「スマホじゃなくてパソコンからTikTokに投稿したい!」
「編集ソフトで作った動画を直接TikTokにアップしたい!」
こんな風に思ったことはありませんか?
実は、TikTokはスマホアプリだけでなく、ウェブ版(ブラウザ版)からでも動画を投稿できます。
特にPCで動画編集をしている人にとっては、スマホに転送する手間が省けて超便利!
さらに、ウェブ版には予約投稿やインサイトのダウンロードなど、アプリにはない機能も使えるんです。
この記事では、TikTokのウェブ版で投稿する方法を、初心者でも分かるように詳しく解説します。
TikTokのウェブ版(ブラウザ版)とは?

ウェブ版の基本
TikTokのウェブ版とは、SafariやGoogle Chromeなどのブラウザから使えるTikTokのこと。
アクセス方法:
https://www.tiktok.com/ja-JP/ にアクセスするだけ
特徴:
- アプリをインストールしなくても使える
- PCの大画面で動画が見られる
- ログインなしでも動画の視聴は可能
- 投稿はログイン必須
スマホのブラウザからは投稿できない!
重要な注意点:
✅ PCのブラウザ → 投稿できる
❌ スマホのブラウザ → 投稿できない
スマホでウェブ版を開いても、動画のアップロード機能は使えません。
投稿したい場合は、必ずPCを使いましょう。
ウェブ版で投稿できること・できないこと
まず、ウェブ版の機能を理解しましょう。
ウェブ版でできること
✅ 動画のアップロード(投稿)
PCに保存された動画を投稿できます。
✅ 予約投稿
日時を指定して自動投稿(ビジネスアカウント限定)
✅ インサイトのダウンロード
分析データをCSVやXLSX形式で保存
✅ 著作権チェック
投稿前に著作権侵害がないか確認
✅ キャプション・ハッシュタグの設定
説明文やハッシュタグを追加
✅ カバー画像の選択
動画のサムネイルを選択
✅ 公開範囲の設定
「全員」「友達」「自分のみ」を選択
✅ 動画の視聴
PCの大画面で快適に視聴
✅ いいね・コメント・シェア
他の人の投稿にリアクション
ウェブ版でできないこと
❌ 動画の撮影
カメラ機能は使えません
❌ 動画の編集
エフェクト、フィルター、文字入れ、カット、音楽追加などは不可
❌ ステッカーやGIFの追加
アプリ版の装飾機能は使えません
❌ スマホブラウザからの投稿
スマホではアプリを使うしかありません
つまり:
ウェブ版は「すでに編集済みの動画をアップロードする場所」です。
TikTokウェブ版で投稿する手順(PC版)
それでは、具体的な投稿方法を解説します。
事前準備
まず、以下を準備しましょう:
1. 編集済みの動画ファイル
- 推奨比率:9:16(縦長)
- ファイル形式:MP4、MOV、WebM
- 最大ファイルサイズ:10GB
- 最大長さ:30分(PCの場合)
- 推奨解像度:1080p以上
2. TikTokアカウント
- まだない場合は登録が必要
- メールアドレス、電話番号、SNSアカウントで登録可能
3. PC(WindowsまたはMac)
- インターネット接続が安定していること
ステップ1:TikTok公式サイトにアクセス
手順:
- ブラウザを開く(Chrome、Safari、Edge、Firefoxなど)
- アドレスバーに「https://www.tiktok.com/」と入力
- Enterキーを押す
または:
Google検索で「TikTok」と検索して、公式サイトをクリック
ステップ2:ログインする
手順:
- 画面右上の「ログイン」ボタンをクリック
- ログイン方法を選択:
- 電話番号またはメールアドレス
- LINE
- X(旧Twitter)
- Apple
- 選択した方法でログイン情報を入力
- 「ログイン」をクリック
すでにスマホでログインしている場合:
- QRコードでのログインも可能
- スマホのTikTokアプリでQRコードをスキャン
ステップ3:アップロード画面を開く
手順:
- ログイン後、画面右上の「アップロード」または「+ 動画をアップロード」ボタンをクリック
- 動画アップロード画面が表示される
表示される画面:
- 中央に動画をドロップするエリア
- 「投稿する動画を選択」ボタン
ステップ4:動画をアップロードする
方法1:ドラッグ&ドロップ
- PCのフォルダから動画ファイルを選ぶ
- そのままブラウザの画面にドラッグ
- 指定エリアでドロップ
方法2:ファイルを選択
- 「投稿する動画を選択」ボタンをクリック
- ファイル選択ダイアログが開く
- 投稿したい動画を選択
- 「開く」をクリック
アップロード中:
- 動画が自動的に処理される
- プレビューが表示される
- ファイルサイズによって数秒〜数分かかる
ステップ5:投稿設定をする
動画がアップロードされたら、右側に設定画面が表示されます。
必須項目:
1. キャプション(説明文)
- 最大2,200文字
- 動画の内容を説明
- ハッシュタグを含めることができる
例:
今日のランチは本格パスタ🍝
自家製トマトソースが絶品でした!
#ランチ #パスタ #イタリアン #おすすめグルメ #TikTokグルメ
2. カバー画像の選択
- 動画の一部から自動的に候補が表示される
- 好きなフレームを選択
- または、カスタム画像をアップロード(機種によって可能)
3. 公開範囲
- 全員:誰でも見られる(通常はこれ)
- 友達:フォロワーのみ
- 自分のみ:非公開(下書きのようなもの)
オプション項目:
1. コメント許可
- コメントを許可するか選択
- 特定のユーザーをブロックすることも可能
2. デュエット・ステッチ許可
- 他のユーザーが自分の動画を使ってコラボできるか
- オンまたはオフを選択
3. 著作権チェック(重要!)
- 「著作権で保護されているコンテンツをチェック」をオン
- TikTokが自動的に著作権侵害をチェック
- 音楽や映像の無断使用を事前に防げる
4. いいね数・コメント数の非表示
- 数字を表示するか選択
5. ユーザーのタグ付け
- 動画に写っている人や関連アカウントをタグ付け
- @ユーザー名で追加
ステップ6:投稿またはスケジュール
設定が完了したら、2つの選択肢があります。
選択肢1:すぐに投稿
- 画面下部の赤い「投稿」ボタンをクリック
- 処理が完了するまで数秒〜数分待つ
- 「投稿が完了しました」と表示されたら成功!
選択肢2:予約投稿(ビジネスアカウントのみ)
- 「投稿予約する」にチェックを入れる
- 投稿日時を設定(最大10日先まで)
- 「投稿予約する」ボタンをクリック
- 指定した日時に自動的に投稿される
注意:
予約投稿を使うには、アカウントを「ビジネスアカウント」に切り替える必要があります(後述)。
ステップ7:投稿を確認
投稿完了後:
- 画面右上のプロフィールアイコンをクリック
- 自分のプロフィールページが開く
- 投稿した動画が表示される
- 再生して正しく投稿されたか確認
予約投稿の使い方(ビジネスアカウント限定)

ビジネスアカウントに切り替える方法
予約投稿を使うには、まずビジネスアカウントに切り替える必要があります。
手順:
スマホアプリから:
- TikTokアプリを開く
- プロフィール画面の右上「三」(メニュー)をタップ
- 「設定とプライバシー」をタップ
- 「アカウント」をタップ
- 「ビジネスアカウントに切り替える」をタップ
- カテゴリーを選択(例:クリエイター、教育、ビジネスなど)
- 「次へ」をタップ
- 完了!
PCブラウザから:
- TikTokウェブ版にログイン
- プロフィールページを開く
- 設定画面からビジネスアカウントに切り替え
切り替えのメリット:
- 予約投稿が使える
- インサイト(分析データ)が見られる
- 広告が出せる
- ビジネス向け機能が追加される
デメリット:
- 商用音源が使えなくなる場合がある
- 一部の音楽が制限される
予約投稿の設定方法
手順:
- 動画をアップロード(前述の手順1〜5)
- 投稿設定画面で「投稿予約する」にチェック
- カレンダーから投稿日を選択
- 時刻を選択(15分単位)
- 「投稿予約する」ボタンをクリック
予約投稿の制限:
- 最大10日先まで設定可能
- 過去の日時は設定不可
- 予約本数に明確な上限はない(ただし常識的な範囲で)
予約投稿の確認・キャンセル:
- プロフィールページを開く
- 「コンテンツ管理」または「予約投稿」タブをクリック
- 予約中の動画一覧が表示される
- キャンセルしたい動画の「削除」をクリック
ウェブ版投稿のメリット5つ
メリット1:高画質な動画を投稿できる
PCで編集した動画は、スマホより高画質なことが多い。
理由:
- Adobe Premiere Pro、Final Cut Pro、DaVinci Resolveなどのプロ用編集ソフトが使える
- 4K動画も編集可能
- 圧縮率を自分で設定できる
スマホに転送すると:
- 画質が劣化する可能性
- ファイルサイズの制限がある
PCから直接アップロードすれば:
- 画質を維持したまま投稿
- 最大10GBまで対応
メリット2:複数アカウントの管理が楽
複数のTikTokアカウントを運用している場合、PCの方が便利。
理由:
- ブラウザで複数タブを開ける
- アカウントの切り替えが簡単
- コピペが楽
例:
企業アカウント、個人アカウント、サブアカウントを同時に管理
メリット3:予約投稿で計画的に運用
ビジネスアカウントなら、10日先まで予約投稿が可能。
活用例:
シーン1:忙しい人
- 週末にまとめて動画を作る
- 平日の投稿を全て予約
- 毎日手動で投稿しなくてOK
シーン2:最適な時間に投稿したい
- TikTokのインサイトで「フォロワーが一番アクティブな時間」を確認
- その時間に予約投稿
- 再生回数が伸びやすい
シーン3:イベントに合わせて投稿
- クリスマス、正月、バレンタインなどのイベント
- 事前に動画を用意して予約
- 当日忙しくても自動投稿
メリット4:著作権チェックが使える
ウェブ版には、アプリにない「著作権チェック機能」がある。
機能:
投稿前に、動画に著作権で保護されたコンテンツが含まれていないか自動でチェック
チェック対象:
- BGM(音楽)
- 映像の一部
- ロゴやキャラクター
メリット:
- 投稿後に削除されるリスクを減らせる
- 著作権侵害で訴えられるリスクを回避
- 安心して投稿できる
使い方:
投稿設定画面で「著作権で保護されているコンテンツをチェック」にチェックを入れるだけ
メリット5:インサイトをダウンロードできる
PCのウェブ版なら、インサイト(分析データ)をCSVやXLSXファイルでダウンロードできる。
インサイトとは:
- 動画の再生回数
- いいね数、コメント数
- フォロワーの増減
- プロフィール表示回数
- 視聴者の年齢層、性別、地域
- 動画が見られた時間帯
アプリ版との違い:
- アプリ:画面で見るだけ
- ウェブ版:データをダウンロードして保存・分析できる
活用方法:
- Excelで詳細分析
- グラフを作成
- 複数月のデータを比較
- 効果的な投稿戦略を立てる
ダウンロード手順:
- TikTokウェブ版にログイン
- 画面左のメニューから「もっと見る」→「ビジネススイート」をクリック
- 「インサイト」を選択
- 画面右上の「ダウンロード」アイコンをクリック
- データ形式(CSVまたはXLSX)を選択
- ダウンロード完了
ウェブ版投稿の注意点
注意点1:動画編集はできない
ウェブ版には動画編集機能がありません。
できないこと:
- エフェクトの追加
- フィルターの適用
- 文字入れ
- ステッカーやGIFの追加
- 音楽の追加
- 動画のカット・トリミング
対策:
投稿前に、別の編集ソフトで編集を完了させる
おすすめ編集ソフト:
無料:
- CapCut(PC版):TikTok公式の編集ソフト
- DaVinci Resolve
- iMovie(Mac)
- Clipchamp(Windows)
有料:
- Adobe Premiere Pro
- Final Cut Pro
- Filmora
注意点2:スマホのブラウザからは投稿不可
投稿できるのはPCのブラウザのみ。
スマホのSafariやChromeでTikTokウェブ版を開いても、「アップロード」ボタンは表示されません。
スマホから投稿したい場合:
- TikTokアプリを使う
- または、PCを使う
注意点3:動画の比率に注意
TikTokは縦長動画が基本。
推奨比率:
- 9:16(縦長)
- 解像度:1080×1920
横長動画を投稿すると:
- 上下に黒い帯が表示される
- 見た目が悪くなる
- 再生回数が伸びにくい
対策:
編集ソフトで縦長(9:16)に設定してから書き出す
注意点4:ファイルサイズと長さの制限
PC版の制限:
- 最大ファイルサイズ:10GB
- 最大長さ:30分
スマホアプリ版の制限:
- 最大ファイルサイズ:iOS 287.6MB / Android 72MB
- 最大長さ:10分
PCの方が大きいファイルを投稿できますが、長すぎる動画はTikTokに不向きです。
TikTokに最適な長さ:
- 15秒〜60秒:最もバズりやすい
- 3分以内:視聴完了率が高い
- 10分以上:よほど面白くないと見られない
注意点5:予約投稿にはビジネスアカウントが必須
個人アカウントでは予約投稿は使えません。
対策:
ビジネスアカウントに切り替える(無料)
ただし、一部の音楽が使えなくなる可能性があるので注意。
よくある質問(FAQ)
Q1:MacでもTikTokウェブ版は使える?
