「TeamSpeakって聞くけど、Discordと何が違うの?」 「なぜ今でもTeamSpeakを使う人がいるの?」 「音質が最高って本当?」
ゲーマーのボイスチャットといえばDiscordが主流の今、なぜTeamSpeak(チームスピーク)は20年以上も生き残っているのでしょうか?
実は、TeamSpeakには音質最優先、低遅延、完全なサーバー管理など、Discordにはない強みがあるんです!
この記事では、TeamSpeakの基本から使い方、Discordとの違い、どちらを選ぶべきかまで、初心者にも分かりやすく完全解説します。
TeamSpeakとは?基本を理解しよう

TeamSpeak(チームスピーク)の概要
TeamSpeakとは:
- ドイツ生まれのボイスチャットソフト
- 2001年リリース(20年以上の歴史)
- 現在はTeamSpeak 3と新しいTeamSpeak 5が主流
- プロゲーマー、軍事シミュレーション愛好家に人気
- 自分でサーバーを立てるタイプ
簡単に言うと:
TeamSpeak = プロ仕様のボイスチャット
音質と低遅延を最優先、自由度の高いサーバー管理が可能
TeamSpeakの特徴
主な特徴:
特徴 | 詳細 |
---|---|
超高音質 | 最大96kHz/24bit(Opus音声コーデック) |
超低遅延 | 20ms以下の遅延 |
軽量動作 | CPU使用率1%以下 |
完全なサーバー制御 | 自分でサーバー管理 |
階層型チャンネル | 複雑な組織構造に対応 |
軍事レベルのセキュリティ | AES暗号化 |
無制限のカスタマイズ | 権限システムが詳細 |
プロが求める機能がすべて揃っています!
TeamSpeak vs Discord 徹底比較
機能比較表
項目 | TeamSpeak | Discord |
---|---|---|
料金 | 基本無料(32人まで) | 完全無料 |
音質 | ★★★★★(最高) | ★★★★☆(良い) |
遅延 | 20ms以下 | 40-60ms |
使いやすさ | ★★☆☆☆(複雑) | ★★★★★(簡単) |
サーバー | 自分で用意 | Discord提供 |
テキストチャット | 基本的 | 高機能 |
画面共有 | 限定的 | 充実 |
スマホ対応 | 有料アプリ | 無料アプリ |
ユーザー数 | 少ない | 圧倒的に多い |
カスタマイズ性 | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
それぞれの強み
TeamSpeakが優れている点:
✅ 音質が最高レベル
96kHz対応(CDを超える音質)
音楽制作レベルの会話が可能
✅ 遅延がほぼゼロ
競技ゲーマーに最適
リアルタイムの連携が可能
✅ 完全なプライバシー
自分のサーバー = 完全管理
企業秘密も安心
✅ 階層構造の権限管理
軍隊のような組織に最適
細かい権限設定が可能
Discordが優れている点:
✅ 圧倒的に使いやすい
初心者でも5分で使える
直感的なUI
✅ 無料で全機能
画面共有、ビデオ通話も無料
サーバー費用不要
✅ 豊富な機能
BOT、絵文字、GIF
ゲーム連携機能
✅ コミュニティが巨大
友達を見つけやすい
情報が豊富
TeamSpeak 3 と TeamSpeak 5 の違い
バージョン比較
TeamSpeak 3(現行安定版):
- 最も普及しているバージョン
- 安定性抜群
- プラグイン豊富
- 見た目は古い
TeamSpeak 5(新バージョン):
- モダンなUI(Discord風)
- チャット機能強化
- 簡単なサーバー接続
- まだベータ版
どちらを使うべき?
安定性重視 → TeamSpeak 3
新機能重視 → TeamSpeak 5
初心者 → TeamSpeak 5の方が使いやすい
TeamSpeakの始め方
クライアントソフトのダウンロード
手順:
- 公式サイトにアクセス
- teamspeak.com
- 日本語対応
- ダウンロード選択
- TeamSpeak 3 or TeamSpeak 5
- Windows/Mac/Linux対応
- インストール
- 通常のソフトと同じ
- 容量は約100MB
サーバーへの接続方法
必要な情報:
サーバーアドレス:123.456.789.0(例)
ポート番号:9987(デフォルト)
パスワード:(設定されている場合)
接続手順:
- TeamSpeakを起動
- 「接続」→「接続」
- サーバー情報を入力
- ニックネームを設定
- 接続完了!
基本的な使い方
操作方法:
話す:
- プッシュトゥトーク(推奨)
- キーを押している間だけ送信
- デフォルト:Caps Lock
チャンネル移動:
- ダブルクリックで移動
- ドラッグ&ドロップも可能
音量調整:
- 右クリック → ボリューム調整
- 個別に設定可能
TeamSpeakサーバーの立て方
無料サーバー(32人まで)
自分のPCでサーバーを立てる:
- TeamSpeak Server をダウンロード
- インストール・起動
- 管理者トークンをメモ
- ポート開放(9987)
- 友達に接続情報を共有
メリット:
- 完全無料
- 完全管理
- カスタマイズ自由
デメリット:
- PC を常時起動
- 電気代
- セキュリティリスク
有料レンタルサーバー
TeamSpeak公式ホスティング:
料金:月5ドル〜
人数:64人〜512人
稼働率:99.9%保証
サードパーティホスティング:
- Nitrado
- 4Netplayers
- G-Portal
月500円程度から利用可能!
TeamSpeakの高度な機能
権限システム
階層型権限:
サーバー管理者
├── チャンネル管理者
│ ├── モデレーター
│ │ ├── VIPメンバー
│ │ └── 通常メンバー
│ └── ゲスト
各レベルで細かい権限設定が可能!
音声品質の設定
コーデック選択:
- Opus Voice(推奨)
- Opus Music(音楽向け)
- Speex(古いが軽い)
品質レベル:
レベル1:8kbps(電話品質)
レベル5:32kbps(標準)
レベル10:96kbps(最高品質)
プラグインとアドオン
人気プラグイン:
SoundBoard:
- 効果音を再生
- ミーム音源など
TS3 Overlay:
- ゲーム画面にオーバーレイ
- 誰が話しているか表示
CrossTalk:
- 複数サーバー同時接続
- プロ配信者向け
どんな人にTeamSpeakがおすすめ?
TeamSpeakが最適な人
✅ 競技ゲーマー
理由:最低遅延、最高音質
例:CS:GO、Valorantのプロチーム
✅ ミルシム(軍事シミュレーション)
理由:階層型組織、リアルな通信
例:Arma 3、Squad プレイヤー
✅ 企業・組織
理由:完全管理、高セキュリティ
例:機密情報を扱う会議
✅ 音質にこだわる人
理由:96kHz対応
例:音楽制作者、配信者
Discordで十分な人
✅ カジュアルゲーマー ✅ 友達との雑談 ✅ 大規模コミュニティ運営 ✅ 無料ですべて済ませたい
トラブルシューティング
よくある問題と解決法
問題1:声が聞こえない/届かない
対策:
1. 音声設定を確認
2. プッシュトゥトークキーを確認
3. サーバー権限を確認
4. ファイアウォール設定
問題2:接続できない
対策:
1. サーバーアドレスを再確認
2. ポート番号(9987)を確認
3. VPN を切る
4. ファイアウォール例外設定
問題3:音質が悪い
対策:
1. コーデックを Opus に変更
2. 品質レベルを上げる
3. インターネット速度を確認
4. マイク設定を調整
よくある質問(FAQ)
Q:TeamSpeakは本当に無料?
A: 32人までなら無料です。
非営利なら32スロットまで無料。それ以上は有料ライセンスが必要です。
Q:スマホでも使える?
A: 使えますが有料です。
- iOS版:1,220円
- Android版:380円
一度購入すれば永久に使えます。
Q:日本語対応は?
A: 部分的に対応しています。
メニューは日本語化可能ですが、一部英語のままの箇所があります。
Q:TeamSpeakの将来性は?
A: ニッチ市場で生き残ると予想。
Discordが主流ですが、音質と低遅延を求めるプロ需要は残り続けるでしょう。
Q:移行は簡単?
A: Discordからの移行は大変です。
使い方が大きく異なるため、学習コストがかかります。でも慣れれば快適です。
まとめ:用途に応じて使い分けよう!
TeamSpeakについて、理解できましたか?
TeamSpeakの重要ポイント:
- プロ仕様のボイスチャット
- 最高音質(96kHz)
- 最低遅延(20ms以下)
- 20年以上の実績
- こんな人におすすめ
- 競技ゲーマー
- 音質重視
- プライバシー重視
- 組織的な利用
- Discordとの使い分け
- カジュアル → Discord
- プロ仕様 → TeamSpeak
- 両方使うのもアリ
- 始めるなら
- TeamSpeak 5 がおすすめ
- 無料の32人サーバーで十分
- まずは体験してみる
最後のアドバイス:
TeamSpeakは「古い」のではなく「枯れた技術」として信頼性があります。Discordが合わない、もっと高音質が欲しい、という人は一度試してみる価値があります。
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