Copilotで「保護済み」が表示されない原因と解決方法【完全ガイド】

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  1. 「保護済み」表示とは何か
    1. 保護済み表示の見た目
    2. 保護済み表示の意味
    3. 表示されない場合のリスク
  2. 保護済みが表示されない主な原因
    1. 原因1: 個人用Microsoftアカウントでサインインしている
    2. 原因2: サインインしていない
    3. 原因3: 対応していないライセンス
    4. 原因4: ブラウザのキャッシュやCookieの問題
    5. 原因5: 複数のアカウントを使用している
    6. 原因6: リージョン設定の問題
  3. 確認すべきポイント
    1. チェックポイント1: サインイン状態を確認
    2. チェックポイント2: 使用しているCopilotの種類を確認
    3. チェックポイント3: ライセンスを確認
  4. 解決方法 – ステップバイステップ
    1. ステップ1: 完全にサインアウトする
    2. ステップ2: ブラウザのキャッシュとCookieをクリアする
    3. ステップ3: 組織アカウントでサインインする
    4. ステップ4: 保護済み表示を確認する
    5. ステップ5: 表示されない場合の追加対策
  5. 各環境での確認方法
    1. Web版Copilot(copilot.microsoft.com)
    2. Microsoft Edgeのサイドバー
    3. Microsoft 365アプリ内(Word、Excel、PowerPointなど)
    4. Windows 11のCopilotアプリ
    5. モバイルアプリ(iOS/Android)
  6. よくある誤解と注意点
    1. 誤解1: Microsoft 365を持っていれば自動的に保護される
    2. 誤解2: Edgeを使えば自動的に保護される
    3. 誤解3: 「保護済み」が表示されなくても問題ない
    4. 誤解4: Microsoft 365 Copilot(有料版)なら「保護済み」が必ず表示される
    5. 誤解5: 一度サインインすれば、ずっと保護される
  7. エンタープライズデータ保護とは
    1. 商用データ保護(CDP)とエンタープライズデータ保護(EDP)の違い
    2. エンタープライズデータ保護の具体的なメリット
  8. トラブルシューティング
    1. トラブル1: 「保護済み」が一時的に表示されてすぐ消える
    2. トラブル2: 組織アカウントでサインインできない
    3. トラブル3: 「このアカウントは対象外です」というメッセージが表示される
    4. トラブル4: 複数のアカウントが混在している
    5. トラブル5: VPNやプロキシを使用している
    6. トラブル6: 古いブラウザを使用している
  9. まとめ

Microsoft Copilotを使っていて、「保護済み」という表示が出ない、または緑色の盾マークが表示されない経験はありませんか?

実は、この「保護済み」表示は、あなたのデータが安全に保護されていることを示す重要なサインです。

表示されない場合、入力した内容がAIの学習に使われたり、データが適切に保護されていない可能性があります。

この記事では、Copilotで「保護済み」が表示されない原因と、その解決方法を詳しく解説します。

ビジネスや学業で安心してCopilotを使えるよう、正しい設定方法を身につけましょう。


「保護済み」表示とは何か

保護済み表示の見た目

Copilotで適切にデータ保護が有効になっている場合、以下のような表示が現れます:

1. 緑色の盾マーク

  • 画面の右上に緑色の盾のアイコンが表示される
  • アイコンをクリックすると「商用データ保護」または「エンタープライズデータ保護」の説明が表示される

2. 「保護済み」のテキスト

  • 画面上部に「保護済み」という文字が表示される
  • この表示があれば、データが保護されている証拠です

3. チャット欄の説明文

  • プロンプト入力欄の上に「このチャットでは、個人と会社のデータが保護されています」というメッセージが表示される

保護済み表示の意味

この表示がある場合、以下のことが保証されています:

  • 入力データが保存されない: あなたが入力したプロンプトは、Microsoftのサーバーに保存されません
  • AIの学習に使われない: あなたの会話内容は、AIモデルのトレーニングに使用されません
  • 暗号化される: データは転送中も保存中も暗号化されます
  • アクセス制御が適用される: 組織のデータアクセスポリシーが適用されます
  • 監査とeDiscoveryが可能: 企業の管理者は、必要に応じて会話ログを監査できます

表示されない場合のリスク

「保護済み」が表示されない場合、以下のリスクがあります:

  • 入力した内容がMicrosoftや他の組織に見られる可能性
  • AIモデルの学習データとして使用される可能性
  • 企業の機密情報が漏洩する可能性
  • コンプライアンス違反のリスク

重要: ビジネスや学業で使う場合、必ず「保護済み」表示を確認してから使用してください。


保護済みが表示されない主な原因

「保護済み」が表示されない原因は、主に以下の6つです。

原因1: 個人用Microsoftアカウントでサインインしている

最も多い原因がこれです。

個人用Microsoftアカウント(outlook.com、hotmail.com、gmail.comなど)でサインインしている場合、「保護済み」は表示されません。

「保護済み」表示は、組織アカウント(Entra IDアカウント、旧Azure ADアカウント)でサインインした場合にのみ表示されます。

原因2: サインインしていない

そもそもCopilotにサインインしていない場合も、「保護済み」は表示されません。

サインインなしでCopilotを使うと、個人向けの無料版Copilotを使っていることになり、データ保護は適用されません。

原因3: 対応していないライセンス

組織アカウントでサインインしていても、ライセンスが対応していない場合があります。

必要なライセンス:

  • Microsoft 365 Business Basic
  • Microsoft 365 Business Standard
  • Microsoft 365 Business Premium
  • Microsoft 365 E3、E5
  • Microsoft 365 A3、A5(教育機関向け)
  • Microsoft 365 F1、F3

これらのいずれかのライセンスが必要です。

原因4: ブラウザのキャッシュやCookieの問題

ブラウザに古いキャッシュやCookieが残っていると、サインイン状態が正しく反映されないことがあります。

原因5: 複数のアカウントを使用している

個人用アカウントと組織アカウントの両方でMicrosoft 365にサインインしている場合、どちらのアカウントが使われているか混乱することがあります。

原因6: リージョン設定の問題

一部の国や地域では、Copilotのエンタープライズデータ保護機能がまだ利用できない場合があります。


確認すべきポイント

「保護済み」が表示されない場合、まず以下のポイントを確認しましょう。

チェックポイント1: サインイン状態を確認

確認方法:

  1. Copilotの画面右上を見る
  2. アカウントのアイコンやイニシャルが表示されているか確認
  3. 表示されていれば、クリックしてアカウント情報を確認

正しいアカウントかどうかの見分け方:

  • 組織アカウント: メールアドレスが会社や学校のドメイン(例: taro@yourcompany.com)
  • 個人用アカウント: @outlook.com、@hotmail.com、@gmail.comなどのドメイン

チェックポイント2: 使用しているCopilotの種類を確認

Microsoftは複数の「Copilot」を提供しており、それぞれデータ保護の扱いが異なります。

1. Microsoft Copilot(個人向け)

  • URL: copilot.microsoft.com(サインインなし)
  • 無料で誰でも使える
  • データ保護なし
  • 「保護済み」表示なし

2. Microsoft Copilot(商用データ保護付き)

  • URL: copilot.microsoft.com(組織アカウントでサインイン)
  • Microsoft 365ライセンスが必要
  • 基本的なデータ保護あり
  • 「保護済み」表示あり

3. Microsoft 365 Copilot Chat(エンタープライズデータ保護)

  • Microsoft 365アプリ内からアクセス
  • Microsoft 365ライセンスが必要
  • 高度なデータ保護あり
  • 「保護済み」表示あり(または「Microsoft 365用」と表示)

4. Microsoft 365 Copilot(有料版)

  • 月額30ドルの追加ライセンスが必要
  • 社内データにアクセス可能
  • 最高レベルのデータ保護
  • 「保護済み」表示は省略される場合あり(Microsoft 365内で使用するため)

チェックポイント3: ライセンスを確認

組織のIT管理者に確認するか、以下の方法で自分のライセンスを確認できます:

確認方法:

  1. Microsoft 365ポータルにアクセス
  2. 右上のアカウントアイコンをクリック
  3. 「アカウントを表示」を選択
  4. 「サブスクリプション」タブで保有しているライセンスを確認

「Commercial data protection for Microsoft Copilot」というサービスプランが表示されていれば、データ保護が有効です。


解決方法 – ステップバイステップ

「保護済み」を表示させるための手順を、ステップごとに説明します。

ステップ1: 完全にサインアウトする

まず、現在のアカウントから完全にサインアウトしましょう。

手順:

  1. Copilotの画面右上のアカウントアイコンをクリック
  2. サインアウト」を選択
  3. ブラウザをすべて閉じる

ステップ2: ブラウザのキャッシュとCookieをクリアする

古いデータをクリアして、新しくスタートしましょう。

Microsoft Edgeの場合:

  1. Ctrl + Shift + Deleteキーを押す
  2. 「時間の範囲」ですべての期間を選択
  3. 以下の項目にチェックを入れる:
  • Cookieおよびその他のサイトデータ
  • キャッシュされた画像とファイル
  1. 「今すぐクリア」をクリック

Google Chromeの場合:

  1. Ctrl + Shift + Deleteキーを押す
  2. 「期間」で全期間を選択
  3. 以下の項目にチェックを入れる:
  • Cookieと他のサイトデータ
  • キャッシュされた画像とファイル
  1. 「データを削除」をクリック

ステップ3: 組織アカウントでサインインする

正しいアカウントでサインインしましょう。

手順:

  1. copilot.microsoft.comにアクセス
  2. 右上の「サインイン」ボタンをクリック
  3. 組織のメールアドレスを入力(例: taro@yourcompany.com)
  4. 組織のサインインページにリダイレクトされる
  5. パスワードを入力してサインイン
  6. 多要素認証が必要な場合は、指示に従って認証

重要: 必ず会社や学校から提供されたメールアドレスを使用してください。個人用のアドレス(@outlook.com、@gmail.comなど)では保護されません。

ステップ4: 保護済み表示を確認する

サインイン後、以下を確認してください:

  1. 画面右上に緑色の盾マークがあるか
  2. 「保護済み」というテキストが表示されているか
  3. プロンプト入力欄の上に「このチャットでは、個人と会社のデータが保護されています」と表示されているか

これらが表示されていれば成功です!

ステップ5: 表示されない場合の追加対策

まだ「保護済み」が表示されない場合は、以下を試してください。

対策1: ページを更新する

ブラウザの更新ボタン(F5キー)を押して、ページを再読み込みしてください。

対策2: 別のブラウザで試す

Microsoft Edgeを使っていない場合は、Edgeで試してみてください。Copilotは本来Edgeで最適化されています。

対策3: プライベートモード/シークレットモードで試す

ブラウザのプライベートモード(Edgeの場合はInPrivateウィンドウ)で開き、組織アカウントでサインインしてみてください。

対策4: IT管理者に確認する

それでも表示されない場合は、組織のIT管理者に以下を確認してください:

  • Microsoft 365のライセンスが正しく割り当てられているか
  • Copilotの機能が組織で有効化されているか
  • ネットワークのファイアウォール設定で問題がないか

各環境での確認方法

使用している環境によって、確認方法が少し異なります。

Web版Copilot(copilot.microsoft.com)

確認箇所:

  • 右上: 緑色の盾マーク + 「保護済み」の文字
  • プロンプト入力欄の上: 保護メッセージ
  • 盾マークをクリック: 「商用データ保護」または「エンタープライズデータ保護」の詳細

期待される表示:

商用データ保護 このチャットに適用されます。個人データと組織データを共有する場合は慎重に行ってください。

Microsoft Edgeのサイドバー

確認箇所:

  • サイドバーを開いたときの上部
  • チャット入力欄の上

注意: Edgeのサイドバーから開くCopilotも、組織アカウントでサインインすれば「保護済み」が表示されます。

Microsoft 365アプリ内(Word、Excel、PowerPointなど)

確認箇所:

Microsoft 365アプリ内でCopilotを使う場合、通常「保護済み」の表示は省略されます

これは、Microsoft 365環境内で使用しているため、当然データが保護されているからです。

代わりに、以下のような表示があります:

  • Microsoft 365用」という説明
  • 仕事向けCopilot」というラベル

Windows 11のCopilotアプリ

確認箇所:

  • アプリの上部
  • チャット入力欄の付近

注意: Windows 11の統合Copilotは、Microsoft 365アカウントでサインインすると自動的にデータ保護が適用されます。

モバイルアプリ(iOS/Android)

確認箇所:

  • アプリの上部
  • 設定画面でアカウント情報を確認

手順:

  1. Copilotモバイルアプリを開く
  2. 右上のプロフィールアイコンをタップ
  3. サインインしているアカウントを確認
  4. 組織アカウントでサインインしていることを確認

よくある誤解と注意点

「保護済み」表示について、よくある誤解を解消します。

誤解1: Microsoft 365を持っていれば自動的に保護される

答え: No

Microsoft 365のライセンスを持っていても、個人用アカウントでサインインしていたら保護されません。

必ず組織アカウント(会社や学校のメールアドレス)でサインインする必要があります。

誤解2: Edgeを使えば自動的に保護される

答え: No

Microsoft Edgeブラウザを使っているだけでは保護されません。

組織アカウントで明示的にサインインする必要があります。

誤解3: 「保護済み」が表示されなくても問題ない

答え: 問題あり

業務や学業で機密情報を扱う場合、「保護済み」表示がない状態で使用するのは非常に危険です。

データがAIの学習に使われたり、第三者に見られる可能性があります。

誤解4: Microsoft 365 Copilot(有料版)なら「保護済み」が必ず表示される

答え: 部分的にNo

Microsoft 365 Copilot(月額30ドルの有料版)を使用している場合、Microsoft 365アプリ内では「保護済み」の表示が省略されることがあります

これは、環境自体が既に保護されているためで、保護されていないわけではありません。

誤解5: 一度サインインすれば、ずっと保護される

答え: No

ブラウザのキャッシュをクリアしたり、別のデバイスで使用したりする場合は、毎回サインインし直す必要があります

使用前に必ず「保護済み」表示を確認する習慣をつけましょう。


エンタープライズデータ保護とは

「保護済み」表示の背景にある、エンタープライズデータ保護(EDP)について詳しく説明します。

商用データ保護(CDP)とエンタープライズデータ保護(EDP)の違い

以前は、2種類のデータ保護がありました:

商用データ保護(Commercial Data Protection – CDP)

  • 基本的なデータ保護
  • プロンプトと応答が保存されない
  • AIのトレーニングに使用されない
  • 暗号化される

エンタープライズデータ保護(Enterprise Data Protection – EDP)

  • 商用データ保護のすべて + 追加機能
  • 監査ログの記録
  • eDiscovery対応(法的調査での検索・保全)
  • データ保持ポリシーの適用
  • Microsoft Purview統合(コンプライアンス管理)
  • アクセス制御の継承
  • 感度ラベルの適用

2024年9月以降の変更:

2024年9月から、Microsoft Entra IDアカウント(組織アカウント)でサインインしたユーザーには、自動的にエンタープライズデータ保護(EDP)が適用されるようになりました。

つまり、現在は商用データ保護とエンタープライズデータ保護の区別はほぼなくなり、組織アカウントでサインインすればすべてEDPが適用されるようになっています。

エンタープライズデータ保護の具体的なメリット

1. データの暗号化

  • 転送中と保存中の両方でデータが暗号化される
  • 第三者による傍受や盗聴から保護される

2. テナント間のデータ分離

  • あなたの組織のデータは、他の組織のデータと完全に分離される
  • データの混在や漏洩のリスクがない

3. GDPR、ISO 27018準拠

  • 欧州のGDPR(一般データ保護規則)に準拠
  • ISO 27018認証を取得したプラットフォーム上で動作

4. アクセス制御の継承

  • Microsoft 365内のアクセス権限がCopilotにも適用される
  • ユーザーは自分がアクセス権を持つデータのみ参照できる

5. 監査とコンプライアンス

  • すべてのCopilot操作が監査ログに記録される
  • コンプライアンス担当者がログを確認できる
  • 法的調査(eDiscovery)にも対応

6. AIセキュリティリスクからの保護

  • 有害コンテンツのブロック
  • プロンプトインジェクション攻撃(脱獄攻撃)の防止
  • 著作権で保護された素材の検出

トラブルシューティング

それでも「保護済み」が表示されない場合の、詳細なトラブルシューティング方法を紹介します。

トラブル1: 「保護済み」が一時的に表示されてすぐ消える

原因: ブラウザの拡張機能やセキュリティソフトが干渉している可能性

解決方法:

  1. ブラウザの拡張機能をすべて無効にする
  2. セキュリティソフトを一時的に無効にする
  3. Copilotにアクセスして確認
  4. 問題が解決したら、拡張機能を1つずつ有効にして原因を特定

トラブル2: 組織アカウントでサインインできない

原因: 組織のIT管理者がCopilotへのアクセスをブロックしている可能性

解決方法:

IT管理者に以下を確認してください:

  • Copilotへのアクセスが許可されているか
  • ネットワークのファイアウォール設定でCopilotがブロックされていないか
  • Microsoft 365の管理センターで、Copilotが有効化されているか

トラブル3: 「このアカウントは対象外です」というメッセージが表示される

原因: ライセンスが対応していない、またはCopilotがあなたの地域で利用できない

解決方法:

  1. IT管理者にライセンスを確認してもらう
  2. 組織がCopilotのライセンスを購入しているか確認
  3. あなたのアカウントにライセンスが割り当てられているか確認

トラブル4: 複数のアカウントが混在している

原因: 個人用アカウントと組織アカウントの両方でサインインしている

解決方法:

  1. すべてのMicrosoftサービスからサインアウトする
  2. ブラウザのキャッシュとCookieをクリアする
  3. ブラウザを再起動する
  4. 組織アカウントのみでサインインする

トラブル5: VPNやプロキシを使用している

原因: VPNやプロキシ経由の接続が原因で、認証がうまくいかない

解決方法:

  1. VPNを一時的に切断する
  2. Copilotにアクセスして「保護済み」が表示されるか確認
  3. VPNが原因の場合、IT管理者に相談してVPN設定を調整してもらう

トラブル6: 古いブラウザを使用している

原因: 古いバージョンのブラウザでは、Copilotの一部機能が正常に動作しない

解決方法:

  1. ブラウザを最新バージョンに更新する
  • Microsoft Edge: Edgeメニュー → ヘルプとフィードバック → Microsoft Edgeについて
  • Chrome: Chromeメニュー → ヘルプ → Google Chromeについて
  1. 更新後、ブラウザを再起動
  2. 再度Copilotにアクセス

まとめ

Copilotで「保護済み」が表示されない問題について、原因と解決方法を詳しく解説しました。

重要ポイントのおさらい:

「保護済み」表示の意味:

  • データが暗号化され、保護されている証
  • AIの学習に使われない
  • 組織のコンプライアンスに準拠

表示されない主な原因:

  1. 個人用アカウントでサインインしている
  2. サインインしていない
  3. 対応していないライセンス
  4. ブラウザのキャッシュ問題
  5. 複数アカウントの混在
  6. リージョン設定の問題

基本的な解決手順:

  1. 完全にサインアウトする
  2. ブラウザのキャッシュとCookieをクリアする
  3. 組織アカウントでサインインする
  4. 「保護済み」表示を確認する

確認すべき箇所:

  • 右上の緑色の盾マーク
  • 「保護済み」のテキスト
  • プロンプト入力欄の保護メッセージ

エンタープライズデータ保護(EDP):

  • 2024年9月以降、組織アカウントで自動適用
  • 暗号化、監査、コンプライアンス対応
  • GDPR、ISO 27018準拠

重要な注意点:

  1. 必ず組織アカウントを使用: 個人用アカウント(@outlook.com、@gmail.comなど)では保護されません
  2. 使用前に毎回確認: デバイスやブラウザを変えるたびに、「保護済み」表示を確認する習慣をつけましょう
  3. 機密情報は保護された状態でのみ使用: ビジネスや学業で機密情報を扱う場合、「保護済み」表示がない状態では絶対に使用しないでください
  4. IT管理者に相談: それでも解決しない場合は、組織のIT管理者に相談しましょう

最後に:

Microsoft Copilotは非常に便利なツールですが、データ保護が適切に設定されていないと、情報漏洩のリスクがあります。

「保護済み」表示を必ず確認してから使用することで、安心してCopilotを活用できます。

この記事を参考にして、正しい設定で安全にCopilotを使いこなしてください!


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