YouTubeの動画を見ようとしたら、突然「エラー 153 動画プレーヤーの設定エラー」と表示されて見られなくなった……。
そんな経験はありませんか?
特に2025年10月末頃から、このエラーに遭遇する人が急増しています。XアプリやWebサイトに埋め込まれた動画を再生しようとすると、黒い画面にエラーメッセージだけが表示されてしまうんです。
今回は、YouTubeエラー153の原因から具体的な対処法まで、わかりやすく解説していきますね。
YouTubeエラー153とは?

エラーメッセージの内容
エラー153が発生すると、以下のようなメッセージが表示されます。
YouTubeで動画を見る
エラー 153
動画プレーヤーの設定エラー
英語版では「Error 153: Video player configuration error」と表示されます。
いつから発生しているのか
このエラーは、2025年9月末から10月末頃にかけて急増しました。
最初はiPhoneユーザーからの報告が多かったのですが、実際にはWindowsパソコンやAndroidスマホでも発生しています。
つまり、特定のデバイスやOSの問題ではなく、もっと根本的な原因があるんですね。
どこで発生するのか
エラー153が発生するのは、主に以下のような場面です。
- Xアプリ(旧Twitter)内でYouTubeリンクを開いたとき
- Webサイトに埋め込まれたYouTube動画を再生しようとしたとき
- 他のアプリ内(RSSリーダー、ノートアプリなど)でYouTube動画を開いたとき
重要なのは、YouTube公式アプリやYouTubeのWebサイトで直接見る分には問題ないということです。
エラー153の原因
1. YouTubeの仕様変更(主な原因)
エラー153の最大の原因は、YouTubeが2025年9月頃に埋め込み動画の仕様を変更したことです。
具体的には、YouTubeが動画の埋め込みに「HTTPリファラー」という情報を要求するようになりました。
HTTPリファラーとは?
リファラーは、「この動画再生リクエストがどのWebサイトやアプリから来たのか」という情報のことです。YouTubeは、動画がどこに埋め込まれているかを把握するために、この情報を必要としているんですね。
YouTubeの公式ヘルプでも以下のように説明されています:
YouTube の利用規約は、埋め込みを行うユーザーに HTTP リファラーの指定を義務付けています。この情報を指定しておかないと、埋め込まれた YouTube 動画を視聴者が視聴しようした際に、再生がブロックされ、エラー画面(「エラー 153」)が表示されます。
2. 古い埋め込みコードを使用している
Webサイトに動画を埋め込む際、昔の埋め込みコードを使っていると、エラー153が発生します。
新しい埋め込みコードには、以下の要素が追加されています:
referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin"という設定- YouTubeがリクエスト元を識別するための追加パラメータ
古いコードのままだと、YouTubeが「どこから来たリクエストか分からない」と判断して、再生をブロックしてしまうんです。
3. リファラーポリシーの設定
Webサイトやアプリによっては、プライバシー保護のために「リファラーを送信しない」という設定になっていることがあります。
これが「no-referrer」というポリシーです。
この設定になっていると、YouTubeにリファラー情報が届かないため、エラー153が発生してしまいます。
4. ブラウザの拡張機能やセキュリティ設定
広告ブロッカーやプライバシー保護の拡張機能を使っている場合も、エラーが発生することがあります。
これらの機能は、Cookieやトラッキング情報をブロックするため、YouTubeが正常に動作できなくなる可能性があるんです。
5. アプリ側の実装の問題
XアプリやREALITYアプリなど、アプリ内でYouTube動画を再生する機能を持つアプリでも、エラー153が報告されています。
これは、アプリ側の実装が新しいYouTubeの仕様に対応できていないことが原因です。
エラー153は自分の設定ミスではない
「設定エラー」という言葉を見ると、「自分の設定が間違っているのかな?」と思ってしまうかもしれません。
でも安心してください。これはあなたの設定の問題ではありません。
このエラーメッセージは、もともとプログラマー向けのエラーコードで、「プレイヤーの内部設定に問題がある」という意味なんです。
ユーザー側で直接解決できる設定の話をしているわけではないんですね。
すぐにできる対処法(ユーザー向け)
1. 「YouTubeで動画を見る」をクリック(最も簡単)
エラー画面に表示される「YouTubeで動画を見る」というリンクをクリックすると、YouTube公式サイトで動画が開きます。
これが最も手軽で確実な方法です。
手順:
- エラー画面が表示される
- 「YouTubeで動画を見る」をタップ
- YouTubeのWebサイトまたはアプリで動画が再生される
2. YouTubeアプリで開く
スマホの場合、YouTubeアプリをインストールしていれば、そちらで開くこともできます。
手順(Xアプリの場合):
- YouTube動画のリンクを長押し
- 「YouTubeで開く」または「アプリで開く」を選択
3. ブラウザ版を使う
アプリではなく、ブラウザ版のサービスを使うのも有効です。
例(Xの場合):
- アプリではなく、SafariやChromeでX(twitter.com)にアクセス
- そこから動画を再生する
4. ブラウザのキャッシュとCookieを削除
一時的な問題の場合、キャッシュとCookieを削除すると解決することがあります。
Chromeの場合:
- 設定を開く
- 「プライバシーとセキュリティ」を選択
- 「閲覧履歴データの削除」をクリック
- 「Cookieと他のサイトデータ」「キャッシュされた画像とファイル」にチェック
- 「データを削除」をクリック
Safariの場合(iPhone):
- 設定アプリを開く
- 「Safari」を選択
- 「履歴とWebサイトデータを消去」をタップ
5. ブラウザの拡張機能を一時的にオフ
広告ブロッカーなどの拡張機能が原因の場合があります。
一時的にオフにして、動画が再生できるか確認してみましょう。
6. 別のブラウザで試す
使っているブラウザを変えると再生できることもあります。
- Chromeで見れない → Safariで試す
- Safariで見れない → Chromeで試す
7. デバイスを変える
どうしても見たい動画がある場合は、別のデバイスで試してみるのも手です。
- iPhoneで見れない → パソコンで試す
- パソコンで見れない → スマホで試す
Webサイト管理者向けの対処法

Webサイトに埋め込んだYouTube動画でエラー153が発生している場合、以下の対処法を試してください。
1. 埋め込みコードを最新版に更新
YouTubeから最新の埋め込みコードを取得して、差し替えましょう。
手順:
- YouTubeで該当する動画のページを開く
- 動画の下にある「共有」ボタンをクリック
- 「埋め込む」を選択
- 表示されたコードをコピー
- Webサイトの古いコードと差し替える
最新の埋め込みコードには、referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin"が含まれています。
2. referrerpolicyを手動で追加
既存の埋め込みコードに、以下の属性を追加します。
<iframe ... referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" ...></iframe>
3. サイト全体のリファラーポリシーを確認
Webサイト全体のHTTPヘッダーやメタタグで「no-referrer」が設定されている場合、変更が必要です。
メタタグで設定する場合:
<meta name="referrer" content="strict-origin-when-cross-origin">
ただし、これはプライバシーやセキュリティにも関わるので、慎重に判断してください。
4. WordPressプラグインやテーマの設定を確認
WordPressを使っている場合、セキュリティプラグインがリファラーをブロックしている可能性があります。
プラグインの設定を確認してみましょう。
5. 遅延読み込み(Lazy Load)の見直し
サイトに遅延読み込み機能を実装している場合、YouTubeの新しい仕様と相性が悪いことがあります。
YouTube埋め込みには遅延読み込みを適用しないようにするか、実装方法を見直しましょう。
アプリ開発者向けの対処法
アプリ内でYouTube動画を埋め込む機能がある場合、以下を確認してください。
1. WebViewのリファラー設定
アプリ内のWebViewでYouTube動画を表示する場合、適切なリファラーを送信するように設定しましょう。
2. YouTubeの利用規約を確認
YouTubeの利用規約に従った実装になっているか確認してください。
3. アップデートで対応
ObsidianやNoteeyなど、すでに多くのアプリがアップデートで対応しています。
ユーザーから報告があったら、速やかに修正版をリリースしましょう。
まだ解決しない場合
上記の方法を試しても解決しない場合、以下の可能性があります。
YouTube側の一時的な問題
YouTube側で何か問題が発生している可能性もあります。
しばらく時間を置いてから、再度試してみてください。
iOS・Android側の問題
OSのアップデート後にエラーが増えた場合、OS側に問題がある可能性もあります。
次のOSアップデートで改善されることを期待しましょう。
特定の動画だけの問題
すべての動画でエラーが出るわけではなく、特定の動画だけで発生する場合もあります。
これは動画のアップロード者側の設定の問題かもしれません。
エラー153に関するよくある質問
Q1. なぜ突然エラーが出るようになったのですか?
A. YouTubeが2025年9月頃にセキュリティ関連の仕様を変更したためです。埋め込み動画の再生時にリファラー情報を要求するようになりました。
Q2. 自分のスマホだけの問題ですか?
A. いいえ、多くのユーザーが同じ問題に遭遇しています。特定のデバイスやOSの問題ではありません。
Q3. 動画自体が壊れているのですか?
A. いいえ、動画自体は正常です。YouTubeアプリや公式サイトで直接見れば問題なく再生できます。
Q4. いつ解決しますか?
A. Webサイトやアプリの運営者が対応を行えば解決します。YouTube側が仕様を元に戻す可能性は低いと考えられます。
Q5. iPhoneだけの問題ですか?
A. いいえ、iPhone以外でも発生しています。ただし、iOS 18以降のiPhoneでの報告が特に多い傾向があります。
まとめ
YouTubeエラー153について、詳しく見てきました。
重要なポイントをおさらいしましょう:
- エラー153は2025年10月頃から急増した問題
- 主な原因はYouTubeの仕様変更(リファラー情報の要求)
- ユーザー側の設定の問題ではない
- すぐにできる対処法: 「YouTubeで動画を見る」をクリック
- Webサイト管理者は埋め込みコードを最新版に更新
referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin"の追加が重要- YouTube公式サイトやアプリでは正常に再生できる
動画を見たいのにエラーが出ると、本当に困りますよね。
でも、ほとんどの場合「YouTubeで動画を見る」リンクをクリックするだけで解決できます。
Webサイトを運営している方は、埋め込みコードを最新版に更新することで、訪問者がスムーズに動画を視聴できるようになりますよ。
今後、アプリやWebサイト側の対応が進めば、この問題は徐々に解消されていくはずです。
それまでは、今回紹介した回避策を使って、快適なYouTubeライフを楽しんでくださいね!

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