JQuakeとは?PC向け無料地震情報ソフトの機能と使い方を解説

「地震が起きたとき、スマホより先にPCで知りたい」「強震モニタをもっと見やすく表示したい」——そんな人に人気なのがJQuake(ジェークエイク)です。
Windows・Mac・Linux対応の無料ソフトで、リアルタイムの震度表示や津波情報を一画面で確認できます。
この記事では、JQuakeの概要・主な機能・注意点をまとめて解説します。


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JQuakeとは

JQuakeは、日本の地震情報をリアルタイムで表示するPC向けの無料ソフトウェアです。
JQuake公式サイトから無料でダウンロードでき、インストール作業も不要です。

開発したのはFrançois LN(フランソワ)氏を中心とする小規模なチームで、「地震と日本への情熱と関心」から、空き時間を使って開発・メンテナンスが続けられています。
ソフトウェアは完全無料ですが、開発を支援したい場合は寄付も受け付けています。

項目内容
開発者François LN(フランソワ)
対応OSWindows・Mac・Linux
価格無料(寄付受付あり)
対応言語日本語・英語
最新バージョンv1.8.5(2025年3月時点)
公式サイトjquake.net

JQuakeの主な機能

リアルタイム震度・強震モニタ表示

JQuakeの画面左側には日本地図が表示され、防災科学技術研究所(NIED)が運営する全国1,000箇所以上の強震観測点のデータをリアルタイムで可視化します。
各観測点は色と数値で震度・加速度を表示するため、どの地域が揺れているかを一目で把握できます。

表示できるデータは以下の3種類から選べます。

  • 地表最大加速度(PGA):観測点の最大加速度を表示
  • 地表リアルタイム震度:観測点の震度をリアルタイムで表示
  • 予想震度:緊急地震速報の予測値を表示(スッキリした表示を好む人向け)

緊急地震速報の受信(要:Project DM-D.S.S加入)

JQuakeは気象庁が発表する緊急地震速報を受信して画面に表示し、音声でも通知します。
ただし、2023年8月のNIED利用規約改定にともない、現在は「Project DM-D.S.S」への加入がなければ緊急地震速報は利用できない状態です(v1.8.5時点)。
DM-D.S.Sは地震情報のデータ配信サービスで、詳細はProject DM-D.S.S公式サイトをご確認ください。

緊急地震速報は以下の範囲で通知条件を設定できます。

  • 全国:日本全国の緊急地震速報を受信する
  • ローカルのみ:自分の地域が対象の場合のみ受信する
  • 震度しきい値:「震度○以上で通知」と設定する

初期設定では全国すべての速報を受信するため、頻繁に通知が来ることがあります。
自分の地域に絞って設定することをおすすめします。

津波情報の表示

緊急地震速報だけでなく、津波警報・注意報もあわせて表示されます。
地震発生後の津波リスクを同じ画面で把握できる点が、テレビやスマホより早く全体像をつかみやすい理由のひとつです。

過去3時間のリプレイ再生

地震発生から3時間以内であれば、地震の揺れがどのように広がったかをリプレイ再生できます。
リプレイ中はメイン画面下部の日時表示がオレンジ色になり、途中でいつでも停止して現在の表示に戻せます。

音声通知

地震情報は男性・女性の音声で読み上げられます。
音量はスライダーで調整でき、「音テスト」ボタンで事前に確認できます。
気象庁で震度が確定した段階で読み上げが始まるため、速報値とは若干タイミングが異なります。


データの取得元

JQuakeが使用しているデータソースは以下のとおりです。

データ提供元
強震観測データNIED(防災科学技術研究所)
地震情報気象庁(Yahoo! JAPAN経由)
津波情報p2pquake.net
緊急地震速報気象庁(Project DM-D.S.S経由)

強震観測点のデータはNIEDが管理していますが、気象庁の発表する震度と完全に一致しない場合があります。
観測点の設置場所や環境の違い、車・電車などの振動ノイズが影響することがあるためです。


使用上の注意点

緊急地震速報はDM-D.S.S加入が必要

前述のとおり、現在のv1.8.5では緊急地震速報の受信にProject DM-D.S.Sへの加入が必要です。
加入せずに使用する場合、強震モニタの可視化・地震情報の一覧表示・津波情報の表示は引き続き利用できます。

ファイルパスに日本語を含めない

JQuakeはJavaで動作しており、フォルダ名やユーザー名に日本語(全角文字)が含まれる場所には設置できません
C:\Program Files\ など英数字のみのパスに配置してください。

起動時の警告について

コード署名の費用的な理由から、JQuakeはコード署名されていません。
そのためWindowsやMacで「このアプリは危険な可能性があります」といった警告が表示されることがありますが、公式サイトからダウンロードしたものであれば無視して起動して問題ありません
Macの場合はアプリを右クリックして「開く」を選択することで警告を回避できます。

YouTubeライブでよく見かける理由

JQuakeの画面はUIが洗練されており見やすいため、地震情報をライブ配信するYouTubeチャンネルがOBSでJQuakeの画面をキャプチャして配信するケースが多くあります。
「地震 ライブ」などで検索すると、JQuakeの画面を使った配信を多数見かけるのはこのためです。


まとめ

JQuakeは、PCで日本の地震情報をリアルタイムかつ視覚的に把握したい人に向いた無料ソフトです。
強震モニタの可視化・津波情報・過去のリプレイ再生など、スマホアプリにはない機能を備えています。
ただし、緊急地震速報の受信には現在Project DM-D.S.Sへの加入が必要な点は注意が必要です。
防災意識の高い人やPCを常時起動している人は、ぜひ導入を検討してみてください。


参考情報源:

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