VSCodeでC言語を始めよう!初心者でも30分で環境構築できる完全ガイド

Discord

「プログラミングを始めたいけど、どうやって環境を作ればいいの?」

そんな悩みを抱えているあなたに朗報です。 **Visual Studio Code(VSCode)**を使えば、無料で、しかも簡単にC言語の開発環境が作れるんです。

昔はC言語を始めるのって、結構ハードルが高かったんですよね。 でも今は違います。 VSCodeという強力な味方があなたをサポートしてくれるから。

この記事を読み終わる頃には、あなたのパソコンでC言語のプログラムが動いているはずです。 一緒に、プログラミングの第一歩を踏み出しましょう!

スポンサーリンク

VSCodeって何?どうしてC言語に最適なの?

VSCodeの正体を簡単に説明すると

**Visual Studio Code(VSCode)**は、Microsoft社が開発した無料のテキストエディタです。

「テキストエディタ」というのは、簡単に言えば「プログラムを書くための専用メモ帳」のようなもの。 ただのメモ帳と違って、プログラミングに特化した便利機能が山ほど詰まっているんです。

C言語開発でVSCodeを選ぶ3つの理由

1. 完全無料で使える お金を一切かけずに、プロ級の開発環境が手に入ります。

2. 拡張機能で超パワーアップ C言語用の便利ツールを後から追加できるので、自分好みにカスタマイズ可能。

3. エラーを事前に教えてくれる コードを書いている最中に、間違いを赤い波線で教えてくれるから、初心者でも安心です。

【完全版】VSCodeのインストールから設定まで

ステップ1:VSCodeをダウンロードしよう

  1. 公式サイトにアクセス https://code.visualstudio.com/ を開きます。
  2. ダウンロードボタンをクリック 大きな青いボタンが見えるはず。 Windows、Mac、Linuxから自動で選んでくれます。
  3. インストーラーを実行 ダウンロードしたファイルをダブルクリック。 基本的に「次へ」を押していけばOKです。 ただし、1つだけ注意点があります。 「PATHに追加」というチェックボックスがあったら、必ずチェックを入れてください。 これ、後で楽になるポイントなんです。

ステップ2:C言語のコンパイラをインストール

C言語のプログラムを動かすには、コンパイラというものが必要です。

コンパイラとは、人間が書いたプログラムをコンピュータが理解できる言葉に翻訳してくれる「翻訳機」のようなもの。

Windows環境の場合(MinGW-w64)

  1. MinGWのインストーラーをダウンロード https://sourceforge.net/projects/mingw-w64/ から入手します。
  2. インストール時の設定
    • Architecture: x86_64を選択
    • Threads: posixを選択
    • Exception: seh を選択
  3. 環境変数の設定 インストールが終わったら、システムの環境変数にパスを追加する必要があります。 でも心配しないでください。 やり方は簡単:
    • Windowsキー + R を押す
    • 「sysdm.cpl」と入力してEnter
    • 「詳細設定」タブ → 「環境変数」をクリック
    • システム環境変数の「Path」を選択して「編集」
    • MinGWのbinフォルダのパスを追加

Mac環境の場合

Macユーザーはラッキーです。 ターミナルを開いて、以下のコマンドを実行するだけ:

xcode-select --install

これでC言語のコンパイラ(gcc)が自動的にインストールされます。

ステップ3:VSCodeにC言語拡張機能を追加

VSCodeを開いたら、左側のメニューから「拡張機能」アイコン(四角が4つ並んだマーク)をクリック。

検索ボックスに「C/C++」と入力して、Microsoftが提供している拡張機能をインストールします。

これで、VSCodeがC言語を理解してくれるようになりました!

初めてのC言語プログラムを書いてみよう

Hello Worldプログラムの作成

さあ、いよいよプログラミングの時間です。 プログラミングの世界では、最初に「Hello World」と表示するのが伝統なんです。

  1. 新しいファイルを作成 VSCodeで「ファイル」→「新規ファイル」を選択
  2. 以下のコードを入力
#include <stdio.h>

int main() {
    printf("Hello, World!\n");
    printf("はじめてのC言語プログラムです!\n");
    return 0;
}
  1. ファイルを保存 「hello.c」という名前で保存します。 拡張子の「.c」がC言語ファイルの証です。

コードの意味を理解しよう

難しそうに見えるかもしれませんが、実はシンプルなんです。

  • #include <stdio.h> 「画面に文字を表示する機能を使いますよ」という宣言
  • int main() プログラムのスタート地点を示す合図
  • printf() 画面に文字を表示する命令
  • return 0 「プログラムが正常に終わりました」という報告

プログラムを実行する2つの方法

方法1:ターミナルを使った実行(基本編)

  1. VSCode内でターミナルを開く 「表示」→「ターミナル」を選択 (ショートカット:Ctrl + または Cmd +
  2. コンパイル(翻訳)する gcc hello.c -o hello
  3. 実行する
    • Windows: hello.exe
    • Mac/Linux: ./hello

画面に「Hello, World!」と表示されたら大成功です!

方法2:Code Runnerを使った簡単実行(おすすめ)

もっと簡単に実行したい? それなら「Code Runner」という拡張機能がおすすめ。

  1. 拡張機能をインストール 拡張機能から「Code Runner」を検索してインストール
  2. 実行は超簡単 コードを書いたら、右上の▷ボタンをクリックするだけ!

これで、ワンクリックでプログラムが動きます。 便利でしょう?

デバッグ機能でエラーと仲良くなろう

プログラミングをしていると、必ずエラーに出会います。 でも大丈夫、VSCodeのデバッグ機能があなたの味方です。

ブレークポイントの設定方法

  1. 行番号の左側をクリック 赤い点が表示されます。 これが「ブレークポイント」
  2. F5キーでデバッグ開始 プログラムがその行で一時停止します
  3. 変数の中身を確認 左側のパネルで、変数の値をリアルタイムで確認できます

これで、プログラムがどう動いているか、手に取るように分かりますね。

よくあるトラブルと解決方法

「gccが見つかりません」エラー

原因:コンパイラがインストールされていない、またはパスが通っていない

解決方法

  1. ターミナルで gcc --version と入力
  2. エラーが出たら、コンパイラの再インストール
  3. 環境変数の設定を確認

日本語が文字化けする

原因:文字コードの設定が合っていない

解決方法

  1. VSCodeの設定で「Files: Encoding」を検索
  2. 「UTF-8」に設定
  3. ファイルを保存し直す

プログラムが実行できない

原因:セキュリティソフトがブロックしている可能性

解決方法

  1. セキュリティソフトの設定を確認
  2. VSCodeとgccを除外リストに追加

効率を10倍にする便利な設定とショートカット

絶対に覚えておきたいショートカットキー

  • Ctrl + S(Cmd + S):ファイルを保存
  • Ctrl + /(Cmd + /):コメントアウト(一時的に無効化)
  • Ctrl + Space:コード補完の表示
  • Alt + Shift + F:コードの自動整形
  • F5:デバッグ開始

おすすめの設定変更

  1. 自動保存をONにする 「ファイル」→「自動保存」にチェック
  2. ミニマップを表示 長いコードでも全体が見渡せます
  3. 括弧の対応を色分け 「Bracket Pair Colorizer」拡張機能をインストール

次のステップ:さらに学びを深めるために

練習問題に挑戦しよう

VSCodeの環境が整ったら、以下のような簡単なプログラムから始めてみましょう:

  1. 電卓プログラム 2つの数字を入力して、足し算の結果を表示
  2. おみくじプログラム ランダムに「大吉」「中吉」「小吉」を表示
  3. 九九の表 1×1から9×9まで、きれいに表示

学習に役立つリソース

  • オンライン学習サイト
    • Progate(プロゲート)
    • ドットインストール
    • paiza learning
  • 参考書籍 初心者向けのC言語入門書を1冊手元に置いておくと安心です

まとめ:今日からあなたもC言語プログラマー!

おめでとうございます! これで、VSCodeを使ったC言語開発環境の構築が完了しました。

今日学んだこと:

  • VSCodeのインストールと基本設定
  • C言語コンパイラ(gcc)の導入
  • 初めてのプログラム作成と実行
  • デバッグ機能の使い方
  • 便利な拡張機能とショートカット

最初は難しく感じるかもしれません。 でも、プログラミングは「習うより慣れろ」の世界。

毎日少しずつコードを書いていけば、1ヶ月後には驚くほど上達しているはずです。

エラーが出ても落ち込まないでください。 エラーは成長のチャンス。 プロのプログラマーだって、毎日エラーと格闘しているんですから。

さあ、VSCodeを開いて、あなただけのプログラムを作ってみましょう! プログラミングの素晴らしい世界が、あなたを待っています。

次の一歩: この記事の内容をマスターしたら、配列やポインタなど、C言語の基本概念に挑戦してみてください。 VSCodeの強力なサポートがあれば、きっと理解できるはずです。

頑張ってください! あなたのプログラミングライフを心から応援しています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました