「動画が終わると次の動画が勝手に再生される」
「ホーム画面で動画が勝手に再生される」
「YouTubeアプリが勝手に起動する」
「音が出ないけど動画が勝手に動いている」
「見たくない動画が自動で始まる」
こんな経験はありませんか?
YouTubeを見ていると、動画が終わった後に次の動画が自動的に再生されたり、ホーム画面を開いただけで動画が勝手に動き出したりすることがあります。意図しない動画が再生されると、データ通信量を消費したり、集中が途切れたりして困りますよね。
実は、YouTubeには複数の自動再生機能があり、それぞれ設定でオフにできるんです。適切に設定すれば、勝手に再生される問題は確実に解決できますよ!
この記事では、YouTubeが勝手に再生される原因と、それぞれの停止方法を詳しく解説していきます。
YouTubeの「勝手に再生」の種類

まず、どんな「勝手に再生」があるか整理しましょう。
主な自動再生の種類
1. 次の動画の自動再生:
- 動画終了後、数秒で次の動画が自動再生
- 最も一般的な自動再生機能
- 「自動再生」機能によるもの
2. ホーム画面でのプレビュー再生:
- ホーム画面やフィード画面で動画が動く
- 音は出ない(ミュート状態)
- スクロールすると別の動画が再生
3. 広告の自動再生:
- 動画前・途中・後に広告が自動再生
- スキップできるものとできないものがある
4. バックグラウンドでの再生:
- アプリを閉じても音声が流れ続ける
- YouTube Premium会員の機能
5. アプリが勝手に起動:
- リンクをタップするとYouTubeアプリが開く
- 他のアプリからの自動起動
それぞれの原因と対処法を見ていきましょう。
【対処法1】次の動画の自動再生をオフにする
最も基本的な自動再生機能です。
自動再生とは?
自動再生機能:
動画が終了すると、関連動画が自動的に再生される機能。
メリット:
- 続けて動画を楽しめる
- 次の動画を選ぶ手間が省ける
デメリット:
- 意図しない動画が再生される
- データ通信量を消費
- 時間を浪費しがち
PC版での自動再生オフ
手順:
- YouTubeで動画を開く
- 動画プレーヤーの右下を確認
- 「自動再生」のスイッチを探す
- スイッチをクリックしてオフ(灰色)にする
位置:
- 設定アイコン(歯車)の左側
- 「次の動画」サムネイルの上
確認:
- オフ:灰色
- オン:青色
スマホアプリでの自動再生オフ
Android・iPhone共通:
- YouTubeアプリで動画を再生
- 動画プレーヤーをタップ
- 画面上部の「自動再生」スイッチを探す
- タップしてオフにする
または:
- YouTubeアプリを開く
- 右下のプロフィールアイコンをタップ
- 「設定」をタップ
- 「自動再生」をタップ
- 「次の動画を自動再生」をオフにする
設定は保存される
ポイント:
- 一度オフにすれば、以降の全動画で自動再生がオフ
- ログインしていれば、他のデバイスでも同期される
- ブラウザごと、アプリごとに設定が必要な場合もある
【対処法2】ホーム画面のプレビュー再生をオフにする
ホーム画面で動画が勝手に動く問題です。
プレビュー再生とは?
プレビュー再生:
ホーム画面やおすすめフィードで、サムネイル上で動画が短時間再生される機能。
特徴:
- 音は出ない(ミュート状態)
- 数秒間だけ再生
- スクロールすると止まる
スマホアプリでプレビューをオフ
手順:
- YouTubeアプリを開く
- 右下のプロフィールアイコンをタップ
- 「設定」をタップ
- 「全般」をタップ
- 「フィードでミュート再生」をオフにする
または:
- 「設定」→「自動再生」
- 「ホームでミュート再生」をオフ
Android専用オプション:
- 「設定」→「全般」
- 「Wi-Fi接続時のみミュート再生」を選択
- WiFi接続時のみ再生(モバイルデータ節約)
PC版でプレビューをオフ
残念ながら:
PC版(ブラウザ)では、ホーム画面のプレビュー再生を完全にオフにする設定はありません。
代替策:
- スクロール中はマウスを動かし続ける(再生されにくい)
- または拡張機能を使用
【対処法3】データ通信量を節約する設定
モバイルデータでの自動再生を防ぎます。
モバイルデータ使用量の設定
スマホアプリ:
- YouTubeアプリ→「設定」
- 「全般」をタップ
- 「モバイルデータの上限設定」をタップ
- 以下を設定:
- 「Wi-Fiの場合のみHD再生」をオン
- 「モバイルデータ通信時の動画の画質」を低く設定
自動再生をWiFi接続時のみに制限
手順:
- YouTubeアプリ→「設定」
- 「自動再生」をタップ
- 「次の動画を自動再生」の詳細設定
- 「Wi-Fi接続時のみ」を選択(Androidの場合)
iPhoneの場合:
iOSでは詳細な自動再生設定がないため、完全にオフにするか、WiFi使用を心がける。
データセーバーモードの活用(Android)
手順:
- スマホの「設定」→「ネットワークとインターネット」
- 「データ セーバー」をオンにする
- YouTubeアプリを除外リストに追加しない
効果:
バックグラウンドでのデータ通信を制限
【対処法4】バックグラウンド再生を停止する

アプリを閉じても音声が流れる問題です。
バックグラウンド再生とは?
バックグラウンド再生:
YouTubeアプリを閉じたり、他のアプリに切り替えても、音声が流れ続ける機能。
通常:
- 無料版では基本的にバックグラウンド再生不可
- YouTube Premium会員のみ利用可能
バックグラウンド再生を停止
スマホでの停止方法:
方法1: 一時停止ボタン
- 通知パネルを開く
- YouTube再生コントロールを表示
- 「一時停止」または「×」をタップ
方法2: アプリを強制終了
Android:
- 最近使用したアプリ一覧を開く
- YouTubeアプリを上にスワイプして終了
iPhone:
- アプリスイッチャーを開く
- YouTubeアプリを上にスワイプ
方法3: YouTube Premiumの設定確認
Premium会員で機能をオフにしたい場合:
- YouTubeアプリ→「設定」
- 「バックグラウンド再生」
- オフに設定(ただし完全無効化はできない)
【対処法5】広告の自動再生について
広告は基本的にオフにできません。
広告の種類
スキップ可能な広告:
- 5秒後にスキップ可能
- 「広告をスキップ」をクリック
スキップ不可の広告:
- 15〜20秒間、スキップできない
- 終了まで待つ必要がある
バンパー広告:
- 6秒間のスキップ不可広告
広告を減らす・消す方法
方法1: YouTube Premiumに加入
- https://www.youtube.com/premium にアクセス
- 「使ってみる」をクリック
- 月額1,280円(個人)で広告なし
メリット:
- すべての広告が表示されない
- バックグラウンド再生
- オフライン再生
- YouTube Music Premium含む
方法2: 広告ブロッカー(非推奨)
ブラウザ拡張機能(AdBlock、uBlock Originなど)で広告をブロックできますが:
注意:
- YouTubeの利用規約に違反する可能性
- クリエイターの収益を減らす
- 動画が正常に再生されない場合がある
推奨:
クリエイターを応援する意味でも、広告を視聴するか、YouTube Premiumに加入することをおすすめします。
【対処法6】YouTubeアプリの自動起動を防ぐ
リンクをタップすると勝手にアプリが開く問題です。
リンクの挙動を変更
AndroidでYouTubeアプリが勝手に開くのを防ぐ:
- スマホの「設定」を開く
- 「アプリ」→「YouTube」
- 「デフォルトで開く」をタップ
- 「サポートされているリンクを開く」をオフまたは「毎回確認」に設定
効果:
YouTubeリンクをタップしても、アプリではなくブラウザで開くか、選択画面が表示される。
iPhoneでの設定
iPhoneの場合:
システム設定ではアプリの自動起動を完全に防げません。
代替策:
方法1: リンク長押し
- YouTubeリンクを長押し
- 「開く」ではなく「Safariで開く」を選択
方法2: YouTubeアプリをアンインストール
アプリがなければブラウザで開く
ブラウザで常にYouTubeを開く
手順:
- YouTubeリンクをブラウザで開く
- 「アプリで開く」バナーが表示されたら無視
- または「×」で閉じる
【対処法7】通知からの自動再生を防ぐ
通知をタップして勝手に再生が始まる問題です。
YouTubeの通知設定
スマホアプリ:
- YouTubeアプリ→プロフィールアイコン
- 「設定」→「通知」
- 以下を調整:
- 「チャンネル登録」の通知
- 「おすすめの動画」をオフ
- 「コメントへの返信」など必要なもののみオン
スマホのシステム通知設定
Android:
- スマホの「設定」→「アプリ」
- 「YouTube」を選択
- 「通知」をタップ
- 不要な通知カテゴリをオフ
iPhone:
- iPhoneの「設定」→「通知」
- 「YouTube」を選択
- 「通知を許可」をオフ(すべての通知を停止)
- または通知スタイルを調整
【対処法8】ブラウザの自動再生設定

ブラウザ側で自動再生を制限します。
Chromeでの設定
手順:
- Chrome右上「︙」→「設定」
- 左側のメニューから「プライバシーとセキュリティ」
- 「サイトの設定」をクリック
- 「その他のコンテンツの設定」
- 「音声」をクリック
- 「音声の再生をサイトに許可する」をオフ
または:
- YouTubeページで、アドレスバー左の鍵アイコンをクリック
- 「サイトの設定」
- 「音声」を「ブロック」に設定
Firefoxでの設定
手順:
- Firefox右上「≡」→「設定」
- 左側の「プライバシーとセキュリティ」
- 「許可設定」セクション
- 「自動再生」の「設定」をクリック
- 「デフォルト設定」を「音声と動画をブロック」に変更
Safariでの設定(Mac)
手順:
- Safari →「設定」
- 「Webサイト」タブ
- 左側から「自動再生」を選択
- 「すべてのWebサイトの設定」を「停止」または「音声なしで再生を許可」に設定
トラブルシューティング
設定してもうまくいかない場合の対処法です。
問題1: 設定してもまだ自動再生される
原因:
- ブラウザのキャッシュ
- アプリのバグ
- 複数デバイスで設定が同期されていない
対処:
- ブラウザのキャッシュとCookieを削除
- YouTubeアプリを再起動
- アプリを最新版にアップデート
- 全デバイスで設定を確認
問題2: 自動再生のスイッチが見つからない
原因:
- 動画プレーヤーのサイズが小さい
- モバイル版サイトを使用している
対処:
- 動画をフルスクリーンで開く
- または設定メニューから変更
- PC版サイト表示に切り替え
問題3: 設定が勝手に戻る
原因:
- Googleアカウントにログインしていない
- ブラウザのCookieが削除される設定
対処:
- Googleアカウントでログイン
- ブラウザのCookie設定を確認
- YouTubeのCookieを保持する設定に
問題4: アプリで設定が反映されない
原因:
- アプリのバージョンが古い
- アプリのバグ
対処:
- YouTubeアプリをアップデート
- アプリのキャッシュを削除
- アプリを再インストール
問題5: プレミアム会員でも広告が出る
原因:
- Premium会員になっていない
- 別のアカウントでログインしている
- 動画内に含まれるスポンサー広告(クリエイターが挿入)
対処:
- Premium会員かどうか確認
- 正しいアカウントでログインしているか確認
- 動画内広告は手動でスキップ(Premium対象外)
データ通信量を節約する追加のコツ
自動再生以外のデータ節約方法です。
コツ1: 画質を下げる
手順:
- 動画再生中に設定アイコン(歯車)をクリック
- 「画質」を選択
- 「480p」や「360p」に設定
自動設定:
スマホアプリ:
- 「設定」→「動画の画質設定」
- 「モバイルネットワーク使用時」→「データセーバー」
コツ2: WiFi接続時のみ視聴
習慣:
- 外出先ではYouTube視聴を控える
- WiFiがある場所でまとめて視聴
- オフライン保存機能を活用(Premium会員)
コツ3: アプリのバックグラウンドデータを制限
Android:
- スマホの「設定」→「アプリ」→「YouTube」
- 「モバイルデータとWi-Fi」
- 「バックグラウンド データ」をオフ
よくある質問と回答
Q1: 自動再生をオフにすると、YouTubeの体験が悪くなる?
