YouTubeで動画やライブ配信を楽しんでいたら、突然こんなエラーメッセージが表示された経験はありませんか?
「エラー コード: Out of Memory」
「このウェブページの表示中に問題が発生しました」
「Aw, Snap! Something went wrong while displaying this webpage. Error code: Out of Memory」
特にライブ配信を見ている最中に発生しやすく、動画が止まって視聴できなくなってしまう厄介な問題です。
この記事では、YouTubeで発生する「Out of Memory」エラーの原因と、具体的な解決方法を分かりやすく解説します。
「Out of Memory」エラーとは?

「Out of Memory」は直訳すると「メモリ不足」という意味です。
パソコンやブラウザが動作するために必要なメモリ(RAM)が足りなくなった時に表示されるエラーメッセージなんです。
メモリとは:
- コンピュータが作業をするための「作業台」のようなもの
- アプリやタブを開くほど、多くのメモリを消費する
- メモリが不足すると、新しい作業ができなくなる
YouTubeの動画再生、特にライブ配信は大量のメモリを消費するため、他のアプリやタブを開きすぎていると「Out of Memory」エラーが発生しやすくなります。
YouTubeで「Out of Memory」が起こる主な原因
YouTubeでこのエラーが発生する原因は複数ありますが、特に2024年4月頃から急増している問題があります。
1. YouTubeライブ配信のチャット欄がメモリを大量消費
最も多い原因がこれです。
YouTubeのライブ配信を見ている時、チャット欄が表示されていると、コメントが流れ続けることでメモリ使用量がどんどん増えていきます。
特にコメント流量が多い人気配信では、メモリ消費が激しくなり、数分〜数十分で「Out of Memory」エラーが発生してしまいます。
実際の現象:
- 最初は数百MBだったメモリ使用量が、時間とともに増加
- 「メモリを大量に使用: 1.5 GB」などと表示される
- 最終的にエラーが発生してページが強制終了
2. ブラウザ(特にChrome)のメモリ管理の問題
Google Chromeは各タブを独立したプロセスとして動作させるため、元々メモリ消費が多いブラウザです。
YouTubeのライブ配信と組み合わさると、メモリ使用量が急激に増えてしまう問題が2024年4月頃から特に多く報告されています。
3. ブラウザ拡張機能の影響
特に以下の拡張機能がメモリを大量に消費することがあります:
- AdBlock(広告ブロッカー)
- セキュリティソフトの拡張機能(マカフィー、ウイルスバスター、ノートンなど)
- その他のYouTube関連の拡張機能
4. 複数のタブやアプリを開きすぎている
- Chromeで大量のタブを開いている
- 他のメモリを消費するアプリ(動画編集ソフト、画像編集ソフトなど)を同時に起動している
- バックグラウンドで動作しているプログラムが多い
5. 物理メモリと仮想メモリの不足
- PCに搭載されているRAMが少ない(8GB以下など)
- 仮想メモリ(ページングファイル)の設定が適切でない
6. ブラウザのバージョンが古い
古いバージョンのブラウザでは、メモリ管理が最適化されていないことがあります。
「Out of Memory」エラーの解決方法
それでは、具体的な解決方法を効果が高い順に紹介していきます。
【最優先】チャット欄を閉じる
最も効果的で即効性がある方法です。
YouTubeライブ配信を見ている場合、チャット欄を閉じるだけでメモリ使用量が大幅に減少します。
手順:
- ライブ配信画面の右側にあるチャット欄を確認
- チャット欄の上部にある「×」ボタンまたは「チャットを非表示」をクリック
これだけで、多くの場合エラーが解消されます。
不要なタブを閉じる
開いているタブが多いほど、メモリを消費します。
手順:
- 使っていないタブをすべて閉じる
- YouTubeのタブだけを残す
- 必要に応じて、YouTubeを新しいウィンドウで開く
ポイント:
- Chromeのタスクマネージャー(Shift + Esc)でメモリ使用量を確認できます