A:はい、使えます。
WindowsでもMacでも、ブラウザさえあれば利用可能です。
Q2:投稿した動画を削除・編集できる?
A:削除は可能、編集は不可。
削除方法:
- プロフィールページを開く
- 削除したい動画をクリック
- 画面右の「…」(メニュー)をクリック
- 「削除」を選択
編集:
投稿後の編集はできません。
編集したい場合は、一度削除して再アップロードする必要があります。
Q3:スマホで編集した動画をPCから投稿できる?
A:はい、できます。
手順:
- スマホで動画を編集
- PCに転送(USBケーブル、Googleドライブ、Airdropなど)
- PCのTikTokウェブ版からアップロード
Q4:PCから投稿した動画は再生回数が少ない?
A:いいえ、そんなことはありません。
よくある誤解:
「スマホアプリから投稿しないと、おすすめに載らない」
真実:
TikTokのアルゴリズムは、投稿方法ではなく動画の内容で判断します。
PCから投稿しても、スマホから投稿しても、再生回数に差はありません。
重要なのは:
- 動画の質
- 視聴完了率
- いいね・コメント・シェア数
- ハッシュタグの選択
Q5:予約投稿は何本まで設定できる?
A:明確な上限はありませんが、常識的な範囲で。
公式には本数制限は発表されていません。
ただし、1日に何十本も予約するのは、アカウント評価に悪影響を与える可能性があります。
推奨:
- 1日1〜3本程度
- 週に7〜15本程度
Q6:ビジネスアカウントに切り替えたら、元に戻せる?
A:はい、戻せます。
ビジネスアカウントから個人アカウントに戻すことは、いつでも可能です。
ただし:
- インサイトのデータは削除される
- 予約投稿していた動画はキャンセルされる
Q7:著作権チェックで引っかかったらどうなる?
A:投稿が拒否され、動画は公開されません。
対策:
- BGMを変更
- 著作権フリーの音楽を使用
- 問題のある映像部分を削除
Q8:TikTokウェブ版でライブ配信はできる?
A:いいえ、できません。
ライブ配信はスマホアプリのみの機能です。
まとめ
TikTokのウェブ版で投稿する方法と、そのメリット・注意点を解説しました。
この記事のポイント:
✅ ウェブ版からの投稿はPCのみ可能
スマホのブラウザからは投稿不可
✅ 投稿の基本手順は6ステップ
- TikTok公式サイトにアクセス
- ログイン
- アップロード画面を開く
- 動画をアップロード
- 投稿設定(キャプション、カバー、公開範囲など)
- 投稿または予約投稿
✅ ウェブ版は編集不可
事前に別のソフトで編集を完了させる
✅ 予約投稿はビジネスアカウント限定
個人アカウントからの切り替えは無料で簡単
✅ ウェブ版の5つのメリット
- 高画質な動画を投稿できる
- 複数アカウントの管理が楽
- 予約投稿で計画的に運用
- 著作権チェックが使える
- インサイトをダウンロードできる
✅ 主な注意点
- 動画編集はできない
- スマホブラウザからは投稿不可
- 動画は9:16の縦長が推奨
- 最適な動画の長さは15秒〜3分
✅ PCから投稿しても再生回数は変わらない
重要なのは投稿方法ではなく動画の質
最後に:
TikTokのウェブ版は、PCで動画編集をしている人や、複数アカウントを管理している人、計画的に投稿したい人に特におすすめです。
スマホアプリとウェブ版、それぞれの長所を理解して、うまく使い分けましょう。
特に予約投稿とインサイトのダウンロード機能は、TikTok運用を本格的にやりたい人には必須です。
ビジネスアカウントへの切り替えは無料なので、ぜひ試してみてください!
あなたのTikTok投稿が、たくさんの人に届きますように!

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