YouTubeで動画を見ようとしたら、突然「問題が発生しました」「エラーが発生しました」というメッセージが表示されて困っていませんか?動画が再生できないと、とてもストレスですよね。
この記事では、YouTubeのエラーメッセージの原因と、確実に解決できる方法を詳しく解説します。スマホでもパソコンでも使える対処法を網羅しているので、あなたの状況に合った解決策が必ず見つかります。
YouTubeの「問題が発生しました」エラーとは?

まず、このエラーメッセージが何を意味しているのかを理解しましょう。
エラーメッセージの種類
YouTubeで表示されるエラーメッセージには、いくつかのパターンがあります。
よく見られるエラーメッセージ:
- 「問題が発生しました やり直すにはタップしてください」
- 「エラーが発生しました 更新するか、しばらくしてからもう一度お試しください」
- 「Something went wrong Refresh or try again later」(英語版)
- 「再生エラー タップして再試行」
これらはすべて、YouTubeが正常に動作していないことを示しています。表現は少し違いますが、基本的には同じ問題です。
エラーが表示されるタイミング
このエラーは、主に以下のタイミングで発生します。
発生しやすい状況:
- 動画を再生しようとした瞬間
- 動画の途中で突然止まる
- YouTubeアプリを開いた直後
- 特定の動画だけ再生できない
- すべての動画が再生できない
状況によって原因が異なるため、適切な対処法を選ぶことが大切です。
エラーが発生する主な原因
「問題が発生しました」エラーには、さまざまな原因があります。
インターネット接続の問題
最も多いのが、インターネット接続の不具合です。
接続に関する問題:
- Wi-Fiの電波が弱い
- モバイルデータの通信制限
- ルーターの一時的な不具合
- 通信速度が遅すぎる
- 接続が不安定
YouTube動画を見るには、安定したインターネット接続が必要です。特に高画質の動画は、多くのデータを使うため、遅い回線では再生できないことがあります。
キャッシュやCookieの蓄積
ブラウザやアプリに溜まったキャッシュやCookieが原因のことも多いです。
キャッシュとCookieは、ウェブサイトの読み込みを速くするために保存される一時データです。しかし、これが古くなったり破損したりすると、YouTubeが正常に動作しなくなります。
特に長期間ブラウザやアプリを掃除していない場合、このデータが大量に溜まってエラーの原因になります。
アプリやブラウザのバージョンが古い
YouTubeアプリやブラウザのバージョンが古いと、エラーが発生しやすくなります。
YouTubeは定期的にシステムを更新しており、古いバージョンでは新しい機能に対応できないことがあります。そのため、最新版に更新していないと、動画が正常に再生されないことがあります。
YouTube側のサーバー障害
YouTubeのサーバーで障害が発生していることもあります。
この場合、日本全国(または世界中)で同じエラーが発生します。ユーザー側では何もできないため、YouTube側の復旧を待つしかありません。
広告ブロッカーの影響
広告ブロッカーを使っていると、YouTubeが正常に動作しないことがあります。
YouTubeは広告収入で運営されているため、広告ブロッカーを検出すると動画再生を制限することがあります。また、広告ブロッカーが動画の読み込みを妨げてしまうこともあります。
デバイスのメモリ不足
スマホやタブレットのメモリやストレージが不足していると、エラーが発生することがあります。
特に、多くのアプリを同時に起動していたり、デバイスの容量がいっぱいになっていたりすると、YouTubeが正常に動作しません。
ブラウザ拡張機能の干渉
パソコンでYouTubeを見ている場合、ブラウザの拡張機能が原因のことがあります。
広告ブロッカー以外にも、セキュリティソフトやプライバシー保護系の拡張機能が、YouTubeの動作を妨げることがあります。
アカウントのログイン状態
YouTubeアカウントのログイン状態に問題があることもあります。
セッションの期限切れや、複数のアカウントで頻繁にログイン・ログアウトを繰り返すと、認証エラーが発生することがあります。
スマホ(iPhone・Android)での解決方法
スマホでYouTubeアプリを使っている場合の対処法をご紹介します。
画面をタップして再試行する
「やり直すにはタップしてください」と表示されている場合は、まず画面をタップしてみましょう。
一時的なエラーであれば、これだけで解決することがあります。通信が一瞬途切れただけの場合などは、再試行で正常に戻ります。
アプリを再起動する
アプリの一時的な不具合は、再起動で解決することが多いです。
iPhoneの場合:
- 画面下から上にスワイプ(ホームボタンがある機種は2回押し)
- YouTubeアプリを上にフリック
- ホーム画面に戻ってYouTubeアプリを再度開く
Androidの場合:
- 画面下から上にスワイプして長押し
- YouTubeアプリを上にスワイプ
- ホーム画面に戻ってYouTubeアプリを再度開く
スマホを再起動する
アプリの再起動で解決しない場合は、スマホ本体を再起動しましょう。
iPhoneの場合:
- サイドボタンと音量ボタン(大または小)を同時に長押し
- 「スライドで電源オフ」を右にスライド
- 完全に電源が切れたら、サイドボタンを長押しして起動
Androidの場合:
- 電源ボタンを長押し
- 「再起動」または「電源を切る」をタップ
- 電源を入れ直す
再起動すると、メモリが解放され、一時的な不具合が解消されることが多いです。
インターネット接続を確認する
通信環境に問題がないか確認しましょう。
確認方法:
- Wi-Fiアイコンやモバイルデータのアイコンを確認
- 他のアプリやウェブサイトが正常に動作するか試す
- Wi-Fiの場合、ルーターに近づいてみる
- モバイルデータの場合、通信制限がかかっていないか確認
Wi-Fiとモバイルデータを切り替えてみることも有効です。
機内モードをオン・オフする
通信をリセットすることで、接続の問題が解決することがあります。
手順:
- 設定アプリを開く
- 「機内モード」をオンにする
- 10秒ほど待つ
- 「機内モード」をオフにする
- YouTubeで動画を再生してみる
これで通信が正常に戻ることがあります。
YouTubeアプリのキャッシュを削除する
溜まったキャッシュを削除すると、エラーが解消されることがあります。
iPhoneの場合:
iPhoneではアプリ単体でキャッシュを削除できないため、アプリを再インストールします。
- ホーム画面でYouTubeアプリを長押し
- 「Appを削除」をタップ
- App StoreからYouTubeアプリを再インストール
- ログインして確認
Androidの場合:
- 「設定」アプリを開く
- 「アプリ」または「アプリと通知」をタップ
- アプリ一覧から「YouTube」を探してタップ
- 「ストレージとキャッシュ」をタップ
- 「キャッシュを消去」をタップ
これでキャッシュが削除されます。
YouTubeアプリを最新版に更新する
古いバージョンのアプリは、エラーの原因になります。
iPhoneの場合:
- App Storeを開く
- 右上のプロフィールアイコンをタップ
- 下にスクロールして、YouTubeに「アップデート」ボタンがあればタップ
Androidの場合:
- Google Playストアを開く
- 右上のプロフィールアイコンをタップ
- 「アプリとデバイスの管理」をタップ
- YouTubeに「更新」ボタンがあればタップ
最新版に更新することで、バグが修正されたり、互換性の問題が解決されたりします。
OSを最新版に更新する
デバイスのOSが古いと、YouTubeアプリが正常に動作しないことがあります。
iPhoneの場合:
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」をタップ
- 「ソフトウェアアップデート」をタップ
- 更新がある場合は「ダウンロードしてインストール」をタップ
Androidの場合:
- 「設定」アプリを開く
- 「システム」または「端末情報」をタップ
- 「システムアップデート」をタップ
- 更新がある場合は画面の指示に従う
更新には時間がかかるため、Wi-Fi環境で充電しながら行いましょう。
バックグラウンドアプリを終了する
他のアプリが大量に起動していると、メモリを圧迫してYouTubeが正常に動作しないことがあります。
手順:
- バックグラウンドアプリの一覧を表示(上記のアプリ再起動と同じ操作)
- 使っていないアプリを上にスワイプして終了
- YouTubeを再度開く
メモリが解放され、動作が改善されることがあります。
ストレージの空き容量を確保する
デバイスの容量が不足していると、エラーが発生することがあります。
確認方法:
- iPhone:「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」
- Android:「設定」→「ストレージ」
容量が少ない場合は、不要なアプリや写真・動画を削除して空き容量を増やしましょう。
パソコンでの解決方法
パソコンのブラウザでYouTubeを見ている場合の対処法です。
ページを更新する
まずは単純にページを更新してみましょう。
方法:
- F5キーを押す
- Ctrl + R(Windows)/ Command + R(Mac)を押す
- ブラウザの更新ボタンをクリック
一時的なエラーであれば、これだけで解決します。
ブラウザを再起動する
ブラウザの一時的な不具合が原因の場合、再起動で解決します。
手順:
- すべてのブラウザウィンドウを閉じる
- ブラウザを完全に終了
- 数秒待つ
- ブラウザを再度開く
- YouTubeにアクセス
パソコンを再起動する
ブラウザの再起動で解決しない場合は、パソコン本体を再起動しましょう。
Windows:
- スタートメニューを開く
- 電源アイコンをクリック
- 「再起動」を選択
