「Slackを開いたら、自分の名前の横に”通知を一時停止しています”と表示されている…」
「相手に”Zzzマーク”が付いていて、メッセージが届いているか不安…」
こんな状況に遭遇したことはありませんか?Slackには「おやすみモード(Do Not Disturb)」という機能があり、通知を一時的に停止できます。この記事では、通知の一時停止が表示される原因と、解除・設定方法を詳しく解説していきます。
「通知を一時停止しています」とは?

Slackの「通知を一時停止しています」は、おやすみモード(DND:Do Not Disturb)が有効になっている状態を示しています。
この機能がオンになると、Slackからの通知(音やポップアップ)が届かなくなります。ただし、メッセージ自体は受信されているため、おやすみモードを解除すれば、その間に届いたメッセージをすべて確認できるので安心してください。
おやすみモード中の見た目
おやすみモードが有効になっていると、プロフィール写真の横に「Zzz」のアイコン(月のマークや斜線が入ったベルのアイコン)が表示されます。チームメンバーからもこのアイコンが見えるため、「今は通知を受け取っていない状態」であることが分かるようになっています。
通知が一時停止されている主な原因
通知が一時停止されている場合、以下のいずれかが原因として考えられます。
手動でおやすみモードをオンにした
自分で「通知を一時停止する」を選択した場合、設定した時間が経過するまで通知が届きません。30分、1時間、2時間、明日まで、カスタム期間など、さまざまな設定が可能です。
通知スケジュールが設定されている
通知スケジュールを設定していると、指定した時間帯以外は自動的に通知が停止されます。たとえば「平日の9時〜18時のみ通知を許可」と設定している場合、それ以外の時間帯は通知が届きません。
デフォルト設定では「22:00〜08:00」の間、通知がオフになるよう設定されていることがあります。
ワークスペースの管理者がデフォルト設定を行っている
ワークスペースのオーナーや管理者が、全メンバーに対してデフォルトのおやすみモード時間を設定している場合があります。この場合、個人で設定を上書きしない限り、その時間帯は通知が届かなくなります。
【デスクトップ版】通知の一時停止を解除する方法
パソコンでSlackを使っている場合の解除方法です。
今すぐ通知を再開する
- Slackの画面右上(またはサイドバー上部)にある自分のプロフィール写真をクリック
- 「通知を一時停止する」にカーソルを合わせる
- 「通知を再開する」をクリック
これで、すぐに通知が届くようになります。
一時停止の時間を変更する
完全に解除せず、時間だけ調整したい場合は以下の手順で変更できます。
- 自分のプロフィール写真をクリック
- 「通知を一時停止する」にカーソルを合わせる
- 「時間を調整」にカーソルを合わせ、新しい時間を選択
【スマホ版】通知の一時停止を解除する方法
iPhoneやAndroidのSlackアプリでの解除方法です。
今すぐ通知を再開する
- 画面右下の「あなた」タブ(または画面上部のプロフィール写真)をタップ
- 「通知を一時停止する」をタップ
- 「通知を再開する」をタップ
一時停止の時間を変更する
- 「あなた」タブをタップ
- 「通知を一時停止する」をタップ
- 新しい時間枠を選択(30分、1時間、2時間、カスタムなど)
通知スケジュール(おやすみモード)の設定を変更する
毎日決まった時間に通知がオフになる場合は、通知スケジュールの設定を確認してみましょう。
デスクトップ版での設定方法
- 自分のプロフィール写真をクリック
- 「通知を一時停止する」にカーソルを合わせる
- 「通知スケジュールを設定する」をクリック
- 「通知を許可」のドロップダウンメニューから「毎日」「平日」「カスタム」を選択
- 開始時間と終了時間を設定
たとえば「毎日」を選択し、開始時間を「00:00」、終了時間を「23:59」(または「真夜中」)に設定すれば、24時間通知を受け取れるようになります。
スマホ版での設定方法
- 「あなた」タブをタップ
- 「通知」をタップ
- 「通知スケジュール」をタップ
- 「通知を許可」をタップして「毎日」「平日」「カスタム」から選択
- 開始時間と終了時間を設定
おやすみモードを完全にオフにする方法
おやすみモード自体を使わず、常に通知を受け取りたい場合の設定方法です。
デスクトップ版
- プロフィール写真をクリック
- 「環境設定」を選択
- 「通知」タブをクリック
- 「通知スケジュール」の項目で「通知を許可」を「毎日」に設定
- 開始時間を「00:00」、終了時間を「真夜中」に設定
この設定により、24時間いつでも通知が届くようになります。
相手が「通知を一時停止しています」と表示される場合
ダイレクトメッセージを送ろうとしたとき、相手のプロフィールに「Zzz」マークが付いていることがあります。これは相手がおやすみモードを有効にしている状態です。
メッセージは届いている
おやすみモード中でも、メッセージ自体は正常に送信・受信されています。相手がおやすみモードを解除すれば、未読メッセージとして確認できるので心配いりません。
緊急時は通知を送れる
本当に緊急の用件がある場合、おやすみモードを無視して通知を送ることもできます。ダイレクトメッセージを送信する際に「相手におやすみモードを無視して通知を送信しますか?」という選択肢が表示されることがあります。
ただし、この機能は1日1回のみ使用可能なので、本当に緊急なときだけ使うようにしましょう。
通知の一時停止を上手に活用する
おやすみモードは、集中したいときやプライベートの時間を確保したいときに便利な機能です。
集中作業中に使う
大事なタスクに集中したいとき、「2時間」などの短い時間で通知を一時停止すると、作業に集中できます。設定した時間が経過すると自動的に通知が再開されるため、手動で解除する必要もありません。
勤務時間外に使う
通知スケジュールを設定しておけば、退勤後や休日には自動的に通知がオフになります。ワークライフバランスを保つために活用している人も多いでしょう。
ミーティング中に使う
会議や打ち合わせ中に通知音が鳴ると気が散りますよね。「1時間」など、会議の長さに合わせて通知を一時停止しておくと、集中して会議に参加できます。
よくあるトラブルと解決策
通知スケジュールを変更しても反映されない
設定変更後、Slackアプリを再起動してみてください。また、複数のワークスペースに参加している場合は、ワークスペースごとに設定が必要な場合があります。
ワークスペースのデフォルト設定を変更できない
ワークスペースの管理者がデフォルトのおやすみモード時間を設定している場合でも、個人の設定で上書きできます。自分で通知スケジュールを設定すれば、その設定が優先されます。
おやすみモードを解除しても通知が来ない
おやすみモード以外の原因で通知が届かない可能性があります。以下の点も確認してみてください。
- スマホやPCのシステム設定でSlackの通知が許可されているか
- チャンネルやトークルームごとに通知がミュートされていないか
- ブラウザ版を使用している場合、ブラウザの通知設定が有効になっているか
スラッシュコマンドで素早く設定する
Slackでは、メッセージ入力欄にスラッシュコマンドを入力することで、素早くおやすみモードを操作できます。
おやすみモードをオンにする
/dnd 1時間
「1時間」の部分は「30分」「2時間」「明日まで」など、自由に変更できます。
おやすみモードをオフにする
/dnd off
このコマンドを入力すると、すぐに通知が再開されます。
まとめ
Slackで「通知を一時停止しています」と表示されるのは、おやすみモード(Do Not Disturb)が有効になっているためです。
解除するには、プロフィール写真をクリックして「通知を再開する」を選択するだけで完了します。通知スケジュールが設定されている場合は、その設定を変更することで常に通知を受け取れるようになるでしょう。
おやすみモードは、集中したいときや勤務時間外にSlackから離れたいときに便利な機能です。上手に活用して、仕事とプライベートのメリハリをつけてみてはいかがでしょうか。

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