- タブにマウスを合わせると、そのタブのメモリ使用量が表示されます(最新版Chrome)
ブラウザのキャッシュとクッキーをクリア
古いキャッシュデータが溜まっていると、メモリを圧迫することがあります。
Chromeの場合:
- 右上の「︙」(3点メニュー)をクリック
- 「その他のツール」→「閲覧履歴を消去」
- 期間を「全期間」に設定
- 「キャッシュされた画像とファイル」と「Cookieと他のサイトデータ」にチェック
- 「データを削除」をクリック
ブラウザ拡張機能を無効化・削除
特にAdBlockなどの広告ブロッカーが原因でエラーが発生することが多いです。
手順:
- Chromeのアドレスバーに
chrome://extensions/と入力してEnter - 以下の拡張機能を無効化または削除:
- AdBlock、uBlock Originなどの広告ブロッカー
- セキュリティソフトの拡張機能
- その他のYouTube関連拡張機能
- ページを再読み込みして、エラーが解消されるか確認
注意:
拡張機能を削除する前に、どれを削除したかメモしておきましょう。
別のブラウザを使う
Chromeで問題が発生する場合、別のブラウザを試すのも有効です。
おすすめのブラウザ:
- Microsoft Edge: Chromeと同じエンジンですが、メモリ管理が改善されています
- Mozilla Firefox: Chromeとは異なるエンジンで、メモリ効率が良い場合があります
多くのユーザーが、ChromeからEdgeに切り替えることでエラーが解消されたと報告しています。
不要なアプリやプログラムを終了
YouTubeを見る時は、他のメモリを消費するアプリを終了しましょう。
確認方法(Windows):
- タスクマネージャーを開く(Ctrl + Shift + Esc)
- 「プロセス」タブでメモリ使用量を確認
- 不要なアプリやプログラムを右クリック→「タスクの終了」
特に注意:
- 動画編集ソフト
- 画像編集ソフト
- ゲーム
- 大量のファイルを開いているOfficeソフト
ハードウェアアクセラレーションを無効化
ブラウザのハードウェアアクセラレーション機能が原因でメモリ使用量が増えることがあります。
Chromeの場合:
- 設定(
chrome://settings/)を開く - 「システム」をクリック
- 「ハードウェア アクセラレーションが使用可能な場合は使用する」をオフ
- ブラウザを再起動
仮想メモリ(ページングファイル)を増やす
物理メモリが不足している場合、仮想メモリを増やすことで改善されることがあります。
Windows 10/11の設定方法:
- 「システムの詳細設定」を検索して開く
- 「詳細設定」タブの「パフォーマンス」で「設定」をクリック
- 「詳細設定」タブの「仮想メモリ」で「変更」をクリック
- 「すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する」のチェックを外す
- カスタムサイズを選択し、初期サイズと最大サイズを設定(推奨:物理メモリの1.5倍〜3倍)
- 「設定」→「OK」をクリックして再起動
Chromeのメモリセーバー機能を有効化
Chrome最新版には、非アクティブなタブのメモリを解放する「メモリセーバー」機能があります。
設定方法:
- Chromeの設定(
chrome://settings/)を開く - 「パフォーマンス」をクリック
- 「メモリセーバー」をオンにする
専用の拡張機能を使う(チャット用)
YouTubeのチャット欄が原因の場合、チャットのメモリ使用を最適化する拡張機能があります。
Chrome Web Store:
- 「Youtube live chat memory fix」
- 「YouTube スーパーファーストチャット」(Tampermonkeyが必要)
これらの拡張機能は、古いチャットメッセージを自動的に削除してメモリ使用量を抑えます。
ブラウザを最新版にアップデート
古いバージョンのブラウザでは、メモリリークやバグが存在する可能性があります。
Chromeの更新確認:
- 右上の「︙」→「ヘルプ」→「Google Chromeについて」
- 自動的に更新がチェックされ、必要に応じてアップデートが行われます
ブラウザをリセット・再インストール
上記の方法で解決しない場合、ブラウザを初期状態に戻すか、再インストールします。
Chromeをリセット:
- 設定(
chrome://settings/)を開く - 「リセットとクリーンアップ」をクリック
- 「設定を元の既定値に戻す」をクリック
- 「設定のリセット」をクリック
注意:
リセット前にブックマークやパスワードをバックアップしておきましょう。
根本的な解決について
実は、YouTubeライブ配信での「Out of Memory」エラーは、YouTube側の問題またはChrome側の問題である可能性が高いです。
2024年4月頃から急増しているこの問題は、多くのユーザーに共通して発生しているため、個人のPC環境だけの問題ではありません。
現状:
- YouTube側がチャット処理でメモリを大量消費する仕様になっている
- Chrome側のメモリ管理に問題がある可能性
- 96GBという大容量メモリを搭載したPCでも発生する報告あり
今後の対応:
- YouTube側がメモリ消費を抑える修正を行う
- Chrome側が改善アップデートをリリースする
根本的な解決には、これらのアップデートを待つ必要がありそうです。
それまでは、この記事で紹介した回避策を利用してください。
【状況別】おすすめの対処法まとめ

ライブ配信を見ている時にエラーが出る場合
- チャット欄を閉じる(最も効果的)
- 別のブラウザ(Edge)で視聴する
- スマホやタブレットのYouTubeアプリで視聴する
通常の動画でもエラーが出る場合
- 不要なタブを閉じる
- ブラウザのキャッシュをクリア
- 拡張機能を無効化
- 他のアプリを終了
何をしてもエラーが出る場合
- ブラウザを最新版にアップデート
- 別のブラウザに切り替える
- ブラウザをリセット・再インストール
- 仮想メモリを増やす
- (最終手段)PCのメモリ(RAM)を増設
よくある質問
Q: メモリは16GBあるのにエラーが出ます。なぜですか?
A: 物理メモリが十分でも、ブラウザやYouTube側の問題でエラーが発生することがあります。特にChrome+YouTubeライブ配信のチャット欄の組み合わせは、メモリリークが発生しやすい状態です。チャット欄を閉じる、別のブラウザを使うなどの回避策を試してください。
Q: エラーが出るのは特定のライブ配信だけですか?
A: コメント流量が多いライブ配信ほどエラーが発生しやすいです。人気配信や同時視聴者数が多い配信では、チャットの処理負荷が高くなるためです。
Q: スマホでも同じエラーが出ますか?
A: スマホやタブレットのYouTubeアプリでは、PC版ブラウザとは異なる仕組みで動作するため、「Out of Memory」エラーは発生しにくいです。PCで問題が起きる場合は、スマホアプリでの視聴を検討してください。
Q: この問題はいつ解決されますか?
A: YouTube側またはブラウザ側のアップデートによって改善される可能性がありますが、具体的な時期は不明です。2024年4月から続いている問題のため、早急な対応が望まれます。
Q: メモリを増設すれば完全に解決しますか?
A: メモリ増設は有効な手段の一つですが、ソフトウェア側(YouTubeやブラウザ)の問題が原因の場合は、完全には解決しない可能性があります。まずは他の対処法を試してから検討することをおすすめします。
まとめ:YouTubeの「Out of Memory」エラーは対処可能
YouTubeで発生する「Out of Memory」エラーは、特にライブ配信のチャット欄が原因で起こることが多い問題です。
即効性のある対処法:
- チャット欄を閉じる
- 不要なタブを閉じる
- 別のブラウザ(Edge)を使う
根本的な対策:
- ブラウザのキャッシュをクリア
- 拡張機能を無効化
- ハードウェアアクセラレーションを無効化
- 仮想メモリを増やす
この問題は、個人のPC環境だけでなく、YouTube側やブラウザ側にも原因がある可能性が高いため、完全な解決にはアップデートを待つ必要があるかもしれません。
それまでは、この記事で紹介した方法を試して、快適にYouTubeを楽しんでくださいね!


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