YouTubeクリップとは?作り方から共有方法まで完全ガイド

動画・配信

YouTubeを見ていて、「この部分だけ切り取って友達に見せたい!」と思ったことはありませんか?

そんな時に便利なのが「YouTubeクリップ」機能です。長い動画から好きな場面だけを切り出して、簡単に共有できる画期的な機能なんです。

この記事では、YouTubeクリップの基本から作成方法、共有のコツ、よくあるトラブルまで詳しく解説します。パソコン・スマホ両方の手順を紹介するので、どなたでも簡単にクリップを作れるようになりますよ。

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  1. YouTubeクリップとは
    1. クリップ機能の概要
    2. いつ登場した機能?
    3. どんな時に使う?
  2. クリップとショートの違い
    1. YouTubeクリップ
    2. YouTubeショート
    3. どちらを使うべき?
  3. クリップの作成方法(パソコン)
    1. 基本的な作成手順
    2. 範囲の調整方法
    3. タイトルの付け方
    4. クリップが作れない場合
  4. クリップの作成方法(スマホ)
    1. Android・iPhoneでの作成
    2. スマホでの範囲調整
    3. 縦画面でも作成可能
  5. クリップの共有方法
    1. 共有リンクをコピー
    2. SNSで直接共有
    3. 埋め込みコード
    4. QRコードで共有
  6. 作成したクリップの確認
    1. クリップの保存場所
    2. 自分のクリップだけを見る
    3. 他の人が作ったクリップを見る
  7. クリップの編集と削除
    1. タイトルの編集
    2. クリップの削除
    3. クリップの長さを変更
  8. 配信者側の設定
    1. クリップ機能を有効化する
    2. クリップ機能を無効化する
    3. 不適切なクリップを報告
    4. クリップから収益は得られる?
  9. クリップのメリット
    1. 視聴者のメリット
    2. 配信者のメリット
  10. クリップのデメリット
    1. 視聴者のデメリット
    2. 配信者のデメリット
  11. よくあるトラブルと解決方法
    1. クリップボタンが表示されない
    2. クリップが作成できない
    3. クリップが再生されない
    4. クリップのURLがエラー
    5. 作ったクリップが見つからない
  12. クリップの活用例
    1. ゲーム実況
    2. 教育・解説動画
    3. エンタメ・バラエティ
    4. ニュース・時事
    5. 音楽・ライブ
  13. タイムスタンプとの違い
    1. タイムスタンプとは
    2. クリップとの違い
    3. どちらを使うべき?
  14. よくある質問
    1. クリップは何個まで作れる?
    2. クリップの再生回数は元動画にカウントされる?
    3. クリップから元動画へのリンクはある?
    4. スマホとパソコンで作ったクリップに違いはある?
    5. クリップを後から編集できる?
    6. クリップはダウンロードできる?
    7. クリップに字幕は表示される?
    8. 限定公開動画からクリップは作れる?
  15. まとめ

YouTubeクリップとは

まず、クリップ機能の基本を理解しましょう。

クリップ機能の概要

YouTubeクリップは、動画の一部分(5秒〜60秒)を切り出して、独立した短い動画として共有できる機能です。

特徴:

  • 元の動画はそのまま
  • 誰でも無料で作成可能
  • 作成したクリップは専用URLで共有できる
  • 元動画へのリンクも含まれる

いつ登場した機能?

YouTubeクリップは、2021年5月に試験的に導入され、その後段階的に全ユーザーに公開されました。

目的:

  • 動画のハイライト場面を簡単に共有
  • 視聴者のエンゲージメント向上
  • 動画の拡散を促進

どんな時に使う?

面白い場面を共有:
ゲーム実況の神プレイ、バラエティのおもしろシーンなど

重要な情報を切り出す:
長い解説動画から、必要な部分だけを抜き出す

感動的な瞬間を保存:
ライブ配信の名場面を記録

SNSで拡散:
TwitterやDiscordで手軽に共有

クリップとショートの違い

似ている2つの機能を比較します。

YouTubeクリップ

長さ:
5秒〜60秒

元動画:
既存の動画から切り出す

作成方法:
動画視聴中にクリップボタンを押すだけ

表示場所:
元動画のクリップタブ、共有リンク経由

目的:
既存動画の一部を共有

YouTubeショート

長さ:
最大60秒

元動画:
新規に撮影・編集してアップロード

作成方法:
専用の撮影・編集ツールを使用

表示場所:
ショート専用フィード

目的:
短編動画として独立したコンテンツを作る

どちらを使うべき?

既存動画の一部を共有したい:
→ クリップ

新しい短編動画を作りたい:
→ ショート

元動画を見てもらいたい:
→ クリップ(元動画へのリンクが自動で付く)

クリップの作成方法(パソコン)

パソコンでの作成手順を説明します。

基本的な作成手順

手順:

  1. YouTubeで動画を開きます
  2. 動画プレーヤーの下にある「クリップ」ボタンをクリックします
  • 共有ボタンの近くにあるハサミのアイコンです
  1. クリップエディタが開きます
  2. 青いスライダーをドラッグして、切り出す範囲を選択します
  • 左端:開始位置
  • 右端:終了位置
  1. タイトルを入力します(最大140文字)
  2. 「クリップを共有」をクリックします

これで、クリップが作成されます。

範囲の調整方法

スライダーで調整:
青いバーの両端をドラッグして、開始・終了時間を変更できます。

秒数で指定:
下部に表示される時間を直接入力することもできます。

プレビュー:
再生ボタンを押して、クリップの内容を確認しましょう。

タイトルの付け方

コツ:

  • 内容が分かりやすいタイトルにする
  • 140文字まで使える
  • 絵文字も使用可能
  • SEOを意識したキーワードを含める

良い例:
「【神回】〇〇の爆笑シーン集」
「〇〇選手の決勝ゴール」
「〇〇の作り方【簡単レシピ】」

クリップが作れない場合

以下の動画ではクリップ機能が使えません:

  • 配信者がクリップを無効にしている
  • 子ども向けコンテンツ
  • ライブ配信中(アーカイブになれば可能)
  • 著作権で保護されている音楽動画の一部
  • 非公開・限定公開の動画

クリップの作成方法(スマホ)

スマホアプリでの作成手順です。

Android・iPhoneでの作成

手順:

  1. YouTubeアプリを開きます
  2. クリップを作りたい動画を再生します
  3. 動画をタップして、コントロールを表示します
  4. 下部にある「クリップ」アイコンをタップします
  • ハサミのマークです
  1. スライダーで範囲を選択します
  2. タイトルを入力します
  3. 「クリップを共有」をタップします

スマホでの範囲調整

ピンチ操作:
タイムラインを拡大・縮小して、細かく調整できます。

ドラッグ操作:
青いバーをスライドさせて範囲を決めます。

再生ボタン:
選択範囲をプレビューして確認します。

縦画面でも作成可能

スマホは縦画面でも作成できますが、横画面の方が操作しやすいです。

推奨:
画面を横向きにして、広い作業スペースで編集しましょう。

クリップの共有方法

作成したクリップを共有する手順です。

共有リンクをコピー

手順:

  1. クリップ作成後、「リンクをコピー」をクリックします
  2. URLがクリップボードにコピーされます
  3. LINEやTwitterなどに貼り付けて共有します

リンクの例:
https://www.youtube.com/clip/UgkxXXXXXXXXXXXX

SNSで直接共有

クリップ作成画面から、各SNSに直接投稿できます。

対応SNS:

  • Twitter(X)
  • Facebook
  • Reddit
  • その他

「共有」ボタンから選択します。

埋め込みコード

ブログやウェブサイトにクリップを埋め込めます。

手順:

  1. クリップのページを開きます
  2. 「共有」をクリックします
  3. 「埋め込む」を選択します
  4. 表示されたコードをコピーします
  5. ウェブサイトのHTMLに貼り付けます

QRコードで共有

一部のブラウザ拡張機能を使うと、QRコードを生成できます。

リアルイベントでの共有に便利です。

作成したクリップの確認

自分が作ったクリップを見る方法です。

クリップの保存場所

作成したクリップは、元動画のページに保存されます。

確認方法:

  1. 元動画のページを開きます
  2. 動画の下にある「クリップ」タブをクリックします
  3. 作成されたクリップ一覧が表示されます

自分のクリップだけを見る

手順:

  1. YouTubeの自分のチャンネルを開きます
  2. 残念ながら、現在は専用のクリップ管理ページがありません

代替方法:

  • ブラウザの履歴から探す
  • 共有したリンクを保存しておく
  • ブックマークに追加する

他の人が作ったクリップを見る

元動画の「クリップ」タブで、他のユーザーが作ったクリップも見られます。

表示順:

  • 人気順
  • 新着順

から選択できます。

クリップの編集と削除

作成後の変更方法です。

タイトルの編集

残念ながら、作成後のタイトル変更はできません。

対処法:

  • 新しいクリップを作り直す
  • 元のクリップを削除してから再作成

クリップの削除

自分が作ったクリップは削除できます。

手順:

  1. 元動画のクリップタブを開きます
  2. 自分が作ったクリップを見つけます
  3. 「︙」(三点メニュー)をクリックします
  4. 「削除」を選択します
  5. 確認して削除します

クリップの長さを変更

作成後の長さ変更もできません。

対処法:
新しいクリップを作り直しましょう。

配信者側の設定

動画投稿者ができることを説明します。

クリップ機能を有効化する

デフォルトでは有効ですが、確認方法を説明します。

手順:

  1. YouTube Studioを開きます
  2. 左側メニューから「コンテンツ」を選択します
  3. 設定したい動画を選びます
  4. 「詳細」タブを開きます
  5. 下にスクロールして「クリップを許可」を確認します
  6. チェックが入っていればOKです

クリップ機能を無効化する

視聴者にクリップを作らせたくない場合です。

手順:

  1. 上記と同じ手順で「詳細」を開きます
  2. 「クリップを許可」のチェックを外します
  3. 変更を保存します

注意:
既存のクリップは残ります。

不適切なクリップを報告

自分の動画の不適切なクリップを見つけたら、報告できます。

手順:

  1. 問題のあるクリップを開きます
  2. 「︙」メニューをクリックします
  3. 「報告」を選択します
  4. 理由を選んで送信します

クリップから収益は得られる?

クリップ自体には広告が表示されません。

ただし、クリップから元動画に誘導されれば、そこで収益が発生します。

メリット:
クリップは動画の宣伝になり、再生回数増加に繋がります。

クリップのメリット

この機能の利点を説明します。

視聴者のメリット

好きな場面だけ共有できる:
長い動画全体を送る必要がなく、ピンポイントで共有できます。

簡単に作れる:
動画編集ソフト不要で、数クリックで作成完了。

元動画にアクセスしやすい:
クリップから元動画へ簡単に移動できます。

保存代わりに使える:
お気に入りの場面をクリップとして保存できます。

配信者のメリット

動画の拡散:
視聴者がクリップを作って共有すれば、動画が広まります。

ハイライトを自動生成:
視聴者が自然とハイライトシーンを切り出してくれます。

エンゲージメント向上:
視聴者が積極的に動画に関わるようになります。

SEO効果:
クリップのタイトルや説明が、検索に引っかかる可能性があります。

クリップのデメリット

注意点も理解しましょう。

視聴者のデメリット

編集機能が限定的:

  • 長さは最大60秒
  • テキストやエフェクトは追加できない
  • 複数の場面をつなげられない

管理が難しい:
作成したクリップをまとめて管理する機能がありません。

配信者のデメリット

文脈が失われる:
一部だけ切り取られると、本来の意図と異なる解釈をされる恐れがあります。

ネタバレのリスク:
重要なシーンがクリップされて、ネタバレになることも。

不適切な切り取り:
悪意のある編集で、イメージを損なう可能性があります。

収益の直接化は難しい:
クリップ自体から収益を得られません。

よくあるトラブルと解決方法

クリップ機能で困った時の対処法です。

クリップボタンが表示されない

原因と対処:

原因1:配信者が無効化

その動画ではクリップが作れません。

原因2:対象外の動画

子ども向けコンテンツや限定公開動画では使えません。

原因3:古いアプリ

YouTubeアプリを最新版に更新しましょう。

手順:

  • App StoreまたはGoogle Playでアップデートを確認

クリップが作成できない

原因と対処:

原因1:動画の長さ

5秒未満の動画はクリップできません。

原因2:ライブ配信中

配信終了後、アーカイブになるまで待ちましょう。

原因3:著作権の問題

音楽動画など、一部はクリップが制限されています。

クリップが再生されない

原因と対処:

原因1:削除された

元動画が削除されると、クリップも見られなくなります。

原因2:非公開になった

元動画が非公開設定になった可能性があります。

原因3:ネットワーク問題

インターネット接続を確認しましょう。

クリップのURLがエラー

原因:
リンクが正しくコピーされていません。

対処法:

  1. 再度「リンクをコピー」を実行します
  2. URLの最初から最後まで、すべてコピーされているか確認します

作ったクリップが見つからない

原因:
専用の保存場所がありません。

対処法:

  • 元動画のクリップタブで探す
  • ブラウザの履歴を確認
  • 次回から共有リンクをメモしておく

クリップの活用例

実際の使い方の例を紹介します。

ゲーム実況

神プレイの瞬間:
長時間配信から、すごいプレイだけを切り出して共有。

攻略の重要部分:
長い攻略動画から、ボス戦のコツだけを抜粋。

教育・解説動画

重要ポイントの抽出:
1時間の講義から、核心部分の5分だけをクリップ。

ステップごとに分割:
料理動画の各工程をクリップして、レシピとして共有。

エンタメ・バラエティ

面白シーン集:
おもしろい部分だけをクリップして、友達に送る。

感動の瞬間:
サプライズシーンや泣けるシーンを記録。

ニュース・時事

重要発言の切り出し:
長い記者会見から、注目発言だけをクリップ。

速報部分の共有:
ライブ配信から、ニュース速報部分を抜き出す。

音楽・ライブ

お気に入りの曲:
長いライブ配信から、好きな曲だけをクリップ。

メンバーのMC:
面白いトークや感動的なコメントを保存。

タイムスタンプとの違い

似た機能との比較です。

タイムスタンプとは

動画の特定時間へのリンクです。

例:
https://www.youtube.com/watch?v=VIDEO_ID&t=120s

これで、2分(120秒)の位置から再生が始まります。

クリップとの違い

タイムスタンプ:

  • 元動画の特定時間から再生開始
  • 終了時間は指定できない
  • 動画全体が再生される

クリップ:

  • 指定範囲だけを独立した動画として表示
  • 開始と終了を両方指定
  • クリップ範囲だけがループ再生

どちらを使うべき?

特定の場面を見てほしい:
→ タイムスタンプ(その後も続けて見てもらえる)

その部分だけ見てほしい:
→ クリップ(他の部分は見せない)

よくある質問

クリップに関する疑問にお答えします。

クリップは何個まで作れる?

制限はありません。同じ動画から何個でも作成できます。

クリップの再生回数は元動画にカウントされる?

いいえ、クリップの再生回数は元動画とは別にカウントされます。

クリップから元動画へのリンクはある?

はい、クリップの下に「元の動画を見る」リンクが自動で表示されます。

スマホとパソコンで作ったクリップに違いはある?

いいえ、どちらで作っても同じクリップになります。

クリップを後から編集できる?

できません。タイトルや範囲を変更したい場合は、作り直す必要があります。

クリップはダウンロードできる?

公式機能ではできません。画面録画ソフトを使う方法はありますが、著作権に注意しましょう。

クリップに字幕は表示される?

はい、元動画に字幕がある場合、クリップでも表示されます。

限定公開動画からクリップは作れる?

いいえ、公開動画のみクリップを作成できます。

まとめ

YouTubeクリップは、動画の一部を簡単に切り出して共有できる便利な機能です。

この記事のポイント:

  • クリップは5秒〜60秒の短い動画を作成
  • 元動画から簡単に切り出せる
  • パソコン・スマホ両方で作成可能
  • 共有リンクで簡単に拡散できる
  • 配信者は機能の有効・無効を選択可能
  • ショートとは別の機能
  • タイムスタンプよりも特定範囲に特化
  • 元動画への誘導効果がある
  • 編集機能は限定的
  • 作成後の変更はできない

まずは、お気に入りの動画で試しにクリップを作ってみましょう。

面白い場面や役立つ情報を切り出して、友達と共有してみてください。動画の新しい楽しみ方が広がりますよ。配信者の方は、視聴者にクリップを作ってもらうことで、動画の拡散にも繋がります。ぜひ活用してみてくださいね!

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