「Steamで迷惑なユーザーをブロックしたい」
「ブロックリストはどこで確認できるの?」
オンラインゲームをプレイしていると、チーターや暴言を吐くユーザー、トレード詐欺を仕掛けてくるアカウントなど、関わりたくない相手に出会うことがあります。
この記事では、Steamのブロック機能とブロックリストの使い方を詳しく解説します。
Steamのブロック機能とは

Steamのブロック機能は、特定のユーザーとのコミュニケーションを完全に遮断する機能です。
ブロックするとできなくなること
ブロックすると、以下のやり取りが制限されます。
制限される機能:
- ブロックしたユーザーからのフレンド招待
- ブロックしたユーザーへのフレンド招待(自分から送れない)
- ブロックしたユーザーからのメッセージ受信
- ブロックしたユーザーからのコメント(プロフィール、レビュー、作品など)
- ブロックしたユーザーからのグループ招待
- ブロックしたユーザーとのトレード
つまり、Steam内のSNS機能全般で、そのユーザーと一切関わらなくなります。
ブロックしても制限されないこと
一方で、ブロックしても以下は制限されません。
制限されないこと:
- ゲーム内でのマッチング
- ゲーム内チャット
- 同じゲームサーバーへの参加
これは重要なポイントです。Steamのブロック機能は「SNS領域」でのみ効果があり、ゲーム内でのマッチングには影響しません。
そのため、ブロックしたユーザーとオンラインゲームで一緒になる可能性はあります。
ブロックの人数制限
上限はなし
フレンド数はSteamレベルによって制限されますが、ブロックできるユーザー数に上限はありません。
1,000人でも10,000人でも、必要なだけブロックできます。迷惑なユーザーは気軽にブロックして大丈夫です。
通知されない
ブロックしても、相手に通知は届きません。同様に、ブロックを解除しても通知されません。
安心してブロック機能を使えます。
ユーザーをブロックする方法
Steamクライアント(PC)でのブロック方法
方法1:フレンドリストから
- Steamクライアントを開く
- 画面上部のメニューバーから「フレンド」をクリック
- 「フレンドリストを表示」を選択
- ブロックしたいフレンドの名前にカーソルを合わせる
- 表示される下向き矢印をクリック
- 「管理」にカーソルを合わせる
- 「すべてのコミュニケーションをブロック」をクリック
- 確認画面で「すべてのコミュニケーションをブロック」をクリック
フレンドの名前の下に「ブロックされました」と表示されれば完了です。
方法2:プロフィールから
- Steamにログイン(ブラウザでもアプリでもOK)
- ブロックしたいユーザーのプロフィール画面に移動
- プロフィール画面右上の三点リーダー(…)または「その他」をクリック
- 「すべての通信をブロックする」を選択
- 確認画面で「はい、ブロックします」をクリック
この方法は、フレンドでないユーザーもブロックできます。
方法3:チャットから
- ブロックしたいユーザーとのチャットを開く
- チャット画面上部のユーザー名横にある下向き矢印をクリック
- 「すべてのコミュニケーションをブロック」を選択
- 確認画面で「はい、ブロックします」をクリック
Steamモバイルアプリでのブロック方法
- Steamアプリを開く
- メニュー(三本線のアイコン)をタップ
- 「フレンド」を選択
- ブロックしたいフレンドをタップ
- プロフィール画面で三点リーダー(…)をタップ
- 「すべての通信をブロックする」を選択
- 確認画面で「はい、ブロックします」をタップ
または:
- ブロックしたいユーザーのプロフィールを開く(フレンド、最近プレイしたプレイヤー、コミュニティ検索から)
- 三点リーダー(…)をタップ
- 「すべての通信をブロックする」を選択
- 「はい、ブロックします」をタップ
ブロックリストの確認方法
ブロックしたユーザーは、ブロックリストで一覧管理できます。
Steamクライアント(PC)での確認方法
方法1:プロフィールから
- Steamクライアントを開く
- メニューバーから自分のプロフィール名をクリック
- 「フレンド」を選択
- 左側のメニューから「ブロック中」をクリック
ブロックリストが表示されます。
方法2:フレンドリストから
- 画面上部の「フレンド」をクリック
- 自分のニックネームにカーソルを合わせる
- 表示されるメニューから「フレンド」タブを選択
- 左側のメニューに「ブロック中」が表示される
ブロックリストの機能
ブロックリストには、以下の機能があります。
検索機能:
ブロックリスト内でユーザー名を検索できます。間違ってブロックしてしまったユーザーを探すのに便利です。
ユーザー情報の確認:
各ユーザーのプロフィールに簡単にアクセスできます。
報告機能:
ブロックしたユーザーを後でSteamに報告する際に、リストから選んで報告できます。
ブロック数が多い場合の表示制限
ブロックしたユーザーが非常に多くなると、通常の方法ではリストが表示されないことがあります。
その場合は、ビッグピクチャーモードを使うと表示できます。
ビッグピクチャーモードでの確認方法:
- Steamクライアント右上のビッグピクチャーモードボタンをクリック
- 自分の名前をクリック
- 「フレンド」を選択
- 「ブロックされたユーザー」をクリック
なぜか、ビッグピクチャーモードでは表示制限を回避できます。
ブロックを解除する方法
ブロックを解除したい場合は、以下の手順で行えます。
Steamクライアントでの解除方法
- ブロックリストを開く(上記の方法で)
- ブロックを解除したいユーザーを見つける
- ユーザー名をクリックしてプロフィールを開く
- プロフィール画面の三点リーダー(…)または「その他」をクリック
- 「ブロックを解除」を選択
または:
- ブロックリストでユーザーを選択
- 表示されるメニューから「ブロックを解除」を選択
解除後の関係
ブロックを解除しても、自動的にフレンドに戻るわけではありません。
再度フレンドになりたい場合は、改めてフレンド招待を送る必要があります。
ブロックされたかどうかの確認方法
自分が誰かにブロックされているかは、直接的には確認できません。Steamはブロックされても通知を送りません。
ブロックされている可能性のサイン
以下の兆候がある場合、ブロックされている可能性があります。
1. プロフィールが見られない
以前は見えていた相手のプロフィールが「非公開」や「このプロフィールは表示できません」となる場合があります。
ただし、相手がプライバシー設定を変更しただけの可能性もあります。
2. メッセージが既読にならない
チャットでメッセージを送っても、既読が付かず反応がない場合、ブロックの可能性があります。
ただし、単にオフラインだったり無視されているだけかもしれません。
3. ゲームへの招待が失敗する
以前は一緒にプレイできていたのに、ゲーム招待が無効になったり、参加できなくなったりする場合があります。
4. フレンドリストから消えている
フレンドだったはずの相手がリストから消えている場合、フレンド削除かブロックのどちらかです。
確実な確認方法はない
残念ながら、100%確実にブロックされているかを確認する方法はありません。
Steamは意図的に、ブロックされた側に明確な通知を送らない設計になっています。
ブロックした側の見え方
自分がブロックした相手には、どのように見えるのでしょうか?
オンライン状態について
重要な注意点:
相手がオンラインの時にブロックすると、相手には「オンライン」として永続的に表示され続けます。これは、相手がSteamを再起動するまで続きます。
オフラインの時にブロックすると、次に相手がログインした時に「オフライン」として表示されます。
相手から見た変化
ブロックされた相手から見ると:
- あなたがオフライン(または最後にオンラインだった時刻が固定)に見える
- メッセージを送れない、または送っても届かない
- プロフィールが見られなくなる可能性がある
- ゲーム招待ができない
ただし、相手に「ブロックされました」という明確な表示は出ません。
ゲーム内でのブロックの効果

基本的にマッチングは制限されない
前述の通り、Steamのブロック機能はゲーム内マッチングには影響しません。
ブロックしたユーザーと同じゲームでマッチングする可能性はあります。
ゲームごとの対応
ただし、一部のゲームでは独自のブロック機能があります。
例:Dead by Daylight
対戦前に相手のプロフィールを確認できるため、Steamでブロックしたユーザーだと分かれば、対戦を拒否できます。
例:特定のオンラインゲーム
ゲーム内で独自のブロック機能を持っているタイトルもあります。この場合、ゲーム内でブロックすれば、そのゲームではマッチングしなくなることがあります。
回避する方法
ブロックしたユーザーとゲームで当たりたくない場合:
- 対戦前にプロフィール確認
- 可能なゲームでは、マッチング前にプレイヤーのプロフィールをチェック
- ブロックリストのユーザーだと分かれば退出
- ゲーム内のブロック機能を使う
- ゲームが独自のブロック機能を持っている場合は、それも活用
- プライベートサーバーを利用
- フレンドだけのプライベートマッチで遊ぶ
ブロックリストの活用方法
悪質なユーザーの記録
ブロックリストは、以下のようなユーザーの記録に使えます。
記録すべきユーザー:
- チーター
- 暴言を吐くユーザー
- トレード詐欺師
- 嫌がらせをするユーザー
- 意図的な味方妨害をするプレイヤー
報告の準備
ブロックリストに登録しておけば、時間がある時にまとめてSteamに報告できます。
報告方法:
- ブロックリストから該当ユーザーのプロフィールを開く
- プロフィール画面の三点リーダー(…)をクリック
- 「プレイヤーを報告」を選択
- 報告理由を選択(チート、不適切な行為など)
- 「審査のためこのアカウントを送信」をクリック
編成画面での確認(ゲームによる)
一部のゲームでは、ブロックしたユーザーが編成画面で赤く表示されるなど、分かりやすく表示されます。
例えば、バトルオペレーション2などでは、ブロックしたプレイヤーのIDが赤字で表示されます。
ブロック機能を使う際の注意点
相手にバレないとは限らない
公式には通知されませんが、以下の理由で相手が気づく可能性があります。
- メッセージが届かない
- プロフィールが見られない
- ゲーム招待が無効になる
- 急にオフライン表示になる
相手が勘のいい人だと、ブロックされたことに気づくかもしれません。
ゲーム内では会う可能性がある
繰り返しになりますが、ブロックしてもゲーム内でマッチングする可能性はあります。
完全に接触を避けたい場合は、ゲーム内の機能も併用する必要があります。
フレンド削除とブロックの違い
フレンド削除:
- フレンドリストから削除されるだけ
- 相手からメッセージやフレンド招待を受け取れる
- コメントもできる
ブロック:
- すべてのコミュニケーションが遮断される
- 相手からのメッセージもコメントも受け取らない
- より強力な制限
単に整理したいだけならフレンド削除、二度と関わりたくないならブロックを選びましょう。
解除は簡単にできる
間違ってブロックしてしまった場合でも、ブロックリストから簡単に解除できます。
慎重になりすぎず、必要に応じて気軽に使いましょう。
ブロックできないケースと対処法
プロフィールが完全非公開の場合
相手のプロフィールが完全非公開で、URL以外にアクセス方法がない場合、ブロックが難しいことがあります。
対処法:
- チャット履歴から相手のプロフィールにアクセス
- ゲーム内の「最近プレイしたプレイヤー」から探す
- 共通のフレンドのフレンドリストから探す
すでにブロックされている場合
相手が先にあなたをブロックしている場合、相手のプロフィールが見られないことがあります。
対処法:
- 特に何もする必要はありません
- 相手が先にブロックしているなら、すでに接触は避けられています
ゲーム内で遭遇した場合
Steam上ではブロックしても、ゲーム内で頻繁に遭遇する場合があります。
対処法:
- ゲーム内のブロック機能を使う
- プライベートマッチで遊ぶ
- 違うサーバーやモードを選ぶ
- プレイ時間帯を変える
- 最終手段:そのゲームを避ける
よくある質問
Q1:ブロックしたユーザーはどれくらい保存される?
A:無期限です。自分で解除しない限り、ずっとブロックリストに残ります。
Q2:ブロックした相手に自分のゲームプレイが見える?
A:基本的には見えなくなります。ただし、ブロック時にオンラインだった場合、相手がSteamを再起動するまでオンライン状態が表示され続けることがあります。
Q3:相手のレビューやガイドを見られる?
A:ブロックしても、相手が公開している情報(ゲームレビュー、ガイド、ワークショップアイテムなど)は見られます。
ただし、相手が自分のコンテンツにコメントすることはできません。
Q4:間違ってブロックしたらどうなる?
A:問題ありません。ブロックリストから簡単に解除できます。相手に通知も行きません。
Q5:ブロックするとフレンドから削除される?
A:はい、ブロックすると自動的にフレンドリストからも削除されます。
Q6:ゲーム内ボイスチャットもブロックされる?
A:ゲームによります。Steamのブロックはゲーム内機能には直接影響しないため、ゲーム内VCは使える可能性があります。
ゲーム内の設定でミュートする必要があります。
Q7:相手が名前を変えてもブロックは有効?
A:はい。ブロックはユーザーのSteam IDに対して行われるため、表示名を変更してもブロックは継続します。
Q8:ブロックリストをエクスポートできる?
A:公式機能としてはありません。手動でメモを取るか、スクリーンショットを撮る必要があります。
まとめ:Steamブロックリストを上手に使おう
Steamのブロック機能は、迷惑なユーザーとの関わりを断ち、快適にSteamを利用するための重要な機能です。
ブロック機能のポイント:
- ブロックすると、Steam内のコミュニケーションが完全に遮断される
- ブロック人数に上限はなし
- 相手に通知は行かない
- ブロックリストで一覧管理できる
- ゲーム内マッチングには影響しない(重要)
- 簡単に解除できる
ブロックすべきユーザー:
- チーター
- トレード詐欺師
- 暴言・嫌がらせをするユーザー
- スパムを送ってくるアカウント
- 意図的に味方妨害をするプレイヤー
ブロックリストの確認方法:
- プロフィール → フレンド → ブロック中
- または、フレンド → フレンドリストを表示 → ブロック中
注意点:
- ゲーム内では会う可能性がある
- 完全に避けたい場合はゲーム内機能も併用
- 相手にバレる可能性はある(通知はないが)
チーターや悪質なプレイヤーに出会ったら、躊躇せずブロック機能を使いましょう。
ブロックリストを活用して、快適なSteamライフを送ってください!

コメント