「TikTokの公開範囲設定がよくわからない…」
動画を投稿するとき、誰に見られるのか気になりますよね。この記事では、TikTokの「全体公開」をはじめとする公開範囲設定について、わかりやすく解説していきます。
TikTokの公開範囲とは?

まず、TikTokの公開範囲の基本を理解しましょう。
TikTokでは、投稿した動画を誰に見せるかを自分で決めることができます。これを「公開範囲」と呼び、大きく分けて3つの選択肢があるんです。
この設定を適切に使い分けることで、プライバシーを守りながらTikTokを楽しめます。
3つの公開範囲を詳しく解説
TikTokには、投稿ごとに設定できる3つの公開範囲があります。
公開範囲1:誰でも(全体公開)
最も多くの人に見てもらえる設定です。
特徴:
- TikTokを使っている世界中の誰でも見られる
- TikTokアカウントを持っていない人も見られる
- おすすめ欄(For Youページ)に表示される可能性がある
- 拡散されやすい
この設定を選ぶと、不特定多数の人に動画が届きます。バズりたい、多くの人に見てほしいという場合に最適な選択ですね。
ただし、知らない人にも見られるため、個人情報の扱いには十分注意が必要です。
公開範囲2:友達(相互フォロワー)
知り合いだけに見せたい場合の設定です。
特徴:
- 相互フォロー関係にある人だけが見られる
- 自分がフォローして、相手も自分をフォローしている必要がある
- おすすめ欄には表示されない
- 拡散は限定的
「友達」とは、お互いにフォローし合っている関係のことを指します。一方的なフォローだけでは見られないので注意してください。
この設定なら、ある程度信頼できる人たちだけと動画を共有できます。
公開範囲3:自分のみ(非公開)
完全にプライベートな設定です。
特徴:
- 自分以外は誰も見られない
- おすすめ欄には絶対に表示されない
- 下書きのような扱い
- 後から公開範囲を変更可能
投稿練習をしたい、とりあえず上げておきたい、という場合に便利です。後から「誰でも」や「友達」に変更することもできますよ。
アカウント全体の公開設定(公開アカウント vs 非公開アカウント)
投稿ごとの設定とは別に、アカウント全体の公開設定もあります。
公開アカウント(デフォルト設定)
TikTokアカウントを作成すると、基本的に「公開アカウント」になります。
公開アカウントの特徴:
- プロフィールを誰でも見られる
- 投稿動画を誰でも見られる(各動画の公開範囲設定による)
- フォロワー・フォローリストを誰でも見られる
- フォローリクエストの承認は不要
- おすすめ欄に表示される
多くの人とつながりたい、バズりたい場合は公開アカウントが向いています。
非公開アカウント
プライバシーを重視したい場合の設定です。
非公開アカウントの特徴:
- プロフィールは承認したフォロワーのみ見られる
- 投稿動画は承認したフォロワーのみ見られる
- フォローリクエストには承認が必要
- おすすめ欄には表示されない
- 新規フォロワーの増加が制限される
非公開アカウントにすると、フォロワー以外からは動画もプロフィールも見えなくなります。ただし、既存のフォロワーは引き続き見られるので注意してください。
全体公開に設定する方法
それでは、動画を全体公開する具体的な手順を見ていきましょう。
新規投稿時に全体公開に設定する方法
動画を投稿する際の設定方法です。
手順:
- TikTokアプリを開いて動画を撮影または選択
- 編集画面で動画を編集(フィルター、音楽、テキストなど)
- 「次へ」をタップして投稿設定画面へ進む
- 画面下部の「誰でも視聴可能」または公開範囲の表示をタップ
- 「誰でも」を選択
- 「投稿」をタップして完了
これで、世界中の誰でも見られる状態で動画が公開されます。
既存の投稿を全体公開に変更する方法
すでに投稿した動画の公開範囲も変更できます。
手順:
- プロフィール画面を開く
- 公開範囲を変更したい動画をタップ
- 画面右側の「…」(3点リーダー)をタップ
- 「プライバシー設定」を選択
- 「誰でも」を選択
- 設定が保存される
既存の動画の視聴回数はリセットされず、そのまま引き継がれます。
アカウント全体を公開アカウントにする方法