A: 人によります。
オフがおすすめな人:
- データ通信量を節約したい
- 意図的に動画を選びたい
- 時間管理をしっかりしたい
オンがおすすめな人:
- 連続して動画を楽しみたい
- BGMとして使いたい
- 次の動画を選ぶのが面倒
Q2: 自動再生をオフにしても広告は流れる?
A: はい、広告は流れます。
理由:
自動再生設定は「次の動画」の自動再生であり、広告の自動再生とは別です。
広告を消す方法:
YouTube Premiumに加入するのみ。
Q3: ホーム画面のプレビューが邪魔、完全に消せる?
A: スマホアプリでは設定でオフにできます。
PC版:
完全にオフにする標準設定はありません。
代替策:
- マウスを動かし続ける
- 拡張機能を使用
Q4: 子どもが勝手にYouTubeを見てしまう
A: YouTube Kidsの利用を検討してください。
YouTube Kids:
- 子ども向けコンテンツのみ
- 視聴時間の制限機能
- 保護者による管理
追加対策:
- スマホ・タブレットにパスコード
- スクリーンタイム機能で時間制限
- YouTubeアプリをホーム画面から削除
Q5: 自動再生の設定は同期される?
A: Googleアカウントでログインしていれば同期されます。
同期される内容:
- 自動再生のオン/オフ
- その他のYouTube設定
同期されない場合:
- ログインしていない
- ブラウザごとに設定が必要な場合がある
Q6: Premium会員になるべき?
A: 以下に当てはまるならおすすめです。
Premium推奨:
- 広告が本当に嫌
- バックグラウンド再生をよく使う
- オフライン再生が必要
- YouTube Musicを使いたい
不要な場合:
- 広告は我慢できる
- 無料で十分
- あまりYouTubeを見ない
まとめ: 自動再生を制御して快適なYouTube体験を
YouTubeの勝手に再生される問題と対処法を詳しく解説しました。
主な自動再生の種類と対処法:
| 種類 | 対処法 | 難易度 |
|---|---|---|
| 次の動画の自動再生 | 自動再生スイッチをオフ | ★☆☆ |
| ホーム画面プレビュー | 設定→「フィードでミュート再生」オフ | ★☆☆ |
| 広告 | YouTube Premium加入 | ★★★ |
| バックグラウンド再生 | 通知パネルから停止 | ★☆☆ |
| アプリ自動起動 | デフォルトで開く設定変更 | ★★☆ |
今すぐ試すべき設定(優先度順):
最優先:
- ✅ 次の動画の自動再生をオフ
- ✅ ホーム画面のプレビュー再生をオフ
- ✅ モバイルデータ使用時の画質を低く設定
推奨:
- ✅ WiFi接続時のみHD再生
- ✅ 通知設定の見直し
- ✅ ブラウザの自動再生設定
任意:
- ✅ アプリの自動起動を防ぐ
- ✅ バックグラウンドデータを制限
デバイス別の設定方法:
PC(ブラウザ):
- 動画プレーヤーの自動再生スイッチをオフ
- ブラウザの音声再生設定を調整
- 拡張機能を活用(必要に応じて)
スマホ(アプリ):
- 設定→自動再生→全てオフ
- 設定→全般→フィードでミュート再生をオフ
- WiFi接続時のみの設定を活用
データ通信量を節約するコツ:
必須:
- ✅ 自動再生をオフ
- ✅ プレビュー再生をオフ
- ✅ モバイルデータ時は低画質
推奨:
- ✅ WiFi接続時のみ視聴
- ✅ バックグラウンドデータを制限
- ✅ データセーバーモードを活用
重要なポイント:
- 自動再生は複数の種類がある – それぞれ個別に設定が必要
- 設定は一度すれば保存される(ログインしている場合)
- 広告の自動再生は基本的に停止できない
- YouTube Premiumで広告なし+便利機能
- データ通信量を節約したい人は必ず設定を
YouTubeの自動再生機能は、便利な反面、意図しない動画視聴やデータ消費につながります。
この記事で紹介した設定を行えば、自分でコントロールできる快適なYouTube体験ができるようになります。特にモバイルデータを使っている人は、今すぐ設定を見直してみましょう。データ通信量が大幅に節約でき、月末の速度制限を回避できるかもしれませんよ!
この記事は2025年11月時点の情報に基づいています

コメント