iPhoneで非通知電話を拒否する設定方法|簡単3ステップで迷惑電話をブロック

「また非通知からの電話だ…」

仕事中や休んでいる時に、突然かかってくる非通知の電話。誰からかも分からないし、出るべきか無視すべきか悩みますよね。

営業電話、いたずら、場合によっては詐欺の可能性もあるので、できれば着信自体をブロックしたいものです。

実はiPhoneには、非通知電話を簡単に拒否できる機能が標準で備わっています。しかも設定はたったの3ステップ、1分もかかりません。

この記事では、iPhoneで非通知電話を拒否する2つの方法と、それぞれのメリット・デメリット、よくあるトラブルの解決法まで詳しく解説します。


スポンサーリンク
  1. 非通知電話とは何か?
    1. 非通知電話の仕組み
    2. なぜ非通知でかけてくるのか
  2. iPhoneで非通知拒否する2つの方法
    1. 方法1:iPhone本体の設定で拒否する【おすすめ】
    2. 方法2:携帯キャリアのサービスを利用する
  3. 【方法1】iPhone本体の「不明な発信者を消音」設定
    1. 設定手順(iOS 13以降)
    2. この設定で消音される電話
    3. 消音された電話はどうなる?
  4. 【方法2】キャリアサービスで非通知拒否する
    1. ドコモ:番号通知お願いサービス
    2. au・UQモバイル:番号通知リクエストサービス
    3. 楽天モバイル:番号通知お願いサービス
    4. ソフトバンク・ワイモバイル:ナンバーブロック
  5. 着信履歴から個別に非通知をブロックする方法
    1. 設定手順
    2. 注意点
  6. 非通知拒否すると相手にバレる?
    1. iPhone本体の設定:バレにくい
    2. キャリアサービス:バレる
  7. 非通知拒否設定ができない場合の対処法
    1. 原因1:iOSのバージョンが古い
    2. 原因2:緊急電話後24時間は自動解除される
    3. 原因3:IP電話など一部の電話は防げない
    4. 原因4:設定がオフになっている
  8. 非通知拒否アプリを使う方法
    1. Call Blocker
    2. Whoscall
    3. RoboKiller(英語圏で人気)
    4. アプリを使う際の注意点
  9. 非通知拒否のメリット・デメリット
    1. メリット
    2. デメリット
  10. よくある質問(FAQ)
    1. Q1:非通知拒否設定をすると、すべての非通知電話が完全にブロックされますか?
    2. Q2:設定後、友達からの電話も鳴らなくなりました。なぜですか?
    3. Q3:一時的に非通知拒否を解除することはできますか?
    4. Q4:非通知でかけてきた相手に、どんなアナウンスが流れますか?
    5. Q5:ソフトバンク・ワイモバイルでも無料で非通知拒否できますか?
    6. Q6:設定したのに非通知電話がかかってきます。どうすればいいですか?
  11. まとめ

非通知電話とは何か?

非通知電話の仕組み

非通知電話とは、発信者が自分の電話番号を相手に知らせずにかける電話のことです。

通常の電話なら、画面に相手の電話番号や登録してある名前が表示されますよね。でも非通知電話の場合は、「非通知設定」や「通知不可能」と表示されるだけで、番号が一切分かりません。

電話をかける側は、番号の前に「184」をつけるか、スマホの設定で「発信者番号通知」をオフにすることで、非通知電話をかけることができます。

なぜ非通知でかけてくるのか

非通知電話には、いくつかの理由があります。

正当な理由の場合

  • 病院や役所などが個人情報保護のため
  • 警察や公的機関からの連絡
  • プライバシーを守りたい個人

迷惑な理由の場合

  • しつこい営業電話
  • いたずら電話
  • 詐欺や犯罪目的の電話
  • ストーカー行為

残念ながら、迷惑な理由で非通知電話をかけてくるケースが多いのが現実です。


iPhoneで非通知拒否する2つの方法

iPhoneで非通知電話を拒否するには、大きく分けて2つの方法があります。

方法1:iPhone本体の設定で拒否する【おすすめ】

一番簡単で、誰でもすぐできる方法です。

メリット

  • 完全無料
  • 設定が簡単(3ステップで完了)
  • 申し込み不要
  • 相手にバレにくい

デメリット

  • 着信履歴には残る(着信音は鳴らない)
  • 電話帳に登録していない全ての番号も消音される

方法2:携帯キャリアのサービスを利用する

ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルなどのキャリアが提供するサービスです。

メリット

  • 着信自体を完全にブロックできる
  • 着信履歴も残らない

デメリット

  • キャリアによっては有料(月額110円)
  • 相手に「非通知拒否しています」とバレる
  • ソフトバンク・ワイモバイルは設定が複雑

それでは、それぞれの具体的な設定方法を見ていきましょう。


【方法1】iPhone本体の「不明な発信者を消音」設定

この方法が最もおすすめです。たった3ステップで設定できます。

設定手順(iOS 13以降)

ステップ1:設定アプリを開く

iPhoneのホーム画面から、歯車マークの「設定」アプリをタップします。

ステップ2:「電話」をタップ

設定画面を下にスクロールして、「電話」という項目を見つけてタップしてください。

ステップ3:「不明な発信者を消音」をオンにする

電話の設定画面を下にスクロールすると、「不明な発信者を消音」という項目があります。

右側のスイッチをタップして、グリーン(緑色)に変わればOKです。

これで設定は完了です!

この設定で消音される電話

「不明な発信者を消音」をオンにすると、以下の条件に当てはまらない電話がすべて消音されます。

着信音が鳴る電話(消音されない)

  • 連絡先(電話帳)に登録されている番号
  • 最近自分からかけた番号
  • Siriが提案する番号

着信音が鳴らない電話(消音される)

  • 非通知電話
  • 電話帳に登録していない知らない番号
  • 初めてかかってくる番号

つまり、非通知だけでなく、知らない番号全般が消音されるんですね。

消音された電話はどうなる?

消音された電話は、以下のような動きをします。

  1. 着信音が鳴らない(バイブレーションもなし)
  2. 自動的に留守番電話に転送される
  3. 着信履歴には「非通知電話」として記録される

つまり、全く気づかずに済むわけではなく、後から履歴を見れば「非通知電話があった」ことは分かります。

相手には「ただいま電話に出ることができません」という留守番電話のアナウンスが流れます。


【方法2】キャリアサービスで非通知拒否する

携帯電話会社(キャリア)が提供するサービスを使う方法です。

キャリアごとに異なるので、それぞれ解説します。

ドコモ:番号通知お願いサービス

料金:無料
申し込み:不要

設定方法

  1. iPhoneから「148」に電話をかける
  2. 音声ガイダンスに従って「1」を押す
  3. これで設定完了

解除方法

  • 同じく「148」に電話して「0」を押す

相手に流れるアナウンス
「最初に186をつけて発信するなど、電話番号を通知しておかけ直しください」

非通知でかけてきた相手には、番号を通知してかけ直すよう促すメッセージが流れます。

au・UQモバイル:番号通知リクエストサービス

料金:無料
申し込み:不要

設定方法

  1. iPhoneから「1481」に電話をかける
  2. これだけで設定完了(ガイダンスに従う必要もなし)

解除方法

  • 同じく「1481」に電話をかける(トグル式)

相手に流れるアナウンス
「お客さまの電話番号を通知しておかけ直しください」

ドコモと同様、番号通知を促すアナウンスが流れます。

楽天モバイル:番号通知お願いサービス

料金:無料
申し込み:不要

楽天モバイルもドコモと同じ仕組みです。

設定方法

  1. iPhoneから「148」に電話をかける
  2. 音声ガイダンスに従って「1」を押す

設定方法も解除方法もドコモと全く同じです。

ソフトバンク・ワイモバイル:ナンバーブロック

料金:月額110円
申し込み:必要

ソフトバンクとワイモバイルは、他のキャリアと少し異なります。

特徴

  • 月額110円の有料サービス
  • 最大30件まで個別に着信拒否できる
  • 非通知の番号も登録が必要(着信履歴に残ってから)
  • 「iPhone基本パック」加入者は無料(※新規受付終了)

設定方法

  1. My SoftBankまたはMy Y!mobileから申し込み
  2. 非通知着信があった後、その番号を個別に登録

正直なところ、ソフトバンク・ワイモバイルユーザーは、iPhone本体の設定(方法1)を使う方が簡単です。


着信履歴から個別に非通知をブロックする方法

もし非通知電話の着信履歴が残っている場合、その番号を個別にブロックすることもできます。

設定手順

ステップ1:「設定」アプリを開く

iPhoneの設定アプリをタップします。

ステップ2:「電話」→「履歴」を選ぶ

「電話」の項目から「履歴」をタップ。

ステップ3:非通知の右側にある「i」マークをタップ

着信履歴の一覧から、ブロックしたい非通知電話を見つけ、右側の青い「i」マークをタップします。

ステップ4:「この発信者を着信拒否」をタップ

画面を下にスクロールして「この発信者を着信拒否」をタップ。

ステップ5:確認画面で「連絡先を着信拒否」をタップ

ポップアップが表示されるので、「連絡先を着信拒否」をタップして完了です。

注意点

残念ながら、この方法には大きな制約があります。

非通知電話は個別にブロックできない場合がある

iPhoneの仕組み上、着信履歴から個別にブロックできるのは「電話番号が分かる場合」のみです。

非通知電話は番号が分からないので、この方法では完全にブロックできないことがあるんです。

そのため、やはり「不明な発信者を消音」を使う方が確実です。


非通知拒否すると相手にバレる?

「非通知拒否の設定をしたら、相手にバレないか心配…」という方もいるでしょう。

結論から言うと、設定方法によって違います

iPhone本体の設定:バレにくい

「不明な発信者を消音」を使った場合、相手には普通の留守番電話と同じアナウンスが流れます。

「ただいま電話に出ることができません。ピーという発信音の後にお名前とご用件をお話しください」

このアナウンスは、着信拒否以外の場面でも流れるため、相手には拒否していることがバレにくいです。

単に「今、電話に出られないんだな」と思われる程度でしょう。

キャリアサービス:バレる

ドコモ、au、楽天モバイルのサービスを使った場合は、専用のアナウンスが流れます。

「お客さまの電話番号を通知しておかけ直しください」

このアナウンスは非通知拒否専用のメッセージなので、相手には「非通知拒否設定をしている」と明確に分かってしまいます。


非通知拒否設定ができない場合の対処法

「設定したのに非通知電話がかかってくる…」という場合、いくつかの原因が考えられます。

原因1:iOSのバージョンが古い

「不明な発信者を消音」機能は、iOS 13以降でしか使えません。

確認方法

  1. 「設定」→「一般」→「情報」を開く
  2. 「システムバージョン」を確認
  3. 13.0より古い場合は、iOSをアップデートする

アップデート方法

  • 「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」

Wi-Fi環境で、最新のiOSにアップデートしましょう。

原因2:緊急電話後24時間は自動解除される

実は、110番や119番などの緊急電話をかけた後、24時間は自動的に設定が解除されます。

これは、警察や消防、救急から折り返しの電話がかかってくる可能性があるためです。

緊急電話をかけた後は、24時間待ってから再度設定を確認しましょう。

原因3:IP電話など一部の電話は防げない

発信者番号通知に対応していない電話(一部のIP電話など)は、ブロックできない場合があります。

iPhoneの非通知拒否機能は、発信者番号を読み取って判断しているため、番号が読み取れない電話はすり抜けてしまうんです。

ただし、これはかなりレアなケースなので、ほとんどの非通知電話には有効です。

原因4:設定がオフになっている

単純に、設定がオフになっていないか確認しましょう。

「設定」→「電話」→「不明な発信者を消音」がグリーン(オン)になっているか、もう一度チェックしてください。


非通知拒否アプリを使う方法

iPhone標準の機能やキャリアのサービス以外にも、アプリを使って非通知電話をブロックする方法があります。

Call Blocker

迷惑電話を自動でブロックしてくれるアプリです。

特徴

  • 非通知だけでなく、迷惑電話番号のデータベースを活用
  • 自動で着信拒否
  • 無料版と有料版がある

Whoscall

世界中で使われている着信識別アプリです。

特徴

  • 知らない番号でも「誰からの電話か」を表示
  • 詐欺や営業電話を自動ブロック
  • 無料版でも十分使える

RoboKiller(英語圏で人気)