非公開アカウントから公開アカウントに切り替える方法です。
手順:
- プロフィール画面の右上にある「≡」(3本線)をタップ
- 「設定とプライバシー」を選択
- 「プライバシー」をタップ
- 「非公開アカウント」をオフにする
これでアカウント全体が公開状態になります。いつでも再び非公開に戻すこともできますよ。
全体公開のメリット
全体公開にすることで得られる利点をご紹介します。
メリット1:多くの人に見てもらえる
最大のメリットは、リーチの広さです。
TikTokの特徴であるおすすめアルゴリズムによって、自分のフォロワー以外にも動画が届きます。フォロワーが少ない状態でも、面白い動画なら一気に拡散される可能性があるんです。
メリット2:フォロワーが増えやすい
公開設定なら、新しいフォロワーを獲得しやすくなります。
おすすめ欄に表示された動画を見た人が「このクリエイター面白い!」と思えば、すぐにフォローしてくれます。アカウントを成長させたい場合は、公開設定が基本です。
メリット3:様々な人と交流できる
世界中の人とつながるチャンスがあります。
コメントやDMを通じて、予想もしなかった人との出会いがあるかもしれません。同じ趣味を持つ仲間を見つけたり、新しい視点を得られたりする可能性が広がります。
メリット4:収益化のチャンスが生まれる
TikTokで収益を得たい場合、公開アカウントは必須です。
企業案件やTikTok Creator Fund(クリエイターファンド)などの収益化プログラムは、基本的に公開アカウントが対象となります。
全体公開のデメリットと注意点
良い面ばかりではありません。注意すべき点もあります。
デメリット1:プライバシーのリスク
誰でも見られるということは、リスクも伴います。
気をつけるべきこと:
- 個人情報(住所、学校名、本名など)が特定されないよう注意
- 位置情報が分かる背景や看板に気をつける
- 家の中の様子から住所が推測されることもある
知らない人にも見られることを常に意識してください。
デメリット2:不快なコメントを受ける可能性
多くの人が見られる分、様々な反応があります。
中には批判的なコメントや嫌がらせのようなコメントを受けることもあります。メンタル面での準備も必要ですね。
ただし、TikTokにはコメントフィルター機能があるので、活用すれば対処できます。
デメリット3:炎上のリスク
動画が予期せぬ形で拡散される可能性もあります。
何気なく投稿した動画が、意図しない解釈をされて炎上してしまうケースもあります。投稿前に、誤解を招く内容がないか確認することが大切です。
状況に応じた公開範囲の使い分け
どの公開範囲を選ぶべきか、シーン別に考えてみましょう。
こんな時は「誰でも」がおすすめ
全体公開が向いているケース:
- フォロワーを増やしたい
- バズらせたい、多くの人に見てほしい
- TikTokで収益化を目指している
- ビジネスアカウントを運営している
- 自分の作品やパフォーマンスを広めたい
こんな時は「友達」がおすすめ
限定公開が向いているケース:
- 仲の良い友達だけと共有したい
- プライベートな内容だけど完全非公開にはしたくない
- テスト投稿で信頼できる人の意見を聞きたい
- 不特定多数には見られたくない
こんな時は「自分のみ」がおすすめ
非公開が向いているケース:
- 投稿の練習をしたい
- とりあえず保存しておきたい
- 後で公開するか判断したい
- 編集中の下書きとして使いたい
年齢による制限について
TikTokでは、年齢によって一部の機能に制限があります。
16歳未満のユーザーの場合
16歳未満のアカウントには特別な保護措置があります。
主な制限:
- 動画のダウンロード機能がデフォルトでオフ
- ダイレクトメッセージが使えない
- デュエット機能の制限
- ステッチ機能の制限
これらは未成年者の安全を守るための措置です。
13歳から15歳のユーザー
さらに厳しい制限があります。
追加の制限:
- デュエット機能が使えない
- ステッチ機能が使えない
- コメントは相互フォロワーのみに制限(デフォルト)
その他のプライバシー設定も活用しよう
公開範囲以外にも、細かくプライバシーを設定できます。
コメントの制限
誰がコメントできるかを制限できます。
設定オプション:
- 誰でも
- 相互フォロワー
- オフ(誰もコメントできない)
全体公開でも、コメントは制限することが可能です。
デュエット・ステッチの制限
他のユーザーが自分の動画を使って新しい動画を作る機能を制限できます。
設定オプション:
- 誰でも
- 友達(相互フォロワー)
- オフ
無断で動画を使われたくない場合は、オフにしておくといいでしょう。
ダウンロードの制限
動画のダウンロード機能も制限できます。
設定をオフにすれば、他のユーザーが動画を端末に保存することを防げます(完全に防げるわけではありませんが、ハードルは上がります)。
ダイレクトメッセージの制限
誰からDMを受け取るかも設定できます。
設定オプション:
- 誰でも
- 友達(相互フォロワー)
- オフ
知らない人からのDMを防ぎたい場合は、友達のみやオフに設定しましょう。
まとめ:自分に合った公開設定を選ぼう
TikTokの公開範囲設定について、重要なポイントをまとめます。
3つの公開範囲:
- 誰でも(全体公開):世界中の誰でも見られる、拡散されやすい
- 友達(相互フォロワー):信頼できる人だけに限定
- 自分のみ:完全プライベート、下書きとして活用
アカウント全体の設定:
- 公開アカウント:プロフィールや動画が誰でも見られる
- 非公開アカウント:承認したフォロワーのみに表示
設定のポイント:
- 目的に応じて公開範囲を選ぶ
- バズりたいなら全体公開
- プライバシー重視なら友達限定や非公開
- いつでも変更可能なので状況に応じて調整
- 年齢による制限にも注意
安全に使うために:
- 個人情報の扱いに注意
- 公開範囲とコメント制限を組み合わせる
- 定期的にプライバシー設定を見直す
- 不快なコメントにはブロック機能を活用
TikTokの公開範囲設定は、自分の目的とプライバシーのバランスを取るための重要な機能です。
フォロワーを増やしたい、バズりたいという場合は全体公開が基本ですが、プライベートな内容や個人情報が含まれる可能性がある場合は、友達限定や非公開を選択するのが賢明です。
設定はいつでも変更できるので、状況に応じて柔軟に使い分けてみてください。安全にTikTokを楽しみながら、素敵な動画をたくさん投稿していきましょう!

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