Mac:
- 画面左上のAppleメニューをクリック
- 「再起動」を選択
ブラウザのキャッシュとCookieを削除する
溜まったキャッシュとCookieを削除すると、エラーが解消されることが多いです。
Google Chromeの場合:
- 右上の「︙」(3点メニュー)をクリック
- 「その他のツール」→「閲覧履歴を消去」を選択
- 「期間」で「全期間」を選択
- 「Cookieと他のサイトデータ」と「キャッシュされた画像とファイル」にチェック
- 「データを削除」をクリック
Microsoft Edgeの場合:
- 右上の「…」(3点メニュー)をクリック
- 「設定」を選択
- 「プライバシー、検索、サービス」を選択
- 「閲覧データをクリア」の「クリアするデータの選択」をクリック
- 「Cookieおよびその他のサイトデータ」と「キャッシュされた画像とファイル」にチェック
- 「今すぐクリア」をクリック
Firefoxの場合:
- 右上の「≡」(ハンバーガーメニュー)をクリック
- 「設定」を選択
- 「プライバシーとセキュリティ」を選択
- 「Cookieとサイトデータ」の「データを消去」をクリック
- 「Cookieとサイトデータ」と「キャッシュされたウェブコンテンツ」にチェック
- 「消去」をクリック
ブラウザを最新版に更新する
古いブラウザは、YouTubeと互換性がない場合があります。
更新方法:
- Chrome:右上「︙」→「ヘルプ」→「Google Chromeについて」
- Edge:右上「…」→「ヘルプとフィードバック」→「Microsoft Edgeについて」
- Firefox:右上「≡」→「ヘルプ」→「Firefoxについて」
自動的に更新がチェックされ、利用可能な場合は更新されます。
拡張機能を無効にする
ブラウザの拡張機能が、YouTubeの動作を妨げることがあります。
手順(Chromeの例):
- 右上の「︙」→「拡張機能」→「拡張機能を管理」をクリック
- すべての拡張機能をオフにする
- YouTubeで動画を再生してみる
- 再生できたら、拡張機能を1つずつオンにして原因を特定
特に広告ブロッカーやセキュリティ系の拡張機能は、YouTubeと相性が悪いことがあります。
シークレットモードで試す
シークレットモード(プライベートブラウジング)で試すと、拡張機能やキャッシュの影響を受けずに動画を再生できます。
起動方法:
- Chrome:Ctrl + Shift + N(Windows)/ Command + Shift + N(Mac)
- Edge:Ctrl + Shift + N
- Firefox:Ctrl + Shift + P
シークレットモードで正常に再生できる場合は、通常モードの設定や拡張機能に問題があることがわかります。
別のブラウザを試す
現在使っているブラウザに問題がある場合は、別のブラウザで試してみましょう。
- Chromeを使っているなら→EdgeやFirefoxを試す
- Edgeを使っているなら→ChromeやBraveを試す
- Firefoxを使っているなら→ChromeやOperaを試す
別のブラウザで正常に再生できる場合は、元のブラウザに問題があることがわかります。
広告ブロッカーをオフにする
広告ブロッカーを使っている場合は、一時的にオフにしてみましょう。
YouTube Premiumに加入していない場合、広告ブロッカーが動画再生を妨げることがあります。広告をオフにして快適に視聴したい場合は、YouTube Premiumの加入を検討しましょう。
DNSを変更する
DNSの設定を変更すると、エラーが解決することがあります。
Windowsの場合:
- コントロールパネルを開く
- 「ネットワークとインターネット」→「ネットワークと共有センター」をクリック
- 接続しているネットワークをクリック
- 「プロパティ」をクリック
- 「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)」を選択して「プロパティ」をクリック
- 「次のDNSサーバーのアドレスを使う」を選択
- 優先DNSサーバー:8.8.8.8
- 代替DNSサーバー:8.8.4.4
- 「OK」をクリック
これはGoogleの公開DNSサーバーです。多くのユーザーがこの方法でエラーを解決しています。
YouTube側の問題かどうか確認する方法

自分の環境に問題がないのにエラーが出る場合、YouTube側に障害が発生している可能性があります。
Downdetectorで確認する
Downdetector(https://downdetector.jp/)というサイトで、YouTubeの障害情報を確認できます。
多くの人が同時に問題を報告している場合、YouTube側のサーバー障害の可能性が高いです。
Twitterで検索する
Twitter(X)で「YouTube エラー」「YouTube 見れない」などで検索してみましょう。
同じ時間帯に多くの人が同じ問題を報告している場合、大規模な障害が発生しています。
YouTube公式アカウントを確認する
YouTube公式Twitter(@TeamYouTube)で、障害情報が発表されていないか確認しましょう。
大規模な障害の場合、公式アカウントから情報が発信されることがあります。
YouTube Studioで「問題が発生しました」が出る場合
動画投稿者がYouTube Studioでエラーに遭遇する場合の対処法です。
シークレットモードで試す
YouTube Studioでエラーが出る場合、まずシークレットモードで開いてみましょう。
シークレットモードで正常に動作する場合は、キャッシュやCookieに問題があります。
キャッシュとCookieを削除する
上記の「ブラウザのキャッシュとCookieを削除する」の手順で、キャッシュを削除しましょう。
YouTube Studioは特にキャッシュの影響を受けやすいため、定期的な削除がおすすめです。
別のブラウザを試す
YouTube Studioは、Chromeで最も安定して動作します。
他のブラウザを使っている場合は、Chromeで試してみましょう。
それでも解決しない場合の最終手段
上記のすべての方法を試しても解決しない場合は、以下を試してみましょう。
時間を置いて再度試す
一時的なサーバー障害の場合、時間を置くことで自然に解決します。
数時間後、または翌日にもう一度試してみましょう。
別のデバイスで試す
スマホでダメならパソコンで、パソコンでダメならスマホで試してみましょう。
特定のデバイスだけで問題が起こる場合、そのデバイスに原因があることがわかります。
YouTubeヘルプセンターに問い合わせる
どうしても解決しない場合は、YouTubeのサポートに問い合わせることもできます。
問い合わせ方法:
- YouTubeヘルプセンター(https://support.google.com/youtube)にアクセス
- 問題の内容を検索
- 該当するヘルプ記事を確認
- 解決しない場合は「フィードバックを送信」から報告
具体的な状況(デバイス、ブラウザ、発生日時、エラーメッセージなど)を詳しく書くと、サポートが対応しやすくなります。
アカウントからログアウト・再ログインする
アカウントの認証に問題がある場合は、ログアウトして再ログインすることで解決することがあります。
手順:
- YouTubeの右上のアカウントアイコンをクリック
- 「ログアウト」を選択
- ブラウザやアプリを再起動
- YouTubeを開いて再度ログイン
エラーを予防するためのコツ
今後エラーが発生しないように、以下の習慣をつけましょう。
定期的にキャッシュを削除する
月に1回程度、ブラウザやアプリのキャッシュを削除しましょう。
キャッシュが溜まりすぎると、動作が重くなったりエラーが発生しやすくなります。
アプリとOSを常に最新版に保つ
更新通知が来たら、なるべく早く更新しましょう。
最新版には、バグ修正やセキュリティ強化が含まれています。
安定したインターネット環境で視聴する
動画を見る際は、安定したWi-Fi環境がおすすめです。
モバイルデータの場合、通信制限にかからないよう注意しましょう。
バックグラウンドアプリを定期的に終了する
使っていないアプリは、こまめに終了しましょう。
メモリを圧迫せず、デバイスの動作が軽くなります。
デバイスのストレージに余裕を持たせる
ストレージの残量は、常に20%以上確保しておきましょう。
容量がいっぱいになると、さまざまなエラーの原因になります。
まとめ:焦らず順番に試そう
YouTubeで「問題が発生しました」エラーが出た時の解決方法をまとめます。
最初に試すべきこと:
- 画面をタップして再試行(スマホの場合)
- ページを更新(PCの場合)
- アプリやブラウザを再起動
- デバイスを再起動
- インターネット接続を確認
次に試すこと:
- キャッシュとCookieを削除
- アプリやブラウザを最新版に更新
- OSを最新版に更新
- 広告ブロッカーや拡張機能を無効化
- 別のブラウザやデバイスで試す
それでもダメなら:
- YouTube側の障害情報を確認
- 時間を置いて再度試す
- YouTubeヘルプセンターに問い合わせ
エラーの主な原因:
- インターネット接続の問題(最も多い)
- キャッシュやCookieの蓄積
- アプリやブラウザのバージョンが古い
- 広告ブロッカーの影響
- YouTube側のサーバー障害
- デバイスのメモリ不足
予防策:
- 定期的にキャッシュを削除
- アプリとOSを常に最新に保つ
- 安定したインターネット環境で視聴
- ストレージに余裕を持たせる
ほとんどの場合、キャッシュの削除やアプリ・デバイスの再起動で解決します。焦らず、1つずつ試していけば、必ず解決できるはずです。
YouTube側の障害の場合は、ユーザー側では何もできないため、復旧を待ちましょう。この記事の方法を試しても解決しない場合は、時間を置いてから再度チャレンジしてみてください。
快適なYouTubeライフを取り戻しましょう!

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