特に海外で評価が高いアプリです。

特徴

  • ロボコール(自動音声電話)を99%ブロック
  • スパム電話を面白い方法で撃退(有料版)
  • 1週間の無料トライアルあり

アプリを使う際の注意点

アプリを使う場合、以下の点に注意しましょう。

  • 個人情報へのアクセス許可が必要な場合がある
  • 設定が複雑なアプリもある
  • 有料版にしないと全機能が使えないこともある

初めての方は、まずiPhone標準の「不明な発信者を消音」を試すことをおすすめします。


非通知拒否のメリット・デメリット

非通知拒否設定には、良い面も悪い面もあります。

メリット

迷惑電話のストレスから解放される

非通知でかかってくる営業電話やいたずら電話に悩まされることがなくなります。

仕事中や休んでいる時に、突然電話が鳴る不快感もなくなりますね。

詐欺や犯罪被害を防げる

オレオレ詐欺や還付金詐欺など、犯罪目的の電話の多くは非通知でかかってきます。

非通知拒否設定をしておくことで、こうした危険な電話に出てしまうリスクを減らせます。

設定が簡単で無料

iPhone標準の機能なら、誰でも簡単に無料で設定できます。

難しい操作は一切不要で、3ステップ、1分で完了です。

デメリット

重要な電話を逃す可能性がある

病院、役所、配達業者など、正当な理由で非通知でかけてくる場合もあります。

これらの重要な電話も消音されてしまうため、後から留守番電話や履歴を確認する必要があります。

電話帳に登録していない番号も消音される

「不明な発信者を消音」をオンにすると、非通知だけでなく、電話帳に登録していない全ての番号が消音されます。

新しい取引先や、友人が別の番号からかけてきた場合なども、着信音が鳴りません。

完全にブロックできるわけではない

着信自体は行われており、履歴には残ります。

完全に着信をシャットアウトしたい場合は、キャリアのサービスを使う必要があります。


よくある質問(FAQ)

Q1:非通知拒否設定をすると、すべての非通知電話が完全にブロックされますか?

A:iPhone本体の「不明な発信者を消音」設定では、着信音が鳴らなくなるだけで、着信履歴には残ります

完全にブロックしたい場合は、ドコモ、au、楽天モバイルなどのキャリアサービスを利用してください。

Q2:設定後、友達からの電話も鳴らなくなりました。なぜですか?

A:「不明な発信者を消音」は、電話帳に登録していない全ての番号を消音します。

友達の番号が電話帳に登録されていない場合、着信音が鳴りません。電話帳に登録すれば解決します。

Q3:一時的に非通知拒否を解除することはできますか?

A:はい、簡単にオン・オフを切り替えられます。

「設定」→「電話」→「不明な発信者を消音」のスイッチをオフにすればOKです。

Q4:非通知でかけてきた相手に、どんなアナウンスが流れますか?

A:iPhone本体の設定なら「ただいま電話に出ることができません」という留守番電話のアナウンスが流れます。

キャリアサービスの場合は「お客さまの電話番号を通知しておかけ直しください」という専用アナウンスです。

Q5:ソフトバンク・ワイモバイルでも無料で非通知拒否できますか?

A:ソフトバンク・ワイモバイルの「ナンバーブロック」は月額110円の有料サービスです。

ただし、iPhone本体の「不明な発信者を消音」機能なら無料で使えます。

Q6:設定したのに非通知電話がかかってきます。どうすればいいですか?

A:以下を確認してください。

  1. iOSが13以降か確認
  2. 設定が正しくオンになっているか確認
  3. 24時間以内に緊急電話(110番・119番)をかけていないか確認

それでも解決しない場合は、キャリアのサポートに問い合わせましょう。


まとめ

iPhoneで非通知電話を拒否する方法について解説しました。

設定方法のまとめ

iPhone本体の設定がおすすめ

  • 「設定」→「電話」→「不明な発信者を消音」をオン
  • 無料で簡単、3ステップで完了
  • 相手にバレにくい

キャリアサービスも選択肢

  • ドコモ:148に電話
  • au・UQモバイル:1481に電話
  • 楽天モバイル:148に電話
  • ソフトバンク・ワイモバイル:月額110円

注意点

  • 電話帳に登録していない番号も消音される
  • 緊急電話後24時間は自動解除
  • 着信履歴には残る(iPhone設定の場合)

アプリも活用できる

  • Call Blocker、Whoscallなど
  • より高度な迷惑電話対策が可能

非通知電話は、営業やいたずらだけでなく、詐欺や犯罪に使われることもあります。

この記事で紹介した方法で、非通知電話をしっかりブロックして、安心して日常生活を送りましょう。

大切な人や家族にも、ぜひこの設定方法を教えてあげてくださいね。特にご年配の方は詐欺電話の被害に遭いやすいので、早めに設定してあげることをおすすめします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました