効化しないでください。

手順:

  1. 「ファイル名を指定して実行」を開く
  • Windowsキー + Rキーを同時押し
  1. 「services.msc」と入力してEnterキー
  2. 「SysMain」を探す
  • リストから「SysMain」を探してダブルクリック
  • 見つからない場合は「Superfetch」を探す
  1. サービスを停止する
  • 「サービスの状態」の「停止」ボタンをクリック
  1. 自動起動を無効化する
  • 「スタートアップの種類」を「無効」に変更
  • 「OK」をクリック
  1. PCを再起動

再起動後、タスクマネージャーでメモリ使用量を確認してください。


対処法5:仮想メモリを調整する【効果中】

効果:★★★☆☆

所要時間:10分

仮想メモリ(ページファイル)のサイズを適切に設定することで、メモリ不足を緩和できます。

手順:

  1. 「システムのプロパティ」を開く
  • 検索ボックスに「システムの詳細設定」と入力してEnterキー
  1. 「詳細設定」タブ → 「パフォーマンス」の「設定」ボタン
  2. 「詳細設定」タブ → 「仮想メモリ」の「変更」ボタン
  3. 「すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する」のチェックを外す
  4. Cドライブを選択 → 「カスタムサイズ」を選択
  • 初期サイズ:物理メモリの1.5倍(例:16GB = 24576MB)
  • 最大サイズ:物理メモリの3倍(例:16GB = 49152MB)
  1. 「設定」→「OK」→「OK」→ PCを再起動

推奨サイズ一覧:

物理メモリ初期サイズ最大サイズ
8GB12288MB24576MB
16GB24576MB49152MB
32GB49152MB98304MB

対処法6:Windowsメモリ診断ツールを実行する【物理メモリの故障チェック】

効果:★★★★☆(故障している場合)

所要時間:30分~2時間

物理メモリの故障は、メモリ使用量が異常に高くなる原因の1つです。

手順:

  1. Windowsメモリ診断ツールを起動
  • 検索ボックスに「メモリ診断」と入力してEnterキー
  1. 「今すぐ再起動して問題の有無を確認する」をクリック
  2. 診断開始
  • PCが再起動し、自動的に診断が開始されます
  • 30分~2時間かかります(メモリ容量による)
  1. 診断結果を確認
  • 診断完了後、Windowsが起動します
  • デスクトップ右下に診断結果の通知が表示されます

診断結果の見方:

  • 「メモリエラーは検出されませんでした」:メモリは正常
  • 「コンピューターにメモリの問題があります」:メモリが故障している → 交換が必要

メモリが故障している場合は、新しいメモリに交換してください。


対処法7:Microsoft PC Managerでメモリ解放【Windows 11推奨】

効果:★★★★☆

所要時間:5分

削減できるメモリ量:500MB~2GB

Microsoft PC Managerは、Microsoft公式のシステム最適化ツールです。

ダウンロード:

Microsoft PC Manager公式サイトからダウンロードしてインストールしてください。

使い方:

  1. Microsoft PC Managerを起動
  2. 「ブースト」をクリック
  • メモリとディスクの一時ファイルが自動的にクリーンアップされます
  1. 「メモリ管理」をクリック
  • 不要なバックグラウンドプロセスが停止されます

削減効果:500MB~2GB


対処法8:Windows Updateを最新にする【効果中】

効果:★★★☆☆

所要時間:30分~2時間

古いバージョンのWindowsは、メモリ管理に不具合がある場合があります。

手順:

  1. 「設定」を開く
  • Windowsキー + Iキーを同時押し
  1. 「Windows Update」をクリック
  2. 「更新プログラムのチェック」をクリック
  3. すべての更新プログラムをインストール
  4. PCを再起動

対処法9:不要なアプリをアンインストールする【効果中】

効果:★★★☆☆

所要時間:15分

削減できるメモリ量:500MB~2GB

バックグラウンドで動作するアプリが多いと、メモリを圧迫します。

アンインストールすべきアプリ:

  • 使っていないゲーム
  • 使っていない開発ツール
  • プリインストールされた不要なアプリ(ブロートウェア)
  • 重複しているセキュリティソフト

手順:

  1. 「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」
  2. 不要なアプリを選択 → 「アンインストール」

対処法10:メモリクリーナーは使わない【重要】

効果:★☆☆☆☆(逆効果になる可能性)

「メモリクリーナー」「メモリ解放ソフト」は、逆効果です。使わないでください。

理由:

  • Windowsの自動メモリ管理を妨げる
  • 必要なキャッシュまで削除してしまう
  • 再度キャッシュを作り直すため、かえって遅くなる

Windowsは自動的にメモリを最適化します。手動で解放する必要はありません。


【上級編】レジストリ調整【上級者向け】

注意:レジストリの編集は、間違えるとWindowsが起動しなくなる可能性があります。
自己責任で行ってください。

レジストリ調整1:シャットダウン時にページファイルをクリアする

効果:メモリリークの緩和

手順:

  1. 「ファイル名を指定して実行」を開く
  • Windowsキー + Rキーを同時押し
  1. 「regedit」と入力してEnterキー
  2. 以下の場所に移動:
   HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\Memory Management
  1. 「ClearPageFileAtShutDown」をダブルクリック
  2. 値を「1」に変更 → 「OK」
  3. PCを再起動

注意:シャットダウンに数秒~数十秒かかるようになります。


レジストリ調整2:NDUサービスを無効化する(ネット接続に影響あり)

効果:メモリ使用量の削減(500MB~1GB)

注意:この方法は、インターネット接続に影響を与える可能性があります。

手順:

  1. 「regedit」を起動
  2. 以下の場所に移動:
   HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\Services\Ndu
  1. 「Start」をダブルクリック
  2. 値を「4」に変更 → 「OK」
  3. PCを再起動

ネット接続ができなくなった場合は、値を「2」に戻してください。


【最終手段】メモリ増設の判断基準

対処法をすべて試しても改善しない場合、メモリ増設を検討しましょう。

メモリ増設が必要な3つのサイン

1. 常にメモリ使用率が80%以上

対処法をすべて試しても、常に80%以上になる場合は、物理的にメモリが足りません。

2. 「コミット済み」が物理メモリの1.5倍以上

タスクマネージャーの「コミット済み」が物理メモリの1.5倍を超えている場合、仮想メモリ(HDD/SSD)を大量に使っています。これは動作が遅くなる原因です。

3. 作業内容に対してメモリが足りない

以下の作業を頻繁に行う場合、16GB以上のメモリが必要です:

  • 写真・動画編集(Photoshop、Premiere Pro)
  • 3DCG制作(Blender、Maya)
  • プログラミング(Android Studio、Visual Studio)
  • 仮想マシン(Hyper-V、VMware)
  • ゲーム配信(OBS + ゲーム同時起動)

メモリ増設の目安

用途推奨メモリ容量
ブラウジング・事務作業8GB
軽いゲーム・動画視聴16GB
写真編集・プログラミング16~32GB
動画編集・3DCG・ゲーム配信32~64GB

メモリ増設前の3つの確認事項

1. メモリ規格を確認する

  • DDR4か、DDR5か
  • 動作周波数(例:DDR4-3200、DDR5-5600)

確認方法:

  • タスクマネージャー → 「パフォーマンス」タブ → 「メモリ」
  • 右側に「速度」と「規格」が表示されます

2. 空きスロット数を確認する

ノートPCの場合、メモリスロットが1つしかないことがあります。

確認方法:

  • タスクマネージャー → 「パフォーマンス」タブ → 「メモリ」
  • 「スロットの使用」を確認(例:「使用中のスロット: 2 / 2」)

3. 32bitか64bitか確認する

32bit Windowsは、最大4GBまでしか認識しません。増設しても無駄になります。

確認方法:

  • 「設定」→「システム」→「バージョン情報」→「システムの種類」
  • 「64ビット オペレーティング システム」なら増設OK

よくある質問と回答

Q1:Windows 11は、Windows 10よりメモリを多く使いますか?

A:はい、約500MB~1GB多く使います。

Windows 11のアイドル時メモリ使用量:

  • 8GB搭載:2.5~4GB(30~50%)
  • 16GB搭載:3~6GB(20~40%)

Windows 10のアイドル時メモリ使用量:

  • 8GB搭載:2~3.5GB(25~45%)
  • 16GB搭載:2.5~5GB(15~35%)

Windows 11の方がメモリを多く使う理由:

  • 新しいUI(ウィジェット、スナップレイアウト)
  • セキュリティ機能の強化
  • バックグラウンドサービスの増加

Q2:メモリ使用率が50%なら問題ない?

A:はい、50%程度なら正常です。

Windowsは、「メモリは使うためにある」という設計思想です。空きメモリを積極的に活用して、アプリの起動を高速化しています。

判断基準:

  • 30~50%:理想的(効率的に活用されている)
  • 50~60%:やや高め(改善の余地あり)
  • 60~80%:異常(対策が必要)
  • 80%以上:深刻(すぐに対処が必要)

Q3:「コミット済み」が物理メモリより大きいのは異常?

A:いいえ、正常です。

「コミット済み」は、物理メモリ + 仮想メモリ(ページファイル)の合計です。

例:

  • 物理メモリ:16GB
  • 仮想メモリ:24GB
  • コミット済み:18GB → 正常

ただし、「コミット済み」が物理メモリの2倍以上(例:16GBなのに32GB以上)の場合、仮想メモリを大量に使っているため、動作が遅くなります。

Q4:メモリ使用率が100%になるとどうなる?

A:PCがフリーズします。

メモリ使用率が100%になると、以下の症状が出ます:

  • アプリの起動に1分以上かかる
  • ウィンドウの切り替えに10秒以上かかる
  • マウスカーソルが数秒ごとにフリーズする
  • 最悪の場合、ブルースクリーン(BSOD)

すぐに不要なアプリを終了してください。

Q5:Chrome拡張機能はどれくらいメモリを使う?

A:1つにつき50~200MBです。

例(よくある拡張機能):

  • Adblock Plus:100~150MB
  • LastPass(パスワード管理):50~100MB
  • Grammarly(文法チェック):100~200MB
  • Honey(クーポン検索):50~100MB

10個インストールしていると、合計で500MB~2GB消費します。

Q6:Nahimicはメモリを大量に使いますか?

A:はい、500MB~1GBほど使います。

Nahimicは、オーディオエフェクトを処理するため、常駐してメモリを消費します。

確認方法:

  1. タスクマネージャー → 「プロセス」タブ
  2. 「Nahimic」を検索

メモリ使用量が多い場合は、Nahimicを無効化または削除してください。詳しくは別記事「Nahimic Service 無効」を参照してください。

Q7:OneDriveはメモリを多く使いますか?

A:通常は100~300MBですが、同期中は1GB以上使うことがあります。

OneDriveは、ファイルを監視して自動同期するため、常駐してメモリを消費します。

対処法:

  • 不要なフォルダの同期を停止
  • OneDriveを完全に無効化(使わない場合)

Q8:メモリを増設すると、どれくらい快適になる?

A:劇的に快適になります。

例:8GB → 16GBに増設した場合:

  • ブラウザのタブを50個開いても余裕
  • 動画編集中にブラウザを同時に使える
  • ゲーム配信(OBS + ゲーム)がスムーズになる
  • PCがフリーズしなくなる

投資効果が最も高いアップグレードの1つです。


まとめ:メモリ使用量を適正化して快適なPCライフを

Windowsの通常時メモリ使用量が多い原因と対処法を解説しました。

最も効果的な5つの対処法

1. スタートアップアプリを無効化する(削減:500MB~3GB)
2. Google Chrome / Edgeのメモリ使用量を減らす(削減:1~5GB)
3. SysMain(Superfetch)を無効化する(削減:500MB~1GB)
4. Windowsメモリ診断ツールを実行する(メモリ故障のチェック)
5. Microsoft PC Managerでメモリ解放(削減:500MB~2GB)

メモリ使用量の判断基準

  • 30~50%以下:正常(理想的)
  • 50~60%:やや高め(改善の余地あり)
  • 60~80%:異常(対策が必要)
  • 80~90%以上:深刻(すぐに対処またはメモリ増設が必要)

メモリ増設の目安

  • ブラウジング・事務作業:8GB
  • 軽いゲーム・動画視聴:16GB
  • 写真編集・プログラミング:16~32GB
  • 動画編集・3DCG・ゲーム配信:32~64GB

この記事の対処法を試して、快適なPCライフを取り戻してください!

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