「料理動画を探しているのに、関係ない動画ばかり出てくる…」
「特定のチャンネルの動画を検索結果から消したい」
YouTubeで動画を探すとき、こんな経験はありませんか?
実は、YouTube検索には特定のキーワードやチャンネルを除外できる便利な機能があります。この記事では、検索の精度を劇的に向上させる除外テクニックを、初心者の方にも分かりやすく解説していきます。
YouTube検索除外とは?
検索除外とは、検索結果から特定の条件に当てはまる動画を表示させない機能のことです。
除外検索が役立つ場面
具体例
- ネタバレを避けたい(「ネタバレ」を含む動画を除外)
- 特定の言語の動画だけ見たい(他言語を除外)
- 短い動画は見たくない(1分未満を除外)
- 古い情報を除きたい(古い年代を除外)
- 苦手なジャンルを避けたい(特定ワードを除外)
検索結果が何千件もある中から、本当に見たい動画だけを効率的に見つけられるようになります。
基本的な除外検索の方法
まずは最も簡単な除外テクニックから始めましょう。
マイナス記号を使った除外
検索窓で除外したいキーワードの前にマイナス記号(-)を付けるだけです。
基本的な使い方
料理 -レンジ
この例では、「料理」に関する動画は表示されますが、「レンジ」という言葉を含む動画は除外されます。
注意点
- マイナス記号と除外キーワードの間にスペースを入れない
- 全角のマイナス(-)ではなく、半角のマイナス(-)を使う
- 除外キーワードの前にはスペースを入れる
複数のキーワードを除外
複数の言葉を同時に除外することもできます。
例:ゲーム実況動画を探す場合
マインクラフト -MOD -テクスチャ -スキン
これで、マインクラフトの動画からMOD、テクスチャ、スキン関連の動画を一度に除外できます。
日本語での除外
もちろん日本語のキーワードでも除外できます。
例:旅行動画を探す場合
京都旅行 -ゆっくり -vlog
「ゆっくり解説」形式や個人vlogを除外して、通常の旅行動画だけを表示できるわけです。
特定のチャンネルを除外する方法
苦手なクリエイターや見飽きたチャンネルを検索結果から消したいときに便利です。
チャンネル除外の構文
残念ながら、YouTubeの標準検索では特定チャンネルを直接除外する公式機能はありません。
ただし、いくつかの回避策があります。
回避策1:チャンネル名を除外
料理レシピ -〇〇チャンネル
チャンネル名自体をマイナス検索に入れることで、そのチャンネルの動画が表示されにくくなります。
注意点
完全には除外できない場合があります。動画タイトルにチャンネル名が含まれていない動画は表示される可能性があるためです。
回避策2:ブラウザ拡張機能を活用
より確実にチャンネルを除外したい場合、ブラウザの拡張機能が効果的です。
おすすめ拡張機能
- BlockTube(Chrome、Firefox対応)
- Video Blocker(Chrome対応)
これらの拡張機能では、チャンネル名、キーワード、動画の長さなど、様々な条件で動画をブロックできます。
BlockTubeの特徴
- 特定のチャンネルを完全にブロック
- キーワードによる自動除外
- 視聴時間による除外
- 設定のインポート・エクスポート可能
インストール後、YouTubeの動画横に表示される「ブロック」ボタンをクリックするだけで、そのチャンネルを今後の検索から除外できます。
検索フィルターを活用した除外テクニック
YouTube標準の検索フィルター機能も、実は除外に使えます。
アップロード日による絞り込み
古い情報を除外したいときに便利です。
使い方
- 検索窓にキーワードを入力
- 検索結果画面の「フィルタ」ボタンをクリック
- 「アップロード日」から期間を選択
選択できる期間
- 今日
- 今週
- 今月
- 今年
例えば「今月」を選べば、それより古い動画は自動的に除外されます。
動画の長さで絞り込む
短すぎる動画や長すぎる動画を除外できます。
フィルター項目
- 4分未満
- 4〜20分
- 20分以上
「4〜20分」を選べば、極端に短い動画や長い動画が除外され、適度な長さの動画だけが表示されるわけです。
並べ替えによる除外
直接的な除外ではありませんが、並べ替え機能も活用できます。
並べ替えオプション
- 関連度順(デフォルト)
- アップロード日(新しい順)
- 視聴回数(多い順)
- 評価(高い順)
「評価順」を選べば、低評価が多い動画は下位に表示されるため、実質的に除外できます。
高度な検索演算子テクニック
さらに詳細な検索をしたい方向けの上級テクニックです。
引用符を使った完全一致検索
特定のフレーズを含む動画だけを表示したいとき、引用符(” “)で囲みます。
例
"チョコレートケーキ 簡単レシピ"
このフレーズに完全一致する動画のみが表示されます。
AND検索との組み合わせ
複数のキーワードを必ず含む動画を探す場合です。
例
ダイエット 筋トレ -サプリ
「ダイエット」と「筋トレ」の両方を含み、「サプリ」を含まない動画が表示されます。
OR検索の活用
どちらかのキーワードを含む動画を探す場合、「|」(縦棒)を使います。
例
ラーメン|うどん -カップ麺
「ラーメン」または「うどん」の動画が表示され、「カップ麺」は除外されます。
スマホアプリでの除外検索
スマートフォンでも除外検索は可能です。
iPhoneでの使い方
- YouTubeアプリを開く
- 検索アイコンをタップ
- 検索窓に除外検索の構文を入力
- 「ラーメン作り方 -インスタント」のように入力
パソコン版と同じ構文が使えます。
Androidでの使い方
基本的にiPhoneと同じです。検索窓からマイナス記号を使った除外検索ができます。
アプリ版の制限
残念ながら、スマホアプリ版では拡張機能が使えません。チャンネル除外などの高度な機能が必要な場合、ブラウザ版を使いましょう。
よくある失敗例と対処法
除外検索でつまずきやすいポイントをまとめました。
失敗例1:全角のマイナスを使っている
間違い
料理 -簡単
全角のマイナス(-)では除外されません。
正解
料理 -簡単
必ず半角のマイナス(-)を使ってください。キーボードの「ほ」の位置にあります。
失敗例2:スペースの位置が間違っている
間違い
料理- 簡単
マイナスの後ろにスペースがあると正しく機能しません。
正解
料理 -簡単
除外キーワードの前にはスペース、マイナスと除外キーワードの間にはスペースなしです。
失敗例3:あまりに多くを除外しすぎ
問題のある検索
ゲーム実況 -初心者 -下手 -雑談 -MOD -編集
除外しすぎると、検索結果が0件になってしまうことがあります。
対処法
本当に除外したいキーワード2〜3個に絞りましょう。
失敗例4:除外できていると思い込む
マイナス検索は完璧ではありません。
動画のタイトルや説明文に除外キーワードが含まれていない場合、その動画は表示されてしまいます。
現実的な期待値
完全除外ではなく、「不要な動画を大幅に減らせる機能」として理解しましょう。
検索除外の実践例
実際にどんな場面で使えるのか、具体例を見てみましょう。
例1:ネタバレを避けて映画レビューを探す
"映画タイトル" レビュー -ネタバレ -結末 -ラスト
この検索で、ネタバレを含まないレビュー動画だけを探せます。
例2:初心者向けプログラミング動画を探す
Python 入門 -上級 -応用 -開発環境
「上級」「応用」などを除外することで、本当の初心者向け動画に絞り込めます。
例3:歌ってみた動画から特定タイプを除外
"曲名" 歌ってみた -ボカロ -カバー -男性
オリジナル曲の女性の歌ってみた動画だけが表示されやすくなります。
例4:料理動画から時短レシピを除外
パスタ レシピ -時短 -簡単 -5分
本格的な料理動画を探したいときに便利です。
例5:最新ニュースから特定の話題を除外
今日のニュース -政治 -スポーツ
特定のジャンルを避けて、見たいニュースだけをチェックできます。
YouTube検索をさらに効率化するコツ
除外検索と組み合わせると効果的な方法です。
保存した検索履歴を活用
よく使う除外検索の構文は、ブラウザのブックマークやメモアプリに保存しておきましょう。
毎回入力する手間が省けます。
ショートカットキーを使う
パソコンで検索するとき、以下のショートカットが便利です。
役立つショートカット
- 「/」キー → 検索窓に移動
- 「Ctrl + K」 → 検索窓に移動
- 「Tab」キー → 検索結果内を移動
素早く検索できるようになりますよ。
検索結果をRSSで取得
特定の検索条件でRSSフィードを作成すると、新しい動画が投稿されたときに自動で通知されます。
RSSリーダーアプリと組み合わせれば、毎回検索する必要がなくなります。
まとめ
YouTube検索の除外テクニックを使えば、膨大な動画の中から本当に見たいものだけを効率的に見つけられます。
この記事のポイント
- マイナス記号(-)で不要なキーワードを除外
- 複数のキーワードを同時に除外可能
- ブラウザ拡張機能でチャンネル除外も可能
- 検索フィルターで期間や動画の長さを絞り込み
- 全角マイナスではなく半角マイナスを使う
まずは基本的なマイナス検索から始めてみてください。
慣れてきたら、フィルター機能や拡張機能を組み合わせることで、さらに快適なYouTubeライフを送れるようになります。
あなたの貴重な時間を、本当に価値のある動画視聴に使いましょう!
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